平成28年度地域包括支援センター運営委託仕様書(PDF

平成28年度地域包括支援センター運営委託仕様書
1.件名
地域包括支援センター運営委託
2.委託期間
平成28年4月1日から平成29年3月31日
3.地域包括支援センターの設置等
(1)設置場所は、地域包括支援センター運営を受託した事業者(以下「乙」)
と、蓮田市(以下「甲」という。)との協議の上決定する。
名
称
閏戸・平野地域包括支援センター(仮称)
住
所
閏戸、貝塚、根金、井沼、駒崎、上平野、高虫
(2)介護保険法(以下「法」という。)第 115 条の 46 第 3 項に基づき、蓮
田市長に届け出て、地域包括支援センターを設置すること。
(3)地域包括支援センターの設置者として、法第 115 条の 22 第 1 項に基づ
き、蓮田市長に指定介護予防支援事業者の指定を申請すること。
4.業務時間及び休業日
(1)業務時間は、次のとおりとする。
窓口の開設時間は月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時
15分までとする。ただし、夜間等の緊急の相談に備えるため、休日を含
めた24時間対応可能な体制を確保すること。
(2)休日は、原則次のとおりとするが、休日に地域包括支援センター事業
を実施することは差し支えない。
ア 土曜日及び日曜日
イ 国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)に規定する
休日
ウ
12月29日から同月31日及び1月2日、同月3日まで
5.地域包括支援センターの目的及び業務内容
(1)設置及び基本機能
介護保険法第115条の46第1項に基づき、地域の高齢者等の保健
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医療の向上及び福祉の増進を包括的に支援する中核的機関として地域包
括支援センターを設置する。基本的な考え方及び基本機能については、
別途運営方針によるものとする。
(2)運営体制
地域包括支援センターの運営体制については、次の点に留意し業務を実
施すること。
ア 3職種をはじめとする職員全員が、地域の課題に対する共通認識を持
ち、目的を共有し、連携及び協力して業務を実施すること。
イ 地域包括支援センター業務委託仕様書及び計画に基づいて評価を行
い、年間活動計画や業務内容・改善内容について職員間で共有し、適宜
進捗管理を行うこと。
ウ 対応事例等について、職員が相互に報告し、ケース会議等で情報共有
を行い、地域包括支援センター全体として対応を図ること。
エ 緊急対応等、必要に応じて市職員とケース支援を行うなど、行政との
連携を図りながら業務にあたること。
オ 研修等への参加など、職員の資質向上に努めるとともに、職種に関わ
らず相互に連携・協働しながらチームアプローチによる運営をはかるこ
と。
カ 地域包括支援センターに寄せられた苦情等については、その内容や対
応方法について記録を残し、市に報告すること。
キ 個人情報の取扱いについては、関係法令等を遵守し、厳重に取り扱う
こと。また、その保護に遺漏の無いよう充分に留意すること。
ク 休日及び夜間対応については、市や関係機関等との連携体制を協議の
上、緊急時に対応できる体制を整備すること。
6.センターの設備
(1)設置場所は、市が指定する地区内とする。
(2)高齢者に配慮した設備を有し、事務所は原則1階に設置し、2階以上に
設置する場合はエレベーターを有する建物であること。
(3)利用者専用の駐車スペースを敷地内又は隣接地に確保すること。
(4)施錠できる保管庫を有しセキュリティを確保すること。
(5)事務室及び運営に必要な相談室、会議室、書類保管庫等を有しているこ
と。
(6)事務室は専用のスペースを設けることとし、併設のサービス提供事業
部門がある場合はセンターの事務スペースとは分離すること。
(7)プライバシーが確保されるように配慮した相談室を設けること。
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(8)地域包括支援センターの看板(名前は指令する)を1つ以上設置し、
地域住民への周知に努めること。
7.配置職員
(1)常勤専従の職員は次の職を有するものとし、各職種についてはそれ
ぞれ各1名、計3名配置すること。
ア 保健師その他これに準ずる者
イ 社会福祉士その他これに準ずる者
ウ 主任介護支援専門員
(2)認知症地域支援専門員を1名配置すること。上記(1)の職員が兼
務とする。認知症地域支援推進員研修未受講で配置できる職員がいない
場合には、認知症施策推進の担当者を定めること。
(3)各業務を適切に実施するために、地域包括支援センター以外の業務
との兼務は認められない。
(4)統括責任者(センター長)を定めるものとする。なお、統括責任者
は、配置職員の統括および適正な業務指導を行うことができるものと
