平成 26 年度新年の抱負と 高田中央病院 今後の動向 応 の た め 、 D S A 機 器 堀 内 教 授 の ご 支 援 を に 伴 い 、 電 子 化 へ の 対 が 九 州 大 学 別 府 病 院 月 の 電 子 カ ル テ 導 入 リ ウ マ チ ・ 膠 原 病 内 科 ま し た 。 昨 年 度 は 、 11 ま た 、 念 願 で あ っ た し い 院 長 が 着 任 さ れ て の 機 能 を 高 め ま す 。 ン ク リ ニ ッ ク に も 新 も 終 わ り 、 診 療 所 と し ン グ レ イ ス 香 々 地 、 サ 新 、 フ ォ ル ム 等 の 導 入 な 人 事 が 行 な わ れ 、 サ 体 制 が 施 行 さ れ 、 大 幅 ス テ ム 導 入 、 超 音 波 更 院 長 を 迎 え 、 内 視 鏡 シ 年 10 月 よ り の 新 執 行 も 前 述 し た ご と く 、 新 り ま す 。 新 生 会 は 、 昨 サ ン ク リ ニ ッ ク に ん で い る と こ ろ で あ 全 て 落 成 し ま す 。 を 組 織 全 体 で 取 り 組 も 行 な わ れ 、 4 月 末 に 定 内 容 の 把 握 と 対 応 の 増 築 、 待 合 室 拡 張 等 で あ り 、 目 下 、 そ の 改 察 室 増 設 、 中 央 処 置 室 改 定 が 施 行 さ れ る 年 手 し ま し た 。 更 に 、 診 今 年 度 は 、 診 療 報 酬 し 、 そ の 体 制 作 り に 着 思 い で あ り ま す 。 特 に 身 の 引 き 締 ま る 機 器 を 複 数 追 加 導 入 ト に あ た り 、 本 年 度 は 新 の 内 視 鏡 シ ス テ ム ー の 設 置 に 関 連 し 、 最 る 新 生 会 組 織 の 構 築 推 進 す る 茂 管 理 ソ フ ト の 更 新 、 更 導 入 、 そ の 他 医 療 機 器 、 更 新 、 超 音 波 機 器 等 の で あ り ま す 。 期 待 の か か る と こ ろ 始 の 予 定 で す 。 大 き な 頂 き 、 5 月 よ り 診 療 開 1 . 地 域 包 括 医 療 の 実 お り で あ り ま す 。 標 は 下 記 に 掲 げ る と れ ま し た 。 新 生 会 の 目 画 案 が 取 り ま と め ら 医 る 更 救 確 し 診 営 図 2 療 に 急 保 、 療 、 る . 安 そ 医 す 的 報 運 と 病 確 院 全 の 療 る な 酬 営 と 機 ・ を も 機 期 感 診 改 目 に 能 能 間 染 療 定 指 、 の を と 対 報 へ す 健 強 高 し 策 酬 適 全 化 を を 応 経 を め て 能 を 強 化 す る へ す の き る 本 地 来 巡 の 回 機 診 能 療 を の 推 機 進 消化器疾患 内視鏡センター 4 す 人 を 自 図 職 人 3 す な と よ 電 . 事 推 己 る 員 材 . る い も る 子 将 考 奨 研 満 育 職 業 に I カ 来 場 す 成 課 鑽 足 務 、 に 環 業 T ル る を 制 と 度 改 務 化 テ 期 境 度 教 の 推 を 善 分 を 活 待 進 を 育 向 す 整 を 析 図 用 の 見 研 上 る 備 推 を る 等 持 て し 直 修 を 進 行 と に 、 理 瀧事 上長 に は 遠 隔 画 像 セ ン タ 写真 高田中央病院 平 成 26 年 度 の ス タ ー 開設 器 ま て ト 疾 た ) の 患 、 を 更 4 行 新 内 月 な ( 視 1 い 6 鏡 日 ま 年 セ に し 経 ン 消 た 過 タ 化 。 に プ の た め ハ ー ド ・ ソ フ ー の バ ー ジ ョ ン ア ッ 恒 例 の 作 業 で あ り こ の 目 標 に 向 け た 計 て い た だ き 、 全 部 門 で 次 の 項 目 を 掲 げ さ せ 26 年 度 目 標 と し て 、 ま す が 、 新 生 会 の 平 成 サ ン グ レ イ ス 香 々 地 携 を 推 進 す る 介 護 福 祉 施 設 と の 連 地 域 の 医 療 機 関 及 び 践 に 努 め る が 楽 し み で あ り ま す 。 