政府所有米麦情報管理システム 保守業務 調達仕様書 農 林 水 産 省 平成 26 年 12 月 目 次 Ⅰ 目的 ..................................................................................................................................1 Ⅱ 本業務の実施場所及び契約期間等 ...................................................................................1 Ⅲ 対象システム ....................................................................................................................2 Ⅳ 業務の概要等 ....................................................................................................................8 Ⅴ 業務内容 ...........................................................................................................................8 Ⅵ 業務の報告等 ..................................................................................................................13 Ⅶ 納入物等 .........................................................................................................................14 Ⅷ 応札者の条件 ..................................................................................................................14 Ⅸ 受注制限 .........................................................................................................................15 Ⅹ 関連事業者との調整 .......................................................................................................15 Ⅺ 提案書の提出 ..................................................................................................................15 Ⅻ サービスレベルに関する要件 ........................................................................................15 XIII 特記事項 .........................................................................................................................17 I 目的 農林水産省生産局(以下「生産局」という。)では、「主要食糧の需給及び価格の安定 に関する法律」 (平成6年法律第 113 号。以下「食糧法」という。 )に基づく政府所有米 麦の売買等に関する各業務を支援するため、 「政府所有米麦管理業務の業務・システム最 適化計画」 (平成 17 年4月 15 日行政情報化推進委員会決定。平成 23 年 12 月 27 日改定。) に基づき、政府所有米麦の売買等に関する情報を管理し、各種データ間の連携を図り、 関係者のニーズに応じた情報を機動的に提供する政府所有米麦情報管理システム(以下 「米麦システム」という。 )を構築し、運営している。 本調達は、米麦システムのハードウェア及びOS・ミドルウェア環境下で稼動する業 務アプリケーション及びデータベース等のソフトウェアが正常に稼動するための保守業 務及びOS等の脆弱性対応を実施する場合の業務アプリケーションへの影響を調査分析 するなど、米麦システムの安定運用を維持するための業務(以下「本業務」という。 )を 行うものである。 なお、政府所有米麦管理業務の業務・システム最適化計画は以下の URL で参照できる。 参考 URL:http://www.maff.go.jp/j/kanbo/joho/densi_seihu/d_sousyoku_kanri/pdf/h23_keikau.pdf II 本業務の実施場所及び契約期間等 1 実施場所 (1)受注者の施設内 (2)米麦システムのハードウェアを設置している民間データセンター(東京都内。