事業系一般廃棄物の減量及び適正処理の手引き 平成 26 年 8 月 枚方市 環境事業部 1 目 次 1.廃棄物の区分・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P1 2.事業者の責務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P4 3.廃棄物の適正処理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P5 4.枚方市における一般廃棄物の現状・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P8 5.減量・リサイクルの取り組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P9 6.多量排出事業者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P11 7. Q&A ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P12 8.廃棄物関係法令の体系・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P13 この冊子は事業系一般廃棄物に関する手引きです。 この手引きの内容については、環境事業部 減量総務課にお問い合わせください。 ●事業系一般廃棄物 枚方市 所在地 TEL ホームページ 環境事業部 減量総務課 枚方市田口 5 丁目 1-1 072-849-5374 http://www.city.hirakata.osaka.jp/site/work/ なお、産業廃棄物の処理等については、大阪府のホームページよりダウンロードできる 「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」のしおり(産業廃棄物 排出事業者向け)をご覧ください。 「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」のしおり(産業廃棄物 排出事業者向け) URL:http://www.pref.osaka.lg.jp/jigyoshoshido/report/shiryo.html#shiori また、産業廃棄物については環境保全部 産業廃棄物指導課にお問い合わせください。 ●産業廃棄物 枚方市 所在地 TEL ホームページ 環境保全部 産業廃棄物指導課 枚方市朝日丘町 2-17 枚方市役所分室 2 階 050-7102-6011 http://www.city.hirakata.osaka.jp/soshiki/sanpai/ 2 1.廃棄物の 廃棄物の区分 廃棄物には、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下「廃棄物処理法」という)により、産業廃 棄物と一般廃棄物に区分されます。一般廃棄物には、事業活動に伴って生じる事業系一般廃棄物と、 家庭から排出される家庭系ごみがあります。 不要物 廃棄物 (廃棄物処理法第 2 条第 1 項) 有価物 産業廃棄物 ・廃棄物処理法 廃棄物処理法に定める P2 に掲げるもの (廃棄物処理法第 2 条第 4 項) 特別管理産業廃棄物 (廃棄物処理法第 2 条第 5 項) 一般廃棄物 (廃棄物処理法第 2 条第 2 項) ・事業系一般廃棄物 事業活動に 事業活動 に 伴 って生 って 生 じた廃棄物 じた 廃棄物のうち 廃棄物 のうち産業廃棄 のうち 産業廃棄 物以外のもの 物以外のもの ・家庭系ごみ 家庭系ごみ 一般家庭の 一般家庭の日常生活に 日常生活に伴って生 って生じた廃棄物 じた廃棄物 特別管理一般廃棄物 (廃棄物処理法第 2 条第 3 項) 1 産業廃棄物とは 産業廃棄物とは事業活動 とは事業活動に 事業活動に伴って排出 って排出される 排出される廃棄物 される廃棄物のうち 廃棄物のうち、 のうち、次のものをいいます ものをいいます。 をいいます。 すべての業種 すべての業種の 業種の事業活動から 事業活動から排出 から排出される 排出される産業廃棄物 される産業廃棄物 種類 例 1. 