し、上記(1)の職員が兼務にて配置すること。
(5)
(1)に規定する何れかの職員が退職、育児休暇および90日以上の
病気休暇を取得する場合は、速やかに代替え職員を補充すること。
(6)配置職員に異動がある場合は、原則1か月前までに市へ報告し、新
規作用の場合は、履歴書の写しと資格の確認できる書類(免許の写し
等)を提出すること。
8.地域包括支援センター業務の内容
(1)包括的支援事業
ア 総合相談支援事業
(介護保険法第115条の45第2項第1号事業)
① 基本的な視点
高齢者が、住み慣れた地域で安心してその人らしい生活を継
続していくことができるよう、地域包括ケアシステムの構築を
推進していくために、様々な機会を活用し、地域包括支援セン
②
ターを幅広い層へ周知していくとともに、高齢者がどのような
支援が必要かを把握し、地域における適切なサービス、機関又
は制度の利用に繋げる等の支援を行う。また、必要に応じて継
続的にフォローを行う。
業務内容
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(a)地域におけるネットワーク構築業務
(介護保険法第115条の46第7項)
民生児童・児童委員協議会ならびに地域の関係機関の会議等
へ参加する。
効率的・効果的に実態把握業務を行い、支援を必要とする高
齢者等を見出し、総合相談につなげるとともに、適切な支援、
継続的な見守りを行い、更なる問題の発生を防止するため、地
域における様々な関係者のネットワーク構築を図る。
(b)実態把握業務
総合相談支援業務を適切に行う前提として、地域におけるネ
ットワークを活用するほか、様々な社会資源との連携、高齢者
への個別訪問、同居していない家族や近隣住民からの情報収集
等により、高齢者の心身の状況や家族の状況等についての実態
把握を行う。
また、圏域内の地域特性を把握し、地域包括支援センター内
で情報を共有する。
(c) 総合相談業務
(ア)初期段階での相談対応
本人、家族、近隣の住民、地域のネットワーク等を通じた
様々な相談を受けて、的確な状況把握等を行い、専門的又は
緊急の対応が必要かどうかを判断する。高齢者に関する様々な
相談に対し、適切な機関・制度・サービスにつなぎ継続的にフ
ォローを行う。
(イ)継続的・専門的な相談支援
直営地域包括支援センター(以下「丙」とする)が継続的に
関わっている見守りが必要な高齢者等について、十分な引継ぎ
を受けること。
継続的・専門的な関与又は緊急の対応が必要と判断した場合
には、当事者への訪問、当事者に関わる様々な関係者から、よ
り詳細な情報収集を行い、当時者に関する課題を明確にし、個
別の支援計画を策定する。支援計画に基づき、適切なサービス
や制度につなぐとともに、当事者や当該関係機関から、定期的
に情報収集を行い、期待された効果の有無を確認する。
(d) 各種申請の補助
介護保険認定申請代行、各種福祉サービスの利用援助を行う。
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( e ) 介護者への支援
個別の相談支援を通じて、高齢者等を介護する者への支援を
行う。その際には、精神的な負担の軽減への支援や、身体的な
負担の軽減のためのサービス利用への助言等を行う。
(f)その他
総合相談・支援事業などの過程で介護予防事業の対象となる
者を把握した場合は、適宜、必要に応じて一般介護予防事業に
繋げる。
イ 権利擁護事業
(介護保険法第115条の45第2項第2号事業)
①
基本的な視点
日常生活自立支援事業、成年後見制度などの権利擁護を目的と
するサービスや仕組みを有効活用し、ニーズに即した適切なサー
ビスや機関につなぎ、適切な支援を提供することで、高齢者等の
尊厳のある生活の維持を図る。
② 業務内容
(a) 成年後見制度の活用促進
成年後見制度の利用が必要と思われる高齢者等の親族に対して、
成年後見制度の説明や申立てに当たっての関係機関の紹介などを
行う。
申立てを行える親族がないと思われる場合や、親族があっても
申立てを行えない特段の理由がある場合、速やかに市の担当部署
に当該高齢者の状況等を報告し、市長申立てに繋げる。
また、成年後見制度を幅広く普及させるための啓発を地域住民
や関係機関等へ実施する。
(b)老人福祉施設等への措置
虐待等により老人福祉施設への入所が必要と判断した場合は、
甲に高齢者等の状況を報告し、措置入所の実施を求める。
また、措置入所(短期)後も高齢者等の状況を把握し、できる
限り速やかに、成年後見制度の利用など必要なサービス等の利用
を支援する。
(c) 虐待への対応
虐待の事例を把握した場合には「高齢者虐待の防止、高齢者の
養護者に関する支援等に関する法律」(平成17年法律第124
号)等に基づき、速やかに該当高齢者を訪問して状況を確認する
等、市と連携し事例に即した適切な対応をとる。
