パンフレット版 - 太陽光発電協会

住 宅 用 太 陽 光 発 電 シ ス テ ム 設 置 の す す め
Ecology
&
Economy
太陽光発電を設置し
自宅の屋根で電気をつくること。
それは、私たちが住む地球環境と
子どもたちの未来を守る
選択肢です。
Ecology
太陽光発電は自宅でつくるクリーンなエネルギーです。
エコな発電で地球環境に貢献
現在、私たちが毎月支払う電気料金には、使用する電気量に
太陽 光 発 電によるCO2削減 効果は、504.5g-CO2/kWh※。
応じて「再生可能エネルギー賦 課 金」がプラスされており、
これを分かりやすく例えると、4kWのシステムを設置し1年間
電気の利用者みんなで協力してエコな発電の導入を支えて
発電した場合、火力発電で使用する石油を約908リットル削減
います。でも、もっと積 極的に貢 献できることがあります。
することになります。同じ電気でも太陽光発電なら、それだけ
それが自宅の屋根に太陽光発電を設置することです。
地球環境に負荷をかけないのです。
太陽光発電が
素晴らしい理由とは!?
○化石燃料のように枯渇する心配がない
無尽蔵なエネルギー
○太陽の光があれば世界中どこでも発電
できるエネルギー
◎設置すれば地球環境への貢献が個人
でもすぐできるエネルギー
4kW
年間
1発電
システムで
ペットボトルで
450本
火力発電
○地球温暖化の原因となる二酸化炭素
を出さないクリーンなエネルギー
太陽光発電
の
石油削減
火力発電で使用する石油908ℓ
(2ℓのペットボトル約450本)を削減
※結晶系シリコン太陽電池の場合(太陽光発電協会調べ)
ご存知ですか? 非常時にも安心な
自立運転機能
太陽光発電システムには自立運転機能と呼ばれるものがあり、通常使用してい
る電気が停電になった場合、太陽光発電システムを非常用電源として利用する
ことができます。この自立運転機能により、使用できる電力は最大1.5kWで、
太陽が出ている時間帯の日射量により異なりますが、テレビや冷蔵庫、炊飯器、
電気ポット、携帯電話の充電器などの電源として利用することができます。
災害などで停電になった場合の万一の備えとしても見逃すことができません。
非常用コンセント
(屋外設置パワーコンディショナの例)
非常用コンセント
(屋内設置パワーコンディショナの例)
Economy
電気を売って家計をサポート
発電出力により買い取ってもらう価格や期間は異なりますが、太陽光発電システム
で発電する電気を売ることができます。契約すると、売った電気の料金は契約者
の口座に毎月振り込まれます。買取価格等の制度の詳細や申請手続きについては、
■固定価格買取制度による買取期間
調達区分
買取期間
こちらをご参照ください。
10kW未満(余剰買取)
10年
→資源エネルギー庁ホームページ http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kai
tori/index.html
10kW以上
20年
太陽光発電は省エネの習慣が身につく
「太陽光発電システムと省エネはどう関係するの?」
と思われる
なった」
。こうした話しはよく聞かれるところです。太陽光発電
方もいらっしゃるでしょう。でも、多くの太陽光発電システム・
システムの設置は、知らず 知らずのうちに省エネマインドを
ユーザーから聞かれるのが、
「システムを設置してから、節電
高めることにつながり
するようになった」という声です。その理由の 一つに、発 電
ます。エコノミーライフ
モニターの存在があります。この発電モニターは一般的には
を実践することで、家計
オプションですが、発電量や消費電力量が数字で表示される
にはさらにメリットと
ので、それまで何気なく使っていた電気に対する意識が変わり、
なります。
自然に省エネ行動がとれるようになるのです。
「洗濯や炊飯は安い夜間電力を使ったり、工夫しながら省エネ
ライフを楽しんでます」
「子どもが電気をこまめに消すように
発電モニター画面の例
わが家の屋根を
太 陽 光 発 電シス テムと は
「太陽光発電=屋根の上の太陽電池パネル」
と思われている方が多いようです
が、太陽の光エネルギーを家庭内の電気製品で使用するには、下図のような
装置が必要となり、
これらをすべて合わせたものが「太陽光発電システム」です。
住宅用太陽光発電システムイメージ図
太陽電池モジュール
分電盤
買電用
売電用
商用系統
接続箱
電力量計
自立運転スイッチ
パワーコンディショナ
●太陽電池モジュール :太陽の光エネルギーを電気に変換する装置
●接続箱
:太陽電池からの直流配線を一本にまとめ、パワーコンディショナに送る
ための装置
●パワーコンディショナ :太陽電池で発電した直流電力を、家庭で使える交流電力に変換するため
の装置。また、太陽光発電システムを設置している住宅が停電になると、
システムは自動的に停止するが、自立運転機能のスイッチを入れると、
太陽の出ている時間帯は電力を利用できる。
●分電盤
:家の配線に電気を分ける装置
●電力量計
:電力会社に売った電力や買った電力を計量するメーター
を発電所にする
太陽 光 発 電 でまか な える
電 力とは
太 陽 電 池 出 力1k W あたりの 年 間
※
発電量は約1,000kWh1 。一世帯
あたりの 年 間 総 消 費 電 力 量は 約
※
5 , 315 k W h /年 な の で 2 、仮 に
4kWシステムを設置すれば、75%程度
75%
を太陽光発電でまかなえる計算になります。
※1 太陽電池を水平に対して30度傾け、真南に向けて設置した
場合の計算例です。地域や太陽電池の方位、傾斜角度により
発電量が変わります。
※2 一般財団法人 省エネルギーセンター「エネルギー・経済統計
要覧2014年版」をもとに算出。
急 増して い る導 入量
