「ミューズニッチ米国BDCファンド(毎月分配型

Fund Information
販売用資料
2016年1月15日
日興アセットマネジメント株式会社
ミューズニッチ米国BDCファンド
運用概況のお知らせ
「安定したインカムを積み上げる『BDC』」
平素は弊社投資信託に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
米国では、雇用環境の改善などから、FRB(連邦準備制度理事会)が9年半ぶりに政策金利を
引き上げるなど、経済の底打ちが確実なものとなりつつあります。今回の利上げは金融危機以降
初めて行なわれ、雇用情勢が金融危機前の水準に改善していることなどを背景とした「経済の正
常化」を反映したものとなりました。
FRBは、今回の利上げは景気の「過熱を冷ます」ためではなく、「経済の正常化」に伴なう
雇用の回復に沿った形であると説明していることから、米国の景気回復に水を差すものと考える
必要はないと思われます。実際にFRBは、今後も緩和的な金融政策を維持するとして、利上げの
ピッチは穏やかなものになることを示唆しています。
こうした中、米国の中堅企業への融資を行なうBDCは、これまで、融資先企業への不安感な
どから軟調な推移となる局面もありましたが、今後は景気の回復を背景にした融資先企業への安
心感の向上などから、堅調な推移が期待されます。
この度、「ミューズニッチ米国BDCファンド※」の運用につき、基準価額騰落の要因をもとに
ご説明する資料を以下のように作成しましたのでご高覧ください。
P02~06
基準価額騰落の要因分解に関する説明
P07~09
米国BDC市場の動向および今後の見通しについて
P10~13
リスク情報やお申込メモ、手数料等の概要などの記載
今後もミューズニッチ米国BDCファンドをご愛顧くださいますよう、よろしくお願い申し上
げます。
以上
※ミューズニッチ米国BDCファンド(毎月分配型)、同(年2回決算型)、
同(為替ヘッジあり・毎月分配型)、同(為替ヘッジあり・年2回決算型)の総称です。
■当資料は、投資者の皆様に「ミューズニッチ米国BDCファンド(毎月分配型)/(年2回決算型)/(為替ヘッジあり・毎月分配型)/
(為替ヘッジあり・年2回決算型)」へのご理解を高めていただくことを目的として、日興アセットマネジメントが作成した販売用資料です。
■掲載されている見解は、 当資料作成時点のものであり、将来の市場環境や運用成果などを保証するものではありません。
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【ミューズニッチ米国BDCファンド(毎月分配型)】
2014年7月2日(設定日)~2015年5月29日
Fund Information
販売用資料
●基準価額の推移と基準価額騰落の要因分解
「ミューズニッチ米国BDCファンド(毎月分配型)」
12,000
(円)
2014年7月2日(設定日)~2015年12月30日
基準価額(税引前分配金再投資ベース)
11,500
11,000
10,500
10,028円
10,000
基準価額(税引前分配金控除後)
9,500
9,319円
9,000
8,500
【分配金実績】 設定来合計
750円
8,000
2014年7月
2014年10月
【要因分解】
(単位:円)
※ 要因分解は、概算値であ
り、実際の基準価額の変
動を正確に説明するもの
ではありません。傾向を
知るための参考値として
ご覧ください。
※ その他には計算誤差など
が含まれます。
2014年10月~2015年12月
50円/月
2015年1月
2015年4月
2015年7月
年月
201407
201408
201409
201410
201411
201412
201501
201502
201503
201504
201505
201506
201507
201508
201509
201510
201511
201512
合計
BDC要因
インカム キャピタル
24
-145
36
-27
135
-460
30
-125
35
121
150
-697
17
-147
18
425
165
-99
19
114
25
-80
165
-476
17
-195
24
-40
159
-1,012
16
459
25
514
165
-712
1,229
-2,582
為替
要因
92
86
545
-11
807
201
-203
90
80
-101
408
-108
132
-235
-98
71
150
-175
1,732
2015年10月
支払済
分配金
0
0
0
-50
-50
-50
-50
-50
-50
-50
-50
-50
-50
-50
-50
-50
-50
-50
-750
信託報酬
その他
-16
-17
-17
-18
-18
-19
-19
-17
-20
-14
-18
-19
-17
-18
-16
-16
-18
-15
-310
月間
騰落額
-44