以下 「データセンター」という。 ) (3)必要に応じて農林水産省本省内 2 契約期間 契約期間は、契約締結日から平成 28 年 3 月 31 日までとする。 3 本業務の担当部署 農林水産省生産局農産部貿易業務課システム企画班 電話:03-6744-1352(直通) 4 環境整備 受注者は、本業務の遂行に必要なシステム開発・検証環境、一時的な作業場所及び資 材を受注者の負担により用意すること。 開発・検証環境に装備するOS及びミドルウェア(以下「基本ソフトウェア」という。) 1 は、原則、米麦システムと同一の種類及びバージョンとすること。同一の種類及びバー ジョンが用意できない場合は、受注者の開発環境で開発・修正した業務アプリケーショ ン等が米麦システムの運用環境で正常に稼動するとともに他の業務アプリケーション及 びデータベースに影響しないことを保証すること。 III 対象システム 本調達の対象システムは、以下のとおりである。 1 対象システム名及び数量 米麦システム 一式 米麦システムの構成内容として、搭載ソフトウェアは別紙1「ソフトウェア一覧」 、 ハ ードウェアは別紙2「ハードウェア一覧」、システム全体の機器構成は別紙3「全体機器 構成図」及びネットワークは別紙4「論理ネットワーク概略図」に示す。 2 米麦の需給及び価格の安定に係る業務・システム全体の概要等 (1)米麦の需給及び価格の安定に係る業務の概要 政府は、国民の主要な食糧である米麦の需給及び価格の安定を図り、もって国民生 活と国民経済の安定に資するため、不測の事態に備えた米穀の備蓄事業、国家貿易に より外国産麦を計画的に輸入し国内の需要者に供給する事業を行っており、米麦の買 入業務、買い入れた米穀の販売等管理業務、輸入麦等の販売業務、現品の出納業務及 び経理業務に区分され、各業務の概要は以下のとおりである。 ア 買入業務 輸入米麦及び国内産米穀を政府が買い入れる業務であり、輸入米麦については、 政府が買入れを委託する者を決定し、外国産米麦の買付け、我が国輸入港までの輸 送、輸入港に到着した米麦を所定の引渡場所までの搬送、政府への引渡し及びその 他付随する業務を委託している。 イ 政府米の販売等管理業務 政府米(政府買入れした国内産米穀及び外国産米穀(SBS方式で輸入される米 穀を除く。 )をいう。)の保管倉庫での品質・数量管理、運送、需要者に販売したと きの現品引渡及びその他関連する業務であり、当該業務は民間の事業体に委託(以 下「受託事業体」という。 )している。 ウ 輸入麦等の販売業務 政府買入れした輸入麦及びSBS方式で輸入された輸入米穀の販売手続き、代金 請求及び現品引渡しに関する業務を行う。 エ 出納業務 政府買入れした輸入米麦及び国内産米穀の数量を管理する業務。 2 オ 経理業務 上記ア~ウまでの業務に係る歳入・歳出及び決算に関する業務。 (2)業務量 年間業務量(平成 24 年度決算)は以下のとおり。 売買契約件数 :約 2.2 千件(買入 1 千件、販売 1.2 千件) 荷渡指図書発行件数:約7千枚 買入数量 :国内産米穀9万トン、輸入米麦 809 万トン 販売数量 :国内産米穀 13 万トン、輸入米麦 810 万トン (3)システム化の範囲 上記(1)のアからオまでの業務。 (4)米麦システムの概要 米麦システムによりシステム化された業務の主な内容は以下のとおりであり、業務 システム間の関連を別紙5「業務システム関連図」に示す。 ア 輸入米麦の買入業務の委託者は電子入札システムにより決定される。電子入札シ ステムは、職員が入札内容(産地国、銘柄、数量等の組合せを複数提示)を米麦シ ステムに登録し、応札希望者は社内のパソコンからインターネット経由で入札申込 みを行い、落札結果をパソコンで確認するシステムである。 また、決定された委託者は、買い付けた輸入米麦の輸送船情報(船名、輸入港、 輸入港到着予定日)を米麦システムに逐次登録・更新し、輸入港到着後は所定の引 渡場所で政府に引き渡す実数量を登録している。 イ 受託事業体は、政府から委託を受けた政府米について、保管倉庫別に入出庫数量 の登録・更新及び需要者別に販売した政府米の産地、銘柄、数量、引渡日等の情報 を米麦システムに登録する。 ウ 保管倉庫から現品を出庫するときは、米麦システムを通じて保管倉庫に対して出 庫数量及び出庫日等を指示し、保管倉庫は実際に出庫した実数量等を登録し在庫数 量を更新する。 また、保管倉庫の保管料請求の元となる保管数量は米麦システムの在庫数量によ り把握できる。 エ 輸入米麦の販売は、上記アと同様に電子入札システムにより販売先、販売価格、 数量が決定される。職員は、落札結果データから代金請求情報及び物品引渡情報を 米麦システムに登録し、荷渡指図書を発行している。 (5)米麦システムの規模 米麦システムの画面数等は以下のとおりである。 画面数・・・・・965画面、帳票数・・・・・18帳票 テーブル数・・・約160テーブル ファンクションポイント(FP)・・・16400 3 ソースステップ数(LOC)・・・・・630Kstep(JAVA と JAVA 以外を含む) (6)利用者数及び利用PC環境 ア 民間事業者:約 5,800 名 イ 利用者はインターネット経由で米麦システムに接続する。 クライアントの動作環境は、Windows8、Internet Explorer11 に対応。 (7)運用時間 利用者の利用時間は、原則、6時から 24 時までであるが、一部の業務は 24 時間 365 日利用可能。 