海外医師のための 医学生涯教育プログラム 北海道大学病院 国際医療部 ピーター・シェーン 海外医師対象CME拠点の設立プロジェクト ・海外では医師免許が更新制であり、最新の治療技術等についての研修を受ける(ある期間 内に一定数の単位を取得する)ことが国や州によって義務付けられている(これをCME =医 師生涯教育と呼ぶ。) ・ CMEのために多くの医師が国内外各地に出張しており、例えば米国では医師=富裕層であ るため、観光事業者等がビジネスチャンスと捉えCMEに参入するなど、ある種の“市場”が形成さ れている。(ex.豪華客船ツアー) ・現状では、東南アジアの多くのCMEが欧米の大学などに頼っているが、距離が遠く、費用が高 額である。アジア圏のCMEを比較的安価である日本で主催する需要は高い。また、ツーリズム 的要素も兼ねて日本は、アジア圏には非常に魅力的である。 ・北海道大学病院国際医療部は、フィリピンのCME関係事業者から打診を受け、 11月6日に フィリピン内科医会医師団29名に対して教育研修プログラムを提供した。 ・北大病院ではこうした取組を拡充し、日本国内の海外医師向けCMEの拠点になることを目指 し、当面はアジア英語圏医師の研修受け入れに向けて、国立大学病院との連携体制構築を 図る。 CME(医師生涯教育):医師免許更新の条件 米国医師免許 各州の医事委員会 (State Medical Board) 更新 年間 20∼30時間 必要 時限性(1∼2年) 生涯教育単位 (Continuing Medical Education) CME(医師生涯教育)の主な形態 LIVE ACTIVITIES Medical seminars or conferences Lecture series Teaching Life support activities (e.g., ACLS, ATLS, BLS, NALS, PALS) Live Internet activities ENDURING MATERIALS(期限付き) Monographs Videos Newsletters Audiotapes Non-live online activities セミナー、学会 講演会 教育活動 技能講習 ネット配信 自習用 研究論文 論 文 を 読 む ⇒ 問 題 集 に 回 答 ⇒ 単 位 を 取 得 ウ ェ ブ サ イ ト で 自 習 ⇒ 問 題 集 に 回 答 ⇒ 単 位 を 取 得 学 会 に 参 加 ⇒ 自 己 申 告 ⇒ 単 位 を 取 得 学 会 に 参 加 ⇒ 自 己 申 告 ⇒ 単 位 を 取 得 学 術 集 会 に 参 加 ⇒ 単 位 を 取 得 カ リ ブ 海 ク ル ー ズ に 参 加 ⇒ 単 位 を 取 得 海外医師対象CME拠点の設立プロジェクト ・海外では医師免許が更新制であり、最新の治療技術等についての研修を受ける(ある期間 内に一定数の単位を取得する)ことが国や州によって義務付けられている(これをCME =医 師生涯教育と呼ぶ。) ・ CMEのために多くの医師が国内外各地に出張しており、例えば米国では医師=富裕層であ るため、観光事業者等がビジネスチャンスと捉えCMEに参入するなど、ある種の“市場”が形成さ れている。(ex.豪華客船ツアー) ・現状では、東南アジアの多くのCMEが欧米の大学などに頼っているが、距離が遠く、費用が高 額である。アジア圏のCMEを比較的安価である日本で主催する需要は高い。また、ツーリズム 的要素も兼ねて日本は、アジア圏には非常に魅力的である。 ・北海道大学病院国際医療部は、フィリピンのCME関係事業者から打診を受け、 11月6日に フィリピン内科医会医師団29名に対して教育研修プログラムを提供した。 ・北大病院ではこうした取組を拡充し、日本国内の海外医師向けCMEの拠点になることを目指 し、当面はアジア英語圏医師の研修受け入れに向けて、国立大学病院との連携体制構築を 図る。 海外医師対象CME拠点の設立プロジェクト ・海外では医師免許が更新制であり、最新の治療技術等についての研修を受ける(ある期間 内に一定数の単位を取得する)ことが国や州によって義務付けられている(これをCME =医 師生涯教育と呼ぶ。) ・ CMEのために多くの医師が国内外各地に出張しており、例えば米国では医師=富裕層であ るため、観光事業者等がビジネスチャンスと捉えCMEに参入するなど、ある種の“市場”が形成さ れている。(ex.豪華客船ツアー) ・現状では、東南アジアの多くのCMEが欧米の大学などに頼っているが、距離が遠く、費用が高 額である。アジア圏のCMEを比較的安価である日本で主催する需要は高い。また、ツーリズム 的要素も兼ねて日本は、アジア圏には非常に魅力的である。 ・北海道大学病院国際医療部は、フィリピンのCME関係事業者から打診を受け、 11月6日に フィリピン内科医会医師団29名に対して教育研修プログラムを提供した。 ・北大病院ではこうした取組を拡充し、日本国内の海外医師向けCMEの拠点になることを目指 し、当面はアジア英語圏医師の研修受け入れに向けて、国立大学病院との連携体制構築を 図る。 Updates in the Treatment of Type 2 Diabetes in patients with Cardiovascular and Renal Conditions http://www.huhp.hokudai.ac.jp/hotnews/detail/00001120.html Updates in the Treatment of Type 2 Diabetes in patients with Cardiovascular and Renal Conditions http://www.huhp.hokudai.ac.jp/hotnews/detail/00001120.html Nov. 6, 2015 at Frate Hall (Hokkaido University) CME(医師生涯教育)の意義 医療の質的向上 確認された需要に応じた 北海道大学病院の海外医師CME拠点を 活用した関連産業振興プロジェクト ・海外では医師免許が更新制であり、最新の治療技術等についての研修を受ける(ある期間内に一定数の単位を取得す る)ことが国や州によって義務付けられている(これをCME =医師生涯教育と呼ぶ。) ・ CMEのために多くの医師が国内外各地に出張しており、例えば米国では医師=富裕層であるため、観光事業者等がビジネ スチャンスと捉えCMEに参入するなど、ある種の“市場”が形成されている。(ex.豪華客船ツアー) ・現状では、東南アジアの多くのCMEが欧米の大学などに頼っているが、距離が遠く、費用が高額である。アジア圏のCMEを比 較的安価である日本で主催する需要は高い。また、ツーリズム的要素も兼ねて日本は、アジア圏には非常に魅力的である。 ・北海道大学病院国際医療部は、フィリピンのCME関係事業者から打診を受け、 11月6日にフィリピン内科医会医師団29 名に対して教育研修プログラムを提供した。 ・北大病院ではこうした取組を拡充し、日本国内の海外医師向けCMEの拠点になることを目指し、当面はアジア英語圏医師 の研修受け入れに向けて、国立大学病院との連携体制構築を図る。 <北大病院 海外医師CME拠点イメージ> 連携 九大病院 北大病院 医師免許の 更新に必要な単位 の取得(研修受講) のために来日 研修プログラム 医師団向け 観光ツアーの提供 観光事業者 阪大病院 東大病院 講師の派遣 海外講師のつなぎ
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