後 高 田 市 民 公 開 講 座 ピ ロ リ 菌 に 関 す る 豊 り ま す 。 5 月 10 日 の い た だ く つ も り で あ す 高 エ 5 取 る い ン . り 。 人 ゲ 職 組 場 材 ー 環 み 育 ジ 境 を 成 メ を 強 を ン 整 化 推 ト 備 す る 進 の し 。 、 事 故 防 止 策 を 推 し 進 施 設 全 体 の 組 織 的 な 防 止 策 と 同 時 に 、 医 療 は 、 個 人 レ ベ ル の 事 故 命 に 対 応 、 協 力 さ せ て ロ リ 感 染 対 策 に も 懸 る ヘ リ コ バ ク タ ー ・ ピ で プ ロ ジ ェ ク ト さ れ 豊 後 高 田 市 医 師 会 と 置 に 伴 い 、 豊 後 高 田 市 、 内 視 鏡 セ ン タ ー の 設 今 年 度 、 消 化 器 疾 患 な け れ ば な り ま せ ん 。 今 ま で 以 上 に 追 及 し に は か り 、 そ の 役 割 を 4 す す め 連 3 策 2 務 等 1 . る る 、 機 . を . 改 、 . 救 。 取 へ 関 地 推 医 善 I 電 急 き 子 り 地 と 域 進 療 を T カ 医 医 す 安 図 を 組 地 の 療 療 全 活 ル み 医 連 ・ る 、 る 用 テ に 。 。 を 療 携 介 対 感 し の 強 に を 護 す 染 、 機 る 化 対 深 関 対 業 能 所 存 で す 。 こ の た め に の 改 善 を 行 っ て い く 努 力 を 行 い 、 よ り 一 層 保 す る た め の 不 断 の に 、 患 者 様 の 安 全 を 確 目 標 を 追 求 す る た め 努 め る 」 と い う 当 院 の 安 全 な 病 院 づ く り に 皆 様 か ら 信 頼 さ れ る に 関 し て は 、 「 地 域 の 医 療 安 全 、 感 染 対 策 祉 施 設 と の 連 携 を 更 定 し ま し た 。 た い と 考 え て い ま す 。 標 を 、 以 下 の よ う に 設 務 改 善 を 行 っ て い き 写真 高田中央病院 く お 願 い 致 し ま す 。 導 ・ ご 鞭 撻 の 程 、 宜 し て 参 り ま す の で 、 ご 指 し て 、 今 年 度 も 頑 張 っ 心 の 通 う 病 院 を 目 指 院 は 地 域 に 根 ざ し た が 、 新 生 会 高 田 中 央 病 を 簡 単 に 述 べ ま し た 以 上 、 今 年 度 の 目 標 が り ま す 。 収 益 の 向 上 に も つ な 者 様 の 満 足 度 向 上 や 、 す る と さ れ て お り 、 患 新処置室 ー ム ワ ー ク に も 貢 献 動 し 、 仕 事 熱 心 で 、 チ い 人 材 は 、 自 発 的 に 行 域 の 医 療 機 関 、 介 護 福 ン ゲ ー ジ メ ン ト の 高 様 の 立 場 を 考 慮 し 、 地 の 高 田 中 央 病 院 の 目 新 生 会 は 常 に 患 者 ー ト し ま し た 。 今 年 度 ば な り ま せ ん 。 ー ト を 行 な わ な け れ ー ズ な 今 年 度 の ス タ 定 に 実 施 に 伴 い 、 ス ム 月 よ り の 診 療 報 酬 改 に 努 め て き ま し た 。 4 の 投 資 と 人 材 の 確 保 充 実 の 為 、 極 め て 多 く 昨 年 度 は 、 診 療 機 能 作 業 に 着 手 す る 院 小長 田 平 成 26 年 度 が ス タ 孝 明 用 的 な 運 用 を 図 り 、 業 発 揮 で き る よ う な 応 カ ル テ の 機 能 を 十 分 ま す 。 今 年 度 は 、 電 子 着 き 現 在 に 至 っ て い ま し た が 、 程 な く 落 ち な ご 迷 惑 を お か け し 滞 り 、 患 者 様 に は 大 き れ な い た め に 業 務 が し ま し た 。 