78
203
-174
895
-414
-402
467
77
-31
285
-487
-114
-319
-1,017
481
622
-787
-681
※ 基準価額は信託報酬(後述の「手数料等の概要」参照)控除後、分配金は税引前の
それぞれ1万口当たりの値です。
※ 税引前分配金再投資ベースとは、税引前分配金を再投資したとして計算した理論上のもの
である点にご留意ください。
※ 分配金額は収益分配方針に基づいて委託会社が決定しますが、委託会社の判断により分配金額を
変更する場合や、分配を行なわない場合もあります。
※ 上記は過去のものであり、将来の運用成果などを約束するものではありません。
■当資料は、投資者の皆様に「ミューズニッチ米国BDCファンド(毎月分配型)/(年2回決算型)/(為替ヘッジあり・毎月分配型)/
(為替ヘッジあり・年2回決算型)」へのご理解を高めていただくことを目的として、日興アセットマネジメントが作成した販売用資料です。
■掲載されている見解は、 当資料作成時点のものであり、将来の市場環境や運用成果などを保証するものではありません。
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Fund Information
販売用資料
●基準価額騰落の要因分解の解説
以降で、各コースにおける基準価額の騰落の要因分解を掲載します。ここに掲載した要因分
解は、概算値であり、実際の基準価額の変動を正確に説明するものではありません。そうした
点を踏まえ、傾向を知るための参考値としてご覧ください。
「BDC要因」
BDCの要因は、配当金の受け取り(インカムゲイン)と、BDCの売買益や値動きによる
評価損益(キャピタルゲイン/ロス)があります。
「インカム」
BDCは主として、融資先の中堅企業が支払う金利をもとに投資家に配当金を出していま
す。基準価額騰落の要因分解からも、インカムが安定してプラスであることから、投資
先のBDCから定期的に配当金を受け取っていることが分かります。
一般に、BDCは配当金を毎月支払うケースと3ヵ月ごとに支払うケースがあり、配当金の
受取りには波が見られますが、総じて安定した推移となっています。
「キャピタル」
当ファンドが投資対象とするBDCは原則として市場で取引されています。市場参加者は
BDC自体のファンダメンタルズだけではなく、市場全体の要因などによってBDCの価格
を決定するため、市場価格は時にはBDCの本質的な価値を逸脱して変動します。当ファ
ンドの運用期間中、市場で起きたBDCを巡る要因には以下の様なものがあります。
①インデックスから外れ、メインプレーヤーが機関投資家から個人に移行したこと
②米国の政策金利引き上げが近づき、その影響への懸念が広がったこと
③エネルギー関連企業に対する融資の焦げ付きへの不安感が台頭したこと
「為替要因」
為替ヘッジを行なわないコースは、米ドル/円の為替変動の影響を受けます。
当ファンドの運用期間中、米国の利上げ観測の高まりから日米金利差が開く傾向となり、
総じて円安/米ドル高が続き、期間合計では為替差益を計上しています。
「支払済分配金」・・・当ファンドが受益者の皆様にお支払した分配金です。
「信託報酬その他」・・当ファンドの信託報酬や計算誤差などの各種要因の合計額です。また、
為替ヘッジを行なうコースでは為替ヘッジに係る費用が含まれます。
こうした結果、「ミューズニッチ米国BDCファンド(毎月分配型)」は、設定以降、基準価
額が681円の値下がりとなりました。(お支払いした分配金(750円)を含みます。)
●「毎月分配型」以外の要因分解については後述のページをご覧ください。
■当資料は、投資者の皆様に「ミューズニッチ米国BDCファンド(毎月分配型)/(年2回決算型)/(為替ヘッジあり・毎月分配型)/
(為替ヘッジあり・年2回決算型)」へのご理解を高めていただくことを目的として、日興アセットマネジメントが作成した販売用資料です。
■掲載されている見解は、 当資料作成時点のものであり、将来の市場環境や運用成果などを保証するものではありません。
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【ミューズニッチ米国BDCファンド(年2回決算型)】
2014年7月2日(設定日)~2015年5月29日
Fund Information
販売用資料
●基準価額の推移と基準価額騰落の要因分解
「ミューズニッチ米国BDCファンド(年2回決算型)」
12,000
(円)
2014年7月2日(設定日)~2015年12月30日
11,500
11,000
10,500
10,031円
10,000
基準価額(税引前分配金控除後)
9,500
9,000
8,500
【分配金実績】 設定来合計
0円
8,000
2014年7月
2014年10月
【要因分解】
(単位:円)
※ 要因分解は、概算値であ
り、実際の基準価額の変
動を正確に説明するもの
ではありません。傾向を