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(d) 多問題事例への対応
高齢者等やその家庭に重層的に課題が存在している場合、高齢
者自身が支援を拒否している場合等の多問題事例を把握した場合
には、他の職種と連携し、地域包括支援センター全体で対応し、
必要に応じて市や関係機関等との連携を図る。
(e)消費者被害の早期発見と防止
消費者被害を未然に防止するため、消費生活相談窓口等と連携
して対応する。また、民生委員、介護支援専門員、介護サービス
事業者等に情報提供を行い、関係機関と連携して早期発見と防止
に努める。
ウ
包括的・継続的ケアマネジメント事業
(介護保険法第115条の45第2項第3号事業)
① 基本的な視点
高齢者等が住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう、
介護支援専門員、主治医、地域の関係機関等の連携、在宅と施設
の連携等、地域における多職種相互の協働等の連携により、個々
の高齢者等の状況や変化に応じて、包括的かつ継続的に支援して
いく包括的・継続的ケアマネジメントが重要であり、地域におけ
る連携・協働の体制づくりや個々の介護支援専門員に対する支援
を行う。
② 業務内容
(a)包括的・継続的なケア体制の構築業務
在宅・施設を通じた地域における包括的・継続的なケアを実
するため、医療機関を含めた関係機関との連携体制を構築し、
介護支援専門員と関係機関の連携を支援する。また、地域の介
護支援専門員が地域におけるボランティア活動等、介護保険サ
ービス以外の様々な社会資源を活用できるよう、地域の連携・
協力体制を整備する。
(b)地域における介護支援専門員のネットワーク形成業務
地域の介護支援専門員の日常的な業務の円滑な実施を支援す
るために、介護支援専門員相互の情報交換等を行う場を設定す
るなど介護支援専門員のネットワークを構築したり、その活用
図る。また、地域の主任介護支援専門員と協働した地域課題解
決の取り組み(地域ケア会議への課題提供等)につなげられる
ように働きかけを行う。
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(c)実践力向上のための研修会等の開催
介護支援専門員の資質向上を図る観点から、地域の介護支援
専門員のニーズや課題に合わせた研修会を開催する。
実施にあたっては、企画の段階から地域の介護支援専門員の
協力を得て実施する。
(d)個別相談業務
地域の介護支援専門員の日常的業務の実施に関して、専門的
な見地からの相談支援を行い、介護支援専門員自身がより良い
判断ができるようサポートを行う。
(e)支援困難事例等への助言・相談業務
地域の介護支援専門員が抱える支援困難事例について、セン
ター内の各専門職や地域関係者、関係機関との連携の下で、具
体的な支援方針を検討し、助言等を行う。
また、必要に応じてケース会議等を開催し、自立支援に資す
るケアマネジメント支援、多職種連携によるネットワーク構築
を行う。
(f)地域ケア会議
地域ケア会議は、地域の支援者を含めた多職種による専門的
視点を交え、介護支援専門員のケアマネジメントを通じて適切
な支援に繋がっていない高齢者等の支援を行うと共に、個別ケ
ースの分析等を蓄積し、地域課題を発見し地域に必要な資源開
エ
発や地域づくりを行う。
個別ケースの検討を行う地域ケア会議は、できる限り多くの
介護支援専門員の資質向上の場になるように設置する。
(g)その他
各事業を行うにあたっては、医療及び多職種との連携を図り
ながら進めることが必要である。また、医療と介護の連携や多
職種との顔の見える関係づくりを推進するため、
「多職種連携会
議」の開催に協力すること。
認知症施策推進事業
(介護保険法第115条の45第2項第6号)
①
基本的な視点
高齢化のさらなる進展に伴い、認知症高齢者の急速な増加が見込
まれる中で、認知症になっても住み慣れた地域で安心して生活し続
けていくためには、医療、介護及び地域が有機的に連携したネット
ワークを形成し、効果的な支援を行うことが重要である。国の
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「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」の推進を図ること
を念頭に置き、地域ケア会議等を活用して、地域における認知症の
人と家族を支える仕組みづくりについて、国が定める認知症地域支
援推進員を1名配置し、事業の充実を図る。
② 業務内容
(a)認知症の正しい知識の普及・啓発
(ア)認知症サポーター養成講座の開催
認知症の正しい知識をもち、認知症の人や家族を応援し、
誰もが暮らしやすい地域をつくるため認知症サポーター養成
講座を開催すること。
また、開催にあたっては、事務局(甲)と協議した上で、開
催目的や対象者を明確にし、実施計画書に基づいて開催し、
