富良野市まち・ひと・しごと創生 富良野市まち・ひと・しごと創生

富良野市まち・ひと・しごと創生
人口ビジョン・総合戦略(素案)について
富良野市
1
総合戦略策定に向けたこれまでの経過
【市民参加】
●H26.9.30∼11.27
「市長と語ろう!地域懇談会」
市内15会場 市民385名参加
●H26.12.1
まちづくり講演会「地域戦略の考え方」
講師:内閣府五十嵐参事官
市民106名参加
●H27.9.1∼
富良野市総合戦略有識者会議
これまで9/1、10/9、11/9の3回開催
●H27.9.28∼11.30
「市長と語ろう!地域懇談会」
これまで12会場 市民340名参加
【職員参加】
●H26.12.9∼H27.3.27
女性職員ワーキングチーム6回開催
若手職員ワーキングチーム8回開催
●H27.6.2
戦略策定に向けた職員全体説明会
●H27.7.10∼8.20
「ひと」創生部会 3回開催
「しごと」創生部会 4回開催
●H27.11.9
予算要求へ向けた職員全体説明会
●H27.4.3∼
総合戦略策定本部会議(庁議メンバー)
月2回のペースでこれまで11回開催
2
人口推移と人口推計値
(人)
富良野市の人口推移
40,000
国立社会保障・
人口問題研究所の推計値
36,627
総人口
35,000
30,000
24,259
23,813
25,000
生産人口
15歳∼64歳
20,000
17,553
14,591
15,000 13,103
8,848
6,512
7,119
年少人口
生産人口
老年人口
5,411
1,007
H72年
H62年
H57年
1,586
H52年
H42年
H37年
H32年
H27年
H22年
H12年
H7年
H2年
S60年
S55年
S50年
S45年
S35年
S30年
S40年
総人口
H17年
3,155
H47年
1,406
0
老年人口
65歳以上
6,185
H67年
10,000
5,000
12,603
年少人口
0歳∼14歳
 富良野市の総人口は、
昭和40年の36,627人を
ピークに減少傾向にあ
り、平成22年時点では
24,259人となっていま
す。
 国立社会保障・人口問
題研究所の推計による
と、平成52年時点では
17,553人となり、ピーク
時の約半分(47.9%)、
2010年時点の3/4
(72.4%)となっていま
す。
 人口推移を年齢3区分
別に見ると、生産年齢
人口は、総人口と同様
に昭和40年の23,813人
をピークに減少傾向に
あり、年少人口も総じて
減少傾向にあります。一
方、老年人口は一貫し
た増加傾向にあります
が、平成37年以降は微
減傾向になることが予
想されています。
3
転入・転出・出生・死亡数の推移
転入数
転出数
出生数
死亡数
900
1600
(人)
800
1400
700
1200
600
500
1000
400
800
300
600
200
400
H2
2
H2
3
H2
4
転入数 1446 1298 1363 1304 1423 1338 1239 1315 1351 1285 1316 1190 1249 1201 1171 1058 1217 1076 1019 1048 1033 954
891
899 1013 1002
H元
H2
H3
H4
H5
H6
H7
H8
H9
H1
0
H1
1
H1
2
H1
3
H1
4
H1
5
H1
6
H1
7
H1
8
H1
9
H2
0
H2
1
H2
5
H2
6
100
転出数 1576 1589 1603 1529 1527 1572 1394 1487 1503 1386 1354 1411 1444 1362 1255 1220 1307 1270 1259 1183 1113 1098 1109 1128 1147 1160
出生数 270
290
274
266
282
264
270
260
253
264
254
235
231
241
190
193
198
181
192
171
169
215
178
184
167
143
死亡数 229
206
218
198
203
216
201
203
211
246
227
222
218
220
234
257
232
266
250
268
284
