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テレビ学習メモ
体育
ターゲット・バードゴルフ
教師用
根 岸 仙 太郎
全日本ターゲット・バードゴルフ選手権大会
2005 年、2014 年
GSクラス チャンピオン
授業で「ターゲット・バードゴルフ」を実施するときの練習方法(指導方法)の工夫を紹介
します!
用具はどうする!?
Q.
ターゲット・バードゴルフに必要な用具は何ですか?
Q.
用具はどこで入手できますか? また、用具をそろえるのが難しい場合はどうすれば
A: クラブ、ボール、マット、ゴール(ホール)です。
よいですか?
A: ターゲット・バードゴルフは用具がないとできな
いスポーツです。安価に用具をそろえる方法や、身近
▼
なモノを代用するアイデアを紹介します。
【クラブ】 ターゲット・バードゴルフの専用クラブは
いくつかのメーカーが製造していますが、ゴルフショップにはほとんど有りま
せん。運動具店で取り寄せたり、ネットで購入したりするとよいでしょう。また、
ゴルフのウェッジクラブ(PW・SW・AW)を利用してもOKです。中古のゴ
ルフクラブは、低価格で販売している店舗も多いので探してみてください。
【ボール】 運動具店やネットで購入できます。
[提案] 体育館で実施するときは、バドミントンのシャトルで代用!
屋内でプレーする場合、専用ボールでは「飛びすぎ、弾みすぎ、滑りすぎ」の
傾向があります。ボールのみバドミントンのシャトル(プラスチックでない天然羽
根のモノ)を使ってみてはいかがでしょうか。シャトルの場合、球部が小さいた
め飛距離もかなり短く成りますが、飛形や打感はまずまずだと思います。耐久性
などについてはテスト中のため断言できませんが、ラケットとクラブの違いはあ
れ、あの強烈なスマッシュに対応できるシャトルですので問題ないかと思います。
【マット】 運動具店やネットで購入できます。白線の入ったものをおススメします。また、
ゴルフの練習用マット(穴有り)でも OK です。
【ゴール】 ゴールは、アドバンテージホール(ネット
の籠)とセカンドホール(ホール下の輪)と
台座で1セットです。運動具店やネットで購
入できます。
専用ゴールがない場合は、ティーバッティ
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ングのティーや旗立ての台に、傘を逆さにさして手作りしてもよいでしょう。セ
カンドホールは、フープやロープなどを利用しても OK。
練習についての工夫ポイント!
〈タオルできれいに!?〉
きれいなフォームを作ることをねらいにした練習です。タオル1本で手軽にできます。ボー
ルを打つことはもちろん大切ですが、地味な素振りはもっと大切なのです。
⃝先を結んだ長めのタオルで素振りをする。(ボールは使わない)
⃝フォームのチェックポイントを決めて行う。特に「ゆっくりリズムの習得」「頭と背骨を
軸にした上体の捻転法」
「バックを小さくホローの大きいスイングアーク」
「左腕の使い方」
等々、正しい基本を身体で覚えるには最も手軽で有効な練習法。
⃝授業などでクラブの数が足りない場合に、クラブを使って練習をするグループや素振りを
するグループなどに分かれて実施することもできる。
〈ホールインを狙え!〉 ■4ページ、イラスト参照(ホールイン練習用)
構え方や打ち方の基礎練習をしたら、次はゲーム形式の練習でプレーを楽しんでみましょう!
▼
①ホールインを狙え!
⃝図のような練習用のホールを 2 か所ほど作る。
⃝打席の間隔は 3m 以上離す。また、複数のホールを使うときは、対面には打席を作らない。
(例えば、ボールを打つ方向が背中合わせになるようにする。)
⃝各ホールで、一回に 5 人程度の練習が可能。ただし、3 m以内の近い距離では危険防止
のため 3 ~ 4 名程度に人数を絞って実施する。
⃝個人戦やチーム戦など、楽しみ方の工夫はいろいろ。
⃝同じ距離から数名でボールを数球ずつ打って、ホールインワンの数を競う「ホールインワ
ン競争」もおススメ。
②ニアピンを競え!
⃝図のホール①だけを使う。
⃝ボールを打つ位置(例えば図の人型の位置など)を任意で決める。
⃝そして、ホール①に向かって一人1球ずつ打ち、いかにホールに寄せられたか、その点数
を競う。(点数の決め方は、ホールインは 10 点、1mの円内は 7 点、3 mの円内は5点、
5mの円内は3点、7 mは 1 点、7 mの外は0点など)
紹介した方法以外にも練習方法はいろいろ考えられます。
みなさんでアイデアを出し合って練習やプレーを楽しんでください。なお、前半は基礎練習、
後半はプレーを楽しむなど、変化をつけることをおススメします。
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オリジナルコースを作ろう! ~コース作りについて~
(1)コース設定の注意
安全にプレーできるよう、コース(ロープ)は壁面から最低1mは離して設置ください。ま
た、隣のコースとの間は 5 m以上離してください。
(2)難易度の工夫
やさしいコースと難しいコースの違いを決めるポイントはたくさんあります(下記)。組み
合せを工夫して難易度を調整してください。
⃝コースの長さやコースの幅
⃝コース面(芝・土・板の床など)
⃝コースの形(真直ぐか・曲がっているか・極端に曲がっているかなど)
⃝ホールエリアの大きさや形
⃝ホールの奥の距離(短いほど難しい)
⃝池や切り込み(有無や大きさ、位置など)
(3)コース作りそのものを楽しむ場合
生徒が独自のホールを作ってプレーすることも楽しみ方の一つです。
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〈屋内コース例 ①〉
■5ページ、イラスト参照(屋内コース①)
比較的やさしいコースです。このコースに障害物(ボール入れの籠や三角コーン、マットな
ど)を配置すると、難易度や面白さを調整できます。
〈屋内コース例 ②〉
■6ページ、イラスト参照(屋内コース②)
屋内用にお奨めのオリジナルコースです。難易度はちょっと高めです。ファーストポールと
セカンドポールを設置すると、さらに難易度は上がります。オリジナルルールなどを皆で考え
るのも楽しいでしょう。
【コース例 ② のオリジナルルール案】
⃝ファーストポールとセカンドポールを設置。
⃝ティーグラウンドから直接ゴール(ホール)を狙うのは NG とし、第一関門(ファーストポー
ルの間)
、第二関門(セカンドポールの間)の順で、通過するようにする。
⃝セカンドポール通過後は、通常のルールで行う。
ゲームの実施について
競技会などは通常4人一組で各ホール(18 ホール)から一斉にスタートするショットガン
方式で行います。屋内の場合は、4 人1組で行うのがよいでしょう。
参加人数が多い場合は、グループ対抗戦もおススメです。3 ~ 5 人でグループを作り、4 グ
ループを1組としてプレー。グループ内では、打つ人、スコアを記録する人、安全を確認する
人などに役割を分担。1 打ずつ順番に役割をぐるぐる交代して打つと全員が参加できます。
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屋内コース ① ▼
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屋内コース ② ▼
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