知るための参考値として
ご覧ください。
※ その他には計算誤差など
が含まれます。
2014年11月
0円
2015年1月
年月
201407
201408
201409
201410
201411
201412
201501
201502
201503
201504
201505
201506
201507
201508
201509
201510
201511
201512
合計
2015年5月
0円
2015年11月
0円
2015年4月
2015年7月
BDC要因
インカム キャピタル
24
-145
36
-27
135
-460
31
-122
35
122
152
-703
18
-149
19
434
170
-101
20
118
26
-83
172
-495
18
-206
26
-43
168
-1,072
17
487
27
549
178
-763
1,272
-2,660
為替
要因
93
86
545
-10
812
204
-205
92
82
-104
424
-112
138
-248
-104
76
160
-188
1,740
2015年10月
支払済
分配金
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
信託報酬
その他
-15
-17
-18
-17
-17
-20
-18
-18
-20
-15
-17
-20
-19
-18
-18
-17
-18
-17
-320
月間
騰落額
-43
78
202
-119
952
-367
-355
527
130
19
350
-456
-69
-284
-1,025
563
718
-790
31
※ 基準価額は信託報酬(後述の「手数料等の概要」参照)控除後、分配金は税引前の
それぞれ1万口当たりの値です。
※ 税引前分配金再投資ベースとは、税引前分配金を再投資したとして計算した理論上のもの
である点にご留意ください。
※ 分配金額は収益分配方針に基づいて委託会社が決定しますが、委託会社の判断により分配金額を
変更する場合や、分配を行なわない場合もあります。
※ 上記は過去のものであり、将来の運用成果などを約束するものではありません。
■当資料は、投資者の皆様に「ミューズニッチ米国BDCファンド(毎月分配型)/(年2回決算型)/(為替ヘッジあり・毎月分配型)/
(為替ヘッジあり・年2回決算型)」へのご理解を高めていただくことを目的として、日興アセットマネジメントが作成した販売用資料です。
■掲載されている見解は、 当資料作成時点のものであり、将来の市場環境や運用成果などを保証するものではありません。
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【ミューズニッチ米国BDCファンド(為替ヘッジあり・毎月分配型)】
Fund Information
販売用資料
●基準価額の推移と基準価額騰落の要因分解
「ミューズニッチ米国BDCファンド(為替ヘッジあり・毎月分配型)」
12,000
(円)
2014年11月28日(設定日)~2015年12月30日
11,500
【分配金実績】 設定来合計
450円
11,000
2015年3月~2015年12月
45円/月
10,500
10,000
基準価額(税引前分配金再投資ベース)
9,500
9,000
基準価額(税引前分配金控除後)
8,956円
8,500
8,000
2014年11月
8,530円
2015年2月
【要因分解】
(単位:円)
※ 要因分解は、概算値であ
り、実際の基準価額の変
動を正確に説明するもの
ではありません。傾向を
知るための参考値として
ご覧ください。
※ その他には計算誤差や為
替ヘッジに係る費用など
が含まれます。
2015年5月
年月
201411
201412
201501
201502
201503
201504
201505
201506
201507
201508
201509
201510
201511
201512
合計
BDC要因
インカム キャピタル
0
-0
132
-607
16
-128
17
392
149
-90
18
104
23
-76
145
-420
15
-171
21
-35
141
-909
15
418
23
462
147
-632
862
-1,692
2015年8月
為替
要因
2015年11月
支払済
分配金
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
-45
-45
-45
-45
-45
-45
-45
-45
-45
-45
-450
信託報酬
その他
63
-16
-23
-20
-13
-31
-13
-19
-19
-15
-25
-18
-16
-24
-190
月間
騰落額
63
-491
-135
389
2
45
-111
-338
-220
-74
-838
369
423
-554
-1,470
