平成27年度 果樹研究会 国立研究開発法人 開催要領 農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所 目次 1.開催趣旨・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 2.主催・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 3.参集範囲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 4.研究会の開催概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 1)寒冷地果樹研究会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 2)落葉果樹研究会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 3)常緑・落葉果樹病害虫研究会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 5.参加申込方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 1)寒冷地果樹研究会(盛岡市で開催)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 2)落葉果樹研究会、常緑・落葉果樹病害虫研究会(つくば市で開催) ・・・・2 (別紙) 別紙1 寒冷地果樹研究会プログラム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 別紙2 落葉果樹研究会プログラム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 別紙3 常緑・落葉果樹病害虫研究会プログラム・・・・・・・・・・・・・・・・10 別紙4 【盛岡】果樹研究会・系適試験成績検討会共通出席申込書・・・・・・・・・14 別紙5 【つくば】果樹研究会・系適試験成績検討会共通出席申込書・・・・・・・・15 別紙6 東北農業研究センター会場配置図・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 別紙7 虫害「情報交換」課題発表申込書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 平成27年度 果樹研究会 開催要領 1.開催趣旨 果樹に係わる試験研究の問題を取り上げ、技術情報の交換、研究問題の整理、研究手法の深化等 をはかり、もって果樹関係試験研究機関等の研究者相互の連帯の強化や試験研究の効率化に資する ため、樹種や取り上げるテーマ毎に研究会を開催する。 注)平成 27 年度の常緑果樹研究会、果樹バイテク研究会は開催済み。 2.主催 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所 3.参集範囲 【公開】の会議については、農林水産省、国立研究開発法人及び公設の試験研究機関、普及指導 機関、大学等の者とする。 【非公開】の会議については、国立研究開発法人及び公設の試験研究機関の研究者、農林水産省 の関係者・主催者が必要と認める者とする。 4.研究会の開催概要 1)寒冷地果樹研究会 ①開催日時 平成28年2月9日(火)13:30 ~ 2月10日(水)12:00 ②開催場所 東北農業研究センター (岩手県盛岡市下厨川字赤平 4 TEL:019-643-3433) URL:http://www.naro.affrc.go.jp/tarc/introduction/access.html ③プログラム(詳細は 別紙1の「寒冷地果樹研究会プログラム」に記載) 栽培分科会 【公開】 2 月 9 日 13:30 ~ 17:00 【公開】 2 月 10 日 9:00 ~ 12:00 病害分科会 (話題提供) 【公開】 2 月 9 日 13:30 ~ 17:00 (成績検討) 【非公開】 2 月 10 日 9:00 ~ 12:00 虫害分科会 (話題提供) 【公開】 2 月 9 日 13:30 ~ 17:00 (成績検討) 【非公開】 2 月 10 日 9:00 ~ 12:00 土壌・肥料分科会 【公開】 2 月 10 日 9:00 ~ 12:00 2)落葉果樹研究会 ①開催日時 平成28年2月2日(火)9:50 ~ 2月3日(水)11:00 ②開催場所 つくば国際会議場(茨城県つくば市竹園 2-20-3 TEL: 