平 成 26年 11月 12日 平成 平成27年 1月 9日 大洲河川国道事務所 う わ じ ま 「一般国道56号宇和島道路が 3月21日(土曜日)に全線開通します。」 ~四国8の字ネットワークが更に延伸します~ 国土交通省四国地方整備局大洲河川国道事務所が整備を進めている一般国道56 つ し ま たかた つ し ま いわまつ 号宇和島道路(延長17.5km)のうち津島高田 ICから津島岩松 IC間(延長3.5k m)を3月21日(土曜日)に2車開通することにより宇和島道路全線が完成となります。 宇和島道路の全線開通により次のような整備効果が期待されます。 1.所要時間が短縮します。 う わ じ ま きた つ し ま いわまつ つしまたかた つ し ま いわまつ ・宇和島北IC ~ 津島岩松IC 区間 ・津島高田IC ~ 津島岩松IC 区間 あいなん 約6割短縮(約46分 → 約17分) 約5割短縮(約6分 → 約3分)(今回開通区間) う わ じ ま ・愛南町役場 ~ 市立宇和島病院 I 約3割短縮(約72分 → 約48分) 2.物流ネットワークとして地域の農水産業を支援します。 ・養殖真鯛など地域産業の活性化を支援します。 ・養殖真鯛の全国シェアが伸びています。 14% → 55% 3.アクセス性が向上し、地域観光を支援します。 ・現道の渋滞が改善し、観光地へのアクセスがスムーズになります。 4.災害時の緊急輸送道路が確保されます。 ・津波に浸水しないため、災害時に緊急輸送道路として機能します。 ・緊急避難路を3箇所設置しています。 本施策は、四国圏広域地方計画「NO.5 圏域の連携による発展に向けた地域力向上プロジェクト」及び 「NO.6 防災力向上プロジェクト」の取り組みに該当します。 【問い合わせ先】 国土交通省 四国地方整備局 大洲河川国道事務所 ○副所長(道路) 工務第二課長 Tel: 0893-24-5185(代) 加藤 邦寛(カトウ クニヒロ) 黒岩 重政(クロイワ シゲマサ) (内 205) (内 411) ○:主な問い合わせ ◇ 宇和島道路概要 ○渋滞緩和及び南海トラフ巨大地震などの災害時には国道 56号の代替え機能を持ちます。 うわじま たかぐし 宇和島市高串 今回開通 宇和島道路 ○平成21年度までに延長 14.0km が開通しており、 今回の開通(津島高田 IC~津島岩松 IC)延長 3.5km により、宇和島道路は全線開通となります。 松山自動車道 ○松山自動車道と接続し、四国8の字ネットワークを形成 する延長 17.5km の自動車専用道路です。 つしま いわまつ 宇和島市津島町岩松 ◇ 位置図 17590台/24h 19571台/24h 9872台/24h 9721台/24h 17113台/24h 10244台/24h 17517台/24h 18418台/24h ◇ 標準断面図 ◇ 位置図(今回開通区間) 今回完成2車線開通区間 延長3.5km ① 高田地区 ② 至 四万十市・ 愛南町 岩松地区 ③ ④ 津島岩松 IC 四国地方整備局撮影 は現場写真位置 ◇ 現在の状況(平成26年12月26日撮影) ② ① 津島高田 IC 付近 岩松川橋 右岸側 ④ ③ 国道 56 号 岩松川橋 左岸側 津島岩松 IC 付近 至 松山市・ 宇和島市街 近家地区 整備効果① 所要時間の短縮 ■宇和島道路の全線開通により、所要時間が短縮します。 ・宇和島道路の全線開通により、津島町岩松(津島岩松IC)から高串(宇和島北IC)までの所要時間は、 整備前の国道56号を利用した場合と比較して約6割短縮します。 ・今回開通する区間(津島高田IC~津島岩松IC間)では、約5割短縮します。 うわじま 開通済み区間 L=14.0km たかぐし つしま 今回開通区間 L=3.5km 宇和島市高串 うわじま 宇和島市津島町岩松 宇和島道路(全区間) L=17.5km いわまつ 南楽園 うわじま きさいや広場 至 松山市 整備前の国道56号の混雑状況 (天赦園付近:H8年) 和霊神社 宇和島 天赦園 市役所 宇和島駅 宇和島北IC 56 宇和島南IC 津島高田IC 津島岩松IC 至 四万十市 津島やすらぎの里 【所要時間】 (津島岩松IC~宇和島北IC) 整備前 国道56号利用 約46分 (6分) 現在 国道56号利用 宇和島道路利用 約20分 宇和島道路利用 約17分 (3分) 全線開通 出典:整備前はH2センサス、現在および全線開通後はH22センサス混雑時平均旅行速度をもとに算出(H22センサス時点で未開通の宇和島道路区間はV=70km/hとして算出) 約6割 短 縮 ・宇和島道路の整備により、南予地域で唯一の第三次医療施設である市立宇和島病院への搬送時間 が約3割短縮します。 ・平成22年の宇和島南IC~津島高田ICが開通以降は、愛南町から市立宇和島病院への救急搬送 人員が増加しており、宇和島道路が地域医療体制を支える重要な道路となっています。 