当 初 は 、 慣 の 流 れ が 大 き く 変 化 が 導 入 さ れ 、 診 療 業 務 が 基 本 に な り ま す 。 こ し て い く と い う こ と が 連 携 し な が ら ケ ア 様 を 、 さ ま ざ ま な 職 種 お い て は 、 個 々 の 患 者 ま す 。 地 域 包 括 医 療 に を 目 指 そ う と し て い ビ ス 提 供 体 制 の 構 築 の 包 括 的 な 支 援 ・ サ ー 構 築 」 を 掲 げ 、 高 齢 者 包 括 ケ ア シ ス テ ム の 厚 生 労 働 省 は 「 地 域 は 、 地 域 の 中 核 病 院 と 救 急 医 療 に 関 し て 予 定 で す 。 さ ら に 推 進 し て い く 医 療 へ の 取 り 組 み を め る と と も に 、 へ き 地 護 施 設 と の 連 携 を 深 ま す 。 周 辺 の 医 療 ・ 介 い こ う と 考 え て お り 重 点 的 に 取 り 組 ん で 方 向 性 で あ り 、 当 院 も 応 す る た め の 、 必 然 の れ は 高 齢 化 社 会 に 対 さ と い う 意 味 で す 。 エ に 対 す る 愛 着 心 ・ 誠 実 ー ジ メ ン ト と は 、 組 織 掲 げ て い ま す 。 エ ン ゲ ジ メ ン ト を テ ー マ に が 、 今 年 度 は エ ン ゲ ー 力 を 入 れ て お り ま す 当 院 は 人 材 育 成 に て い ま す 。 っ て い き た い と 考 え 入 れ 態 勢 の 強 化 を 図 べ く 、 救 急 患 者 の 受 け し て の 責 務 を 果 た す 昨 年 度 、 電 子 カ ル テ め て い く 考 え で す 。 消化器疾患 内視鏡センター発足 消化器疾患 内視鏡センター長 藤岡 利生 当院では、本年4月1日に「消化器疾患 内視鏡センター」を新 築し、消化器疾患および内視鏡検査・治療への対応能力を向上さ せて参りました。まず、内視鏡を用いた検査と治療については、 従来のハイビジョン画質を大幅に上回る最高の高精細画像解析能 力を有する内視鏡システム 290 シリーズ( オリンパス社製「EVIS LUCERA ELITE」 )を導入することにより診断・治療能力が飛 躍的に向上致しました。本システムでは、 「狭帯域光観察(NBI)」 が従来の製品から更に改良を進め、対象臓器の奥まで明るく映し 出すことなど種々の工夫が重ねられており、詳細な内視鏡所見の 観察が可能となりました。 最近になって、食道・胃十二指腸・大腸を中心とする消化管疾患および胆・膵疾患に対する内視鏡を用いた診 断と治療手技が急速に進歩してまいりました。本センターは、院内の消化器内科と消化器外科のスタッフが密に 連携を保ちながら種々の消化器疾患を診断から治療まで一貫して行うことを目的として設置されたものであり、 本院の主要な診療体制の一翼を担っています。 とくに、苦痛や不安が少なく安全な内視鏡検査および治療を行うことに注意を払い、鎮静剤を使用しながら厳 重な全身管理体制の下で内視鏡検査・治療を実施しています。 また、嘔吐反射が強い方でご希望がある場合には経鼻内視鏡による検査も可能です。ご希望の方は事前にぜひ お申し出頂ければ幸いです。 内視鏡検査および治療 当センターで実施する消化器疾患に対する主な内視鏡診断・ 治療手技を下記に示します。 ・経鼻内視鏡検査 ・ピロリ菌感染の診断と除菌治療およびその後の胃粘膜の観察 ・大腸ポリープ治療(ポリペクトミー) ・消化管癌の早期診断および内視鏡的切除術(ESD / EMR) ・内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)・乳頭切開術(EST) などを用いた膵・胆道疾患の診断と内視鏡治療 ・胃・食道静脈瘤硬化治療 ・経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)およびその維持管理 ご不明の場合は病院へお尋ね下さい。 