029-861-0001) URL: http://www.epochal.or.jp ③プログラム(詳細は 別紙2の「落葉果樹研究会プログラム」に記載) 開会挨拶 【公開】 2 月 2 日 9:50 ~ 10:00 全体会議 【公開】 2 月 2 日 10:00 ~ 12:00 栽培・土壌肥料分科会 カキ 【公開】 2 月 2 日 13:30 ~ 14:30 温暖化 【公開】 2 月 2 日 14:30 ~ 15:10 ナシ 【公開】 2 月 2 日 15:30 ~ 16:30 土壌肥料 【公開】 2 月 2 日 16:30 ~ 16:50 核果類 【公開】 2 月 3 日 9:00 ~ 10:00 ブドウ 【公開】 2 月 3 日 10:00 ~ 11:00 1 3)常緑・落葉果樹病害虫研究会 ①開催日時 平成27年2月2日(火)9:50 ~ 2月3日(水)17:00 ②開催場所 つくば国際会議場(茨城県つくば市竹園 2-20-3 TEL: 029-861-0001) URL: http://www.epochal.or.jp ③プログラム(詳細は 別紙3の「常緑・落葉果樹病害虫研究会プログラム」に記載) 開会挨拶 【公開】 2 月 2 日 9:50 ~ 10:00 病害分科会 (話題提供) 【公開】 2 月 2 日 10:00 ~ 12:30 (常緑・成績検討)【非公開】 2 月 2 日 14:00 ~ 17:00 【非公開】 2 月 3 日 9:00 ~ 12:00 (落葉・成績検討)【非公開】 2 月 2 日 14:00 ~ 17:00 【非公開】 2 月 3 日 9:00 ~ 12:00 虫害分科会 (課題発表・検討)【公開】 2 月 2 日 10:00 ~ 17:00 【公開】 2 月 3 日 9:00 ~ 12:00 カンキツグリーニング病分科会 【公開】 2 月 3 日 13:30 ~ 17:00 ※「常緑・落葉果樹病害虫研究会・虫害分科会」は、学会発表形式で課題検討されます。発表に は、平成 27 年 12 月 24 日までに 別紙7の虫害「情報交換」課題発表申込書 の提出が必要です。 5.参加申込方法 1)寒冷地果樹研究会(盛岡市で開催) ①申込方法 盛岡市で開催の寒冷地果樹研究会については、別紙4の「【盛岡】平成27年度果樹研究会 ・系適試験成績検討会共通出席申込書」に、場所ごとにとりまとめて必要事項を記入し、寒冷 地果樹研究会係宛に E-mail で 12月24日(木)までに申し込んで下さい。 申込先の E-mail:[email protected] 注)並行して開催される「果樹系統適応性検定試験成績検討会(寒冷地果樹)」に出席の方 もこの申込書をご利用下さい。 ②問合せ先 農研機構果樹研究所リンゴ研究拠点 寒冷地果樹研究会係 E-mail:[email protected] TEL:019-641-3164 2)落葉果樹研究会、常緑・落葉果樹病害虫研究会(つくば市で開催) ①申込方法 つくば市で開催の落葉果樹研究会、常緑・落葉果樹病害虫研究会については、別紙5の「【つ くば】平成27年度果樹研究会・系適試験成績検討会共通出席申込書」に、場所ごとにとりま とめて必要事項を記入し、業務推進室運営チーム宛に E-mail で 12月24日(木)までに 申し込んで下さい。 申込先の E-mail:[email protected] 注)並行して開催される「果樹系統適応性検定試験成績検討会(落葉果樹)」に出席の方も この申込書をご利用下さい。 注)果樹系統適応性検定試験成績検討会(落葉果樹)との合同交流会(会費5,000円) を、2月2日(火)18:00より、つくば国際会議場1F 多目的ホールにて開催します。 参加希望の方は、上記出席申込書の該当欄に○を記入して下さい。 ②問合せ先 農研機構果樹研究所 企画管理部業務推進室運営チーム E-mail:[email protected] TEL:029-838-6499 ※別紙4及び5の出席申込書は以下の URL からダウンロードして利用可能です。 URL:http://www.naro.affrc.go.jp/fruit/contents/kaigi/index.html ※農研機構は、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構のコミュニケーションネームです。 2 別紙1 寒冷地果樹研究会プログラム Ⅰ タイムテーブル 分科会等の開催時間と場所 分科会等名称 2月9日(火) 開催日時 午前 2月10日(水) 午後 午前 午後 【公開】 2月9日 13:30 ~ 17:00 H 棟2階大会議室 1.