(公社)滋賀県防犯協会の防犯対策平成2８年１月１日昨年は、「犯罪抑止目標一万二千件以下」「犯罪率全国平均以下」を目標に、県警や関係機関との連携に努めるとともに、ボランティア団体等の皆様方と県民総ぐるみでの取り組みを重ねた結果、本県の刑法犯認知件数は、平成二六年に引き続き二年連続で減少しました。これは、県民の皆様一人ひとりの「自分の安全は自分で守る。地域の安全は地域で守る」という防犯意識の向上が、結果につながったものと言えます。当協会では、今年も県内における防犯活動の推進母体として、「滋賀県では犯罪を絶対に許さない」を合い言葉に、各種研修会や防犯運動などを強力に推進してまいりますので、県民皆様方の一層のお力添えをお願い申しあげます。アメリカ合衆国ニューヨーク市は、軽微な犯罪を取り締まることで凶悪犯罪を抑止し、治安を回復させました。これは、割れた窓ガラスを放置するような軽微なことから地域全体が荒廃し、犯罪も増えてしまうという「割れ窓（ブロークン・ウインドウズ）理論」による対策です。これを参考に、東京都内における区別犯罪発生件数ワーストワンであった足立区が、 ☆ 犯罪件数の減少脱 ( ワースト ) ☆ 子どもの規範意識や道徳観への好影響等を目的に、「美しいまちは、安全なまち」。「美しいまち」を印象付けることで犯罪を抑止しようと、平成二〇年から独自に始めたのが「ビューティフル・ウインドウズ運動」です。平成一八年から同二一年まで、同区内の犯罪発生件数は、都内ワーストワンで、同運動を開始した平成二〇年中の犯罪発生件数が約一万三千件であったものが、平成二二年には約一万件に減少するとともに都内ワーストワンを脱却することができ、さらに、他の対策とも相俟って、平成二六年には約七千六百件にまで減少するという大きな成果が出ています。あなたのまちでも「ビューティフル・ウインドウズ運動」を初めて見ませんか？ご希望があれば、同運動に関する説明等に伺います。当協会へのご連絡をお待ちしています。同運動のビラ先日、東京大学の樋野公宏准教授による「プラス防犯」についての講演を聴く機会がありました。皆さん「プラス防犯」という言葉をご存じですか？誰もが参加しやすく継続的な活動を目指し、日常活動に防犯の視点を加味することを言い、 ■ 犬の散歩をしながら近所を見廻るワンワンパトロール ■ ＰＴＡのお母さんが「あんしんパトロール」等のプレートを付けた自転車でお出かけしながら子どもを見守る活動 ■ 民間事業者が業務車両に、「防犯警戒中」等のマグネットシートを取付け、業務を行いながら地域を見守る活動 ■ ジョギングやウオーキングの際に、「ＰＡＴＲＯＬ」等と記載されたビブスを着用するジョグパト等、誰もが気軽にできそうなことが沢山あります。滋賀県防犯協会では、本年度、より多くの方に参加していただける「プラス防犯」の普及に力を入れたいと思っています。 ★ 賛助会員の募集公( 社滋) 賀県防犯協会では、賛助会員を募集しています。（個人会員の会費は、年間一万円以上で、協会の活動資金にさせて頂きます。）防犯対策として「賛助会員の証」を玄関等に貼ってはいかがですか。