24 時から6時の間は夜間バッチ処理(主にデータベース更新)を実施。 (8)業務アプリケーションの構成一覧を表1に示す。 表1 業務アプリケーション構成一覧表 業務区分 買入 物流 処理業務の概要 輸入米麦の政府買入れに係る入札受 付け、落札者の決定を行う。 政府米の運送指示及び保管倉庫の入 出庫管理を行う。 機能数 画面数 帳票数 73 290 11 5 28 0 35 172 6 25 95 0 30 213 0 6 18 1 29 149 0 203 965 18 政府買入れした米麦の販売に係る入 販売 札受付け、落札者の決定及び歳入に関 する債権情報の管理を行う。 政府米を保管する倉庫の入出庫、在 保管 庫数量管理を行う。また、カビ等によ る事故品の管理を行う。 政府買入れした米麦を輸送する船の 貿易 我国輸入港到着日等の動向管理及び外 国産米穀の輸入届出管理を行う。 政府買入れ及び販売業務等で発生す 経理 る各種経費の歳出、歳入、決算管理及 びADAMSⅡへの連携データ作成を 行う。 共通 システムに登録されている情報を汎 用的に利用できるツールの管理。 合計 4 3 米麦システムの理解 米麦システムは、食糧法に基づく各種業務を的確に遂行するための業務支援システム であり、受注者は、本調達の契約締結後速やかにⅤの作業を確実に実施する必要がある。 このため、本調達への入札参加希望者は応札前までに、米麦システムの構成及び農林 水産省における情報セキュリティの確保について、その内容を理解しておくこと。 資料閲覧に当たっては、秘密保持の誓約書を担当部署に提出するものとし、コピー、 写真撮影の複製は許可しない。 資料閲覧に当たっては、事前に担当部署まで連絡の上、日時を調整すること。 また、平成 27 年度機能改修案件(別添の機能追加及び改修案件をいう。以下「機能改 修案件」という。 )の作業工数見積もりのため、担当部署に機能改修案件の内容説明を求 める場合も担当部署に連絡すること。 (1)閲覧場所 東京都千代田区霞が関1-2-1 農林水産省生産局農産部貿易業務課 システム打合せ室(ドア番号 本 606) (2)閲覧期間及び時間帯 ア 平成 26 年 12 月 25 日(木)から平成 27 年2月 16 日(月)まで イ 行政機関の休日に関する法律(昭和 63 年法律第 91 号)に規定する行政機関の休 日(以下「閉庁日」という。 )を除く日(以下「開庁日」という。 )の 10 時から 17 時まで(12 時から 13 時を除く。) (3)閲覧資料 米麦システムのシステム構成や基本ソフトウェア等を記載した設計書、農林水産省 における情報セキュリティの確保に関する規則(平成 15 年6月 26 日付け農林水産省 訓令第 11 号。以下「規則」という。 )、政府所有米麦情報管理システム運用要領(平成 19 年3月 30 日付け 18 総合第 1845 号総合食料局長通知。 )及び政府所有米麦情報管理 システムセキュリティ対策マニュアル(以下「セキュリティ対策マニュアル」という。) 。 5 4 役割分担 (1)関連事業者一覧 米麦システムの運用・保守管理は複数の事業者(以下「関連事業者」という。 )によ り役割を分担しており、その業務実施体制は、図1のとおりである。 図1 業務実施体制 契約者は、①サーバ等賃貸借業者は富士通株式会社、②データセンター賃貸借業者 はエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社、③運用支援業者は別の調達に より決定する。 (2)役割分担 関連事業者の役割分担の概要は、表2のとおりである。 6 表2 役割分担概要 役割分担 (◎は主担当) 役務内容 HW等賃貸借 業者 iDC賃貸借 業者 運用支援 業者 AP保守 業者 政府所有米麦情報管理システムの運用 業務運用 ユーザID管理 ◎ マスタ情報の更新 ◎ 相互調整仲介 ヘルプデスク(問い合わせ対応) 更新方法の提示 ◎ 通常システム運用 リモート起動・停止作業 ◎ バックアップ ◎ 稼働状況の監視 ◎ 性能管理 ◎ 障害対応(セキュリティインシデントを含む。) 障害原因の切り分け(運用手順書等により可能な場合) 目視確認等 障害原因の切り分け(運用手順書等により可能でない場合) ◎ 障害復旧作業(再起動等保守作業が不要な場合) 電源操作等 関連事業者への保守の依頼(職員の代行) ◎ 障害復旧作業(保守作業が必要な場合) ◎ セキュリティインシデント対応作業 ◎ ◎ 入館対応等 初動物理的対応 復旧の確認 必要に応じて支援 ◎ 確認 必要に応じて支援 確認 必要に応じて支援 ◎ セキュリティ管理 セキュリティ関連ログの確認による攻撃状況の把握 ◎ 分析 ファイアウォール等設定の変更 ◎ 確認 脆弱性対応 OS・ミドルウェアの脆弱性情報(パッチ公開情報)の収集 ◎ 脆弱性情報のシステムへの関連性フィルタリング ◎ アプリケーションへのパッチの影響調査 ◎ 脆弱性対応(パッチ適用) ◎ 入館対応等 確認 ウィルス対策(パターンファイルの更新状況の確認等) ◎ 確認 その他情報セキュリティに対する脅威への対応検討支援 ◎ ◎ ◎ 保管・履歴管理 構成管理 稼働環境の構成管理(設定パラメータ等の履歴管理) アプリケーションの構成管理(ソースコード等のバージョン管理) 保管・履歴管理 ◎ 情報管理システムの保守 予防保守 ログ分析による障害兆候の確認 ◎ 機器の予防保守 ◎ 確認 稼働環境の設定変更 ◎ 確認 アプリケーションの保守 障害保守のためのアプリケーションの改修検討・実施 ◎ 適応保守のためのアプリケーションの改修検討・実施 ◎ アプリケーションの改修に伴うドキュメントの変更 保管・履歴管理 ◎ 改修アプリケーションの導入 受入テストのための保守環境のシステム退避 ◎ 改修アプリケーションの稼働環境(保守及び運用環境)へのインストール ◎ 入館対応等 確認 アプリケーション保守に伴う稼働環境の設定変更 ◎ 入館対応等 確認 稼働状況の確認(受入れテスト支援) ◎ 保守環境の復元 ◎ 機器の修理交換 ◎ 入館対応等 確認 その他 技術支援 アプリケーションの使用方法に係る技術支援(改修に伴うものを含む。) 