先端技術総合研究所長 20１6 年新年のご挨拶新年あけましておめでとうございます。昨年、NTT 先端技術総合研究所は、超大容量光ネットワークに資するデジタルコヒーレント技術の中核をなす 100Gbit/s 対応の通信用デジタル信号処理デバイス、着るだけで心電波形・心拍数等の生体情報を取得できるウェアラブルデバイス「hitoe」、人間の視覚特性の科学的理解に基づいて生まれた映像技術「変幻灯」などの多くの成果を挙げることができました。さらに、量子通信、量子暗号の分野で、世界トップの通信速度の向上と効率化を理論、実験の両面から明らかにし、それらの結果は世界的に有力な科学論文誌に数多く掲載されております。あらゆるビジネスに ICT が利用され、さらにそれを構成する機器やサービスの進化のスピードが加速しています。技術の潮流を見定め、技術の変化がビジネスモデルにどのような変化をもたらすのか、事業成長に資するビジネスモデルは何かといったことも考え、価値創造とイノベー 2015 年度先端技術総合研究所所長表彰 ■研究開発賞 ●マルチレイヤパス論理設計エンジンの研究開発・未来ねっと研究所：犬塚史一、門畑顕博、渡辺篤、川上弥、手島光啓 ●大容量マルチリング NW 対応 100G デジタルコヒーレントデバイス(DSP)の研究開発・未来ねっと研究所：吉田光輝、岡本聖司、堀越建吾、木坂由明・アクセスサービスシステム研究所：石原浩一 ●デジタルコヒーレント通信用小型変調器の開発・デバイスイノベーションセンタ：菊池順裕、柏尾典秀、山田貴、上田悠太・NTT エレクトロニクス：土居芳行 ●人間による液体認識の科学的解明と変幻灯の開発・コミュニケーション科学基礎研究所：河邉隆寛、澤山正貴、吹上大樹、西田眞也・先端総研：丸谷和史 ●半導体ヘテロ構造による非自明な電子状態の実現・物性科学基礎研究所：村木康二、鈴木恭一、熊田倫雄、小野満恒二ションに貢献したいと考えております。 NTT 先端技術総合研究所は、NTT サービスイノベーション総合研究所及び NTT 情報ネットワーク総合研究所、さらにはパートナー企業やお客様とも連携を強化し、研究所が成長戦略を積極的に提案していける存在となるよう努めてまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。先端技術総合研究所長桑名栄二 (研究開発関連) ●超低消費電力・多ビットフォトニック結晶光ＲＡＭの研究開発・物性科学基礎研究所：野崎謙悟、倉持栄一、新家昭彦、納富雅也・先端集積デバイス研究所：松尾慎治 ■特許発明賞 ●小型 ROADM ノード向け多ポート波長選択スイッチ・先端集積デバイス研究所：鈴木賢哉、中島光雅・デバイスイノベーションセンタ：桑原、啓、樋口雄一、伊熊雄一郎 ■報道特別賞 ●国立情報学研究所の人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」に英語担当として参画し、初挑戦のセンター模試で好成績を達成！・コミュニケーション科学基礎研究所：東中竜一郎、杉山弘晃連絡先：先端技術総合研究所企画部情報戦略担当 TEL (046) 240-515７ Email:[email protected] 2016(平成 28)年 1 月 1 日 © NTT 先端技術総合研究所