以下に、当センターに導入しました最新の高精細画像解析能力を有する内視鏡システムと高性能洗浄器の一部 を下記に示します。 「 EVIS LUCERA ELITE 大 腸 ビ デ オ ス コ ー プ OLYMPUS CF-HQ290 シリーズ」 上部消化管汎日ビデオスコープ 「OLYMPUS GIF-HQ290」 内視鏡洗滌消毒装置「OER-4」 (全ての検査後に高性能洗浄器を使用しています) 消化器疾患 内視鏡センターの特色 当センターは病院一階の外来診療部門にゆったりとしたスペー スを確保して、検査を受けられる患者様に快適な待合スペースお よび前処置スペースを用意致しています。種々の消化器疾患の検 査および治療に対応できるように広い内視鏡室と消化器科の診察 室を2部屋用意しています。 最新の高精細画像解析能力を有する内視鏡システムを導入して 精度の高い診断と治療が行われています。 消化器疾患内視鏡センター 消化器疾患内視鏡センター 待合スペース 内視鏡室 消化器疾患内視鏡センター 診察室 肝疾患への対応 肝臓疾患では、B 型・C 型慢性肝炎に対するインターフェロン治療などの新しい抗ウイルス療法も急速に進歩 して参りました。近年、C 型肝炎の新しい治療法として注目されているペグインターフェロンに加えて2剤の内 服薬を使用する新しい3剤併用療法などが積極的に行われています。最近開発されたこれらの治療法は比較的副 作用も少なく、効果も良好です。我が国では高齢 C 型肝炎患者が多く、これらの新しい治療法には大きな期待 が寄せられています。これらの治療法は肝炎に対する治療ですが肝臓がんの予防という意味で大きな期待が寄せ られています。さらに、国の肝炎対策として治療費公費負担制度も使えます。慢性肝炎は症状に乏しいのが特徴 ですが、肝硬変や肝細胞がんにならないようになるべく早期に治療を受けるのが良いと思います。 当センターでは専門医が最新の知識で肝臓疾患の診療にあたります。是非ともご相談頂ければ幸いです。 今後の方向性 藤岡利生センター長 ご紹介 本センターでは、今後もこれらの多くの消化器疾患に 対する最新の診断機器と治療手技を更に充実し、消化器 疾患全体に対する総合的医療を提供するためのセンタ ーとして高度専門医療を行い地域の中核的役割を果た す事を目的と致します。 来る5月 10 日(土曜日)には豊後高田市および豊後 高田市医師会等との共催により、胃癌発症の重要な原因 と考えられているヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌) 感染対策に関する市民公開講座を開催し、市民の健康推 進について行政・医師会と連動して検討を進めたいと考 えています。是非、多くの皆様のご参加をお願い申し上 げます。 略 歴 S46. 3 長崎大学医学部卒業 S56. 3 大分医科大学助手医学部 S60.11 大分医科大学助教授医学部 S63.4 米国カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校 (UCLA)留学 H12.8 大分医科大学教授医学部附属病院(総合診療部) H19.10 国立大学法人大分大学理事(医療・研究担当) H19.10 大分大学副学長 H25.10 大分大学名誉教授 H25.10 医療法人新生会高田中央病院総院長 資 格 日本消化器内視鏡学会専門医・指導医 日本消化器病学会専門医 ヘリコバクター・ピロリ認定医 大分大学名誉教授 日本消化器病学会理事 日本ヘリコバクター学会理事 「ヘリコバクター・ピロリと胃・十二指腸」 患者様向けの文章とイラストで、とても解り易く説明されています。ウェブ サイトでもダウンロードできますので、気になる方は一度ご覧ください。 監修:藤岡利生 発行:大塚製薬株式会社 サングレイス香々地・サンクリニック 宮内 和誠 院長 初めまして。本年度 1 月よりサンクリニック及びサングレイス香々地の方に勤務させてい ただいております宮内和誠と申します。