栽培分科会 【公開】 2月10日 9:00 ~ 12:00 H 棟2階大会議室 2月9日 13:30 ~ 17:00 (話題提供) 2.病害分科会 2月10日 9:00 ~ 12:00 (成績検討) 2月9日 13:30 ~ 17:00 (話題提供) 【公開】 北辰興農閣研修室 【非公開】 北辰興農閣研修室 【公開】 A 棟 3 階大会議室 3.虫害分科会 2月10日 9:00 ~ 12:00 (成績検討) 【非公開】 A 棟 3 階大会議室 【公開】 4.土壌・肥料分科会 2月10日 9:00 ~ 12:00 C 棟セミナー室 注1)上記の東北農業研究センター内の研究棟等の場所については、別紙6の「東北農業研究センタ ー会場配置図」を参照して下さい。 注2)寒冷地果樹研究会と並行して、「果樹系統適応性検定試験成績検討会(寒冷地果樹)【非公開】」 を開催します。 注3)本年度は全体会議及び交流会を開催しませんのでご注意下さい。 注4)【非公開】の会議の参加者は、国立研究開発法人及び公設の試験研究機関の研究者、農林水産 省の関係者・主催者が認める者に限ります。 3 Ⅱ 分科会等の内容 1.栽培分科会「果樹の生長制御機構-園芸学からのアプローチ-」 平成28年2月 9日(火)13:30~17:00【公開】 平成28年2月10日(水) 9:00~12:00【公開】 【趣旨】 人類が農耕を始めて 1 万年以上が経つと推測されており、 経験的に種々の作物を自然界から選抜し、 自らも栽培することにより世界中の各地で現在見られる多様な栽培種が発展してきた。その中でも、 果樹の接ぎ木や整枝・剪定という知識・技術は、歴史的にもかなり後になってから開発されたもので ある。多年生で、生長点が複数存在する果樹では、その生長制御は複雑で、コントロールすることが 難しい。しかしながら、先人達の知恵と工夫でいろいろな樹形が試され、現在見られる「形」に至っ ている。これらの形の探求は、現在進行形で続いている。本研究会では、枝変わりで特徴的な形態を 示すリンゴのカラムナー性の解析、ジョイント栽培法のような接ぎ木による制御機構について、また は植物ホルモンの樹体内動向、台木による穂木の制御について話題を提供し、情報共有と論議を進め る。 【話題提供】 1)リンゴカラムナータイプ樹の樹形と植物ホルモン 岩手大学農学部 2)ジョイント仕立てのニホンスモモにおける花芽形成と植物ホルモン 筑波大学生物資源学類 3)植物ホルモンと樹体生長制御 農研機構果樹研究所 4)リンゴにおける台木・樹形と花芽分化 農研機構果樹研究所 5)台木と穂木間で行われる遺伝情報の輸送 弘前大学農学生命科学部 渡邉 学 菅谷純子 伊東明子 岩波 宏 原田竹雄 2.病害分科会「リンゴ病害防除における最近の話題」 平成28年2月 9日(火)13:30~17:00【公開(以下の話題を提供)】 平成28年2月10日(水) 9:00~12:00【非公開(成績検討)】 【趣旨】 平成 27 年度におけるリンゴ病害の発生は、生育期における気象条件(高温少雨傾向)に恵まれた こともあって全体的にはあまり大きな問題にはならなかったようである。しかしながら、青森県の通 常防除園における黒星病の突然の多発、秋田県での収穫果実の小黒斑症状の発生、局地的ではあるが 圃場単位でのモニリア病による被害、など、今後の防除対策を要する問題も生じている。また、腐ら ん病は今なおリンゴの難防除病害として残され、薬剤耐性菌問題は今後の薬剤防除体系を組む上で大 きなカギを握っている。 そこで、これらの問題について話題提供を受け、今後の防除対応への参考に供したい。 【話題提供】 1)青森県津軽地域における平成 27 年のリンゴ黒星病の多発要因 (地独)青森県産業技術センターりんご研究所 赤平知也 4 2)秋田県南部で発生したリンゴ収穫果実の小黒斑症状に関する原因と対策 秋田県果樹試験場 3)QoI 剤耐性リンゴ炭疽病菌の簡易検定法について 長野県果樹試験場 4)リンゴ腐らん病菌に感染するマイコウイルスに関する研究 農研機構果樹研究所 5)リンゴモニリア病の臨機防除はどこまでできるか 岩手県植物防疫協会 佐藤 裕 近藤賢一 八重樫元 仲谷房治 【非公開の成績検討会に関する留意事項】 【非公開】の会議の参加者は、国立研究開発法人及び公設の試験研究機関の研究者、農林水産省の 関係者・主催者が認める者に限ります。 ※非公開の成績検討会に使用する資料 は、別途連絡の「平成27年度果樹試験研究成績概要集の 原稿の作成・提出及び配付申込要領」にしたがって作成・提出して下さい。 資料原稿の提出期限は、平成28年1月13日(水)必着 です。郵送(〒305-8605 茨城県 つくば市藤本 2-1)または E-mail([email protected])で「農研機構果樹研 究所 企画管理部 業務推進室 企画チーム」宛に提出して下さい。 