設置費用の低下や環境貢献への意識の高まり、固定価格買取制度に
より、住宅用太陽光発電システムの導入量は、
ここ数年大きく増えて
います。
住宅用太陽光発電の導入件数推移
導入件数/年度
300,000
288,117
276,051
250,000
235,817
200,000
187,664
150,000
102,544
100,000
72,825
50,000
15,879 20,877
46,760
62,544
49,425
55,100
25,151
2013年度
2012年度
2011年度
一般財団法人新エネルギー財団、一般社団法人新エネルギー導入促進協議会
及び太陽光発電普及拡大センターの資料をもとに作成
2010年度
2009年度
2008年度
2007年度
2006年度
2005年度
2003年度
2004年度
2002年度
2001年度
2000年度
1999年度
1998年度
1997年度
1,986 5,654 6,352
1996年度
0
38,262
54,475
る前に知っておき
工事は
2~3 日
太陽電池モジュールなどの機器
屋根に架台を取り付けます
を取り付ける機器設置工事と、
取り付けた機器の電気配線を
行う電気配線工事があります。
システムの規模や設置条件にも
補 助 制 度 を チェック
よりますが、2~3日(雨天等を
除く)
で完了します。
架台の上にモジュールを取り付けます
全国の多くの自治体で、住宅用太陽光発電への
但し、電力会社との電力の売買
補助制度が実施されています。設置を検討して
契約が完了するまでに、約1ヶ月
いる方は、お住まいの自治体に補助制度の有無
ほどかかります。
とその内容をご確認ください。
パワーコンディショナやモニター、電力量計などを取り付けます
設 置 費 用 の目安
機器・工事費を含め、1kWあたりの平均設置
価格は43.2万円 です。但し、実際の設置
※
費用は、モジュールのタイプ、屋根材の種類
や形状、面積、新築・既築を含む設置条件等
の違いによって金額に幅があります。
詳しくは各販売業者の営業窓口へお問い
合わせください。
※既築の場合
(平成25年度集計値)
出典:太陽光発電普及拡大センターホームページ
きたいこと。
設 置を検 討する 時 に
調べておきた いこ と
太陽光発電システムは、すでに大勢の方が利用されている実績のあるシステムです。
しかし、設 置 にはまとまった 費 用 が か かり、また 長く使 い 続 けるも の な の で 、
「そう簡単には決められない」
と思われるかもしれません。
設置を計画されている方は、
まず次のようなことをチェックしてみましょう。
1.太陽光発電について知る
インターネットやイベント、メーカーのカタログなどを利用して、太陽光発電システムに
ついての一般的な知識を身に付けましょう。
2.自宅の屋根や光熱費について確認する
太陽電池モジュールを設置する屋根の面積や形状、方位、傾斜、周りに太陽の光を遮る
ものがないかをチェック。導入効果を検討するために、月々の光熱費や家族の生活パターン
についても再確認を。
3.発電量をシミュレーションする
太陽光発電は日射量がどれだけあるかがポイント。自分の家に設置した場合、
どれぐらい
の発電量が期待でき、電気代がどれくらい節約できるのかをシミュレーションします。
※太陽光発電システムメーカー等のホームページでシミュレーション・サービスが提供されています。
4.費用について検討する
太陽光発電システムの設置に際しては、様々な支援制度があります。自治体の補助制度、
住宅金融支援機構の割増融資、メーカーや販売会社が提供する低金利のローンなど、
負担を軽くするためにどのような制度が利用できるかを調べます。また、複数の業者から
見積りを取り、内容を比較検討する事も大切です。
5.設置後の保証内容について確認する
太陽光発電システムは設置後長く使い続けるものです。システムの保証、アフター
フォロー、定期点検やメンテナンスなどの具体的な内容についても、確認しましょう。
も っ と 知 り た い 、 太 陽 光 発 電 。
●太陽光発電全般について
JPEA
太陽光発電協会
http://www.jpea.gr.jp
こちらのホームページでは、太陽光発電システムに
関する基本的な情報を公開しています。
●設置をお考えの方へ
一般住宅の設置までの流れ、
チェックポイントなど
●事業者の皆さまへ
●太陽光発電基礎知識
太陽光発電基礎知識、
しくみ、Q&A、導入事例
●資料・リンク集
●JPEAについて
●PV施工技術者制度について
●太陽光発電設備認定申請について
Jcot
PV施工技術者制度運営センター
http://www.jcot.jp/
こちらのホームページでは、住宅用太陽光発電シス
テムの施工品質の確保・向上を目的とした「PV施工
技術者制度」に関する各種情報を提供しています。
●制度概要
●認定試験について
●認定登録概要
●認証研修機関と認証研修について
など
JP-AC
JPEA代行申請センター
http://www.fit.go.jp/
こちらのホームページでは、固定価格買取制度に
おける50kW未満の太陽光発電設備の認定申請
を行うことができます。
注意事項
1.
本パンフレットに記載されている内容は、主に10kW未満の住宅用太陽光発電システムを対象とし、
2014年6月時点で確認されている情報に基づいています。
各種データはあくまでも一般的なものであり、詳細については各メーカーや専門業者にお問い合わせください。
2.
太陽光発電システムに関しては、信頼できるメーカーや専門業者に相談することをお奨めします。
〒105-0004 東京都港区新橋2-12-17 新橋I-Nビル8F TEL:03-6268-8544 FAX:03-6268-8566 E-mail:[email protected]
15.01.20000