燃え殻 廃活性炭、焼却灰など 2. 汚泥 排水処理の汚泥、建設汚泥など 3. 廃油 廃潤滑油、廃エンジンオイル、廃大豆油など 4. 廃酸 廃写真定着液、廃硫酸、廃塩酸などのすべての酸性廃液 5. 廃アルカリ 6. 廃プラスチック類 発砲スチロール、化学繊維くず、廃プラスチック製品・容器包装など 7. ゴムくず 天然ゴムくず(※合成ゴムは廃プラスチック類) 8. 金属くず 空き缶、鉄くず、非鉄金属くずなど ガラスくず、コンクリ 空きびん、レンガくず、陶磁器くずなど。コンクリートくずにあっては ートくず、陶磁器くず 工作物の新築・改築または除去に伴って生じたものを除く。 10. 鉱さい 鋳物砂、不良石炭、各種溶融炉かすなど 11. がれき類 12. ばいじん 9. 廃写真現像液、廃ソーダ液、金属石けんの廃液などすべてのアルカリ性 廃液 工作物の新築・改築または除去に伴って生じたコンクリート片、レンガ 片など ばい煙発生施設等の集じん施設で捕捉したもの。 業種が 業種が限定されている 限定されている事業活動 されている事業活動から 事業活動から排出 から排出される 排出される産業廃棄物 される産業廃棄物 種類 13. 紙くず 業種等 建設業(工作物の新築、改築、除去に伴って生じたもの) 、パルプ製造業、 製紙業、紙加工品製造業、新聞業、出版業、製本業、印刷物加工業 建設業(工作物の新築、改築、除去に伴って生じたもの)、木材・木製品 製造業(家具製造含む)、パルプ製造業、輸入木材の卸売業、物品賃貸業 14. 木くず から生じた木くず・木材家具など ※【業種限定なし:木製パレット】 (パレットへの貨物の積付けのために 使用した梱包用の木材を含む) 建設業(工作物の新築、改築、除去に伴って生じたもの)、繊維工業(衣 15. 繊維くず 16. 動植物性固形不要物 と畜場で解体等をした獣畜や、食鳥処理場において処理した食鳥など 17. 動植物性残さ 食料品製造業、医薬品製造業、香料製造業 18. 家畜のふん尿 畜産農業(畜舎排水を含む) 19. 家畜の死体 畜産農業 20. 服その他繊維製品製造業を除く) 汚泥のコンクリート固形化物など、1~19 の産業廃棄物を処分するために処理したもので、 これらの産業廃棄物に該当しないもの 2 事業系一般廃棄 事業系一般廃棄物 廃棄物とは、 とは、産業廃棄物以外の 産業廃棄物以外の事業活動に 事業活動に伴って排出 って排出されるごみです 排出されるごみです。 されるごみです。 例えば、 えば、次のものをいいます。 のものをいいます。 ※ただし P2 の産業廃棄物 紙ごみ 段ボール、OA 紙、リサイクルできない紙など 「13.紙くず」に該当する業 種から発生するものは産業 廃棄物です。 ※ただし P2 の産業廃棄物 木・枝 不要となった木製品、せん定枝など 「14.木くず」に該当する業 種から発生するものは産業 廃棄物です。 ※ただし P2 の産業廃棄物 生ごみ 食品の売れ残り、残飯、茶殻、調理くずなど 「17.動植物性残さ」に該当 する業種から発生するもの は産業廃棄物です。 (イラスト出典:経済産業省 ごみイラスト素材集) 廃棄物処理法 第2条 この法律において「廃棄物」とは、ごみ、粗大ごみ、燃え殻、汚泥、ふん尿、廃油、廃酸、廃アル カリ、動物の死体その他の汚物又は不要物であって、固形状又は液状のもの(放射性物質及びこれによ って汚染された物を除く。)をいう。 2 この法律において「一般廃棄物」とは、産業廃棄物以外の廃棄物をいう。 3 この法律において「特別管理一般廃棄物」とは、一般廃棄物のうち、爆発性、毒性、感染性その他の 人の健康又は生活環境に係る被害を生ずるおそれがある性状を有するものとして政令で定めるものをい う。 4 この法律において「産業廃棄物」とは、次に掲げる廃棄物をいう。 一 事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック 類その他政令で定める廃棄物 二 輸入された廃棄物(前号に掲げる廃棄物、船舶及び航空機の航行に伴い生ずる廃棄物(政令で定め るものに限る。第十五条の四の五第一項において「航行廃棄物」という。)