3.虫害分科会「最近の寒冷地果樹害虫の防除体系と今後の問題」 平成28年2月 9日(火)13:30~17:00【公開(以下の話題を提供)】 平成28年2月10日(水) 9:00~12:00【非公開(成績検討)】 【趣旨】 10 年前の寒冷地果樹研究会において同じテーマで虫害分科会を開催したが、当時と最近の防除体系 と害虫の発生状況を比べてみると大きな変遷がみられる。特別栽培(農薬 50%削減)の技術マニュア ルが作成され、現在では散布回数の削減が可能になっている。使用薬剤については有機リン剤や合成 ピレスロイド剤の使用頻度がさらに減少し、新たに農薬登録されたジアミド剤が、土着天敵に影響の 少ない IGR 剤等とともに使用されている。殺ダニ剤についても基幹防除剤は新規薬剤に置き換わって いる。 害虫については新たにスモモヒメシンクイやヒメボクトウの被害が全国的に問題になっている。 また、有機リン剤等の削減によるカミキリムシ類、カイガラムシ類、リンゴワタムシ、セミ類などの マイナー害虫の顕在化も問題になっており、これら問題となる害虫に対応した新たな防除体系の構築 が求められている。 そこで、各県における最近の防除体系と問題点について広く情報交換し、今後の防除対策に資する。 【話題提供者】 1)青森県におけるリンゴ害虫の防除体系と今後の問題 (地独)青森県産業技術センターりんご研究所 2)岩手県のリンゴ園地において近年問題となっている害虫及び防除体系について 岩手県農業研究センター 3)秋田県におけるリンゴ害虫の防除体系と今後の問題 秋田県果樹試験場 4)福島県におけるリンゴ害虫の防除体系と今後の問題 福島県果農業研究センター果樹研究所 5 石栗陽一 羽田 厚 大隅専一 星 博綱 5)長野県におけるリンゴ害虫の防除体系と今後の問題 長野県果樹試験場 金子正夫 6)山形県におけるセイヨウナシ、オウトウ害虫の防除体系と今後の問題 山形県農業総合研究センター園芸試験場 高部真典 7)総合討論 【非公開の成績検討会に関する留意事項】 【非公開】の会議の参加者は、国立研究開発法人及び公設の試験研究機関の研究者、農林水産省の 関係者・主催者が認める者に限ります。 4.土壌・肥料分科会「寒冷地果樹土壌肥料関連試験の進捗状況」 平成28年2月10日(水)9:00~12:00【公開】 【趣旨】 寒冷地果樹生産地域における土壌肥料研究分野の対応は、適正施肥、施肥管理の低コスト化、高品 質化に加え地球温暖化や放射性物質への対応など多岐にわたっており、各地域では非常に限られた研 究勢力により多くの試験研究課題が遂行されているところである。本年度の寒冷地果樹研究会土壌肥 料分科会では、各県で取り組まれている関連課題について報告頂くとともに、関係者間で情報を共有 し討議を深めることで各課題のより一層の推進を図ることを目的とする。 【話題提供者】 1)土壌診断値の活用に向けた取り組み (地独)青森県産業技術センターりんご研究所 澤田 歩 2)補給型施肥がりんごの樹体生育と果実品質、土壌の蓄積量に及ぼす影響調査 岩手県農業研究センター 数藤慶亮 3)地域内有機質資源を活用したニホンナシの施肥管理 秋田県果樹試験場 中澤みどり 4)山形県におけるおうとう施肥試験の進捗状況について 山形県農業総合研究センター園芸試験場 安藤隆之 5)カキ園における歩行型放射能測定システム KURAMA-II を用いた果樹園の放射性物質分布状況 のマッピング 福島県農業総合センター 湯田美菜子 6)わい性台木リンゴ樹におけるリン酸減肥基準 長野県果樹試験場 伊藤 正 6 別紙2 落葉果樹研究会プログラム Ⅰ タイムテーブル 分科会等の開催時間と場所 分科会等名称 開会挨拶 開催日時 2月2日 9:50 ~ 10:00 2月2日(火) 午前 2月3日(水) 午後 午前 午後 【公開】 中ホール 300 【公開】 1.全体会議 2月2日 10:00 ~ 12:00 中ホール 300 2.栽培・土壌肥料分科会 【公開】 ① カキ 2月2日 13:30 ~ 14:30 中ホール 300 【公開】 ② 温暖化 2月2日 14:30 ~ 15:10 中ホール 300 【公開】 ③ ナシ 2月2日 15:30 ~ 16:30 中ホール 300 【公開】 ④ 土壌肥料 2月2日 16:30 ~ 16:50 中ホール 300 【公開】 ⑤ 核果類 2月3日 9:00 ~ 10:00 中ホール 300 ⑥ ブドウ 2月3日 10:00 ~ 11:00 【公開】 中ホール 300 注1)冒頭の開会挨拶は、並行して開催される「常緑・落葉果樹病害虫研究会」及び「果樹系統適応 性検定試験成績検討会(落葉果樹果樹)」との合同です。 