終了後は速やかに実施報告書を事務局(甲)へ提出すること。
キャラバンメイトの有資格者がいない場合には、キャラバ
ンメイト養成研修を複数名で受講できるよう準備をすること。
(イ)その他
地域活動支援等の活動の場において、地域住民に対して認
知症の正しい知識や理解のための普及啓発を図る。
(b)早期診断・早期治療への支援
個別相談支援を通じて、市内の相談診療が行える医療機関や専
門外来の情報提供を行い、早期受診への支援を行う。また、必要
に応じて医療機関との連携を図り、センター内の3職種や地域関
係者、関係機関との連携の下で、具体的な支援方針を検討し、助
言等を行う。
(c)認知症の人の介護者への支援
認知症の人を介護している家族への相談支援や相談窓口等の情
報提供を積極的に行う。
(ア)認知症の人を介護する家族のつどいの開催
認知症の介護に関する相談や介護者同士が情報交換をする
場を開設する。
(d)関係機関との連携強化
保健・医療・福祉関係機関や地域とのネットワーク形成及
び連携を促進し、地域における認知症の人の見守り体制の構
築・強化を推進する。
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(2)指定介護予防支援(介護保険法第115条22)
① 基本的な視点
指定介護予防支援は、介護保険における予防給付の対象となる要
支援者が介護予防サービス等の適切な利用等を行うことができるよ
うに、その心身の状況、置かれている環境等を勘案し、介護予防サ
ービス計画を作成し、指定介護予防サービス等の提供が確保される
ように、介護予防サービス事業者等の関係機関との連絡調整等を行
うものである。
② 業務内容
業務の実施にあたっては、平成18年厚生労働省令第37号指定
介護予防支援基準を遵守する。
(a)介護予防サービス計画担当数
常勤職員一人当たりの担当数は、他の業務に差支えない範囲で概
ね10件程度とする。
(b)介護報酬
指定介護予防支援業務に係る介護予防サービス計画費は受託者
の収入とする。
(c)指定介護予防支援の一部委託
介護保険法第115条の23第3項の規定により、その業務の
一部を指定居宅介護支援事業所に委託をすることができる。
委託にあたっては、正当な理由なしに特定の指定介護支援事業
者に偏ることがないよう、公正・中立性の確保に努める。また、
委託先の指定居宅介護支援事業所の業務に支障のない範囲で委
託する。
(d)指定介護予防支援に係る責任
責任主体は乙にあり、一部委託を行った場合についても、委託
先の指定居宅介護支援事業者が介護予防サービス計画の原案を作
成する場合には、当該計画が適切に作成されているか、内容が妥
当か等について確認を行うこと。また、評価を行った場合にも、
当該評価内容について確認を行い、当該評価を踏まえて今後の指
定介護予防支援の方針等を決定する。
( e ) 指定介護予防支援費委託料の支払い
指定介護予防支援業務の一部を委託した居宅介護支援事業者に
対し、介護予防サービス計画費の相当分を委託先事業者へ支払う
こと。
③その他
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介護保険制度改正及び介護予防・日常生活支援総合事業開始に伴い
流動的な状況変化がある可能性があるため、変更が生じた場合には、
別途協議する。
(3)介護予防事業(介護保険法第115条45第1項第2号)
① 基本的な視点
市全域の高齢者が要介護状態となることを予防するとともに、要
介護状態等となった場合においても、可能な限り地域において自立
した生活を営むことができるよう支援する。
② 業務内容
(a)介護予防事業の対象者把握事業
関係機関との連携を通じて介護予防事業の対象者の情報収集を
行うこと。
(b)介護予防普及啓発事業
次の各号に掲げるもののほか、介護予防に資する基本的な知識を
普及啓発するためのパンフレット等の作成および配布、講座や教室
の開催など介護予防の普及啓発として効果が期待できる事業を企
画し、適宜実施すること。
(ア) 介護予防継続支援事業「いきいき元気塾」(月 1 回以上)
(イ) 住民運営の通いの場の立ち上げ支援及び育成
(ウ) その他 地域の特性に応じた独自事業
9.事業計画の策定等
(1)計画・報告等
地域包括支援センターの各事業について、市の定める様式により翌月
締切日までに報告をあげること。年間計画及び実績報告については、評
価事業と連動させて作成し指定した期日までに提出すること。
(2)評価の実施等
乙は自らその実施する事業の質の評価等を行うための準備を行うこと。
10.会議等への開催及び出席
(1)地域包括支援センター運営等協議会
地域包括支援センターの運営に当たっては、公立・中立性を確保し、
その円滑かつ適正な運営を図るため、その方針について、地域包括支援
センター運営等協議会(以下「運営等協議会」という。)の議を経ること