並びに本邦に入国する者 が携帯する廃棄物(政令で定めるものに限る。同項において「携帯廃棄物」という。)を除く。) 5 この法律において「特別管理産業廃棄物」とは、産業廃棄物のうち、爆発性、毒性、感染性その他の 人の健康又は生活環境に係る被害を生ずるおそれがある性状を有するものとして政令で定めるものを いう。 3 2.事業者の 事業者の責務 事業者は事業活動に伴って生じた廃棄物について、廃棄物処理法に基づき適正に処理しなければなり ません。 ※ 「事業者」とは、事務所・工場・飲食店など営利を目的としたものだけでなく、病院・社会福 祉施設・官公庁・学校などの公共公益事業を営む者も含まれます。 ●適正な処理をしてください ●廃棄物を減量してください 事業活動により生じた廃棄物を自らの責 事業活動により生じた廃棄物の再生利用 任において適正に処理しなければなりませ 等を行うことにより、その減量に努めなけれ ん。(廃棄物処理法第 3 条第 1 項) ばなりません。(廃棄物処理法第 3 条第 2 項) ●製造、販売等の際に工夫してください ●国や市の施策に協力してください 物の製造、加工、販売等の際は廃棄物処理 廃棄物の減量や適正な処理の確保等につ やリサイクルがしやすい製品、容器等の開発 いては、国や市が行う施策に協力しなければ を行い、廃棄物となった場合の処理方法につ なりません。(廃棄物処理法第 3 条第 3 項) いて情報提供しなければなりません。 (廃棄物処理法第 3 条第 2 項) 廃棄物処理法 (事業者の責務) 第3条 事業者は、その事業活動に伴って生じた廃棄物を自らの責任において適正に処理しなければならな い。 2 事業者は、その事業活動に伴って生じた廃棄物の再生利用等を行うことによりその減量に努めるとと もに、物の製造、加工、販売等に際して、その製品、容器等が廃棄物となった場合における処理の困難 性についてあらかじめ自ら評価し、適正な処理が困難にならないような製品、容器等の開発を行うこと、 その製品、容器等に係る廃棄物の適正な処理の方法についての情報を提供すること等により、その製品、 容器等が廃棄物となった場合においてその適正な処理が困難になることのないようにしなければならな い。 3 事業者は、前二項に定めるもののほか、廃棄物の減量その他適正な処理の確保等に関し国及び地方公 共団体の施策に協力しなければならない。 4 3.廃棄物の 廃棄物の適正処理 事業活動に伴って生じた廃棄物の処理を委託する場合には、事業系一般廃棄物と産業廃棄物に適正 に区分し、許可のある処理業者などに委託して、適正に処理してください。 一般廃棄物収集運搬許可業者 事業系一般廃棄物 事業系一般廃棄物 委託 ・ 一般廃棄物再生利用業者 等 事業系ごみ 事業活動に伴うごみ 産業廃棄物 ※ 委託 産業廃棄物処理業者等 一般廃棄物や産業廃棄物を処理委託する場合、その廃棄物を処理する許可のないものに処理委託す ると、5 年以下の懲役若しくは 1,000 万円以下の罰金又はこの併科の罰則を科せられる可能性があ ります。 (廃棄物処理法第 25 条第 1 項第 6 号) 事業系一般廃棄物 事業系一般廃棄物の 一般廃棄物の処理について 処理について 枚方市が許可する一般廃棄物収集運搬許可業者に委託する場合 排出事業者が事業系一般廃棄物を収集運搬許可業者に委託する場合は、P6 に記載する枚方市が許 可する一般廃棄物収集運搬許可業者(8 社)のいずれかに収集を委託してください。(これ以外の業 者には委託することはできません。また、排出事業者自らが清掃工場に搬入することはできません。 ) なお、市が一般廃棄物収集運搬許可業者から徴収する搬入(処分)手数料は、排出事業者の皆さま から一般廃棄物収集運搬許可業者に支払う収集委託料から納入されており、金額は下記のとおり平成 25 年 10 月 1 日に改定しました。 