251
265
217
274
304
4
人口の自然動態と社会動態
自然動態
社会動態
人口増減
150
100
50
0
(人)
-50
-100
-11
-25
-115-110
-150
-157
-184
-207
-200
-250
-83
-86
-89
-124
-128
-140
-180
-195
-182
-208
-186
-226
-232
-300
-279
-298
-350
自然動態
-241
-262
H元
H2
H3
H4
H5
H6
H7
H8
H9
H1
0
41
84
56
68
79
48
69
57
42
18
-305
-319
H1
1
H1
2
H1
3
H1
4
H1
5
H1
6
H1
7
H1
8
H1
9
H2
0
H2
1
H2
2
H2
3
H2
4
H2
5
H2
6
27
13
13
21
-44
-64
-34
-85
-58
-97
-115
-36
-87
-33
-107 -161
-84
-162
-90
-194 -240 -135
-80
-144 -218 -229 -134 -158
社会動態 -130 -291 -240 -225 -104 -234 -155 -172 -152 -101
-38
-221 -195 -161
人口増減
-11
-208 -182 -140 -128 -226 -124 -279 -298 -232 -195 -180 -305 -262 -241 -319
-89
-207 -184 -157
-25
-186
-86
-115 -110
-83
自然動態(出生数ー死亡数) 社会動態(転入数ー転出数) 人口増減(自然動態+社会動態)
5
5歳階級別人口移動の長期的動向
400
300
200
100
(人)
0
-100
-200
-300
S55→S60
S60→H2
H2→H7
H7→H12
H12→H17
H17→H22
-400
-500
-600
5∼9 10∼
0∼4
歳→10 14歳
歳→5
∼14 →15∼
∼9歳
歳
19歳
15∼
19歳
→20∼
24歳
20∼
24歳
→25∼
29歳
25∼
29歳
→30∼
34歳
30∼
34歳
→35∼
39歳
35∼
39歳
→40∼
44歳
40∼
44歳
→45∼
49歳
45∼
49歳
→50∼
54歳
50∼
54歳
→55∼
59歳
55∼
59歳
→60∼
64歳
60∼
64歳
→65∼
69歳
65∼
69歳
→70∼
74歳
70∼
74歳
→75∼
79歳
75∼
79歳
→80∼
84歳
80∼ 85∼
84歳 89歳
→85∼ →90歳
89歳
∼
S55→S60
3
-67
-431
-548
172
-28
-46
-65
-72
-73
-86
-50
-9
10
-9
0
1
5
S60→H2
37
-89
-529
-562
126
5
-27
-98
-100
-58
-84
-120
-45
-23
-27
-38
-43
-16
H2→H7
-26
-119
-341
-364
235
18
-36
-48
-60
1
-21
-72
-18
-3
-28
-16
-16
9
H7→H12
13
-73
-350
-144
359
144
4
-59
-35
29
-19
-26
-4
-19
15
26
31
3
H12→H17
-68
-74
-266
-186
109
-13
-67
-98
-29
-12
-13
-41
-46
-3
10
-25
-7
5
H17→H22
-10
-43
-227
-263
118
40
9
33
-11
25
27
-8
-7
10
3
-30
-10
-4
6
昭和60年から平成22年までの人口増減率
人口増加率30%以上
人口増加率20%∼30%未満
人口増加率10%∼20%未満
人口増加率0%∼10%未満
人口減少率0%∼10%未満
人口減少率10%∼20%未満
人口減少率20%∼30%未満
人口減少率30%以上
昭和60年から平成22年までの25年間の農村部の地区別人口増減率では、多くの地区
で30%以上の人口が減少し、特に東山地域では、50%以上の人口が減少しています。
7
昭和60年から平成22年までの人口増減率
人口増加率30%以上
