平成28年1月16日 土

木更津ばやし
上 演 演 目
代宿太鼓(袖ケ浦市)
鶴岡の羯鼓舞(富津市)
鹿野山のさんちょこ節(君津市)
六手の神楽ばやし(君津市)
神納神楽ばやし(袖ケ浦市)
竹岡三柱神社の木遣り獅子舞(富津市)
木更津ばやし(木更津市)
28年1月16日
平成
鹿野山のさんちょこ節
土
開場 11:45 入場
開会 12:15 無料
〒299-1172 君津市三直622 電話 0439(55)3300
主催 房総の郷土芸能2015実行委員会
共催 千葉県教育委員会・木更津市教育委員会・君津市教育委員会・富津市教育委員会・袖ケ浦市教育委員会・千葉県無形民俗文化財連絡協議会
後援 千葉テレビ放送株式会社・株式会社千葉日報社・bayfm・朝日新聞千葉総局・読売新聞千葉支局・毎日新聞千葉支局・産経新聞千葉総局
日本経済新聞千葉支局・東京新聞千葉支局
助成 夢まるふぁんど委員会≪第10回夢まる文化(国際)事業≫
独立行政法人日本芸術文化振興会≪平成27年度芸術文化振興基金助成事業≫
協賛 株式会社宮本卯之助商店・株式会社岡田屋布施・中川株式会社〔浅草中屋〕・千葉テレビ放送株式会社・金谷美術館
千葉県立房総のむら〔指定管理者公益財団法人千葉県教育振興財団〕・ホテルポートプラザちば・長谷川照昭〔蘭情〕
北原篠笛製作所・有限会社椎名匠店・松本太鼓店
問合せ 房総の郷土芸能2015実行委員会事務局(君津市教育委員会文化振興課内) 電話 0439(56)1422
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千葉県内各地には、豊かな自然や歴史のなかで培われ、今日
まで伝承されてきた民俗芸能が数多くあり、地域の祭礼等に伴
い演じられています。しかし、日頃は他の地域で演じられてい
る民俗芸能を目にする機会は多くありません。
そこで、こうした文化財に対する一般の理解と認識を深め、将来への保存・継承活動の推進と、地域文化の活性化に寄与することを
目的として、平成8年度から優れた民俗芸能を集めて上演する「房総の郷土芸能」を開催してきました。国・県指定のほか市町村指定
や未指定の無形民俗文化財も幅広く取り上げます。今回は木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市の優れた民俗芸能をお楽しみください。
代宿太鼓
鶴岡の羯鼓舞
鶴岡羯鼓舞保存会/富津市/市指定
代宿太鼓保存会/袖ケ浦市
だいじゅく
か ぐ つ ち
代宿の祭囃子は、同地区迦具土神社の例大祭のために同
じ市内の横田地区から伝えられたと言われる。一時中断し
ていたが、昭和51年、子供神輿の寄進をきっかけに、経験
者が再演のために曲をまとめ上げ、小学生を中心に秋の例
大祭で演奏されるようになった。さ
らに母親たちも加わり、
「ひょっと
こ踊り」も演目の「馬鹿囃子」に合
わせ婦人が創作し演舞するようにな
り、平成12年に保存会が発足した。
鹿野山のさんちょこ節
鹿野山山頂娘節保存会/君津市/県指定
娯楽が少なかった江戸時代、お盆になると女の子が各家々
の軒に置かれた縁台の上で、竹筒に小砂利を入れた「あやと
り棒」を使った遊びをしたことが始まりと伝えられている。
さんちょこの名前の由来は諸説あるが、
「山の頂上の娘」を
縮めたものという説が有力である。
あやとり棒を両手に持ち、二人一組
となって向かい合い、唄に合わせて
あやとり棒を打ちながら拍子をとる
素朴な掛け合い形式の遊びである。
神納神楽ばやし
こ せ
鶴岡の古船浅間神社に伝わる羯鼓舞は、江戸時代に始ま
り、干ばつに苦しむ住民が雨乞いを願って奉納されたのが
定着し、毎年7月の例大祭に催行されている。舞は、羯鼓
と呼ばれる腹太鼓を腰につけ獅子頭を被って、3匹の獅子
(頭獅子、中獅子、雌獅子)が9種
目の踊りを一人踊り、組踊りで演じ
る。かつて、房総地区には各地に同
様の羯鼓舞が多くみられたが、現存
するのは数か所と言われる。
六手の神楽ばやし
六手神楽ばやし保存会/君津市/市指定
六手の神楽ばやしは、江戸の祭りばやしの系統を引くと
伝えられている。始まりの年代は定かではないが、江戸時
代の中期から約280年の伝統があり、特に最初に演奏する
「新ばやし」
などは古い形式を保持しているとされる。
毎年、
鎮守である六手八幡神社の春祭りや
秋の例大祭での奉納のほか、地域行
事でも演奏され、活発な保存活動が
行われている。
竹岡三柱神社の木遣り獅子舞
神納神楽ばやし保存会/袖ケ浦市/市指定
神納の鎮守様である率土神社に伝来する神楽の舞楽であ
り、
神楽の面を冠し、
太鼓あ・
笛の伴奏により二人一組で舞う。
きとみ
隣の集落にある式内社「飽富神社」の祭礼でもこの神楽が
奉納される。神楽は、舞かかり、御幣の舞、鈴の舞、劔の
舞、狂いの舞の5座があり、祭神を
招き入れる悠長な踊りから、劔で悪
魔を払い、最後は無病息災、家内安
全、五穀豊穣等を成しえて、猛り狂
う様相を表現して踊る。
木更津ばやし
木更津ばやし保存会/木更津市/県指定
江戸時代の木更津と江戸は木更津船など船舶の往来が盛
んであったことから、
様々な文物が江戸から伝わった。
「木
更津ばやし」も、江戸の神田からお囃子が、下総の浦安方
面から踊りが船頭たちによって海辺の若衆に伝わったのが
起源と言われる。房総には、江戸か
ら伝えられた芸能は少なくないが、
「木更津ばやし」は歴史的背景と伝
承が比較的明らかで、その伝統をよ
く残す囃子として知られている。
竹岡三柱神社木遣り獅子舞保存会/富津市/市指定
この獅子舞は、江戸時代に漁に出て時化に遭い、対岸の
神奈川で避難している時に習い覚えた行道お練獅子舞を原
型として伝わったとされる。獅子頭は梨地漆塗り、頭と巻
びゃくだん
き毛は金箔の上から白檀塗りをしてある。舞は牡獅子と雌
獅子との求愛をあらわしたもので、
牡獅子は雌獅子に自分を認めて貰う
ため、頭を高く上げ首を振り強さを
示すしぐさを何度も行い、最後は受
け入れられめでたく終了する。
君津市民文化ホール アクセス
○JR君津駅南口から
タクシー 15分(約5km)
路線バス 君津市コミュニテ
すさい
ィバスまたは日東交通周西線
約14分∼約17分
○自家用車
国道127号 外箕輪交差点を
鴨川方面(房総スカイライン
方面)に曲がる
高速道路 君津インター料金
所を出て正面の交差点を右折、
200m先の文化ホール前交差点
を左折
〒299-1172 君津市三直622
電話 0439(55)3300