宮崎県の高校卒業後、北海道の旭川医科大学に入 学。卒業後はしばらく北海道の病院の方で勤務しておりましたが、家庭の事情もあり九州 の方に帰省してまいりました。これまでは、糖尿病等代謝疾患・消化器疾患にも携わって いました。まだまだ未熟者でご迷惑をかける事も多いかとは思いますが、ご指導・ご鞭撻 の程よろしくお願い申し上げます。 高田中央病院 瀧上 淳 事務長 4 月 1 日付の人事異動にて事務長に就任致しました瀧上淳です。皆様今後ともどうぞよろ しくお願い致します。当院に着任して 6 カ月が経ちます。振返ると、医師・看護師・コメ ディカルの皆様をはじめ、全職員が支え合いながら昼夜を問わず市民の皆様の命と健康を 守り続けている状況に、本当に頭の下がる思いです。そのような中で、事務長という大任 を拝命し身の引き締まる思いですが、当院が今後も医療機関としての使命を果たし、地域 の皆様に更に信頼され、そして地域と共に発展できるよう微力ですが、努力して参りたい と思います。 「尿が漏れてしまう(尿失禁)」 お年寄りと話をしていると特に女性から”おしっこが漏れてしまう” ということをよく耳にします。尿漏れがおこると臭いなどが気になり、 生活の質が低下することがよくあります。一言でおしっこが漏れると いっても、原因や症状によっていくつかに分類されます。それらの原 因や治療法を簡単に説明してみます。 副院長 泌尿器科部長 江本 昭夫 ①咳やくしゃみをすると尿が漏れる(女性の腹圧性尿失禁) 咳やくしゃみなどおなかに力が加わると尿漏れがおこることをいい、殆どが女性に発生し ます。原因としてお産により膀胱を閉めている膀胱括約筋を含む骨盤底筋群が緩むことに よっておこります。また加齢により女性ホルモンの分泌が減少し、尿道が萎縮し、尿道抵 抗が減弱し尿漏れがおこることも原因となります。治療法としては骨盤底筋体操や生活指 導などの理学療法がまずあげられます。膣周囲の筋肉や肛門括約筋などをしめたり緩めた りする運動を1日に何回か行います。即効性はありませんが3~4ヶ月継続させた上で効 果が確認できます。3人中2人に効果が確認できるという報告があります。その他に尿道 の収縮力を増加させる薬剤や膀胱を弛緩させる薬剤投与による薬剤療法、膀胱出口と尿道 の抵抗を高める手術療法があります。 ②強い尿意のためトイレまで間に合わずに漏れてしまう(切迫性尿失禁) 尿意を感じるとトイレまで我慢できず途中で漏らしてしまう状態をいいます。この原因は 蓄尿や排尿に関する神経や膀胱周囲組織の異常によりおこるといわれています。治療法と しては膀胱の筋肉を緩める効果のある薬を内服する薬剤療法や、膀胱に尿を貯める訓練、 骨盤底筋訓練、排泄の介助、生活指導などの理学療法があります。 ③尿が少しずつ漏れてくる(溢流性尿失禁) 前立腺肥大症による通過障害や膀胱の収縮障害により、膀胱内に多量の尿が残ってしまい (残尿といいます)その状態が長時間続くと腎臓がはれ(水腎症といいます)ひいては腎 臓の機能が悪化し、腎不全になり、血液透析等が必要となることがあります。この場合は 早期に泌尿器科を受診し、適切な治療を受けるようにして下さい。 ④尿意がないままで漏れてしまう(反射性尿失禁) 交通事故などにより脊髄に損傷を負い、下半身が麻痺している方などにみられます。脊髄の排尿の中心は脊髄の下 方(仙骨部)にあり、それより上部で損傷を受けると膀胱に尿が貯まると蓄尿感もなく、勝手に排尿します。これ を治療することは困難であり、腎機能の悪化や感染がコントロールできれば定期的な診察で見ていく事ができます。 以上、簡単に尿失禁について説明してきましたが齢のせいだから仕方がないや、恥ずかしいなどの理由で受診する のを拒まれる方が多いと思いますがうまくいけば悩みを解決できますので医療機関受診をお勧めします。 『病院医療従事者向け認知症対応力向上研修』 大分県は、大分県医師会に委託し、 「病院医療従事者向け認知症対応力向上研修」を始めました。これは、 “認知症の人と家族の会”が「認知症だと病院の入院を断られる」 「付添いを要求される」 「病院は病気の専門 家(医師、看護師、薬剤師、セラピスト等)がいるのに、肺炎や骨折等の病気を治療(看護)してもらえない」 等の意見を厚労省に申し立てました。