松伏町情報公開条例及び松伏町個人情報保護条例の一部改正（素案）について１改正の趣旨国民の権利利益の救済を図るため、行政庁の処分その他の公権力の行使に当たる行為に関する不服申立てについて定めた行政不服審査法が平成２６年６月に約５０年ぶりに本格的に改正され、平成２８年４月１日から施行されることとなりました。これを受け、当町の情報公開条例及び個人情報保護条例による不服申立て制度について、改正後の行政不服審査法（以下「改正法」という。）との整合を図るため、不服申立構造の見直しに伴う規定の整備のほか、制度の運用実態を踏まえ、松伏町情報公開条例（平成１６年松伏町条例第２５号）及び松伏町個人情報保護条例（平成１７年松伏町条例第４２号）の一部を改正するものです。２改正内容（１）審理員制度の適用除外規定の新設改正法においては、行政庁の処分等に対し、審査請求が行われた場合、当該処分の適法性等を審理するため、当該処分等に関与していない行政庁等の職員から審理員を指名しなければならないこととされましたが、条例に基づく処分について、条例に特別の定めがある場合には、審理員の指名を要しないこととされました。当町の情報公開制度においては、不服申立てが行われた場合、実施機関は、弁護士等の有識者からなる松伏町情報公開・個人情報審査会（以下「審査会」という。）に諮問を行い、審査会において第三者的立場から審査・答申を行い、当該答申に基づいて決定を行う体制が整備されており、改正法の求める「客観性・公正性」が確保できていることから審理員制度の適用除外規定を新設するものです。（２）開示請求等に係る不作為についての審査請求を諮問対象とする規定の整備改正法により、不作為についての審査請求は、これまでの迅速な処分を促すことにとどまらず、申請に対して一定の処分をすべきか否かについての審理も求めるものとなり、処分についての審査請求と機能面で類似することとなりました。これに鑑み、当町の情報公開条例及び個人情報保護条例における開示請求等に対する不作為に係る審査請求についても審査会への諮問対象とするため、規定を整備するものです。（３）その他規定の整備不服申立構造の見直しに伴い、「不服申立て」を「審査請求」に、不服申立てに係る実施機関の処分である「決定」を審査請求に基づく「裁決」に改める等の規定の整備を行うものです。３施行期日（予定）平成２８年４月１日から施行します。４今後のスケジュール時期平成２８年１月１３日から平成２８年２月１２日まで内容パブリックコメント手続の実施平成２８年２月下旬意見に対する考え方の公表平成２８年２月末日改正条例議案提出平成２８年４月改正条例施行５関連情報 ○ 総務省行政不服審査法ホームページ http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/gyoukan/kanri/fufuku/index.html ア行政不服審査法関連３法の概要 http://www.soumu.go.jp/main_content/000297540.pdf イ行政不服審査法（平成２６年法律第６８号） http://www.soumu.go.jp/main_content/000297430.pdf