別紙4 システム運用保守要件 システム運用保守要件 1 導入プロジェクト管理 1 プロジェクト実施計画書(案)及びマスタスケジュール(案)を本件の提案書の添付資料として提 示すること。 2 作成し承認されたプロジェクト実施計画書に基づき、プロジェクト管理を行うこと。 3 導入作業の実施にあたり、本市、受託者双方の人的リソースと会議体、それらの役割と双方の分 担を明確化すること。 4 会議体の運営は受託者が主体となって行い、記録管理も受託者が行うこと。 5 導入作業の工程毎に本市とともにレビューを行い、本市の承認を得たうえで次工程に進むこと。 6 課題・進捗管理は受託者が行うこととし、作業の遅延発生を防止すること。 7 8 プロジェクト体制として、作業に従事する主要なメンバーの氏名、役割及び有する技術資格を明 示すること。 以下の役割を持つメンバーを専任で設置すること。受託者は本市職員と共に協力し、本業務の推 進にあたること。 9 プロジェクト責任者を業務責任者として定め、受託者におけるプロジェクト管理を行うこと。 10 セキュリティ管理責任者を定め、個人情報の取扱を含めた情報セキュリティに関する指針や手順 を定めること。 11 システム担当者を定め、本市顧客窓口となり、運用開始後も引き続きサポート対応を行うこと。 2 システム移行 1 適時適切なタイミングで、移行範囲、移行実施体制と役割、作業及びスケジュール、移行環境、 移行対象、移行方法等について検討を実施すること。 2 移行作業の実施にあたっては、事前に移行が必要なデータの選別、移行データによる動作テスト を実施すること。 3 データ移行(テスト 2 回、本番 1 回)は、受託者が責任を持って行い、データ移行にかかる費 用については、本件の提案範囲に含めるものとする。 4 データ移行については、個人情報が含まれるため、取扱いには細心の注意を払い全てのデータを 移行すること。 5 データの破損防止や移行漏れのないよう現行システム受託業者と打ち合わせのうえ、慎重かつ速 やかに作業を行うこと。(現在のサポート業者にデータ出力費用を照会) 6 導入スケジュールについては本市と綿密な協議のうえ、計画・実施すること。 7 本市職員が移行データの検証を行う際に、検証のための情報と資料の提供を行うこと。 8 データ移行後にデータの欠損等が認められた場合は、受託者の責任において無償でデータの補 完、復旧等の是正措置を講じること。 9 ICタグのUIDが未登録の資料について、UIDによる蔵書管理が可能となるようにUIDと資料コード を紐付けすること。 3 システム運用・保守 1 業務に精通したスタッフによる現地サポートを行い、常に良好な状態で稼働するように定期的に 保守を行うこと。 2 現地サポート担当者は、過去5年以内に 復数の図書館システムの導入を手掛けた経験があるエン ジニアであること。 3 障害が発生した場合は、エンジニアによる1時間以内の復旧の対応が可能な体制であること。 4 図書館が開館している土日祝日等も十分な対応ができること。 5 図書館システム、OS、ネットワーク等の十分なスキルをもった担当者が市内30分以内のサポート 圏内に常駐すること。 備考 システム運用保守要件 6 上記担当者は、主任担当者と副担当者の2名以上の体制とすること。 7 別紙2のハードウェア保守項目の記載が無い機器に故障が生じた際は、修理費用を事前に提示 し、了承のうえ修理作業にあたること。 8 ヘルプデスク窓口を設け、システム稼働後の操作・利用に関する電話等の対応を行うこと。 9 セキュリティの関係上、個人情報を取り扱う図書館システム、その端末へのリモート接続による システムサポート、メンテナンスは認めない。(現地作業必須) 10 システム稼働時(本稼働立会い)、運用が安定するまでの間、業務に精通したスタッフにより、 QA対応、操作説明等のサポートを訪問のうえ行うこと。 11 端末で障害が発生した場合、不具合解決のための調査を行うと共に、必要に応じ現地にて OSを 含むシステムの再インストールを行い早期解決に努めること。 12 ネットワークで障害が発生した場合、館内もしくは館外のどちら側に原因があるかを調査し、必 要に応じてプロバイダ等に状況の説明や対応の依頼を行うこと。 13 ネットワーク障害の原因が館内にある場合、ネットワーク機器の納入業者に連絡し、不具合解消 に努め、その際に発生する経費は運用費用に含めること。 14 システム構成を変更する場合は、本市の承諾を得たうえで実施すること。また、変更が生じた場 合は作業報告書及びドキュメントの管理を行うこと。 4 研修・支援体制 ハードウェア、ソフトウェア、システム全体の設定、構成等に関する日本語による基本マニュア 1 ルを提供すること。 2 3 研修方法、回数、内容については、本市と打合せを行い、本市の承認を持って業務毎に操作研修 にあたること。 システム導入前の操作研修においては、図書館に業務端末を別途設置し十分に行うこと。 定期的に実施する蔵書点検時等のイベントでは、エンジニアが図書館に訪問し、操作説明等のサ ポートを行うこと。 5 システムのレベルアップ 4 1 システム導入後に機能追加等のレベルアップがあった場合は、速やかに無償で提供すること。 2 システムのレベルアップの対象は、図書館アプリケーションシステムとする。 3 セキュリティソフトウェア(ウィルス対策、フィルタリング、環境復元ソフト)については、年 に1回以上訪問し、必要に応じ、バージョンアップ作業を行うこと。 4 OS、及びOffice等のMS修正プログラムは、最新版が自動的に適用されるように設定し、年に1回 以上訪問のうえ、適用状況を確認すること。 5 システムのレベルアップに伴い、システム構成に変更がある場合は、本市の承諾を得たうえで実 施すること。 6 変更が生じた場合は作業報告書及びドキュメントの管理を行うこと。 7 上記1~6について、作業に係る全費用を運用費用に含めること。 備考
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