人口増加率20%∼30%未満
人口増加率10%∼20%未満
人口増加率0%∼10%未満
人口減少率0%∼10%未満
人口減少率10%∼20%未満
人口減少率20%∼30%未満
人口減少率30%以上
昭和60年から平成22年までの25年間の市街地の地区別人口増減率で
は、中心市街地や麻町地区で30%以上の人口が減少していますが、宅地
開発等が行われた郊外部では、逆に30%以上の人口が増加しています。
8
富良野市の転入と転出の状況(平成25年度)
道内
上川管内
転出336人
転入430人
(うち旭川市259人)
転入189人
差
ー147人 (うち旭川市130人)
(うち札幌市168人)
差
ー61人
転出491人
(うち札幌市214人)
転入127人
(うち東京都20人)
富良野市
人口23,283人
(平成25年度)
差
転入
転出
+26人 138人
112人
差
ー22人
転出149人
(うち東京都33人)
道
外
富良野圏域4町村
9
年代別男性純移動数(平成25年度転入数ー転出数)
20
20∼24歳で
11人転入超過
純移動数(人)
10
0
-10
-20
-30
15∼19歳で
41人転出超過
-40
-50
0∼ 5∼ 10∼ 15∼ 20∼ 25∼ 30∼ 35∼ 40∼ 45∼ 50∼ 55∼ 60∼ 65∼ 70∼ 75∼ 80∼ 85∼ 90歳
4歳 9歳 14歳 19歳 24歳 29歳 34歳 39歳 44歳 49歳 54歳 59歳 64歳 69歳 74歳 79歳 84歳 89歳 以上
北海道外
2
2
-1
-11
2
-3
3
1
-4
-1
-1
-2
-3
0
1
0
-1
0
0
北海道内
4
-8
-3
-18
6
0
-4
3
2
3
5
0
-3
-5
-4
1
1
0
-1
上川管内
-9
-4
-5
-10
2
-9
-3
-17
5
-5
-1
-8
-5
-1
1
-2
-2
-2
0
富良野圏域
7
0
0
-2
1
5
2
-1
2
-3
5
-2
1
1
-1
1
1
-2
0
年代別男性純移動数では、15∼19歳が41人の転出超過で最も多くなっています。しか
し、20∼24歳では、逆に11人転入超過となっています。
10
年代別女性純移動数(平成25年度転入数ー転出数)
15
30∼49歳で
旭川へ転出超過
10
純移動数(人)
5
0
-5
-10
-15
-20
20∼29歳で
札幌へ転出超過
-25
-30
0∼ 5∼ 10∼ 15∼ 20∼ 25∼ 30∼ 35∼ 40∼ 45∼ 50∼ 55∼ 60∼ 65∼ 70∼ 75∼ 80∼ 85∼ 90歳
4歳 9歳 14歳 19歳 24歳 29歳 34歳 39歳 44歳 49歳 54歳 59歳 64歳 69歳 74歳 79歳 84歳 89歳 以上
北海道外
-3
4
-3
-4
-2
-1
0
-5
-2
2
0
3
2
0
0
3
0
0
0
北海道内
8
4
-2
-6
-17
-16
-1
3
1
0
1
3
-3
-2
0
-5
0
-4
-4
上川管内
-4
2
0
-8
-5
-4
-15
-5
-6
-6
-5
-3
-2
0
-3
-2
-4
-1
-1
富良野圏域
2
1
0
4
4
4
3
3
-2
1
0
0
0
0
1
-2
-5
-2
-1
年代別女性純移動数では、15歳∼39歳まで富良野圏域4町村から転入超過となっていま
す。しかし、20∼29歳までは、札幌への転出超過、30∼49歳では、旭川への転出超過と
なっています。
11
富良野市の経済構造・企業活動自治体比較(2012年)
項
目
企業数
数 値
道内順位 全国順位
備
考
895社
30位
865位
1,184事業所
30位
838位
製造品出荷額
7,738.4百万円
73位
1,251位
付加価値額
21,380百万円
30位
860位
売上高-費用総額+給与総額+租税公課
労働生産性
3,311千円/人
59位
804位
付加価値額÷従業者数
2.06%
23位
242位
84.9%
23位
370位
9,564人
27位
839位
61.8歳
40位
135位
事業所数
創業比率
黒字企業比率
従業者数
経営者平均年齢
富良野の強み
12
富良野市の人口ビジョン(素案)
平成27年10月末
住民基本台帳22,975人