【愛南町から市立宇和島病院への救急搬送人員】 【宇和島道路整備による3次医療施設への搬送時間短縮】 今回開通区間 宇和島道路 L=3.5km 開通済み区間 L=14.0km 宇和島北IC 市立宇和島病院への 搬送人員(人) 至 松山市 全搬送人員に対する割合 市立宇和島病院 (南予救命救急センター) 宇和島南IC 資料:愛南町消防統計 ※転院人員含 津島高田IC 【愛南町役場~市立宇和島病院の所要時間】 津島岩松IC 宇和島市 宇和島道路 整備なし 72分 約3割短縮 宇和島道路 全線開通後 宇和島道路の整備 により搬送時間が 約3割短縮 0 愛南町 56 愛南町役場 至 四万十市 消防署の声 48分 20 40 60 <所要時間> (整備なし) 愛南町役場~津島岩松 H2センサス (全線開通後) 愛南町役場~津島岩松 H22センサス 津島岩松~津島高田 70km/h 津島高田~市立宇和島病院 H22センサス 所要時間(分) ・市立宇和島病院への救急搬送時には、宇和島道路を利 用することで安全で短時間に搬送できるようになった。また、 走行中の振動や揺れが少ないので救急車内での措置が可 能となった。 ※宇和島消防署津島分署(H23ヒアリング結果) 整備効果② 物流ネットワークとして地域の農水産業を支援 ■地域産業(農水産業)の活性化を支援します。 ・リアス式海岸を有する南予地域は、養殖や果物栽培など1次産業が盛んであり、農水産物の出荷に宇和島道路が 大きく貢献。 ・宇和島道路の延伸と合わせ養殖真鯛のシェアが大きく伸び、現在は50%以上のシェアを確保。 ・みかんの生産量は全国シェア第2位。 愛媛県産「養殖真鯛」の収獲量・全国シェア 全国シェア( %) 宇和島南~津島高田 開通 宇和島朝日~宇和島坂下津 開通 宇和島坂下津~宇和島別当 開通 宇和島北~宇和島朝日 開通 収穫量( 百t) 出典:農林水産省「果樹生産出荷統計」 H26年度公表 宇和海 宇和海 「養殖真鯛」の全国 シェアは圧倒的第1 位 その他, 22% 高知県, 9% 宇和海 愛媛県, 55% 熊本県, 14% 津島高田IC 出典:農林水産省「漁業・養殖業生産統計年報」 H26年度公表 宇和島南IC うわじま きさいや広場 宇和島北IC 津島岩松IC 宇和島駅 今回開通区間 L=3.5km 平成22年3月開通 平成10年3月開通 平成17年7月開通 開通済み区間 L=14.0km 平成5年3月開通 至 松山市 至 四万十市 津島 やすらぎの里 整備効果③ アクセス性向上による地域観光の支援 ■宇和島道路が開通し現道における渋滞が大幅に改善することで、南楽園などの観光地 ■へのアクセスがスムーズになり、地域観光を支援します。 ・宇和島市中心部では、観光客数が年々増えており、周辺観光地への拡がりが期待されます。 ■ 観光客数の推移 足摺宇和海国立公園 遊子水荷浦の段畑 南楽園 宇和海 H20→H25比で約8割増 H20→H25比で約1割増 出典:宇和島市 宇和島城 宇和海 宇和海から足摺岬にかけての四国の 西南海岸のうち、自然景観の良好な 海岸・島しょ・海面、さらに内陸の山地 等を国立公園に指定 今回の開通により渋滞 の解消が期待されます 渋滞長 600m → 解消 津島高田IC 宇和島道路の開通により 渋滞は大幅に緩和しました 渋滞長 3400m → 250m 南予一円に広がる祭礼の主役「牛鬼」 (うしおに) 出典:宇和島市観光協会 国重要文化財であり、市街地中央部に ある宇和島市のシンボル 寄松交差点 宇和島南IC うわじま きさいや広場 津島岩松IC 宇和島北IC 和霊神社 天赦公園 宇和島城 宇和島駅 今回開通区間 L=3.5km 平成22年3月開通 平成10年3月開通 平成17年7月開通 開通済み区間 L=14.0km 平成5年3月開通 至 松山市 至 四万十市 津島 やすらぎの里 うわじま牛鬼まつり 整備効果④ 災害時の緊急輸送道路を確保 ■災害時の緊急輸送道路として機能します。 ・宇和島道路は津波に浸水しない高さで整備されており、災害時の緊急輸送道路として救助・供給・復旧活動に際し、 被災地への迅速・安全なアクセスを支援します。 ・また津波災害時には、沿岸部の平地において、宇和島道路の上に避難することができる緊急避難路を整備し、 防災機能を付与しました。 宇和島北IC 至 松山市 至松山 宇和島道路 開通済み区間 L=14.0km 至高知 宇和島道路 宇和島南IC 緊急避難路 ▽津波浸水高のイメージ 津波に浸水しない 高さで整備しています 緊急避難路 (点検通路) 弁天地区に設けられた緊急避難路 ○緊急避難路を活用した 避難 訓練を実施 平成26年2月2日(日) 宇和島市全域で約14,200人が 参加した津波避難訓練で宇和島 道路の3箇所に設置した点検通 路を避難階段として活用。実際に 避難スペースまで登ってもらいま した。 今回開通区間 L=3.5km 津島高田IC 津島岩松IC H25.6.10公表「愛媛県津波浸水想定」より 至 四万十市
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