そして、平成 25 年度スタートした認知症対応推進 5 カ年計画(オレ ンジプラン)の柱の一つに医療・介護サービスを担う人材の育成が謳われました。 高齢者率が 30%を超えるこの地域の病院で、入院患者さんも高齢化し、認知症を患っている方が年々増 加しています。その現状を踏まえ、ものわすれ相談室からも参加し、研修を企画しております。地域で研修開 催の際は、是非参加してみてください。 学会・研修会・講演会(ものわすれ相談室:後藤聡美)・認知症ケア専門士会スキルアップ研修 特別講演(座長) H26.3.9 ・豊後高田市地域包括センター支援担当者研修会(講師) ・大分県看護協会(講師) 「認知症患者の在宅支援」 H26.1.21 「高齢者のせん妄ケア」 H26.3.15 ・杵築市立山香病院 医療・介護職員研修会(講師) ・農協共済 別府リハビリテーションセンター 職員研修(講師) 「認知症の人のかかわり方」 H26.1.21 「認知症の基本的理解」 H26.3.18 ・和田病院 職員対象認知症勉強会(講師) 「認知症者のケア、ものわすれ相談室の活動」 H26.1.31 ・平成 25 年度第 2 回病院勤務の医療従事者向け認知症対応力向 上研修(共同講師) ・大分県立看護科学大学:3 年生対象(講師) 明野中央病院「認知症者とのコミュニケーション:演習」H26.2.28 「在宅看護論:認知症患者の介護」 H26.2.4 ・第 34 回 大分県地域医療研究会(発表) 「ものわすれ相談室の現状報告」 H26.2.8 ・平成 25 年度第 1 回病院勤務の医療従事者向け認知症対応力向 上研修(共同講師) 明野中央病院「認知症の基本理解」 H26.2.28 先日第 6 回高田中央病院TQM発表大会が開催されました。他部署の活動を知る良い機会と いうこともあり 100 人以上の参加者で会場は盛り上がっていました。今回のテーマは「IT 化とホスピタリティーの追及」ということで、今年度より導入された電子カルテシステムに関 連した発表が多かったようです。電子カルテ業務に苦戦しながらのサークル活動はかなり難し 最 優 秀 賞 かったようで、各サークルとも時間が足りない、内容が満足いくものではなかった等の意見も 聞かれました。そんな中、今回の発表で最優秀賞を獲得されたサークル名「変わるなら今でし 変わるなら、今でしょ!チーム持参薬 ょ!チーム持参薬」の発表は素晴らしかったです。また今年度より優秀な歯止め発表に贈られ る歯止め賞も新たに加わり、今後の歯止め発表も更に充実したものになると思います。審査員 の先生方も興味を持って聞かれており、サークルメンバーは自分たちの活動を知ってもらう良 い機会になったと思います。 年々変わり続ける医療現場の中で、改善の努力は常に必要であり、その力を養う源がTQM 活動だと感じているので、是非来年度も積極的に皆さんに参加してもらいたいと思います。 (実行委員長 高木 繁) 部 署 発 表 サークル名 テーマ 2階病棟 いつやるの?今でしょ! 電子カルテ移行に伴い、看護師補助者の業務もパソコン化していく あゆみ・リハビリ・菜の花 輪になろう 優 秀 賞 輪になろう 在宅と病院との連携 変わるなら、今でしょ! 迅速・簡単・キレイどんとこい持参薬 チーム持参薬 会議戦隊カンファレンス リハビリ・地域連携室・看護師 カンファレンスの効率化と情報の共有 レンジャー 薬剤科 3階病棟 3階コンシェルジュ 入院時オリエンテーション案内の充実と患者満足度の向上を目指す 歯 TQM委員会 伝えたいことがあるんだ バトンをつなげよう 止 医事課 チェッカーズ ~先生も巻き込んじゃえ!~業務改善で山の訂正減らしてこっ! め 診療情報管理室 ユビキタス 院内ネットワークによるカルテ管理 第3位 いつやるの?今でしょ! 今回のテーマ “ロコモティブシンドローム” Q.ロコモティブシンドロームとはどういうものですか。 A.加齢や病気によって筋肉や骨、関節、軟骨などの運動器に障害が起きて、歩く、立つ、座るなどの日常動作が不自由になる 状態をいいます。 