第 44 号 平成28年1月発行 長和 町・上田市組合立 国保依田窪病院の理念 ●地域に密着した心あたたかな医療を実践します ●地域における基幹病院として高度医療を提供します 新年のご挨拶 病院長 三澤弘道 明けましておめでとうございます。今年は申年ですので、私もいよいよ還暦になり、昭和61年4月 当院に赴任してから30年が経過します。当時医師は7人だけで、当直は月に5、6回ありました。外来 も入院も患者数が少なく、暇であった記憶が残っています。病院経営は現在と同じで非常に厳しい 状況でしたが、地域の公民館を回って、お茶を飲みながら説明会をしていました。今と比較すると、 患者さんや地域住民の皆様と病院職員との距離が、大分近かった気がします。 その後病院は右肩上がりに発展し、平成12年に増改築をして大きく変化してきました。各診療科 ともこぞって高度医療をするために、研修や技術習得に励みました。更にオーダリングシステム、 画像システム、電子カルテ、人事考課、能力給など院内の体制も、近隣の大病院より早く整備する ことができました。 しかし、平成16年から始まった新医師研修制度の影響で、内科、外科、小児科医師が、大学医局 から派遣されなくなりました。これを受け、医師や看護師不足を解消するため、いろいろな手段を 使って職員確保に励んできました。現在、度重なる医師の交代や接遇の悪さなどの理由から、外来 および入院患者数が減少して、病院経営が厳しさを増しています。 昨年10月に内科と総合診療科の外来体制を変更して、患者さんの満足度を上げるべく病院全体で 頑張ってきました。しかし、まだまだ経営的に満足できるレベルには到達していません。今年は病院 の将来像を決める改革プランを作成することになっています。保健、医療、福祉関係者が緊密な連携 がとれた素晴らしい地域となるように、長和町・上田市と協力 して作成ていくつもりです。 最 後 に 、 今 年 は 患 者 さ ん 中 心 の 優 し い 医 療 と 病 院 の 健 全 経営を目指して、全職員一丸となって頑張る所存です。何卒、 依田窪病院と病院職員を応援して頂きたいと思います。 皆 様 の 御 健 康 と 御 多 幸 を お 祈 り 申 し 上 げ 、 新 年 の 挨 拶 と します。 ☆医師・看護師募集のお知らせ ●地域を担う医師・看護師を募集中 ●保育所も完備して子育て応援 ●多様な勤務時間体系にも配慮 ●中途採用の方に対する研修も充実 1 平成28年1月 依田窪病院だより 「夜 勤 は で き な い け ど、一 日 に 数 時 間 で も 働きたい」というパート勤務も歓迎します。 看護師を目指す学生を支援する奨学金制度 (年間 60 万円 3 年間)も用意しています。 外来は病院の顔、玄関です。思いやりのある温かで、 安全・安心な看護を提供します。 外 来 は、内 科、外 科、整 形 外 科 な ど の 十 四 診 療 科 と 内 視 鏡 室、透 析 セ ン タ ー、 外来化学療法室があります。 ま た、救 急 患 者 様 を ス ム ー ズ に 受 け 入 れ ら れ る よ う 体 制 を 整 え、協 力 し て 救 急 診療にあたっています。 看 護 ス タ ッ フ は、子 育 て 中 の マ マ や ベ テ ラ ン 看 護 師 が 多 く、皆 明 る く 患 者 さ ん を優しい笑顔でお迎えしています。 外 来 は 病 院 の 顔 で あ る と 意 識 し、お も て な し の 心 で 患 者 様 に 対 応 で き る よ う 日 々 頑 張 っ て い ま す。看 護 師 は 患 者 さ ん と ご 家 族 に 最 も 近 い 存 在 で あ り、適 切 な ケ ア を 提 供 す る 役 割 が あ り ま す。患 者 さ ん の 緊 張 を 和 ら げ、病 状 や 困 り ご と を 把 も好評です。現在ベッド(テレビ付) 透 析 セ ン タ ー は 六 階 に あ り、窓 からみえる山々の景色は患者様に けください。 したら遠慮なくスタッフにお声掛 ま す。何 か お 困 り の こ と が あ り ま 室内のベッドにも休んでいただけ て い ま す。ま た、病 状 に よ り 診 察 分 り 易 い 表 示、お 知 ら せ に 心 掛 け せていただきます。 う、ス タ ッ フ 一 同 サ ポ ー ト さ 有意義に送っていただけるよ と も に 考 え、チ ー ム 医 療 を 実 けていただけるよう患者様と 医 師、看 護 師、臨 床 工 学 士 と 協 力 し、よ り 良 い 透 析 を 受 施しています。 後の患者様の昼間の透析を実 田中紀子 践 し て い ま す。毎 日 の 生 活 を 数 は 二 十 二 あ り、日 曜 日 以 外 の 月・ 外来・透析室師長 〈 透析スタッフ 〉 水・金 と 火・木・土の毎日三十名前 予 約 の 診 察 を し て い る の か」な ど 待 ち 時 間 に 対 し て は、内 科 外 来 と 整 形 外 科 外 来 に て「今、何 時 の 握し、安心・安全に治療が受けられるように努めています。 〈 外来スタッフ 〉 2 平成28年1月 依田窪病院だより 防災訓練行いました ④車椅子避難誘導 十 二 月 十 日、病 院 職 員 約 五 十 名 が 参 加 し て、火 災 を 想 定 し た 訓 練 を 実 施 し ま し た。今 回 は、患 者さんを安全に避難誘導するこ ⑦副院長講評 とを目的に取り組みました。 ⑥避難者体調チェック ⑧消防署長講評 ①火災発生院内放送 ②消防への通報 ③患者さん避難誘導 ⑤エアーストレッチャー避難 病院からのお知らせ 1月15日(金)は、長和町「おたや祭」により終日休診とさせていただきます。 皆さまには、大変ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。 なお、救急患者さんは通常どおり受入致しますので、ご相談ください。 3 平成28年1月 依田窪病院だより 国保依田窪病院 〒386-0603 長野県小県郡長和町古町2857 TEL 0268(68)2036 FAX 0268(68)4034 発行 国保依田窪病院 印刷 有限会社大和印刷 平成28年1月 依田窪病院だより 4
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