手数料改定の 手数料改定の経過措置期間 平成 25 年 10 月 1 日から 平成 28 年 1 月 1 日から 平成 27 年 12 月 31 日まで 75 円/10kg 90 円/10kg 5 ● 枚方市が許可する一般廃棄物収集運搬許可業者 一般廃棄物収集運搬許可業者(50 音順) 事業者 ※ 事務所 所在地 電話番号 ㈱アーバンキープ 枚方市春日野 2 丁目 2-1 072-859-0300 ㈱キャリアテクノ 枚方市長尾家具町 4 丁目 18-5 072-864-0082 ㈱クリーンズ 枚方市町楠葉 1 丁目 3-18 072-857-0011 ㈱コスミック 枚方市春日西町 2 丁目 1-7 072-859-5831 住吉エコサポート㈱ 枚方市春日北町 5 丁目 16-8 072-808-9108 デルピス㈱ 枚方市 枚方市長尾家具町 2 丁目 5-10 072-866-0407 都市クリエイト㈱ 枚方市長尾家具町 4 丁目 18-5 072-868-3022 枚方ネットゥルビーノ㈱ 枚方市出屋敷西町 1 丁目 25-10 072-898-4455 尚山ビル 3F 専ら再生利用の目的となる古紙 古紙、金属くず、空きびん、古繊維についてはこれらを についてはこれらを専門に取り扱う資源 回収事業者に委託することができます できます。 ※ 枚方市一般廃棄物収集運搬許可業者 枚方市一般廃棄物収集運搬許可業者のうち、産業廃棄物の許可を有する事業者については については、産業廃棄物 についても委託することができます することができます。ただし、事業系一般廃棄物と産業廃棄物は別々 別々の契約が必要です。 一般廃棄物収集運搬許可業者に 一般廃棄物収集運搬許可業者 に委託した 委託した場合 した場合は 場合は、 のルールを守 ってください。 次のルールを 守ってください 。 で処理できるのは一般廃棄物のみです。産業廃棄物 産業廃棄物を処理する その 1.枚方市の清掃工場で ことはできません。 その 2.事業系ごみを家庭系 家庭系ごみの集積所に出すことはできません。事業系一般廃棄物 事業系一般廃棄物は、 量の多少にかかわらず にかかわらず枚方市が許可する一般廃棄物収集運搬許可業者 一般廃棄物収集運搬許可業者に収集処理委託 してください。 その3.ごみは『無色透明または または白色半透明の 45 リットル以下のポリ袋』 』で出してくだ さい。 再利用、リサイクルに努め、ごみの減量にご協力 協力ください。 その4.ごみの発生抑制、再利用 特にリサイクルできるもの にリサイクルできるもの(紙ごみなど)は、リサイクルを! 事業者のみなさまには今後一層 今後一層の排出ごみの適正化(不適物を出さない さない。きっちり分別を して資源化できるものはリサイクルを できるものはリサイクルを!)に努めていただきますようお願いします いします。 6 実際に 実際に搬入された 搬入された処理不適物 された処理不適物 下記の写真は実際に枚方市の清掃工場 清掃工場へ搬入された処理不適物です。 枚方市の清掃工場は一般廃棄物処理施設 一般廃棄物処理施設ですので、産業廃棄物を処理することはできません することはできません。また、 機器を損傷させるような不適物は は、工場に重大な影響を与え、多額の修理費につながる につながる可能性がある ので、必ず適正に処理してください してください。 事業活動から排出される鉄などの などの金属くず 事業活動から排出される される廃プラスチック類 は産業廃棄物として処理 処理してください!! は産業廃棄物として処理してください してください!! 一般廃棄物再生利用業者に委託 委託する場合 次に掲げる一般廃棄物についてはリサイクル についてはリサイクル推進の観点から、廃棄物処理法施行規則第 法施行規則第 2 条第 2 号 及び第 2 条の 3 第 2 号の規定に基 基づき指定した一般廃棄物再生利用業者に処理 処理を委託していただくよ うお願いします。 ●木くず 事業者 事務所 所在地 電話番号 ㈱都市樹木再生センター 大東市大字龍間 698 072 072-869-0365 ㈱前田造園 枚方市養父丘 1 丁目 2-26 072 072-809-2210 ●動植物性残渣(パンくず) 事業者 ㈲蔵尾ファーム 事務所 所在地 枚方市春日西町 2 丁目 22-15 電話番号 072 072-897-5678 ●動植物性残渣(魚あら) 事業者 事務所 所在地 電話番号 ㈲成商 大阪市平野区加美正覚寺 2 丁目 5-38 06 06-6794-6505 ㈲山田肥料商事 東大阪市柏田本町 3-28 06 06-6728-8621 7 4.