Guide To Emerging Markets 新興国市場マンスリー 2016年1月 0 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。 目次 新興国マンスリー 2016年1月 │ データ基準日:2015年12月末 P1 ………….. 目次 P2~3 ……… 新興国株式市場 P4 ………….. BRICS株式の見通し P5 ………….. 現地通貨建ておよび米ドル建て新興国債券市場 本資料に記載の指数について ■ 以下に記載のインデックスは、J.P.モルガン・セキュリティーズ・エルエルシーが発表し ており、著作権はJ.P.モルガン・セキュリティーズ・エルエルシーに帰属しております。 JPモルガンGBI-エマージング・マーケッツ・グローバル(および構成各国指数) JPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイド(および構成各国指数) P6 ………….. アジア高利回り社債および新興国高利回り社債市場 JPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイド指数ストリップ・スプレッド P7 ………….. 現地通貨建ておよび米ドル建て新興国債券市場(国別) JPモルガン・アジア・クレジット指数(Corporate, Non Investment Grade) P8 ………….. 現地通貨建て新興国債券および新興国通貨の見通し P9~10.…….. 為替市場 P11 ………… 経済成長率 P12 ………… VIX指数と商品市況 P13 ………… 世界の市場規模 P14 ………… 本資料をご覧いただく上での留意事項 JPモルガン・アジア・クレジット指数(Corporate, Non Investment Grade)ブレンディッ ド・スプレッド JPモルガンCEMBIブロード指数(ハイ・イールド) JPモルガンCEMBIブロード指数(ハイ・イールド)ブレンディッド・スプレッド ■ 以下に記載のMSCIインデックスは、MSCI Inc.が発表しております。以下のインデック スに関する情報の確実性および完結性をMSCI Inc.は何ら保証するものではありませ ん。著作権はMSCI Inc.に帰属しております。 MSCIワールド・インデックス MSCI米国インデックス MSCI日本インデックス MSCIエマージング・マーケッツ・インデックス(および構成各国指数) ■ 以下に記載のインデックスは、知的所有権その他の一切の権利は発行者に帰属してお ります。 発行者は原則として指数の正確性、完全性、信頼性、有用性を保証するもの ではなく、ファンドの運用成果等に関して一切責任を負いません。 マーケット・レポートのご案内 最新のマーケット・レポートは、弊社HPからもダウンロードできますので、 併せてご活用ください。 (指数名) (発行者) VIX指数:Chicago Board Options Exchange, Incorporated (CBOE) CRB指数:Thomson Reuters/Jefferies Financial Products, LLC WTI :CME Group Inc. http://www.jpmorganasset.co.jp/market/index.html 1 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。 S&P GSCIアグリカルチャー指数: Standard & Poor's Financial Services LLC 新興国株式市場 新興国マンスリー 2016年1月 │ データ基準日:2015年12月末 先進国および新興国の株式市場の推移 BRICS株式市場の推移 200 300 新興国株式市場(現地通貨ベース) 先進国株式市場(現地通貨ベース) 250 150 新興国株式市場(円ベース) 200 ブラジル ロシア インド 中国 南アフリカ 先進国株式市場(円ベース) 100 150 100 50 50 0 2010/12 2011/12 2012/12 2013/12 2014/12 0 2010/12 2015/12 2011/12 2012/12 2013/12 2014/12 2015/12 各市場の騰落率 年初来 新 先 興 国 3ヵ 月 6ヵ 月 1年 3年 5年 ・先進国株式市場:MSCIワールド・インデックス ・新興国株式市場:MSCIエマージング・マーケッツ・インデックス (現地通貨ベースはPrice Index(価格指数)、円ベースは税引後配当込) -8.0% 1.1% -11.8% -8.0% -4.8% -7.7% ブラジル -15.8% -5.0% -19.7% -15.8% -26.6% -34.3% ロシア 17.0% 3.8% -2.1% 17.0% 1.0% -12.1% インド -3.0% -0.4% -4.7% -3.0% 29.0% 21.5% 中国 -10.1% 4.0% -20.2% -10.1% -5.5% -10.7% 南アフリカ -2.6% -0.3% -8.2% -2.6% 24.2% 51.2% ・上記チャートはいずれも過去5年間、計算基点を100として指数化 0.2% 5.8% -2.8% 0.2% 36.2% 42.3% 出所:ブルームバーグのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成 米国 -0.8% 6.2% -1.4% -0.8% 43.2% 62.3% 日本 8.1% 9.7% -6.0% 8.1% 76.7% 66.9% 進 国 2 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。 ・ブラジル:MSCIブラジル・インデックス、ロシア:MSCIロシア・インデックス、 インド:MSCIインディア・インデックス、中国:MSCI中国インデックス、 南アフリカ:MSCI南アフリカ・インデックス、 米国:MSCI米国インデックス、日本:MSCI日本インデックス (上記はいずれも、Price Index(価格指数)、現地通貨ベース) 上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。 新興国株式市場 新興国マンスリー 2016年1月 │ データ基準日:2015年12月末 国別の月間騰落率 市場概況 新興国株式 当月、新興国株式市場*は前月末比で下落しました。月の前半は -1.3% 原油安などを背景に、投資家のリスク回避姿勢が強まったことか インド ら下落基調となりました。月央にはFRB(米連邦準備制度理事会) 1.7% 中国 -1.3% ロシア が市場の予想通りに利上げを実施しました。発表された声明文な -3.3% 南アフリカ どで利上げのペースが緩やかになると言及した点などが好感され、 -3.9% ブラジル 株式市場は反発しました。月末にかけては、年末の薄商いの中、 -4.9% 方向感に欠ける動きとなり、月間では小幅下落となりました。 エジプト 12.3% インドネシア * MSCIエマージング・マーケッツ・インデックス(価格指数、現地通貨ベース) 4.7% カタール 4.2% アラブ首長国連邦 1.2% マレーシア 1.0% チリ 0.8% △インドは、FRBがゼロ金利政策を解除し、利上げ時期に対する コロンビア 0.8% 不透明感が払拭されたことで投資家心理が改善したほか、原油価 フィリピン 0.5% 格の下落がインドの経常赤字縮小に寄与するとの見方が広がっ ハンガリー 0.0% 台湾 -0.2% メキシコ 騰によるコスト増への懸念が膨らんだ通信株を中心に株価が下落 したほか、中央銀行が金利を据え置いたこと等を背景とした同国 -3.5% チェコ -4.4% ギリシャ -4.5% ペルー -15% ▼タイは、携帯電話の第4世代サービス向け電波の入札価格の高 -1.6% ポーランド タイ たことから、株価は上昇しました。 -1.3% 韓国 トルコ 当月の主な変動要因 株式市場からの資金流出が嫌気され、軟調な動きとなりました。 -4.8% -5.2% -7.4% -10% -5% 0% 5% 10% 上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。 3 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。 15% ・国別の月間騰落率は、MSCIエマージング・マーケッツ・インデックスの各国指数( Price Index(価格指数)、現地通貨ベース)をもとに算出。 出所:ブルームバーグのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成 BRICS株式の見通し ブ ロ イ ラ ジ シ ン 各国の見通し 予想PER (倍) PBR (倍) 予想EPS 成長率 (%) ル ◆当面は失業率の上昇や社会不安の高まり、野党勢力によるルセフ大統領に対する 弾劾を巡る動きには留意が必要と考えています。 ◆また、更なる通貨レアルの下落や企業業績の悪化の可能性が考えられます。 12.0 1.2 17.4 ア ◆同国株式市場の配当利回り水準は、引き続き国有企業の高配当傾向の影響を受 け、4~5%と魅力的な水準にとどまると予想しています。 ◆トルコがロシアの戦闘機を撃墜した事件をきっかけにロシア政府はトルコに対して経 済制裁を発動しており、地政学リスクが高まっているものの、この経済制裁の範囲は限 定的であり、現時点で同国の資源輸出に大きな影響が出る可能性は低いと見ていま す。 5.8 0.6 14.6 ド ◆これまでの約1年間で企業業績の下方修正が相次いだ中、10-12月期の企業業績 は安定化が見込まれ、中長期的には景気は回復基調にあると見ていますが、短期的 には相対バリュエーションの割高感が重石になるものと見られます。 ◆一方で、長らく懸念材料とされてきた米国の利上げが予想通り行われ、先行きの不 透明感が一部払拭されたことで投資家のリスク回避の姿勢も和らぐことが期待されま す。 19.7 3.0 9.7 10.6 1.4 3.4 16.4 2.4 15.4 良好 中立 中 新興国マンスリー 2016年1月 │ データ基準日:2015年12月末 国 慎重 南 ア フ リ カ ◆経済構造改革を通じて、投資主導型経済からの脱却を目指していると見られます が、第13次5ヵ年計画で、中高速の経済成長を維持することが強調されたこともあり、 急速な景気減速を避けるため今後も財政と金融の両面で緩和策が施されると見込ま れます。 ◆また、行き過ぎた中国景気への悲観論が修正されることで、中国に加え他の中国圏 株式市場についても株価の反発が期待できると考えています。 ◆ズマ大統領が財政支出の抑制に取り組み金融市場の信頼を得ていたネネ財務相を 解任したことをきっかけに株式・為替市場は急落し、その後、再度財務相をゴーダン氏 に変更したことを背景に反発するといった、変動性の高い市場環境となっています。 ◆突然の財務相交代を受けて金融市場は不安定な動きとなっていますが、ネネ氏の 前任で実績があるゴーダン氏を後任に起用したことから、金融市場も落ち着きを取り戻 していくものと考えています。 ・上記内容はJ.P.モルガン・インベストメント・マネージメント・インク グローバル・エマージング株式運用グループの見通しを反映しており、予告なく変更されることがあります。 ・予想PERおよび過去のPBRは基準日時点、予想EPS成長率はデータ作成時点で取得可能なブルームバーグのデータを使用しています。 出所:ブルームバーグ 4 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。 上記は将来の成果を保証するものではありません。 現地通貨建ておよび米ドル建て新興国債券市場 現地通貨建て新興国債券市場の推移 米ドル建て新興国債券市場とスプレッド(利回り格差)の推移 220 220 200 180 新興国マンスリー 2016年1月 │ データ基準日:2015年12月末 現地通貨建て債券(現地通貨ベース) 16% スプレッド[右軸] 200 現地通貨建て債券(円ベース) 14% 米ドル建て債券(米ドルベース)[左軸] 180 12% 米ドル建て債券(円ベース)[左軸] 160 160 10% 140 140 8% 120 120 6% 100 100 4% 80 80 2% 60 2010/12 2011/12 2012/12 2013/12 2014/12 2015/12 ・現地通貨建て債券:JPモルガンGBI-エマージング・マーケッツ・グローバル指数、米ドル建て 債券:JPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイド指数(円ベースはJPモルガン・アセット・ マネジメント(株)にて円換算)、スプレッド:JPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイド指 数ストリップ・スプレッド ・上記チャートはいずれも過去5年間、指数値については計算基点を100として指数化 60 2010/12 2011/12 2012/12 2013/12 2014/12 0% 2015/12 スプレッド(利回り格差) 新興国国債が米国国債に比べて何%上乗せした利回りで取引されているかを表します。 スプレッドの縮小は新興国の債券が米国国債より選好されたこと、拡大はその逆を意味します。 出所:J.P.モルガン・セキュリティーズ・エルエルシー、ブルームバーグをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成 市場概況 上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。 現地通貨建て新興国債券市場 米ドル建て新興国債券市場 当月の現地通貨建て新興国債券市場*1は月間で0.6%下落しました。 当月の米ドル建て新興国債券市場*2は月間で1.4%下落しました。 当月は、米国で利上げが実施されたものの、事前に市場で十分に織り込まれ ていたことなどから、その影響は限定されたものとなりました。 新興国国債利回りの上昇幅が米国国債利回りの上昇幅を上回ったため、スプ レッドは拡大しました。 国別では、南アフリカは財務相の解任や格付会社S&Pやムーディーズによりソ ブリン格付けの見通しが安定的からネガティブに変更されたことなどを主因に 下落しました。 国別では、ブラジルは格付会社フィッチによりソブリン格付けがBBB-からBB+ に引き下げられたことや、財政再建路線を進めてきた財務相が解任されたこと などが材料となり下落しました。 *1 JPモルガンGBI-エマージング・マーケッツ・グローバル指数(現地通貨ベース) 5 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。 *2 JPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイド指数(米ドルベース) アジア高利回り社債および新興国高利回り社債市場 米ドル建て新興国高利回り社債市場とスプレッドの推移 米ドル建てアジア高利回り社債市場とスプレッドの推移 240 220 スプレッド[右軸] 新興国マンスリー 2016年1月 │ データ基準日:2015年12月末 50% 240 45% 220 米ドル建てアジア高利回り社債(米ドルベース)[左軸] 50% スプレッド[右軸] 45% 米ドル建て新興国高利回り社債(米ドルベース)[左軸] 40% 200 180 35% 180 35% 160 30% 160 30% 140 25% 140 25% 120 20% 120 20% 100 15% 100 15% 80 10% 80 10% 60 5% 60 5% 200 40 2010/12 米ドル建てアジア高利回り社債(円ベース)[左軸] 2011/12 2012/12 2013/12 2014/12 0% 2015/12 ・米ドル建てアジア高利回り社債: JPモルガン・アジア・クレジット指数(Corporate, Non Investment Grade) (米ドルベース) (円ベースはJPモルガン・アセット・マネジメント(株)にて円 換算)、スプレッド: JPモルガン・アジア・クレジット指数(Corporate, Non Investment Grade)ブレ ンディッド・スプレッド 40 2010/12 40% 米ドル建て新興国高利回り社債(円ベース)[左軸] 2011/12 2012/12 2013/12 2014/12 0% 2015/12 ・米ドル建て新興国高利回り社債:JPモルガンCEMBIブロード指数(ハイ・イールド)(米ドル ベース)(円ベースはJPモルガン・アセット・マネジメント(株)にて円換算)、スプレッド: JPモル ガンCEMBIブロード指数(ハイ・イールド) ブレンディッド・スプレッド 上記チャートはいずれも過去5年間、指数値については計算基点を100として指数化 出所:ブルームバーグをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成 上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。 6 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。 現地通貨建ておよび米ドル建て新興国債券市場(国別) 現地通貨建て債券 米ドル建て債券 月間騰落率 0.1% ブラジル メキシコ 0.1% メキシコ 16.0% 6.2% ポーランド -0.5% 南アフリカ -0.7% インドネシア トルコ -0.7% トルコ 0% 2.4% 南アフリカ -6.6% インドネシア -10% 月間騰落率 利回り ブラジル ポーランド 新興国マンスリー 2016年1月 │ データ基準日:2015年12月末 10% 10.0% 8.9% 0% 10% トルコ 20% 0.1% トルコ 5.3% 5.8% インドネシア -0.7% インドネシア ロシア -0.7% ロシア フィリピン 0.0% フィリピン 3.6% ハンガリー -0.2% ハンガリー 3.9% メキシコ 10.6% 利回り メキシコ -2.8% -10% 5.0% 0% 10% 5.7% 0% 10% 20% ・グラフデータは、JPモルガンGBI-エマージング・マーケッツ・グローバル指数(現地通貨ベース)およびJPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイド指数(米ドルベース)の各国指数をもとに算出。 出所:J.P.モルガン・セキュリティーズ・エルエルシー 上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。 7 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。 現地通貨建て新興国債券および新興国通貨の見通し 新興国マンスリー 2016年1月 │ データ基準日:2015年12月末 各国の見通し 債券 ブ ラ ジ ル 通貨 債券 メ キ シ コ 通貨 債券 ポ ー ラ ン ド 通貨 良好 債券 南 ア フ リ カ 通貨 中立 債券 インドネシア 通貨 慎重 債券 ト ル コ 通貨 インフレ率 (前年比、%) 下段:前月変化 政策金利 (%) <2015/11> ◆債券については、利回り水準が高まっていることから投資妙味があると考えています。 ◆通貨については、経済環境が依然として厳しいことや政治的不透明感が拭えないことから慎重に 見ています。 10.48 (前月変化) 14.25 0.55 ◆金融政策については、メキシコ中央銀行はFRB(米連邦準備制度理事会)の利上げに歩調を合 わせ、追加利上げを実施する可能性があると見ています。 ◆経済見通しについては、雇用環境や生産活動が堅調であることから、景気拡大が続くと予想しま す。 ◆財政政策については、EUの安定・成長協定に抵触する可能性があることから、拡大余地は限ら れていると見ています。 ◆インフレ率については、2017年半ばでも中央銀行のインフレ・ターゲットの中央値である2.5%以下 に収まると予想します。 ◆債券市場では利上げ観測が織り込まれ、利回り水準が高まっていることから投資妙味があると考 えます。 ◆対外債務の水準が高いことなどから、世界的にリスク回避的な市場環境になる場合には資本流 出などのリスクに留意が必要と考えます。 ◆経済見通しについては、安定化の兆しが見られるものの、成長加速には政府によるインフラ投資 の拡大などが必要であると見ています。 ◆金融政策については、市中銀行の超過準備が減少していることなどを受けて、緩和に向かうと予 想します。 <2015/11> 2.21 (前月変化) 3.25 ▲ 0.27 <2015/11> ▲ 0.60 (前月変化) 1.50 0.10 <2015/11> 4.80 (前月変化) 6.25 0.10 <2015/11> 4.89 (前月変化) 7.50 ▲ 1.36 <2015/11> ◆経済見通しについては、景気減速の可能性があるものの、政治的不透明感が払しょくされたこと などを背景に消費者マインドが改善していることがサポート要因になると見ています。 ◆債券、通貨とも方向感に乏しいと見ており、中立としています。 8.10 (前月変化) 0.52 7.50 信用格付け S&P (前月変化) Moody's (前月変化) BBB- Baa3 → → A A3 → → A A2 → → BBB+ Baa2 → → BB+ Baa3 → → BBB- Baa3 → → ・上記内容はJ.P.モルガン・インベストメント・マネージメント・インク グローバル債券運用グループ エマージング債券運用チームの見通しを反映しており、予告なく変更されることがあります。 ・インフレ率は消費者物価指数、政策金利は各国が政策金利としている金利、信用格付けは自国通貨建て長期債格付けで、いずれもデータ基準日時点で取得可能なブルームバーグのデータを使 用しています。 出所:ブルームバーグ 8 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。 上記は将来の成果を保証するものではありません。 為替市場(対円)(過去5年間) 新興国マンスリー 2016年1月 │ データ基準日:2015年12月末 各通貨の騰落率(対円) 新興国通貨の推移 ブラジル・レアル インドネシア・ルピア 円現 安地 通 貨 高 70 60 50 現 地 通 円貨 高安 40 30 20 10/12 11/12 12/12 13/12 14/12 15/12 40 30 20 11/12 12/12 13/12 1.2 1.0 現 地 通 円貨 高安 0.8 0.6 0.4 10/12 11/12 12/12 13/12 14/12 15/12 メキシコ・ペソ ポーランド・ズロチ 50 10 10/12 円現 安地 通 貨 高 1.4 14/12 円現 安地 通 貨 高 12 現 地 通 円貨 高安 6 15/12 円現 安地 通 貨 高 10 8 現 地 通 円貨 高安 4 2 10/12 11/12 南アフリカ・ランド 12/12 13/12 14/12 15/12 15 円現 安地 通 貨 高 100 現 地 通 円貨 高安 40 円現 安地 通 貨 高 80 60 10 5 11/12 12/12 13/12 3ヵ月 6ヵ月 1年 3年 5年 ブラジル レアル -2.6% 5.1% -20.5% -30.7% -25.9% -36.4% インドネシア ルピア -1.8% 5.9% -4.7% -9.3% -2.2% -3.6% ポーランド ズロチ 1.7% -2.6% -5.1% -8.7% 11.6% 12.7% メキシコ ペソ -6.0% -1.8% -10.7% -14.2% 5.4% 6.2% 南アフリカ ランド -8.4% -9.9% -21.7% -24.1% -22.7% -36.2% トルコリラ -2.1% 4.2% -9.4% アメリカ ドル -2.1% 0.2% -1.6% トルコ・リラ 20 0 10/12 1ヵ月 14/12 15/12 現 地 通 円貨 高安 20 0 10/12 11/12 12/12 上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。 9 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。 13/12 14/12 15/12 -19.4% -14.2% -21.7% 0.8% 39.9% 48.1% ・為替レートはブルームバーグのスポットレート(コンポジット:東京)を使用 ・インドネシア・ルピアは100通貨単位のレート 出所:ブルームバーグのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成 為替市場(対円)(過去1年間) 新興国マンスリー 2016年1月 │ データ基準日:2015年12月末 新興国通貨の推移 インドネシア・ルピア ブラジル・レアル 円現 安地 通 貨 高 60 50 1.1 円現 安地 通 貨 高 1.0 市場概況 0.9 40 現 地 通 円貨 高安 30 20 14/12 15/03 15/06 15/09 15/12 現 地 通 円貨 高安 0.8 0.7 14/12 15/03 15/06 15/09 円現 安地 通 貨 高 40 任されたことなどを背景に金融市場が混乱する中、南アフ 10 9 円現 安地 通 貨 高 リカ・ランドは対円で大幅に下落しました。 現 地 通 円貨 高安 り、ポーランド・ズロチは対円で上昇しました。 8 35 現 地 通 円貨 高安 30 25 14/12 15/03 15/06 15/09 15/12 7 6 14/12 15/03 15/06 した。 