ロコモを防ぐ食事アドバイス ★筋肉や血液の元となるたんぱく質。魚、脂肪の少ない肉、卵、乳製品、大豆製品を毎日バランスよく。 ★骨の強化にはカルシウムが大事。乳製品、大豆製品、青菜などよい供給源です。また魚やきのこに多いビタミン D、納豆や 青菜に多いビタミン K も欠かせません。 ★健康維持には多くのビタミン、ミネラル、食物繊維が必要。野菜類や海藻、くだものなど。 ★主要なエネルギーであるごはんなどの炭水化物と油脂も「適量」は必要。とりすぎはロコモの要因に。 ★塩分の摂りすぎは高血圧や心臓病の要因となるのでできるだけ控えめに。出汁のうま味を活用しましょう。 毎日の生活に「+10」の習慣を! 今より 10 分多く体を動かすことが、ロコモの予防につながります。 ○自転車や徒歩で通勤する ○仕事の休憩時間に散歩する。 ○エレベーターやエスカレーターではなく階段を使う ○近所の公園や運動施設を利用する ○掃除や洗濯はキビキビと。家事の合間にストレッチ ○地域のスポーツイベントに参加する ○テレビを見ながらストレッチ ○休日には家族や友人と外出を楽しむ ○いつもより遠くのスーパーまで歩いて買い物に行く ○歩幅を広くして、速く歩く 4階病棟 新年の幕開けである1月のレク祭りは「療養神社」を設け、初詣をしました。お賽銭を投げ、鈴を 鳴らし、手を合わせ、患者様一人ひとりお参りをしました。 また、おみくじを引く場所には和傘などを用意し、正月らしい雰囲気を出しました。おみくじには 大吉、中吉、小吉、末吉があり、大吉を引いた 3 名には素敵なプレゼントがあり、ご家族の方々も とても喜んでいただけました。 担当 山口、南 菜の花 2月4,5日の2日間、節分行事を行いました。 「節分とは?」 「なぜ、豆まきをするのか?」のお話 をしたあと、職員扮する鬼に、豆をみたてたお手玉の豆を投げ、鬼退治をしました。みなさんとて も良い表情で、時には、笑いながら鬼退治が出来ました。 鬼退治をしたあとには仲直りをする意味で記念撮影を行いました。今年もみなさんが健康で過ごせ ますように・・・・。 菜の花 土谷 サングレイス香々地 1 月 10 日(金) 施設・デイケアの方々一緒にデイフロアにて元旦祭が行われました。厳かな雰 囲気の中、皆さんで今年の無病息災を祈願する事が出来ました。 担当 江本・三重野・能丸・近藤・坪坂 ◆院内勉強会 「たばこの害と慢性閉塞性肺疾患(COPD)」 日時:平成 26 年 1 月 21 日 講師:大分大学医学部呼吸器・感染内科学講座助教 梅木 健二 先生 「認知症と生活習慣病」 日時:平成 26 年 2 月 12 日 座長:大分大学医学部 地域医療学センター 宮﨑 英士 先生 講師:大分大学医学部附属病院 総合内科・総合診療科 吉岩 あおい 先生 主催:感染対策委員会 共催:中央教育推進委員会 「人間の尊厳~人間は皆、かけがえのない尊い存在~」 日付:平成 26 年 2 月 13 日 講師:Healing forest 代表 明石 二郎 先生 ◆学会・研修会・講演会 第 34 回 大分県地域医療研究会 H26.2.8 演題「へき地医療拠点病院におけるものわすれ相談室の現 状と課題」 ものわすれ相談室 室長:後藤 聡美 医療法人新生会 高田中央病院 診察医師及び受付時間のご案内 特 別 診 療 ℡ 0978-22-3745 ●受付時間 内科 一般内科 午前8:30~12:30(木・土は12:00まで) 月 火 午前 午後 瀧上 山本 手島 ピロリ菌外来 肝臓内科 午後 午前 午後 午前 三重野 瀧上 坂本 藤岡 宮内 瀧上 藤岡 三重野 休診 手島 休診 藤岡 首藤 藤岡 休診 岡本 藤岡 藤岡 休診 藤岡(1・3週) 瀧上(2・4週) 三重野 瀧上 藤岡 瀧上 休診 14時~16時 10時~12時 水上 水上 藤岡 瀧上 藤岡 寺尾 坂本 坂本 斉藤 斉藤 斉藤 斉藤 斉藤 斉藤 斉藤 (第2・4週) (第2・4週) (第2・4週) (第2・4週) (第2・4週) (第2・4週) (第2・4週) 髙野 血液内科 ●受付時間 前川 (第2・4週) 