※ 基準価額は信託報酬(後述の「手数料等の概要」参照)控除後、分配金は税引前の
それぞれ1万口当たりの値です。
※ 税引前分配金再投資ベースとは、税引前分配金を再投資したとして計算した理論上のもの
である点にご留意ください。
※ 分配金額は収益分配方針に基づいて委託会社が決定しますが、委託会社の判断により分配金額を
変更する場合や、分配を行なわない場合もあります。
※ 上記は過去のものであり、将来の運用成果などを約束するものではありません。
■当資料は、投資者の皆様に「ミューズニッチ米国BDCファンド(毎月分配型)/(年2回決算型)/(為替ヘッジあり・毎月分配型)/
(為替ヘッジあり・年2回決算型)」へのご理解を高めていただくことを目的として、日興アセットマネジメントが作成した販売用資料です。
■掲載されている見解は、 当資料作成時点のものであり、将来の市場環境や運用成果などを保証するものではありません。
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【ミューズニッチ米国BDCファンド(為替ヘッジあり・年2回決算型)】
Fund Information
販売用資料
●基準価額の推移と基準価額騰落の要因分解
「ミューズニッチ米国BDCファンド(為替ヘッジあり・年2回決算型)」
12,000
(円)
2014年11月28日(設定日)~2015年12月30日
11,500
11,000
10,500
基準価額(税引前分配金控除後)
10,000
9,500
9,000
8,500
8,934円
【分配金実績】 設定来合計
0円
8,000
2014年11月
2015年2月
【要因分解】
(単位:円)
※ 要因分解は、概算値であ
り、実際の基準価額の変
動を正確に説明するもの
ではありません。傾向を
知るための参考値として
ご覧ください。
※ その他には計算誤差や為
替ヘッジに係る費用など
が含まれます。
2015年5月
0円
2015年11月
0円
2015年5月
年月
201411
201412
201501
201502
201503
201504
201505
201506
201507
201508
201509
201510
201511
201512
合計
BDC要因
インカム キャピタル
0
-0
132
-610
16
-128
17
386
149
-89
18
104
23
-75
145
-418
15
-173
21
-32
143
-923
15
424
23
473
151
-648
868
-1,709
2015年8月
為替
要因
2015年11月
支払済
分配金
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
信託報酬
その他
63
-26
-26
-18
-16
-29
-14
-27
-24
-14
-27
-22
-18
-26
-224
月間
騰落額
63
-504
-139
384
44
93
-66
-300
-182
-24
-807
417
478
-523
-1,066
※ 基準価額は信託報酬(後述の「手数料等の概要」参照)控除後、分配金は税引前の
それぞれ1万口当たりの値です。
※ 税引前分配金再投資ベースとは、税引前分配金を再投資したとして計算した理論上のもの
である点にご留意ください。
※ 分配金額は収益分配方針に基づいて委託会社が決定しますが、委託会社の判断により分配金額を
変更する場合や、分配を行なわない場合もあります。
※ 上記は過去のものであり、将来の運用成果などを約束するものではありません。
■当資料は、投資者の皆様に「ミューズニッチ米国BDCファンド(毎月分配型)/(年2回決算型)/(為替ヘッジあり・毎月分配型)/
(為替ヘッジあり・年2回決算型)」へのご理解を高めていただくことを目的として、日興アセットマネジメントが作成した販売用資料です。
■掲載されている見解は、 当資料作成時点のものであり、将来の市場環境や運用成果などを保証するものではありません。
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Fund Information
販売用資料
●BDC市場の動向について
(1)市場全体からの影響はあるが一定の範囲で推移しているBDC価格
BDCは中堅企業への融資を証券化した金融商品であり、その融資内容が短期間で大きく変化
することが少ないことから、BDC価格は相対的に安定した推移となるものと考えられます。
2012年からのBDC価格(配当なし)の推移を見ると、この4年間、相対的に狭い範囲で安定し
た推移となってきたことと、足元の水準は過去と比べて低い水準に位置していることが分かり
ます。
【BDC価格(配当なし)の推移】
1,200
(ポイント)
↓ グラフ期間内の最高値 ↓
1,000
800
710
↑ グラフ期間内の最低値 ↑
600
400
(2012年1月初~2015年12月末:週次)
200