南アフリカでは、歳出の削減を進めてきたネネ財務相が解 15/12 メキシコ・ペソ ポーランド・ズロチ 45 当月の為替市場では、新興国通貨は概ね対円で下落しま 15/09 ポーランドでは、11月の鉱工業生産や小売売上高などの 経済指標の結果が良好だったことなどがサポート要因にな 15/12 トルコ・リラ 南アフリカ・ランド 12 円現 安地 通 貨 高 11 10 55 円現 安地 通 貨 高 50 45 9 現 地 通 円貨 高安 8 7 14/12 15/03 15/06 15/09 15/12 現 地 通 円貨 高安 40 35 14/12 15/03 上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。 10 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。 15/06 15/09 ・為替レートはブルームバーグのスポットレート(コンポジット:東京)を使用 ・インドネシア・ルピアは100通貨単位のレート 15/12 出所:ブルームバーグのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成 経済成長率 新興国マンスリー 2016年1月 │ データ基準日:2015年12月末 経済成長率 <IMF (国際通貨基金)> 経済成長率 (四半期 : 前年同期比) の推移 2013年 2014年 2015年 (予測値) (%) 5.0% 4.6% 4.0% 9 ブ ラ ジ ル 2.7% 0.1% -3.0% ロ シ ア 1.3% 0.6% -3.8% イ ン ド 6.9% 7.3% 7.3% 国 7.7% 7.3% 6.8% 南 ア フ リカ 2.2% 1.5% 1.4% ト コ 4.2% 2.9% 3.0% メ キ シ コ 1.4% 2.1% 2.3% 新 興 中 ル 国 ポー ラ ンド 1.7% 3.4% 3.5% イ ンドネシ ア 5.6% 5.0% 4.7% ブラジル 7 ロシア 5 インド 中国 3 南アフリカ トルコ 1 メキシコ ポーランド -1 先 進 国 1.1% 1.8% 2.0% 国 1.5% 2.4% 2.6% ユ ー ロ 圏 -0.3% 0.9% 1.5% 1.6% -0.1% 0.6% 米 日 本 ・経済成長率はGDP(国内総生産、前年比)を使用。 ・上左図の数値は、2015年10月現在のIMFデータを使用。 ・上右図は、データ基準日時点で取得可能なデータをもとに作成。 インドネシア -3 -5 2014/9 2014/12 2015/3 出所:IMF World Economic Outlook Database, October 2015 、ブルームバーグのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成 上記は過去の実績およびIMFの予想値であり、将来の成果を保証するものではありません。 11 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。 2015/6 2015/9 VIX指数と商品市況 新興国マンスリー 2016年1月 │ データ基準日:2015年12月末 VIX指数の推移 (過去10年間) 国際商品指数および原油価格の推移 (過去1年間) 100 (米ドル/バレル) 70 300 国際商品指数(左軸) 原油価格(右軸) 80 60 250 60 50 40 200 40 20 0 2005/12 2007/12 2009/12 2011/12 2013/12 2015/12 150 2014/12 2015/3 2015/6 2015/9 30 2015/12 2015/9 2015/12 農産物価格指数の推移 (過去1年間) VIX指数 350 VIX指数とは、米国株式S&P500のオプション市場に織り込まれた予想株価変動率のことで、 数値が高いほど将来の株式市場に対する投資家の不安感が強いことを示しているとされます。 ・VIX指数:シカゴ・ボード・オプション・エクスチェンジ・ボラティリティ指数 ・国際商品指数:ロイター・ジェフリーズCRB指数(CRB指数) ・原油価格:ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI) ・農産物価格指数:S&P GSCIアグリカルチャー指数 300 出所:ブルームバーグのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成 上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。 12 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。 250 2014/12 2015/3 2015/6 世界の市場規模 新興国マンスリー 2016年1月 │ データ基準日:2015年12月末 ロシア ポーランド 1,178 813 445 313 トルコ 中国 9,152 663 465 4,745 メキシコ 1,536 インド 1,522 3,008 2,178 ブラジル 株式市場 債券市場 インドネシア 883 1,882 1,204 南アフリカ 2,341 595 ・単位:億米ドル ・債券は、現地通貨建て債券市場 ・株式市場はMSCIの各国インデックスの時価総額、債券市場はGBI-エマージング・マーケッツ・ブロードの各国インデックスの時価総額をそれぞれ使用 ・データ基準日時点で取得可能なデータを使用 出所:J.P.