注2)果樹系統適応性検定試験成績検討会(落葉果樹)との合同交流会(会費5,000円)を、2 月2日(火)18:00より、つくば国際会議場1F 多目的ホールにて開催します。 7 Ⅱ 分科会等の内容 1.全体会議「加工・業務用フルーツの展望」 平成28年2月2日(火)10:00~12:00【公開】 【趣旨】 近年、生鮮果物の消費は落ち込んでいるが、一方でコンビニスイーツに季節感のある国産のフルー ツが使われるなど加工・業務用のニーズは高まっている。安い外国産の果実加工品との差別化を図る ためには、カットフルーツや生ジュースなど生食に近い加工度の低い加工品の利用や、海外には原料 がない国産の新品種などを原料として利用することなどが重要である。また、ウンシュウミカンで届 け出が受理された生鮮果実における機能性表示も国産原料使用の追い風になると考えられる。一方、 生産・流通面では1年を通じて手ごろな価格で安定した品質の果実を供給できる栽培方法や流通技術 の確立が求められている。原料の安定供給には、基盤整備による規模拡大を積極的に進めるとともに、 機械化等によるより一層の省力・軽労化技術の確立が重要である。 本年度の全体会議では、このような状況を踏まえ、加工・業務用フルーツに焦点をあて、生ジュー ス消費のトレンドと原料の条件、「ぽろたん」を活用した6次産業化の取り組み、カットフルーツの サプライチェーンについて話題を提供し、加工・業務用フルーツの現状と将来方向について討議する。 【話題提供】 1)生ジュース消費のトレンドと国産果実の未来 (株)青木商店 青木信博 2)クリ新品種「ぽろたん」を活用した6次産業化の取り組み 埼玉県農業技術研究センター 酒井雄作 3)カットフルーツのサプライチェーン 農林水産省農林水産政策研究所 八木浩平 4)総合討議 2.栽培・土壌肥料分科会 【趣旨】 落葉果樹の栽培・土壌肥料に関連して、樹種や研究分野別に、①カキ、②温暖化、③ナシ、④土壌 肥料、⑤核果類、⑥ブドウのセッションを設け、最近のトピックス等の話題を提供し、情報共有と論 議を進めることで、栽培・土壌肥料分野のより一層の推進を図る。 ① カキ 平成28年2月2日(火)13:30~14:30【公開】 【話題提供者】 1)カキ「太月」、「太天」における貼り付け式樹上脱渋資材の検討 農研機構果樹研究所 山﨑安津 2)カキ「太天」に適したドライアイス脱渋条件の検討 島根県農業技術センター 大畑和也 3)カキ「平核無」、「刀根早生」の樹上脱渋による機能性成分の増加 山形県庄内総合支庁農業技術普及課 清野 仁 8 ② 温暖化 平成28年2月2日(火)14:30~15:10【公開】 【話題提供者】 1)落葉果樹晩霜害の危険度評価と対策 農研機構果樹研究所 朝倉利員 2)ナシの枝幹障害は耐凍性遅延及び樹液流動開始時期の低温で発生する 栃木県農業試験場 大谷義夫 ③ ナシ 平成28年2月2日(火)15:30~16:30【公開】 【話題提供者】 1)新品種「凜夏」におけるジベレリンペースト処理が収穫期と果実品質に及ぼす影響 福岡県農林業総合試験場 渡邉辰彦 2)ニホンナシ自家和合性品種の特長を活かした栽培技術の確立 鳥取県園芸試験場 杉嶋 至 3)ニホンナシ自家和合性品種における除芽が摘果労力と果実品質に及ぼす影響 新潟県農業総合研究所園芸研究センター 松本辰也 ④ 土壌肥料 平成28年2月2日(火)16:30~16:50【公開】 【話題提供者】 1)ニホンナシの改植における客土のいや地軽減効果及び株元マルチの併用による 幼木の生育促進効果 千葉県農林総合研究センター 押田正義 ⑤ 核果類 平成28年2月3日(水)9:00~10:00【公開】 【話題提供者】 1)機能性果実袋によるモモの果肉障害抑制技術 岡山県農林水産総合センター農業研究所 藤井雄一郎 2)ウメ「南高」若木期からの摘心処理による増収および省力効果実証 和歌山県果樹試験場うめ研究所 竹中正好 3)スモモのジョイント栽培における省力・軽労型生産技術の体系化 群馬県農業技術センター 平井一幸 ⑥ ブドウ 平成28年2月3日(水)10:00~11:00【公開】 【話題提供者】 1)「粒ブドウ」プロに関する研究成果について 三重県農業研究所伊賀農業研究室 近藤宏哉 2)ブドウ「ナガノパープル」における果粒販売のための省力的果(花)房管理方法 及び品質保持期限の検討 長野県果樹試験場 佐藤政明 3)マイクロ波照射及び熱風乾燥によるブドウの新規ドライフルーツ 三重県工業研究所 藤原孝之 9 別紙3 常緑・落葉果樹病害虫研究会プログラム Ⅰ タイムテーブル 分科会等の開催時間と場所 分科会等名称 開会挨拶 開催日時 2月2日 9:50 ~ 10:00 2月2日 14:00 ~ 17:00 2月3日 9:00 ~ 12:00 (常緑・成績検討) 2月2日 14:00 ~ 17:00 2月3日 9:00 ~ 12:00 (落葉・成績検討) 2.