稼働環境に係る問い合わせ対応 ◎ ◎ マクロプログラミングに係る技術支援 ◎ 7 IV 業務の概要等 1 業務の概要 本業務は、米麦システムの安定運用を維持するとともに効率的な業務運営を図るため、 ①機能改修案件に対するプログラムの新規開発又は改修、②障害発生時の業務アプリケ ーションの復旧対応、③制度改正等に伴う機能追加・修正要求に対する調査分析、④マ スタ情報を管理するデータベースの更新方法及び操作方法の提供、⑤基本ソフトウェア の脆弱性対応による業務アプリケーションへの影響調査、⑥ドキュメント更新等を行う ものである。 2 貸与物件 担当部署は、本業務の遂行に必要な業務アプリケーションのシステム設計書群(基本 設計書、詳細設計書、プログラム設計書)及びソースプログラム等の電子情報を受注者 に随時貸与する。 受注者は、本契約の契約期間満了又は契約の解除により契約が終了する(以下「契約 終了」という。 )までに貸与した設計書群を返却するとともにソースプログラム等の電子 情報を消去すること。また、貸与した書類等を目的以外に使用してはならない。 3 業務条件 (1)本業務に係る担当部署との連絡、調整、報告及び各種打合せ等に係る対応時間帯は、 原則、開庁日の9時30分から18時15分までとする。 ただし、対応時間帯以外の時間帯であっても、緊急に担当部署又は関連事業者から の連絡を受付けできる連絡体制を整備すること。 (2)本業務は、 「業務・システムの最適化のための取組」 (2006年(平成18年)3月31日各 府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議決定)の第3業務・システム最適化実施指針(ガ イドライン)に基づき遂行すること。当該ガイドラインは以下のURLで参照できる。 なお、 「政府情報システムの整備及び管理に関する標準ガイドライン(案) 」の施行 後は、当該標準ガイドラインに基づくものとする。 参考 URL::http://www.e-gov.go.jp/doc/pdf/060331/doc3.pdf V 業務内容 1 業務実施の基本要件 受注者が本業務を遂行するための基本的要件は以下のとおりである。 また、直近の米麦システムの障害発生件数等の主要指標を別紙6「政府所有米麦情報 管理システムの主要指標」に示す。 8 (1)作業計画書の作成 担当部署と協議調整の上、以下に掲げる事項について記載した作業計画書を契約締 結後 10 日以内に提出し、担当部署の承認を得た上で本業務を実施すること。 また、附属文書として、機能改修案件、障害時対応及びその他担当部署からの対応 要求の受付から結果回答までの手順、作業項目、作業内容、体制図及びサービスレベ ル(後述のⅩⅡを参照。 )に関する文書を添付すること。 ア 作業概要 本業務の対象範囲、作業概要等について記載する。特に、瑕疵担保責任の範囲内 で実施する作業との分担を明確にすること。 イ 作業体制に関する事項 表2の役割分担概要を踏まえ、本業務の実施体制、担当部署及び関連事業者間と の役割分担、責務等を記載する。 特に、開発又は改修した業務アプリケーションの保守環境及び運用環境への適用 作業はサーバ等賃貸借業者が行うので、リリースに関する事項を盛込むこと。 ウ スケジュールに関する事項 本仕様書に基づき、本業務を遂行する上で基本とする作業内容、そのスケジュー ル、関連事業者と連携する他の作業工程及びそのスケジュールについて記載する。 エ ドキュメント管理に関する事項 業務アプリケーションの修正又は新規開発に伴うドキュメント及びソースプログ ラムの履歴管理方法、設計書等の様式、FP 及び LOC の計測方法について記載する。 特に、ドキュメント等の版数確認を運用支援業者が行うことに留意すること。 オ 成果物に関する事項 本業務の遂行により納入される成果物の内容、作成責任者、納入期限、編集方法、 納入方法、納入部数について記載する。 カ 保守形態 本業務を遂行するための開発及び検証環境について記載する。 キ その他 その他、本業務を遂行する上での前提条件、時間、予算、品質等の制約条件につ いて記載する。 (2)業務実施要領の作成 担当部署と協議調整し、作業計画書と整合性を確保しつつ、以下に掲げる事項につ いて記載した業務実施要領を契約締結後 10 日以内に提出すること。 ア コミュニケーション管理 担当部署、受注者及び関連事業者との合意形成に関する手続き、連絡調整に関す る方法、受注者が参加すべき会議・開催頻度・議事録の管理等について記載するも のとする。その際、議事録については、担当部署と受注者の双方において作業内容 9 及び手順に関する認識に相違が生じないよう、担当部署が議事録の正確性を確認し、 修正ができること等を盛り込むこと。 