平成 27 年兵庫県クラブユース新人戦 決勝 ヴィッセル神戸 対 フレスカ神戸 (場所:淡路佐野第 3 グラウンド) 結果 ヴィッセル神戸 (1-0) フレスカ神戸 優勝 ヴィッセル神戸 第 2 位 フレスカ神戸 最優秀選手 岩本皐希(ヴィッセル神戸) 所感:開始から、ヴィッセル神戸がセカンドボールを拾う回数が多く、そこから主導権を掴 んだゲーム展開となった。対するフレスカ神戸は押し込まれるも、奪ったボールを素早く展 開し、ヴィッセル神戸の最終ラインの隙を突こうとチャレンジを試みる。ヴィッセル神戸が テンポよくボールを動かし、サイドも有効に使う時間が続いた前半 17 分に、やはりサイド 攻撃から柳川選手(VK)が頭で押し込んでヴィッセル神戸が先制。 後半に入ると流れが一転する。運動量が落ちたヴィッセル神戸に対して、フレスカ神戸の 積極的なディフェンスと、片山選手・近藤選手などの効果的なドリブル突破で、幾度となく チャンスをつくる。最後の 10 分はお互いの闘志がぶつかり、激しい展開のままゲームセッ ト。最後まで集中を切らさず 1 点を守ったヴィッセル神戸が、6 年ぶりの優勝を飾った。 決勝トーナメントを通じて、選手全体の個人技術は確実に上がっていると感じることが 出来た。しかし、試合全体を見渡すと、未だに判断を伴わないキックが多用され、せっかく のマイボールを簡単に相手に渡してしまう場面が多い。育成年代では、リアクションより、 「どれだけ自分たちの意図としたプレーができるか」に観点を置いて指導することが大切 だと感じる。また、1 対 1・シュート・クロスの攻防など、ゴール前の攻防の質の向上も大 きく求められる。日常のトレーニングから、それらの要素を意識して取り組んでいく事が、 兵庫県のレベルアップと選手の輩出につながるはずである。 兵庫県クラブユース連盟理事 菊池 彰人
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