虫害分科会 3.カンキツグリーニング 病分科会 午前 午後 2月3日(水) 午前 午後 【公開】 中ホール 300 2月2日 10:00 ~ 12:30 (話題提供) 1.病害分科会 2月2日(火) 2月2日 10:00 ~ 17:00 2月3日 9:00 ~ 12:00 (課題発表・検討) 2月3日 13:30 ~ 17:00 【公開】 大会議室 101 【非公開】 中会議室 201A 【非公開】 中会議室 201B 【公開】 大会議室 102 【公開】 小会議室 405 注1)冒頭の開会挨拶は、並行して開催される「落葉果樹研究会」及び「果樹系統適応性検定試 験成績検討会(落葉果樹果樹)」との合同です。 注2)果樹系統適応性検定試験成績検討会(落葉果樹)との合同交流会(会費5,000円)を、 2月2日(火)18:00より、つくば国際会議場1F 多目的ホールにて開催します。 注3)【非公開】の会議の参加者は、国立研究開発法人及び公設の試験研究機関の研究者、農林 水産省の関係者・主催者が認める者に限ります。 10 Ⅱ 分科会等の内容 1.病害分科会「ナシの病害~発生状況から今後の展望~」(仮題) 平成28年2月2日(火)10:00~12:30【公開(以下の話題を提供)】 平成28年2月2日(火)14:00~17:00【非公開(成績検討)】 平成28年2月3日(水) 9:00~12:00【非公開(成績検討)】 【趣旨】 平成 27 年のナシ(ニホンナシ、セイヨウナシ)生産では、地域により病気の発生が多く、対 策に苦慮した。病気の発生は気象条件に大きく左右されるが、毎年安心して栽培に取り組めるよ うな防除技術に対する要望は大きい。そこで、本研究会では、平成 27 年に被害が目立った地域 における状況と対策、効果的な防除に向けた研究や品種育成について話題提供いただき、今後の ナシ病害の防除について討議したい。また、農林水産省より火傷病を巡る情勢について話題提供 いただき、火傷病についての情報を共有する。 【話題提供】 1)富山県におけるナシ黒星病の多発生と対策 富山県農林水産部農業技術課広域普及指導センター 2)ナシ黒星病の発生生態からみた秋季防除時期 千葉県農林総合研究センター 3)ニホンナシの黒星病抵抗性育種の現状と今後の展開 農研機構果樹研究所 4)新潟県におけるセイヨウナシ褐色斑点病の被害と対策 新潟県農業総合研究所園芸研究センター 5)火傷病を巡る情勢 農林水産省横浜植物防疫所 土井祐樹 金子洋平 加藤秀憲 棚橋 恵 小林慶範 【非公開の成績検討会に関する留意事項】 【非公開】の会議の参加者は、国立研究開発法人及び公設の試験研究機関の研究者、農林水産 省の関係者・主催者が認める者に限ります。この成績検討会では、機関ごとに発表していただき、 討議を行います。なお、資料は以下の者から PDF ファイルとして事前に送付しますので、当日 ご持参下さい。 (病害分科会問合せ先) 〒305-8605 茨城県つくば市藤本 2-1 農研機構果樹研究所 品種育成・病害虫研究領域 中畝良二 E-mail: [email protected] TEL:029-838-6546 ※非公開の成績検討会に使用する資料 は、別途連絡の「平成27年度果樹試験研究成績概要 集の原稿の作成・提出及び配付申込要領」にしたがって作成・提出して下さい。 資料原稿の提出期限は、平成28年1月13日(水)必着 です。郵送(〒305-8605 茨城 県つくば市藤本 2-1)または E-mail([email protected])で「農研機構果 樹研究所 企画管理部 業務推進室 企画チーム」宛に提出して下さい。 11 2.虫害分科会「最近の果樹害虫の発生と研究動向」 平成28年2月2日(火)10:00~17:00【公開】 平成28年2月3日(水) 9:00~12:00【公開】 【趣旨】 近年は気候の変動が大きく、「例年」という言葉が使いにくいほど、害虫の発生時期や発生量 に関して年ごとの発生状況が大きく異なっている。そのような状況下で果樹害虫を適期にかつ効 率的に防除するためには、対象害虫の発生生態の解明と発生に合わせた防除適期の検討、気候変 動を考慮した新たな防除体系の検討、ほ場の植生管理等による土着天敵の機能を最大限発揮させ る総合防除技術の開発などが求められている。