イ 体制管理 受注者の作業体制の管理手法等について記載する。 ウ 作業管理 本業務に係る作業及びその品質の管理手法等について記載する。 エ リスク管理 本業務に係る作業を阻害する可能性のあるリスクを適切に管理するため、リスク 認識の手法、リスクの管理手法、顕在時の対応手順等について記載する。 オ 課題管理 本業務の遂行において解決すべき問題について、発生時の対応手順、管理手法等 について記載する。 カ 変更管理 本業務の遂行において発生する変更内容について、管理対象、変更手順、管理手 法等について記載する。 キ 情報セキュリティ対策 本業務の遂行における情報漏えい対策等について記載する。 (3)作業計画書等の見直し等 担当部署と協議調整の上、契約終了までに、本業務の実施状況等を踏まえ、必要に 応じて作業計画書及び業務実施要領を見直すものとする。 また、 「政府情報システムの整備及び管理に関する標準ガイドライン(案)」の施行 後に、担当部署が当該標準ガイドラインに基づく資料提供を求めたときは、速やかに 応じること。 (4)機能改修案件に関する事項 平成 27 年度の機能改修案件として、食糧麦備蓄対策事業に係る事務手続きのシステ ム化及び一部現行機能の変更等を予定しているが、食糧法に基づく業務所管部署の要 領改正など諸般の事情により改修内容を変更する場合がある。 機能改修案件の内容を変更するときは、担当部署が提示した改修案件の作業工数及 びその積算根拠(FP 又は LOC の算出が望ましい。)を見積もり、担当部署と変更範囲 について協議調整すること。 (5)機能改修案件又は障害保守案件の作業実施要件 ア 作業進捗状況については、Work Breakdown Structure 等の手法により管理・報告 すること。報告時期は、作業計画書に記載したスケジュールに沿った適切な時期と すること。 イ 作業計画書のスケジュールを変更する場合は、担当部署と協議の上、変更を行い、 変更版を提出すること。 10 ウ 機能改修案件又は障害保守案件の作業を実施するときは、担当する技術者を区分 するなどして、案件ごとの作業進捗状況を報告すること。 (6)受入テストの結果対応 ア 担当部署は、業務アプリケーション等の開発又は改修作業完了報告を受け、受入 テストを実施する。 イ 受入テストにおいて要求どおりの機能が実現されない又は修正等により正常動作 している他の業務アプリケーションに影響を与えるなど修正内容に不備があると判 断したときは、正常動作を確認するまで修正作業を実施すること。この修正作業の 繰り返しによる作業工数の増加分は受注者の負担とする。 ウ 受入テストにより正常動作を確認したときは、ソースプログラム及びドキュメン ト類を構成管理サーバに登録し、運用支援業者に版数確認を依頼すること。 2 業務アプリケーションの障害保守 (1)担当部署又は運用支援業者から障害発生の連絡を受けたときは、障害内容を確認し、 障害発生原因を調査すること。連絡方法は、作業計画書の附属文書に記載した手順等 に基づくものとするが、緊急を要する場合は電話による場合もある。 また、障害原因の調査分析に必要なログの採取を運用支援業者に依頼すること。 (2)調査の結果、障害発生原因が業務アプリケーション又はデータベース以外である場 合は、担当部署にその旨報告するとともに、運用支援業者に書面で連絡すること。 (3)障害発生原因が業務アプリケーション又はデータベースの場合は、担当部署に、障 害原因箇所の特定、障害復旧のための対処方法(暫定措置又は恒久措置) 、対処に伴う 影響範囲、作業工数(投入する技術者の延工数)及び復旧スケジュールを報告するこ と。 (4)障害復旧対処を実施したときは、修復した業務アプリケーションの動作検証を行い、 担当部署に結果を報告すること。 (5)類似障害の発生を回避するために有効な対処策が考えられる場合は、担当部署に提 案すること。 3 その他のシステム改修対応 (1)食糧法に基づく政府所有米麦の売買に関する制度の見直し、要領改正に伴う売買手 続きの変更(様式変更を含む。 )等による業務アプリケーションの変更要求、又は米麦 システム利用者のクライアント環境の変更要求があった場合は、当該変更要求の対応 策(暫定措置又は恒久措置)及び影響範囲を調査し、担当部署に報告すること。 (2)(1)の調査において、米麦システムに重大な影響を与えること、大規模なシステ ム改修を要することが判明した場合には、設計・開発・テスト・リリース等の各作業 工程に要する想定作業工数(FP及びLOCを含む。)を見積もること。 11 (3)担当部署と受注者は、上記調査結果を踏まえ、業務アプリケーションの改修可否を 協議する。 改修対象は、軽微な変更作業(様式の用語変更、簡易なテーブル及びデータベース 修正等)を想定している。 (4)上記(3)により、業務アプリケーションを改修した場合は、改修した業務アプリ ケーションの動作検証を行い、結果を担当部署に報告すること。 4 データベースの更新方法の提供 担当部署又は運用支援業者から、マスタ情報等を管理するデータベースの更新及び操 作方法に関する問い合わせがあったときは、データレイアウト等を踏まえ適切な作業手 順を回答すること。 また、対応状況を報告書にとりまとめ、担当部署に報告すること。 