枚方市における 枚方市における一般 における一般廃棄物 一般廃棄物の 廃棄物の現状 一般廃棄物の 一般廃棄物の排出状況 一般廃棄物処理量は平成 7 年度から約 28%削減しました! 枚方市の一般廃棄物処理量(家庭系ごみ と事業系一般廃棄物)は平成 7 年度にピー ク(約 15 万トン)を迎えた後、ごみ減量 (トン) 160,000 物の適正排出および減量に向けた啓発等を 実施し、減少傾向が現れました。平成 25 年度はピーク時の平成 7 年度に比べ、約 4 150,197 140,000 施策として、ごみ袋の無色透明・白色半透 明化、大型ごみ有料化や、事業系一般廃棄 【枚方市の一般廃棄物処理量】 120,000 53,323 108,504 93,972 100,000 事業系一般廃棄物 31,962 26,022 80,000 家庭系ごみ 60,000 万 1 千トン(約 28%)減少し、一般廃棄 96,874 物処理量は約 10 万 8 千 5 百トンになりま 40,000 した。 20,000 76,542 67,950 0 H7年度 H25年度 H30年度 【目標】 事業系一般廃棄物の 事業系一般廃棄物の排出状況 事業所内でごみの発生抑制を取り組んでいただいていることや、段ボールや OA 紙などの古紙や、ス ーパーマーケット等から排出される魚あらなどをリサイクルしていただいていることなどの結果、平成 25 年度の事業系一般廃棄物処理量は平成 7 年度のピーク時(約 5 万 3 千トン)から約 2 万 1 千トン (約 40%)減少しました。 目標値にはあと約 6 千トン(19%) (平成 25 年度比)の削減が必要ですので、さらなるごみ減量・リサ イクルにご協力をお願いします。 目標値にはあと 19%の削減が必要です (トン) 35,000 (平成 25 年度比) 【枚方市の事業系一般廃棄物処理量】 33,137 32,226 32,021 ◆ ごみの減量・リサイクルに取り組んでくだ 31,512 31,962 さい!! 30,000 26,022 ◆ 適正にごみを排出してください!! 25,000 20,000 排出された事業系一般廃棄物の中には、 15,000 リサイクル可能な紙類や、売れ残り食品が ごみとして排出されています。 10,000 また、プラスチック類や金属類などの 5,000 産業廃棄物も誤って排出されている実態が 0 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度 H25年度 H30年度 【目標】 8 あります。 5.減量・リサイクルの ・リサイクルの取り組み 減量・リサイクルの取 ごみの発生抑制 減量の推進 ごみの発生抑制を 発生抑制を最優先に 最優先に減量の ごみの減量を進めるために最も も優先すべきことはごみの発生抑制です。 事業者の皆さまのご協力をお願 願いします。 まずは発生抑制 次 次に再利用 次に再生利用 無理なら (Reduce) ( (Reuse) (Recycle) 適正処理 3R の取り組みを実践 みを実践 Reduce(発生抑制) Reuse(再利用) Re Recycle(再生利用) ●食品・材料の仕入れには ●会議資料等の簡素化 ●段ボール ボール、OA 用紙、 通い箱を利用 ●文書・資料の共有 ●両面コピー、ペーパレス ●ミスプリントした OA 用 ●塗箸の利用 ●食品の裸売り など ●生ごみ ごみ処理機の導入 など ●生ごみの水切り ●自社でごみの計量 機密 書類 等の 等 古 紙を リ サイクル 紙の裏面利用 の実施 ●分別 分別ボックスの設置 など 事業所における 適正処理の取り組み事例 事業所における減量 における減量・ 減量・適正処理の (どこに何 ( (古紙の発生抑制について 社内に表示しています) ( (自社で計量し、ごみの量を把握し、 減量に努められています) 9 (どこに何のごみを のごみを出すのかを表示し、 従業員に適正排出 適正排出を周知しています) 古紙のリサイクルについて 古紙のリサイクルについて 事業系一般廃棄物の中には、リサイクルできる紙類が約 20%(※)も含まれています。 紙類は分別も容易ですので、古紙のリサイクル事業者と契約し、リサイクルを進めてください。 ※枚方市ごみ組成分析調査報告書(平成 21 年 10 月) リサイクルできる古紙 リサイクルできる古紙(例) ○ リサイクルに向 リサイクルに向かない古紙 かない古紙( 古紙(例) × ・汚れた紙 ・カーボン紙 ・粘着材が付着した紙 ・防水加工された紙 ・段ボール ・感熱紙 など ・OA 古紙、シュレッダー紙 ・チラシ、カタログ、パンフレット ・新聞紙 など ※詳細は契約している一般廃棄物収集運搬許可業者や古紙リサイクル事業者にお問い合わせください (イラスト出典:経済産業省 ごみイラスト素材集) 食品廃棄物の 食品廃棄物の減量 飲食物を扱う事業者のみなさまにお願いします 市全体の廃棄物の量を削減するには、食品廃棄物の減量は必須です。 消費(味)期限切れ食品の廃棄量や食べ残しによる廃棄量を減らすことなど、食品ロス削減に ご協力ください。 ●発生抑制に努めてください ●水切りを徹底してください 消費(味)期限切れ食品廃棄物を減らすこ 食品廃棄物の 70%は水分と言われていま とや、飲食店では小盛りメニューの採用など す。水切りを徹底することで、食品廃棄物の により、食べ残しによる食品廃棄物を減らし 重量は大幅に減量されます。 てください。 ●食品廃棄物をリサイクルしてください ●リサイクルしてできた飼料、肥料で作られ 食品廃棄物を飼料、肥料などにリサイクル た農畜産物を使用してください している事業者に処理委託してください。 リサイクルはリサイクル製品を使用して また、業務用生ごみ処理機を活用する方法 成り立ちます。リサイクルしてできた飼料、 もあります。 肥料で作られた農畜産物を使用しましょう。 食品廃棄物のリサイクル事業者については 登録再生利用事業者 10 で検索 6.多量排出事業者 多量排出事業者( 多量排出事業者(一般廃棄物) 一般廃棄物)とは 1 日平均 10 キログラム以上又は一時に 100 キログラム以上の一般廃棄物を生じる占有者のう ち、市が受け入れる事業系一般廃棄物を、月平均 2.5 トン以上排出する事業者のことです。該当す る事業者については、毎年度市から連絡します。 ※廃棄物処理法に基づく産業廃棄物等の多量排出事業者とは別のものですので、ご注意ください。 提出していただく 提出していただく書類 していただく書類 市条例に基づき、次の書類を市長に提出していただかなければなりません。 ・廃棄物管理責任者の 廃棄物管理責任者の選任 (責任者を変更した場合は、都度ご提出をお願いします) ・事業系一般廃棄物減量等計画書の 事業系一般廃棄物減量等計画書の提出 様式については枚方市ホームページに掲載しています 枚方市ホームページ ⇒「組織でさがす」⇒「減量総務課」⇒ 「事業所から出るごみ」⇒「多量排出事業者の皆さまへ」 立入調査 提出いただいた減量等計画書に基づき、ごみの 減量・リサイクルや適正処理の推進などについて の実態を調査するとともに、事業所内での問題 点、課題などを伺いながら、必要な助言・指導を 行います。なお、立入調査にあたっては、廃棄物 管理責任者の立会いをお願いします。 ※廃棄物管理責任者とは 廃棄物管理責任者とは 事業所から排出される一般廃棄物の減 量・リサイクル及び適正処理に関する業務 を担う中心的な担当者を指し、事業所全体 のごみの減量・リサイクル及び適正処理を 実施するため、社員やテナント等への助 言・指導等を行っていただきます。 枚方市廃棄物の減量及び適正処理の促進等に関する規則 (多量の一般廃棄物を生ずる占有者に対する指示) 第4条の2 市長は、条例第16条の規定により、多量の一般廃棄物を生じる占有者のうち事業活動に伴って 1月平均2.5トン以上の一般廃棄物を排出する占有者に対して、次に掲げる事項を指示するものとする。 (1) 廃棄物管理責任者の選任及び届出(変更によるものを含む。) (2) 一般廃棄物の減量に関する計画の作成及び提出 2 前項第1号の届出は、廃棄物管理責任者選任・変更届(様式第1号)により行うものとする。 3 第1項第2号の提出は、事業系一般廃棄物減量等計画書(様式第2号)により行うものとする。 11 7 . Q& A Q A 事業所から出たごみの処理は どうすればいいのですか。 