常緑・落葉果樹研究会(虫害分科会)では、最近 の果樹害虫の発生動向やその対応への取り組みについて、情報交換を行うことで、害虫防御に関 する新たな問題点などの情報を共有するとともに、その解決方法についても情報の共有と意見交 換を行う 【検討事項】 1)重点検討テーマ(土着天敵の保全と利用) 温暖化の進行に伴って新たな害虫の侵入や従来稀であった害虫の発生拡大などが引き 起こされ、農作物の重要な生産阻害要因となりつつある。こうした害虫の発生状況の変 化に対し、安定的かつ的確に対応するため、従来の殺虫剤に依存した防除体系に換えて、 圃場及び周辺の植生管理等によって土着天敵が持つ潜在的な害虫制御機能を増強し、最 大限発揮させる防除技術の開発が進められている。近年蓄積されてきた土着天敵の保全 と利用技術に関する取り組みや今後の課題などについて、募集し発表していただきます。 2)各県における最近の課題 平成27年度の果樹害虫発生動向、防除技術、防除に関する問題点などに関する課題 を広く募集し、発表していただきます。 【発表課題の募集について】 1)発表は学会に準じた形式で行い、質疑応答を含めて1課題 15 分程度です。申し込み者 が多数の場合には、発表時間や発表者を調整させていただきますので予めご了承下さい。 2)内容は特に指定いたしません。各研究機関で重点的に取り組んでいること、新規に発 生が認められた害虫、最近増加してきた害虫、防除等での対応に苦慮している害虫、新 しい防除技術等々、果樹害虫について情報交換・意見交換をしたいことであれば何でも 結構です。重点検討テーマの発生予察の新展開につきましても同様に募集します。 3)発表を希望される方は、別紙7の「虫害「情報交換」課題発表申込書」に必要事項を 記入のうえ、E-mail で、農研機構果樹研究所 品種育成・病害虫研究領域 三代浩二宛 にお送り下さい。提出期限は平成27年12月24日(木)です。 送付先の E-mail:[email protected] ※虫害分科会は【公開】の会議です。ご発表により内容が開示された扱いとなりますので、特許 等の知財を取得予定の場合には、あらかじめその旨ご承知下さい。 ※虫害分科会問合せ先:農研機構果樹研究所品種育成・病害虫研究領域 三代浩二 E-mail: [email protected] TEL: 029-838-6548 ※別紙7の課題発表申込書は以下の URL からダウンロードして利用可能です。 URL:http://www.naro.affrc.go.jp/fruit/contents/kaigi/index.html 12 3.カンキツグリーニング病分科会 平成28年2月3日(水)13:30~17:00【公開】 【趣旨】 グリーニング病はカンキツの難防除病害で、世界中のカンキツ主要栽培地域で猛威を振るって いる。日本では、昭和 63 年に沖縄県西表島への侵入以降、奄美地方まで北上している。また、 本病害の媒介虫ミカンキジラミは九州本土に到達している。これまで、本病害の一斉防除や緊急 防除により、本病害が抑制された地域もあり、また平成 24 年 3 月には発生北限であった鹿児島 県・喜界島での根絶事業が成功を収めた。現在も沖縄本島をはじめとする発生地域では根絶に向 けた防除が引き続き実施されているところである。本研究会では、侵入リスクを低減するための 最新の研究成果について情報を共有し、発生地域拡大阻止に向けた取り組みへの一助としたい。 【話題提供】 1)形態的同定に頼らない媒介虫の侵入警戒法~トラップされた虫 DNA を用いた ミカンキジラミの同定~ 農研機構果樹研究所 藤原和樹 2)疫学動態からみる侵入病害虫のリスク評価~カンキツグリーニング病を例に~ 農研機構中央農業総合研究センター 鈴木清樹 3)海外で植物病を媒介する、侵入を警戒すべきキジラミ類 農研機構果樹研究所 井上広光 4)野菜のグリーニング病?~国内未発生の Candidatus Liberibacter solanacearum による ジャガイモゼブラチップ病、ニンジン Liberibacter 病の紹介~ 農林水産省横浜植物防疫所 牛久修一 13 14 氏 名 E-mail 栽培 【公開】 病害 【公開】 虫害 【公開】 2月9日(火) 連絡先電話番号: 申込責任者氏名: 所 属 機 関 名 : 申 込 年 月 日 : 平成 系適 【非公開】 栽培 【公開】 年 日 土壌肥料 系適 虫害 病害 【非公開】 【非公開】 【公開】 【非公開】 2月10日(水) 月 寒冷地果樹研究会(栽培・土壌肥料,病害,虫害,土壌・肥料分科会),果樹系統適応性検定試験成績検討会(寒冷地果樹) 【盛岡】平成27年度果樹研究会・系適試験成績検討会共通出席申込書 この申込書は、事前に会議への出席確認を行うとともに、出席者名簿を作成するなど会議運営のために使用します。