■ウェルズ・ファーゴBDCインデックス(プライスリターン、米ドルベース)
0
2012年1月
2013年1月
2014年1月
2015年1月
●信頼できると判断したデータを基に日興アセットマネジメントが作成
●グラフは過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。
(2)2014年以降、BDCが軟調となった背景
主なものとしては、以下の3点が考えられます。
①インデックスから外れ、メインプレーヤーが機関投資家から個人に移行したこと
2014年春、中小型株のインデックスからBDCが外れたことに伴ない、運用のベンチマークに
インデックスを用いる機関投資家などが、BDCの業績などとは関係なく保有していたBDCの売
却を進める動きが強まりました。その後、BDCは個人投資家中心に保有されることとなりまし
た。残念ながら、BDCの商品性は個人投資家に広く浸透しているとは言い切れず、勢い、相対
的に短期間の見通しや市場での出来事などでBDCを売り買いする傾向が高まり、BDCの価格が
振れやすくなったと見られます。
②米国の政策金利引き上げが近づき、その影響への懸念が広がったこと
BDCは資金調達において、出資以外にも銀行からを借り入れを行なっています。そのため、
金利が上昇することによってBDCの支払利息が増加し、BDC自体の収益が落ち込むことが懸念
されました。また、融資金利が上昇した場合における、融資先企業の業績などへの懸念もあっ
たものと思われます。
■当資料は、投資者の皆様に「ミューズニッチ米国BDCファンド(毎月分配型)/(年2回決算型)/(為替ヘッジあり・毎月分配型)/
(為替ヘッジあり・年2回決算型)」へのご理解を高めていただくことを目的として、日興アセットマネジメントが作成した販売用資料です。
■掲載されている見解は、 当資料作成時点のものであり、将来の市場環境や運用成果などを保証するものではありません。
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Fund Information
販売用資料
③エネルギー関連企業に対する融資の焦げ付きへの不安感が台頭したこと
2014年半ばから原油価格が大きく値下がりする中で、米国のシェール・オイル開発などに携
わる企業の中には、経営不振に陥る企業が散見されるようになりました。そうした企業の中に
は、債務不履行(デフォルト)となる企業も出てきており、ハイイールド債券ほどではないも
のの、BDCでもエネルギー関連企業へ融資を行なっていることから懸念が広がりました。
●BDCの現状と今後の見方
【魅力あるバリュエーション】
BDC市場の整備が成されたのは1980年以降であり、1960年から本格稼働したREITに比べて最
近で、BDCの仕組みや価格特性、融資内容の実態などについて、市場では必ずしも正しく理解
されておらず、ファンダメンタルズを逸脱した軟調な価格推移となる局面もありました。
なお、BDCのPBR(株価純資産倍率)は、これまで1倍程度の水準で推移が続いています。こ
れはBDCが資産価値以上に(割高な水準で)買われていないことを示しており、足元では0.82倍
にまで下がるなど割安感も出ていると言えます。また、配当利回りは10%程度となっています。
(ポイント)
【BDC価格(配当なし)とPBR、配当利回りの推移】
3.5
1,200
(2012年1月初~2015年12月末:週次)
3.0
価格(右軸)
1,000
2.5
800
PBR
2.0
(倍)
600
1.5
400
PBR(左軸)
1.0
200
0.5
0
ウェルズ・ファーゴBDCインデックス(プライスリターン、米ドルベース)
0.0
2012年1月
2013年1月
2014年1月
2015年1月
-200
0.82倍
12
(%)
配当利回り
↓ グラフ期間内の最高値 ↓
10.1%
10
8
↑ グラフ期間内の最低値 ↑
6
2012年1月
2013年1月
2014年1月
2015年1月
●信頼できると判断したデータを基に日興アセットマネジメントが作成
●グラフは過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。
■当資料は、投資者の皆様に「ミューズニッチ米国BDCファンド(毎月分配型)/(年2回決算型)/(為替ヘッジあり・毎月分配型)/
(為替ヘッジあり・年2回決算型)」へのご理解を高めていただくことを目的として、日興アセットマネジメントが作成した販売用資料です。
■掲載されている見解は、 当資料作成時点のものであり、将来の市場環境や運用成果などを保証するものではありません。
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Fund Information
販売用資料
【相対的に低い、エネルギー関連企業への融資リスク】
ミューズニッチ社は、クレジット運用に特化した運用会社であり、BDCに限らずハイイール