となる。そのため、運営等協議会が開催される際には、地域包括支援セン
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ター職員が出席し、その運営状況の意見や説明等を行うこと。
(2)地域包括支援センター連携会議
乙はセンターの運営状況の確認等や市との連携強化を目的とした会議
に出席すること。
(3)高齢者見守り支援ネットワーク
民生委員や自治会などの関係機関と、金融機関、農協、郵便、新聞、
ガス事業者などの民間事業者を含むネットワーク構成団体と協力して高
齢者の生活を見守る支援ネットワークを推進する。
(4)地区民生委員児童委員協議会との地域ケア会議を開催すること。
(5)その他必要に応じて開催される会議へ出席すること。
11.研修について
乙は地域包括支援センター職員の資質向上のため、研修の機会を確保し参
加すること。
12.公平・中立性
乙は地域包括支援センターを運営するにあたり、正当な理由なく特定の事
業者、団体、個人を有利に取り扱うことがないよう十分配慮すること。
13.個人情報の取扱いについて
地域包括支援センターの運営上、多くの個人情報を取り扱うこととなるた
め、次に掲げる事項に留意しなければならない。
(1)地域包括支援センターにおける各事業の実施に当たり、各業務の担
当者が互いに情報を共有し、その活用を図ることが重要であることにか
んがみ、予め本人から個人情報を事業目的の範囲内で利用する旨の了解
を得ること。
(2)個人情報の取扱いについては、関係法令(ガイドライン等を含む。)
を遵守し、厳重に取り扱うこと。
(3)事務所はパーテーション等で仕切り、個人ファイル等は施錠できる書
類保管庫に保管すること。個人ファイルの保存やシステムの閲覧制限な
ど、セキュリティ管理に十分留意すること。
(4)センターの設置法人の他の事業所と併設している場合は、センター
の有する高齢者等に関する情報が、当該併設する他の事業所の職員か
らアクセスや閲覧ができないよう必要な措置を講じること。
(5)センターの業務用コンピューターと当該併設する他の事業所のコン
ピューターをオンラインで結ばないこと。
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(6)センターの職員の業務を当該併設する他の事業所の職員に行わせな
いこと。
14.運営に当たっての留意事項
(1)地域における様々な資源の活用
地域包括支援センターの運営に当たっては、保健・福祉・医療の専
門職やボランティアなどさまざまな関係者がそれぞれの能力を生かし
ながら相互に連携することにより、介護サービス、医療サービス、ボラ
ンティア活動、近隣住民同士の助け合いまで、地域の様々な社会資源を
活用した継続的かつ包括的なケアが行われるよう、総合的なケアマネジ
メントを行うことが不可欠である。このような社会資源の情報収集に努
め、地域包括支援センターが中心となり、こうした地域の様々な関係者
と連携を図る場を設けるほか、直営地域包括支援センターとの連携を図
り、情報の共有化、事例の分析を行うなど、地域包括支援センターの担
当圏域を越えたネットワーク形成に努める。
(2)苦情対応
地域包括支援センターに対する苦情を受けた場合には、その内容及
び対応等を所定の報告書にて、速やかに甲に提出すること。また、市
民から甲が地域包括支援センターに対する苦情を受けた場合にも同様
の対応とする。
(3)その他
地域支援事業の実施に当たっては、平成18年6月9日付老発第
0609001号最終改正平成26年8月18日付老発第0406第
2号「地域支援事業の実施について」及び厚生労働省老健局作成「地域
包括支援センター運営マニュアル」を遵守して実施するものとする。ま
た、各事業の実施に当たっての各種様式等については、甲が別に定める。
なお、
「地域支援事業の実施について」及び「地域包括支援センター運
営マニュアル」が改正された場合は、最新を優先するものとする。
また、各項目に疑義が生じた場合は、甲と相談すること。
15.委託料の請求・支払
乙は地域包括支援センター運営委託契約書に従い、委託料の請求書を各
年度四半期毎の最初の月に市に提出すること。甲は、請求書の受理後30
日以内に委託料を支払うこととする。
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16.経理
地域包括支援センターの事業に係る経費と他の事業に係る経費とは明確
に区別すること。
17.本仕様書に定めのない事項を含む疑義については、甲乙協議のうえ、決
定する。
18.担当
蓮田市健康福祉部在宅医療介護課 地域包括支援センター
住 所 : 蓮田市黒浜2799-1
電 話 : 048-768-3111(代表)内線199
FAX : 048-769 -0684
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