ご提供いただいた個人情報は、法令に定める場合を除いて、事前 にご本人様の同意を得ることなく、提供された目的以外の用途に、あるいは提供された目的の範囲を超えて、これを使用しません。なお、本研究会の参加者に対して、名簿形式で情報 を公開する場合がありますので、ご了承のうえ、お申し込み下さい。 ・出席する会議の該当欄に○印を記入して下さい。 ・出席申込先:下記のE-mailアドレスに、「果樹研究所リンゴ研究拠点 寒冷地果樹研究会係」宛で本出席申込書を送付し、お申し込み下さい。 E-mail: [email protected] ・申込期限:平成27年12月24日(木)必着 *申込期限までに申込みがない場合、名簿に名前が掲載できませんので、必ず期限までにお申し込み下さい。 注) 【非公開】の会議の参加者は、国立研究開発法人及び公設の試験研究機関の研究者、農林水産省の関係者・主催者が認める者に限ります。 ご出席の申込みに際してはご注意下さい。 注) 土壌・肥料分科会(土壌肥料)は、第2日目 9時~12時に栽培分科会とは別の会場にて行います。 所属・役職 別紙4 15 所属・役職 氏 名 栽培・土 壌肥料 【公開】 落葉果樹 研究会 【公開】 病害 病害 病害 (常緑) (落葉) 【非公開】 【非公開】 【公開】 虫害 常緑・落葉果樹病害虫研究会 果樹研究会 2月2日(火) 機 関 月 名 日 【公開】 虫害 : : 平成 月 2月2日(火) 2月3日(水) 果樹系統適応性検定試験成績検討会(落葉果樹) E-mail: 年 合 同 交流会 日 2日(火) グリーニング モモ・ ウメ ナシ ブドウ カキ クリ 18:00よ 病 スモモ り 【公開】 【非公開】 【非公開】 【非公開】 【非公開】 【非公開】 【非公開】 常緑・落葉果樹病害虫研究会 果樹研究会 2月3日(水) TEL: 栽培・土 病害 病害 壌肥料 (常緑) (落葉) 【公開】 【非公開】 【非公開】 落葉果樹 研究会 属 所 年 申 込 責 任 者 氏 名 : 込 申 落葉果樹研究会(栽培・土壌肥料),常緑・落葉果樹病害虫研究会(病害・虫害・グリーニング病),系統適応性検定試験成績検討会(落葉果樹) 【つくば】平成27年度果樹研究会・系適試験成績検討会共通出席申込書 E-mail: [email protected] ※機関単位で申し込み下さい。 平成27年12月24日(木) 必着 ○申込期限 ※以下のE-mailアドレスに、「果樹研究所 業務推進室運営チーム」宛で本出席申込書を送付し、お申し込み下さい。 ○出席申込先 この申込書は、事前に会議への出席確認を行うとともに、出席者名簿を作成するなど会議運営のために使用します。ご提供いただいた個人情報は、法令に定めのある場合を除いて、 事前にご本人様の同意を得ることなく、提供された目的以外 の用途に、あるいは提供された目的範囲を超えて、これを使用いたしません。なお、本研究会の参加者に対して、名簿形式で情報を公開する場合がありますので、ご了承のうえ、お申し込み下さい。 ※3.果樹研究会と果樹系統適応性検定試験成績検討会(落葉果樹)の合同交流会を、2月2日(火)18:00より、つくば国際会議場1F多目的ホール(会費5,000円)にて開催します。参加希望の方は該当欄に○を記入して下さい。 ※2.会場は、つくばセンターやTXつくば駅の近くに位置しております。宿泊につきましては、各自で周辺のホテルをご予約下さい。 ※1.出席する会議の該当欄に○を記入して下さい。 【非公開】の会議の参加者は、国立研究開発法人及び公設の試験研究機関の研究者、農林水産省の関係者・主催者が認める者に限りますので、ご出席の申込みに際してはご注意下さい。 別紙5 別紙6 東北農業研究センター会場配置図 土壌・肥料分科会 栽培分科会 虫害分科会 系適会議 病害分科会 16 別紙7 虫害「情報交換」課題発表申込書 平成27年12月24日(木)必着 発表者氏名(所属) 連絡先等 住所 〒 TEL E-mail アドレス(必須) 発表題目 1.重点検討テーマ 概要 100 から 300 字程度 FAX 2.各県における最近の課題 (どちらかを選択) ※タイトル、発表者及び所属、概要はとりまとめて、当日の資料として配付します。 ※虫害分科会は【公開】の会議です。ご発表により内容が開示された扱いとなりますので、特許等の 知財を取得予定の場合には、あらかじめその旨ご承知下さい。 ※送付先(E-mail での送付をお願いします) 農研機構果樹研究所品種育成・病害虫研究領域 三代浩二 E-mail: [email protected] 17
© Copyright 2024 ExpyDoc