ド債や投資適格債なども調査しています。この過程で、ここ1年のクレジット市場の下落は企業
の倒産確率の上昇を市場が織り込みつつある表れと考えています。米国景気全体に関しては
「安定している」と市場は見ているものの、エネルギー関連企業を中心に、ハイイールド債の
倒産確率が今後上昇すると予想しています。
ハイイールド債のデフォルト率について、調査機関によっては「2015年は2%程度であったも
のの2017年にかけて4%を超え得る」という見解を示しています。この見解の背景には、2017年
にかけて見込まれるエネルギーセクターの倒産件数の増加が、ハイイールド債全体のデフォル
ト率を引き上げるとの想定があるようです。ただし、ハイイールド債に占めるエネルギー関連
企業の割合が足元で15%程度であることを踏まえると、エネルギー以外のセクターにおけるデ
フォルト率はこの先もさほど変わらないと言うことが出来ます。
BDCに占めるエネルギー関連企業への融資比率は足元で5%程度と、ハイイールド債と比べて
低く、エネルギー関連企業の倒産確率がハイイールド債と同様に推移すると想定した場合、全
体のデフォルト率に与える影響は低く、BDCにおけるエネルギー関連企業への融資リスクは限
定されたものと言えるとミューズニッチ社では考えています。
【投資信託を通じた融資先企業の分散効果】
ミューズニッチ米国BDCファンドの各コースは、それぞれが融資先を分散した複数のBDCへ
投資を行なうファンド・オブ・BDCという投資形態を採っています。一般にBDCは50社から100
社を超える中堅企業に融資を分散させており、仮に当ファンドが20社のBDCに投資をした場合、
ファンドレベルでは、融資先の重複などを加味しても融資先企業は800社を超えるとミューズ
ニッチ社では想定しています。
この結果、個別の融資先がポートフォリオに占める比率は1%以下となることから、十分に
「(リスク)分散が効いている」といえます。
●最後に
足元の米国経済は、底打ちから成長軌道への転換期にあり、中堅企業の業績も堅調となるこ
とが期待されます。BDCの収益は、融資先の中堅企業の業績動向に大きく影響を受けることか
ら、現在の経済環境は、BDCにとって追い風となることが期待されます。
また、昨年12月半ばにFRBが政策金利を引き上げました。この先、金利上昇の影響がはっきり
としてくる中で、BDCの経営に大きな問題が生じないことや、「中堅企業への融資から安定し
た利息収入を得る」というBDCに対する理解が進む中で、BDCの価格もファンダメンタルズを
適切に評価したものになると期待されます。
■当資料は、投資者の皆様に「ミューズニッチ米国BDCファンド(毎月分配型)/(年2回決算型)/(為替ヘッジあり・毎月分配型)/
(為替ヘッジあり・年2回決算型)」へのご理解を高めていただくことを目的として、日興アセットマネジメントが作成した販売用資料です。
■掲載されている見解は、 当資料作成時点のものであり、将来の市場環境や運用成果などを保証するものではありません。
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Fund Information
収益分配金に関する留意事項
販売用資料
 分配金は、預貯金の利息とは異なり、投資信託の純資産から支払われますので、分配金が
支払われると、その金額相当分、基準価額は下がります。
投資信託で分配金が支払われるイメージ
分配金
投資信託の純資産
 分配金は、計算期間中に発生した収益(経費控除後の配当等収益および評価益を含む売買益)を超えて
支払われる場合があります。その場合、当期決算日の基準価額は前期決算日と比べて下落することにな
ります。また、分配金の水準は、必ずしも計算期間におけるファンドの収益率を示すものではありません。
計算期間中に発生した収益を超えて支払われる場合
前期決算から基準価額が上昇した場合
10,550円
期中収益 分配金
(①+②)50円
100円
*50円
10,450円
10,500円
*500円
(③+④)
*450円
(③+④)
前期決算から基準価額が下落した場合
10,500円
10,400円
配当等収益
①20円
*80円
*500円
(③+④)
分配金
100円
10,300円
*420円
(③+④)
前期決算日
当期決算日
分配前
*50円を取崩し
当期決算日
分配後
*分配対象額
450円
前期決算日
当期決算日
分配前
*80円を取崩し
当期決算日
分配後
*分配対象額
420円
*分配対象額
*分配対象額
500円
500円
(注)分配対象額は、①経費控除後の配当等収益および②経費控除後の評価益を含む売買益ならびに③分配準備積立金および
④収益調整金です。分配金は、分配方針に基づき、分配対象額から支払われます。
※上記はイメージであり、将来の分配金の支払いおよび金額ならびに基準価額について示唆、保証するものではありません。
 投資者のファンドの購入価額によっては、分配金の一部または全部が、 実質的には元本の一部払戻しに