モルガン・セキュリティーズ・エルエルシー、MSCI、ブルームバーグのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成 上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。 13 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。 605 本資料をご覧いただく上での留意事項 新興国マンスリー 2016年1月 │ データ基準日:2015年12月末 投資信託に係るリスクについて 投資信託は一般的に、株式、債券等様々な有価証券へ投資します。有価証券は市場環境、有価証券の発行会社の業績、金利の変動等により価格が変動するため、投資信託 の基準価額も変動し、損失を被ることがあります。また、外貨建の資産に投資する場合には、為替の変動により損失を被ることがあります。そのため、投資信託は元本が保証さ れているものではありません。投資信託は預貯金と異なります。 又、投資信託は、個別の投資信託毎に投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リスクの内容や性質が異なりますので、ご投資に当たって は各投資信託の投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。 投資信託に係る重要な事項について ・投資信託によっては、海外の証券取引所の休業日等に、購入、換金の申し込みの受付を行わない場合があります。 ・投資信託によっては、クローズド期間として、原則として換金が行えない期間が設けられていることや、1回の換金(解約)金額に制限が設けられている場合があります。 ・分配金の額は、投資信託の運用状況等により委託会社が決定するものであり、将来分配金の額が減額されることや、分配金が支払われないことがあります。 投資信託に係る費用について 投資信託では、一般的に以下のような手数料がかかります。手数料率はファンドによって異なり、下記以外の手数料がかかること、または、一部の手数料がかからない場合もあ るため、詳細は各ファンドの販売会社へお問い合わせいただくか、各ファンドの投資信託説明書(交付目論見書)等をご覧ください。 投資信託の購入時:購入時手数料(上限3.78%(税抜3.5%))、信託財産留保額 投資信託の換金時:換金(解約)手数料、信託財産留保額(上限0.5%) 投資信託の保有時:運用管理費用(信託報酬)(上限年率2.052%(税抜1.9%))、監査費用(上限年間324万円(税抜300万円)) *費用の料率につきましては、JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社が設定・運用するすべての公募投資信託のうち、徴収するそれぞれの費用における最高の料率を記載 しております。 運用管理費用(信託報酬)、監査費用は、信託財産の中から日々控除され、間接的に受益者の負担となります。その他に有価証券売買時の売買委託手数料、外貨建資産の保 管費用、信託財産における租税費用等が実費としてかかります。また、他の投資信託へ投資する投資信託の場合には、当該投資信託において上記の費用がかかることがあり ます。また、一定の条件のもと目論見書の印刷に要する実費相当額が、信託財産中から支払われる場合があります。 <投資信託委託会社> JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第330号 加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会/日本証券業協会/一般社団法人第二種金融商品取引業協会 本資料はJPモルガン・アセット・マネジメント株式会社(以下、「当社」という。)が作成したものです。本資料は投資に係る参考情報を提供することを目的とし、特定の有価証券の 勧誘を目的として作成したものではありません。また、当社が販売会社として直接説明するために作成したものではありません。当社は信頼性が高いとみなす情報等に基づい て本資料を作成しておりますが、当該情報が正確であることを保証するものではなく、当社は、本資料に記載された情報を使用することによりお客様が投資運用を行った結果 被った損害を補償いたしません。本資料に記載された意見・見通しは表記時点での当社および当社グループの判断を反映したものであり、将来の市場環境の変動や、当該意 見・見通しの実現を保証するものではございません。また、当該意見・見通しは将来予告なしに変更されることがあります。 14 | 本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
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