5 脆弱性対応 (1)担当部署又は関連事業者から、基本ソフトウェア又は米麦システムに接続するため のブラウザ(システム利用者のパソコンに搭載)に関する脆弱性情報の提供があった ときは、当該脆弱性対応を実施することによる業務アプリケーション、設定ファイル 及びその他コンテンツへの影響を調査し、結果を担当部署に報告すること。 (2)その他、関連事業者から障害復旧及びセキュリティインシデント対応に関する問合 わせがあったときは、対処方法の回答又はデータセンターに出向いて他の関連事業者 を支援するなどの措置を行うこと。 6 ドキュメントの改版等 業務アプリケーション又はデータベースを改修したときは、改修内容をドキュメント に反映し、ドキュメントを改版すること。 また、改版したドキュメントを運用支援業者に提供し、版数の的確性について確認を 受けること。 7 操作指導 業務アプリケーションの改修により、システム操作手順が改修前に比べて大幅に変更 された場合は、改修後の業務処理に係る操作説明書を作成し、担当部署及び業務所管担 当職員向けの操作指導を実施すること。 8 定例報告会への出席等 受注者は、米麦システムの保守状況を定例報告会にて報告すること。また、担当部署 の要請に応じて定例報告会以外の会議に出席すること。 12 (1)定例報告会においては、Ⅵの1の報告を行うこと。なお、定例報告会は毎月1回(原 則、各月第二木曜日)開催する予定である。 (2)担当部署から定例報告会以外の会議への出席要請があった場合は、当該会議の内容 に応じて必要な資料等を作成の上、出席すること。 (3)定例報告会及び(2)の会議の議事録を作成し、当該会議等の開催日から5日以内 (閉庁日の場合は翌開庁日)に担当部署に提出すること。 9 実施体制等 受注者は、本業務の実施体制を以下のとおり整備すること。 (1)本業務の実施体制に参加するメンバー(以下「体制メンバー」という。)は、以下の 業務経験要件及び能力を有する技術者で構成すること。 ア すべての体制メンバーは米麦システムと同規模のインターネットを経由して利用 者にサービスを提供する WEB システム(以下、 「米麦システムと同規模の WEB システ ム」という。 )の設計・開発又はプログラム保守業務に従事した経験を1年以上有し ていること。 イ アの業務経験の実績については、独立行政法人情報処理推進機構の IT スキル標準 Ⅴ3のアプリケーションマネジメント(業務システム)の複雑性において達成度指 標レベル3以上に相当すること。当該指標は以下の URL で参照できる。 参考 URL: http://www.ipa.go.jp/files/000024960.pdf ウ 電子署名、認証技術、暗号化技術、マルウェア対策及びセキュリティ監査等情報 セキュリティに関する知識を有していること。 エ ソースコード又はデータから問題箇所を特定し、適切な修正とテストを実施でき る技術を有していること。 (2)本業務の責任者として体制メンバーをリードする管理者(以下「管理者」という。 ) を設置すること。 管理者は、米麦システムと同規模の WEB システムの保守管理実務経験を複数年有す るとともに、独立行政法人情報処理推進機構の IT スキル標準 V3のアプリケーション マネジメント(業務システム)の責任性において達成度指標レベル4以上に相当する こと。 VI 業務の報告等 1 月次報告 受注者は、当該月の作業実績として以下の事項を内容とする月次報告書を作成し、当 該月の翌月に開催される定例報告会において報告すること。 (1)前回開催した定例報告会の議事録 13 (2)機能改修案件の作業進捗状況 (3)Ⅴの2~7に該当する業務遂行状況 (4)当該月のサービスレベル(後述ⅩⅡを参照。 )の達成状況 (5)関連事業者間との連絡調整及び対応状況 (6)リスク・課題の把握・対応状況 (7)当該月以降の作業スケジュール 2 随時報告 受注者は、以下のとおり随時作業報告を行うこと。 (1)業務アプリケーションの変更要求に係る分析結果 (2)担当部署からの問合せ内容及び対処状況 (3)その他、担当部署が指示した作業に係る報告 3 業務引継書の作成 受注者は、次年度に調達する本業務の受注者に引き継ぐべき事項(作業経緯、残存課 題等)を取りまとめた業務引継書を作成すること。 VII 納入物等 1 受注者は、本業務の契約終了までに、作業計画書、業務実施要領、月次報告書、随時 報告関係書類、更新したドキュメント類、ソースプログラム及び業務引継書を担当部署 に納入すること。納入物の編集及び納入方法は作業計画書の記載に基づくものとする。 2 瑕疵の補修期間 本業務の成果物に係る瑕疵の補修期間は、当該成果物の検収日から1年間とする。 VIII 応札者の条件 1 本仕様書に示す業務を確実に履行できること。 2 以下の要件を満たしていることを資格証明書等において証明できること。 (1)品質マネジメントシステムを確立している組織として、国際標準化機能のISO9001を 取得していること。 (2)情報セキュリティマネジメントシステムを確立している組織として、国際標準化機 構のISO27001の認証取得事業者又は一般財団法人日本情報経済社会推進協会のプライ バシーマーク使用許諾事業者のいずれかに適合していること。 14 3 米麦システムと同規模のWEBシステム(注:Ⅴの9の(1)のアを参照。)のシステム 設計・開発又は業務アプリケーション保守業務の受注実績(再委託により受注したもの 又は現在契約中のものでも可とする。 )を有していること。 