午前8:30~12:30(木・土は12:00まで) 月 午前 消化器疾患 内視鏡センター ●受付時間 火 午後 寺尾 空白 川野 藤岡 空白 瀧上 午前 坂本 有永 水上 ●受付時間 火 ●受付時間 ●受付時間 ●受付時間 ●受付時間 三重野 (第1・5週) 藤岡 瀧上 岡本 休診 休診 瀧上 山岡(月1回) 休診 寺尾 休診 (月3回) 竹丸 休診 斉藤 斉藤 斉藤 (第2・4週) (第2・4週) (第2・4週) 休診 休診 休診 休診 休診 午後 有永 空白 空白 午前 金 午後 有永 空白 藤岡 休診 午前 土 午後 川野 空白 岡本 岡本 藤岡 瀧上 午前 午後 有永 山岡 休診 (月1回) 寺尾 (月3回) 水 夕診 午後4:30~5:30 木 金 土 午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後 小田 小田 阿部 手術 小田 小田 小田 休診 小田 樽角 小田 阿部 休診 午前8:30~12:30(木・土は12:00まで) 火 午後2:00~5:30 水 木 金 土 午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後 有永 手術 川野 川野 有永 有永 川野 休診 有永 手術 川野 休診 午前8:30~12:30(木・土は12:00まで) (月~金、新患の方は10:30まで) 火 ※・・・急患の方はこの限りではありません。 水 木 金 土 午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後 江本 休診※ 江本 休診※ 江本 手術 江本 休診 甲斐 休診※ 大分大学 休診 午後 午前 午後 午前 午後 山田 大分大学 1・3週 休診 午前8:30~11:30(月・土) / 午後2:00~4:30(金) 午前 火 午後 中室 休診 午前 水 午後 休診 休診 木 午前 午後 休診 休診 午前8:30~12:30(木・土は12:00まで) 火 午前 休診 金 休診 休診 土 夕診 午後4:00~5:30 水 木 金 土 午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後 野柳 野柳 大分大学 休診 野柳 野柳 野柳 休診 野柳 野柳 野柳 休診 午前8:30~12:30(水・木は12:00まで)/9:00~11:30(土のみ) 夕診 午後3:00~4:30/3:30~4:30(水のみ) 月 小児科 休診 午後 月 皮膚科 手島 (第2・4週) 午前 月 眼科 休診 午後 月 泌尿器科 瀧上 小柳(第3週) 午前 月 外科 三重野 休診 木 午前 坂本 川野 首藤 藤岡 休診 午前8:30~12:30(木・土は12:00まで、火は予約のみ) 月 整形外科 川野 空白 水上 午後 午後2:00~5:30 水 午後 午前 休診 休診 リウマチ・膠原病 ・免疫外来 土 午後 (手術無の場合は 16:30迄外科) 三重野 休診 神経内科 糖尿病内科 金 午前 三重野 藤岡 瀧上 禁煙外来 木 午後 三重野 消化器内科 専 門 外 来 時枝 坂本 手島 手島 吉田 午後2:00~5:30(一般内科のみ) 水 手島 樋口 森永 循環器内科 呼吸器内科 午前 平成26年5月1日~ 肝臓外来 寺尾名誉教授(毎週)月曜日/(月3回)土曜日 代謝内分泌外来 (2ヶ月に1回)土曜日 衛藤教授 小児科外来 (月1回)土曜日 是松教授 (月2回)土曜日 総合診療外来(物忘れ外来・骨粗鬆症外来) 吉岩医師 ヘリコバクター・ピロリ菌外来 (月1回)土曜日 山岡教授 ※特別診療を受診希望の方は予約が必要です。お申し出下さい。 午前 髙橋 火 午後 髙橋 午前 髙橋 水 午後 髙橋 木 金 土 午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後 髙橋 健診 髙橋 休診 髙橋 髙橋 大分大学 休診 午後3時まで
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