相当する場合があります。ファンド購入後の運用状況により、分配金額より基準価額の値上がりが小さ
かった場合も同様です。
分配金の一部が元本の一部払戻しに相当する場合
分配金の全部が元本の一部払戻しに相当する場合
普通分配金
投資者の
購入価額
(当初個別元本)
元本払戻金
(特別分配金)
分配金
支払後
基準価額
個別元本
投資者の
購入価額
(当初個別元本)
元本払戻金
(特別分配金)
分配金
支払後
基準価額
個別元本
※元本払戻金(特別分配金)は実質的に元本の一部払戻しとみなされ、その金額だけ個別元本が減少します。
また、元本払戻金(特別分配金)部分は非課税扱いとなります。
普通分配金 : 個別元本(投資者のファンドの購入価額)を上回る部分からの分配金です。
元本払戻金 : 個別元本を下回る部分からの分配金です。分配後の投資者の個別元本は、
(特別分配金)
元本払戻金(特別分配金)の額だけ減少します。
■当資料は、投資者の皆様に「ミューズニッチ米国BDCファンド(毎月分配型)/(年2回決算型)/(為替ヘッジあり・毎月分配型)/
(為替ヘッジあり・年2回決算型)」へのご理解を高めていただくことを目的として、日興アセットマネジメントが作成した販売用資料です。
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販売用資料
お申込みに際しての留意事項
『リスク情報』
投資者の皆様の投資元金は保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元
金を割り込むことがあります。ファンドの運用による損益はすべて投資者(受益者)の皆様に帰属します。
なお、当ファンドは預貯金とは異なります。
当ファンドは、主に米国の金融商品取引所に上場されているBDC(ビジネス・ディベロップメント・カンパ
ニー)および株式を実質的な投資対象としますので、BDCおよび株式の価格の下落や、BDCおよび株
式の発行体の財務状況や業績の悪化などの影響により、基準価額が下落し、損失を被ることがあります。
また、外貨建資産に投資する場合には、為替の変動により損失を被ることがあります。
主なリスクは以下の通りです。
【価格変動リスク】【流動性リスク】【信用リスク】【為替変動リスク】【BDCへの投資に伴なうリスク】
【有価証券の貸付などにおけるリスク】
※詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
※基準価額の変動要因は、上記に限定されるものではありません。
『その他の留意事項』
当資料は、投資者の皆様に「ミューズニッチ米国BDCファンド(毎月分配型)/(年2回決算型)/(為替ヘッ
ジあり・毎月分配型)/(為替ヘッジあり・年2回決算型)」へのご理解を高めていただくことを目的として、日
興アセットマネジメントが作成した販売用資料です。
当ファンドのお取引に関しては、金融商品取引法第37条の6の規定(いわゆるクーリング・オフ)の適用は
ありません。
投資信託は、預金や保険契約とは異なり、預金保険機構および保険契約者保護機構の保護の対象で
はありません。また、銀行など登録金融機関で購入された場合、投資者保護基金の支払いの対象とはな
りません。
投資信託の運用による損益は、すべて受益者の皆様に帰属します。当ファンドをお申込みの際には、投
資信託説明書(交付目論見書)などを販売会社よりお渡ししますので、内容を必ずご確認の上、お客様
ご自身でご判断ください。
■当資料は、投資者の皆様に「ミューズニッチ米国BDCファンド(毎月分配型)/(年2回決算型)/(為替ヘッジあり・毎月分配型)/
(為替ヘッジあり・年2回決算型)」へのご理解を高めていただくことを目的として、日興アセットマネジメントが作成した販売用資料です。
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お申込メモ
商品分類
ご購入単位
ご購入価額
ご購入不可日
追加型投信/海外/その他資産
購入単位については、販売会社または委託会社の照会先にお問い合わせください。
購入申込受付日の翌営業日の基準価額
購入申込日がニューヨーク証券取引所の休業日またはニューヨークの銀行休業日に
当たる場合は、ご購入のお申込み(スイッチングを含みます。)の受付は行ないません。
詳しくは、販売会社にお問い合わせください。
信託期間
【毎月分配型】【年2回決算型】 2029年5月21日まで(2014年7月2日設定)
【為替ヘッジあり・毎月分配型】【為替ヘッジあり・年2回決算型】
2029年5月21日まで(2014年11月28日設定)
決算日
【毎月分配型】【為替ヘッジあり・毎月分配型】 毎月20日(休業日の場合は翌営業日)
【年2回決算型】【為替ヘッジあり・年2回決算型】
5月、11月の各20日(休業日の場合は翌営業日)
ご換金不可日 換金請求日がニューヨーク証券取引所の休業日またはニューヨークの銀行休業日に
当たる場合は、換金請求(スイッチングを含みます。)の受付は行ないません。