IX 受注制限 1 農林水産省情報化統括責任者(CIO)補佐官及び支援スタッフ(任期付職員、非常勤職 員、官民交流法に基づき採用された職員を除く。 )が、その現に属する又は過去2年間に 属していた事業者及びこの事業者の「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規 則」 (昭和38年大蔵省令第59号)第8条に規定する親会社及び子会社、同一の親会社 を持つ会社並びに委託先等緊密な利害関係を有する事業者は、本調達の入札に参加でき ないものとする。 2 本調達を落札、契約した業者は、別に調達を予定している平成27年度の「政府所有米 麦情報管理システム運用支援業務」について契約することができない。 X 関連事業者との調整 1 受注者は、米麦システムの安定運用を維持するため、担当部署の承認を得た上で、関 連事業者と情報の共有及び課題解消に向けた協議調整を行い、結果を担当部署に報告す ること。 2 受注者は、生産局が本業務とは別に大規模な業務アプリケーションの改修業務を調達 した場合、変更する業務アプリケーション及びドキュメント管理の対象となる文書につ いて、当該システム改修業者との間において綿密な連絡・調整を行うこと。 XI 提案書の提出 応札者は、別に定める「政府所有米麦情報管理システムの保守業務応札要領」に基づき、 本業務の遂行に係る提案書及び関係書類を提出すること。 XII サービスレベルに関する要件 米麦システムが利用者に提供するサービス及び本仕様書に基づく受注者の役務について は、高い品質が維持される必要があり、担当部署と受注者の相互の割及び基準となる指標 15 等(以下「サービスレベル」という。)を双方合意のもとに設定する。受注者は、担当部署 と合意したサービスレベルを遵守すること。 1 サービスレベル 受注者が行うサービスの定義及びサービスの指標並びにサービス項目の分類を別紙7 「サービスレベル(案) 」に示す。また、米麦システムの役割と責任の分担を別紙8「政 府所有米麦情報管理システムの責任分担表」に示す。 サービスレベル(案)のサービス項目の分類及び記載方法は以下のとおりとする。 (1)目標保証型 サービスレベルを保証する義務を負うもの。記載方法は「保証」とする。 (2)努力目標型 サービスレベルが努力目標にとどまるもの。記載方法は「目標」とする。 2 サービスレベル向上のための措置 (1)受注者は、サービスレベルの測定方法に基づく測定結果が未達成となった事項(以 下「サービスレベル未達事項」という。 )については、原因を分析し、サービスレベル 向上のための措置を講じること。 (2)受注者の責によりサービスレベル未達事項が発生した場合は、改善策(手順見直し、 仕組み・ツールの導入、試験・検証、本業の実施体制見直し(作業要員の増員又は本 業務への専従化)など)を検討し担当部署に提案するとともに、必要とする作業は受 注者の負担により行うこと。 (3)担当部署は、 (2)により提案された改善策によりサービスレベル未達事項が解消さ れると判断したときは、当該改善措置の実施を承認する。 なお、必要に応じて農林水産省情報化統括責任者(CIO)補佐官に助言を求め、当該 改善策が現実的な措置であるか否かを判断する。 (4)サービスレベルの未達成事項が頻繁に繰り返される場合、あるいはサービスレベル が極めて低い水準の場合は、本業務の契約継続の有無を含めた善後策を検討する。 3 サービスレベルの達成実績報告及び見直し (1)受注者は、毎月開催する定例報告会において、前月分のサービスレベル達成実績を 報告書にとりまとめ、担当部署に報告すること。 (2)担当部署と受注者は、年2回、サービスレベルの達成実績を踏まえ、サービスレベ ルの妥当性について評価を行うための年間評価会議を開催し、必要に応じてサービス レベルの見直しを行う。 4 免責の範囲 本業務の遂行において、以下の事項については、免責とする。 16 (1)業務アプリケーションの障害保守 ア インフラ災害、電源供給及び通信障害に起因するもの イ ハードウェアの障害に起因するもの ウ OS及びミドルウェアに起因するもの エ 農林水産省又は他の関連事業者の過失又は故意による障害に起因するもの オ 本業務以外の米麦システムに係るシステム改修業務の請負契約において納品され た業務アプリケーションのうち、当該契約における瑕疵担保期間が終了していない もの (2)要領改正等に伴う大規模なシステム改修 (3)担当部署及び受注者双方の協議の上で計測の除外とした場合 XIII 1 特記事項 成果物の権利帰属 (1)本契約履行課程で生じた成果物に関しての著作権等の取扱いは、次に定めるところ によること。 ア 受注者は著作権法(昭和 45 年法律第 48 号)第 21 条(複製権) 、第 26 条の3(貸 与権) 、第 27 条(翻訳権・翻案権等)及び第 28 条(二次著作物の利用に関する原著 作者の権利)に規定する権利を農林水産省に無償で譲渡すること。 イ 農林水産省は著作権法第 20 条(同一性保持権)第2項第3号又は第4号に該当し ない場合においても、その使用のために仕様書等で規定する物件を改変し、また、 任意の著作者名で任意に公表することができるものとすること。 ウ 受注者は農林水産省の書面による事前の同意を得なければ、著作権法第 18 条(公 表権)及び第 19 条(氏名表示権)を行使することができないこと。 (2)納入成果物に第三者が権利を有する著作物(以下「既存著作物」という。 )が含まれ る場合は、農林水産省が特に使用を指示した場合を除き、当該著作物の使用に必要な 費用の負担及び使用許諾契約に係る一切の手続きを行うこと。この場合、受注者は当 該契約等の内容について事前に担当部署の承認を得ることとし、農林水産省は既存著 作物について当該許諾要件の範囲内で使用するものとする。なお、本仕様書に基づく 作業に関し、第三者との間に著作権に係る権利侵害の紛争が生じた場合は、当該紛争 の原因が専ら農林水産省の責めに帰する場合を除き、受注者の責任、負担において一 切を処理すること。この場合、農林水産省は係る紛争等の事実を知ったときは、受注 者に通知し、必要な範囲で訴訟上の防衛を受注者に委ねる等の協力措置を講ずるもの とする。 17 2 情報セキュリティの確保 (1)受注者は、本業務遂行に当たっては、業務実施時点での政府機関の情報セキュリテ ィ対策のための統一基準群(平成26年度版、改版にともない名称の変更があった場合 には当該基準) 、規則、別紙9「情報セキュリティに係る遵守事項」及びセキュリティ 対策マニュアルについて遵守すること。 (2)本調達の受注により知り得たすべての事実については、契約期間中はもとより、契 約終了後においても永久に外部に漏らしてはならない。なお、本業務の一部を再委託 する場合は、再委託を受ける者も同様とする。 (3)情報が記録された情報機器を廃棄する場合は、その内容が絶対に復元できないよう にすること。また、情報の格付け及び取扱い制限に関する規定(平成19年8月31日付 け情報セキュリティに関する委員会決定)に基づき機密性2以上に格付けされた情報 が記録された書面等を廃棄する場合は、シュレッダーによる裁断等により復元が困難 な状態にすること。 (4)本業務の実施にあたり、情報が漏洩した場合には、直ちに担当部署に報告を行い、 担当部署の指示に従うとともに、損害が発生した場合には、4の(2)により賠償す ること。 3 個人情報の取扱いに関する事項 (1)個人情報の取扱に係る事項について担当部署と協議の上決定し、書面にて提出する こと。なお、以下の事項を記載すること。 ア 個人情報保護取扱責任者の所属・氏名等を記載した管理体制 イ 個人情報の監理状況の検査に関する事項(検査時期、検査項目、検査結果におい て問題があった場合の対応等) (2)本業務に係る作業を派遣労働者に行わせる場合は、労働者派遣契約書に秘密保持義 務など個人情報の適正な取扱に関する事項を明記し、担当部署の承認を得た上で実施 すること。 (3)個人情報を複製する際には、事前に担当部署の承認を得ること。なお、複製の実施 は必要最低限とし、複製が不要となり次第、その内容が絶対に復元できないように破 棄・消去を実施すること。 また、受注者は廃棄作業が適切に行われたことを確認し、その保証をすること。 (4)受注者は、本業務を履行する上で、行政機関の保有する個人情報の保護に関する法 律(平成15年5月30日付け法律第58号)を遵守し、個人情報(生存する個人に関する 情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人 を識別することができるもの(他の情報と容易に照合することができ、それにより特 定の個人を識別することができることとなるものを含む。) )の漏洩等安全確保の上で 問題となる事案を把握した場合には、直ちに被害の拡大防止のため必要な措置を講ず 18 るとともに、発生した事案の概要、被害状況、復旧等の措置及び本人への対応等につ いて直ちに担当部署に報告すること。 4 受注者の瑕疵により生じた損害の対応について 受注者の瑕疵により発生した以下の事態により生じた損害については、全て受注者の 責により、農林水産省及び民間の利用者に対し、損害賠償等の対応を誠実に行うこと。 (1)米麦システム停止により生じた損害 (2)1の(1) 、2及び3に係る情報漏洩が原因で発生した被害により生じた損害 (3)その他、受注者の瑕疵が原因で発生した事故により生じた損害 5 その他 (1)本業務に係る詳細な事項及び本仕様書に定めのない事項については、必要に応じ、 担当部署と打合せを行うこと。 (2)本仕様書について疑義等のある場合は、 「政府所有米麦情報管理システム運用支援業 務の入札に係る質問書」 (様式任意)を作成の上、平成27年2月16日(月)17時までに 7の窓口連絡先まで提出すること。 6 妥当性証明 本書の内容が妥当であることを確認した調達担当課室の長は次のとおりである。 農林水産省生産局農産部貿易業務課長 折原 直 7 窓口連絡先 本書に関する窓口連絡先は、以下のとおりである。 〒100-8950 東京都千代田区霞が関1-2-1 農林水産省生産局農産部貿易業務課 電 話:03-6744-1352(直通) FAX:03-6744-1390 担当者:システム企画班 白木澤 19 別 紙 資 料 一 覧 別紙1 ソフトウェア一覧 別紙2 ハードウェア一覧 別紙3 全体機器構成図 別紙4 論理ネットワーク概略図 別紙5 業務システム関連図 別紙6 政府所有米麦情報管理システムの主要指標 別紙7 サービスレベル(案) 別紙8 政府所有米麦情報管理システムの責任分担表 別紙9 情報セキュリティに係る遵守事項 別添 平成 27 年度機能改修案件説明書 以上 20
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