事業系ごみは事業系一般廃棄物と産業廃棄物に区分し、許可のあ る処理業者などに委託するなどして、適正に処理してください。 なお、一般廃棄物収集運搬許可業者は P6 に記載しています。 また、産業廃棄物については、「廃棄物の処理及び清掃に関する 法律のしおり」 (産業廃棄物 排出事業者向け)をご覧ください。 (http://www.pref.osaka.lg.jp/jigyoshoshido/report/shiryo.html#shiori) Q A 少ししか事業系ごみが出ない。 量や種類に関わらず事業活動に伴って排出されるごみは事業系 種類も家庭から排出されるごみ ごみとなります。事業系ごみを家庭系ごみの集積所に出すことはで と変わらない。 きませんので、ごみの種類に応じて、事業系一般廃棄物と産業廃棄 物に区分し、許可のある処理業者などに委託するなどして、適正に 処理してください。 なお、資源化できるものについては処理事業者と相談していただ き、資源化してください。 Q A 住居と店舗が同じ建物の場合 住居と店舗が一体であっても、事業系ごみを家庭系ごみとして出 は、どのようにごみを処理すれば すことはできません。事業系ごみは事業系一般廃棄物と産業廃棄物 いいですか。 に区分して、適正に処理してください。また、生活しているうえで 排出するごみは家庭系ごみとして排出してください。 Q A 従業員が飲食した弁当容器やペ 事業所から排出されるごみはすべて事業系ごみになります。弁当 ットボトルはどのように処理すれ 容器やペットボトルなどプラスチック製のごみについては産業廃 ばいいのか。 棄物ですので、許可のある産業廃棄物処理業者に委託するなどし て、適正に処理してください。 Q A 清掃工場に機密書類などのごみ を持ち込みたいのですが。 事業系ごみを清掃工場に持ち込むことはできません。事業系一般 廃棄物については、市が許可する一般廃棄物収集運搬許可業者に収 集運搬を委託してください。 なお、機密書類やシュレッダー古紙については、機密を保持しな がらリサイクルできる事業者がありますので、古紙リサイクル事業 者にご相談ください。 12 8.廃棄物関係法令の 廃棄物関係法令の体系 環境基本法 循環型社会形成推進基本法 「廃棄物処理法」 「資源有効利用促進法」 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 資源の有効な利用の促進に関する法律 ごみの発生抑制と適正なリサイクルや処分を確保 ごみの発生抑制、リユース、リサイクルを促進 【物の特性に応じた法律】 「容器包装リサイクル法」 「家電リサイクル法」 容器包装に係る分別収集及び 特定家庭用機器再商品化法 再商品化の促進等に関する法律 容器包装の製造・利用事業者などに、分別収集さ 家電 4 品目の製造・販売事業者などに、廃家電製 れた容器包装のリサイクルを義務づけ 品の回収・リサイクルを義務づけ 「建設リサイクル法」 「食品リサイクル法」 建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律 食品循環資源の再利用等の促進に関する法律 建設工事の受注者などに、建築物などの分別解体 食品の製造・販売事業者、レストランなどに、食 や建設廃棄物のリサイクルなどを義務づけ 品残渣の発生抑制やリサイクルなどを義務づけ 「自動車リサイクル法」 「小型家電リサイクル法」 使用済自動車の再資源化等に関する法律 使用済小型電子機器等の再資源化の 促進に関する法律 自動車製造事業者、関連事業者などに使用済自動 国、地方公共団体、消費者、小型家電の製造・販 車のリサイクル・適正処理を義務づけ 売事業者が協力し、使用済小型家電の再資源化を 促進 「グリーン購入法」 国等による環境物品等の調達 の推進などに関する法律 13 国等が率先して再生品などの調達を推進 事業系一般廃棄物の減量及び適正処理の手引き 平成 26 年8月発行 編集発行:枚方市 環境事業部 減量総務課 〒573-1162 大阪府枚方市田口 5 丁目 1 番 1 号 TEL:072-849-5374 FAX:072-849-6645 http://www.city.hirakata.osaka.jp 14
© Copyright 2024 ExpyDoc