詳しくは、販売会社にお問い合わせください。
委託会社、その他関係法人
委託会社
投資顧問会社
受託会社
販売会社
日興アセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第368号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、
日本証券業協会
ミューズニッチ・アンド・カンパニー・インク
三菱UFJ信託銀行株式会社
(再信託受託会社:日本マスタートラスト信託銀行株式会社)
販売会社については下記にお問い合わせください。
日興アセットマネジメント株式会社
〔ホームページ〕 http://www.nikkoam.com/
〔コールセンター〕 0120-25-1404 (午前9時~午後5時。土、日、祝・休日は除く。)
投資信託説明書(交付目論見書)のご請求・お申込みは
ミューズニッチ米国BDCファンド(毎月分配型)/(年2回決算型)
金融商品取引業者等の名称
エース証券株式会社
髙木証券株式会社
三菱UFJモルガン・
スタンレーPB証券株式会社
登録番号
日本証券業
協会
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第6号
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第20号
○
○
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第180号
○
加入協会
一般社団法人
一般社団法人
日本投資顧問業
金融先物
協会
取引業協会
一般社団法人
第二種金融商品
取引業協会
○
(資料作成日現在、50音順)
ミューズニッチ米国BDCファンド(為替ヘッジあり・毎月分配型)/(為替ヘッジあり・年2回決算型)
金融商品取引業者等の名称
髙木証券株式会社
三菱UFJモルガン・
スタンレーPB証券株式会社
登録番号
日本証券業
協会
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第20号
○
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第180号
○
加入協会
一般社団法人
一般社団法人
日本投資顧問業
金融先物
協会
取引業協会
一般社団法人
第二種金融商品
取引業協会
○
(資料作成日現在、50音順)
■当資料は、投資者の皆様に「ミューズニッチ米国BDCファンド(毎月分配型)/(年2回決算型)/(為替ヘッジあり・毎月分配型)/
(為替ヘッジあり・年2回決算型)」へのご理解を高めていただくことを目的として、日興アセットマネジメントが作成した販売用資料です。
■掲載されている見解は、 当資料作成時点のものであり、将来の市場環境や運用成果などを保証するものではありません。
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販売用資料
手数料等の概要
お客様には、以下の費用をご負担いただきます。
<お申込時、ご換金時にご負担いただく費用>
購入時手数料 購入時手数料率(スイッチングの際の購入時手数料率を含みます。)は、
3.24%(税抜3.0%)を上限として販売会社が定める率とします。
※分配金再投資コースの場合、収益分配金の再投資により取得する口数については、
購入時手数料はかかりません。
換金手数料
ありません。
信託財産留保額 ありません。
※販売会社によっては、スイッチングが行なえない場合があります。 詳しくは、販売会社にお問い合わせ
ください。
<信託財産で間接的にご負担いただく(ファンドから支払われる)費用>
信託報酬
純資産総額に対して年率1.998%(税抜1.85%)を乗じて得た額
その他費用
目論見書などの作成・交付および計理等の業務にかかる費用(業務委託する場合の
委託費用を含みます。)、監査費用などについては、ファンドの日々の純資産総額に
対して年率0.1%を乗じた額の信託期間を通じた合計を上限とする額が信託財産
から支払われます。
組入有価証券の売買委託手数料、借入金の利息、立替金の利息および
貸付有価証券関連報酬(有価証券の貸付を行なった場合は、信託財産の収益
となる品貸料に0.54(税抜0.5)を乗じて得た額)などについては、その都度、
信託財産から支払われます。
※組入有価証券の売買委託手数料などは、運用状況などにより変動するものであり、
事前に料率、上限額などを示すことはできません。
※ 当ファンドの手数料などの合計額については、投資者の皆様がファンドを保有される期間などに
応じて異なりますので、表示することはできません。
※ 詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
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