24,000
22,000
20,000
平成52年
約19,000人
平成22年
24,258人
人
平成72年
約15,000人
18,000
平成52年
17,553人
16,000
14,000
平成72年
12,603人
12,000
H22
H27
H32
H37
H42
H47
H52
H57
H62
H67
H72
国立社会保障・人口問題研究所の推計値
自然増として合計特殊出生率が1.8まで回復し、社会増としての施策を講じた場合
13
総合戦略策定の基本的な考え
1.総合戦略策定の趣旨
本総合戦略は、現在推進中の「第5次
富良野市総合計画」(平成23年度から
平成32年度まで)の一部として連動しな
がら推進します。
第5次富良野市総合計画
基本
構想
基本
計画
2.総合戦略の計画期間
本総合戦略の計画期間は、平成27年
度から平成31年度までの5ヵ年としま
す。
実施
計画
富良野市総合戦略
本総合戦略は、国の「長期ビジョン」、
「まち・ひと・しごと創生総合戦略」、及び
北海道の「北海道人口ビジョン」、「北海
道創生総合戦略」を勘案するとともに、
人口減少や少子高齢化が急速に進む
なか、富良野市が次世代に向けてさら
なる発展を遂げ、住み続けたいまち、そ
して、子どもたちに誇れるまちをめざし
て、今後5年間の基本戦略や個別戦
略、主な施策について示すものとしま
す。
3.第5次総合計画との連動
14
地方創生に向けた3つの基本戦略
第5次富良野市総合計画の将来像︵めざす姿︶
安心と希望、協働と活力の大地﹃ふらの﹄
1.「ひと」をつなぐ富良野戦略
∼「ひと」と「ひと」をつなぐ。「ひと」と「地域」をつなぐ。次世代の子どもたちへつなぐ∼
2.「しごと」をつくる富良野戦略
∼農業の担い手をつくる。商工業の「しごと」をつくる。観光で「しごと」をつくる∼
3.「まち」を育てる富良野戦略
∼賑わいの「まち」を育てる。住みよい「まち」を育てる。環境にやさしい「まち」を育てる∼
15
「ひと」と「しごと」の好循環とそれを支える「まち」の活性化
人材の定着・流入
「ひと」
「しごと」
安心した
生活を送る
安定した
収入を得る
「まち」
地域の
活性化
家族や仲間と
集う魅力的な
地域をつくる
生産・
消費・
所得の
拡大
富良野に「しごと」をつくり、「しごと」があることで富良野に「ひと」を呼び込み、
「ひと」の暮らしを支える「まち」が活性化する好循環による相乗効果を図る。
16
3つの基本戦略の数値目標
3つの基本戦略
1.「ひと」をつなぐ富良野戦略
5年後の数値目標
合計特殊出生数
1.44人→1.8人
2.「しごと」をつくる富良野戦略
観光経済効果に
対応する就業者数
3,400人→3,600人
3.「まち」を育てる富良野戦略
まちなか居住人口
1,093人→1,200人
17
3つの基本戦略と9つの個別戦略
1.「ひと」をつなぐ富良野戦略
①結婚したいと思う人々の希望をかなえる。
②妊娠・出産・子育てを地域社会全体で支援する。
③地域資源を活かした環境教育と郷土愛を育むキャリア教育を推進する。
2.「しごと」をつくる富良野戦略
①農業担い手育成センターを中心とした担い手の育成・確保を図る。
②雇用を生み出す起業化、中小企業への支援強化を図る。
③富良野版DMOの創設による観光振興を図る。
3.「まち」を育てる富良野戦略
①コンパクトシティに向けた中心市街地の活性化を図る。
②空き家の利活用による住み替えと富良野への移住促進を図る。
③循環型・低炭素による環境にやさしい社会の形成を図る。
18
1.「ひと」をつなぐ富良野戦略
①結婚したいと思う人々の希望をかなえる。
現状・課題
主な施策
●年々上昇する未婚率
未婚率(%)
40
35∼39歳の未婚率の推移
31.2
男性
30
女性
20
10
7.4
0
7.9
16.7
20.7
24.9
26.8
9.8
12.8
14
16.1
S55 S60
H2
H7
33.6
30.4
20
H12 H17 H22
●結婚相手にまだめぐり合っていないから・・・
 市役所内に結婚相談窓口を開設し、
結婚を希望する人を支援する。
 地域の世話役としての「結婚サポー
ター」を募集し、出会いの相談や仲介
等を行う。
 民間や団体が行う婚活イベント等の
開催経費を市が助成する。
 「北海道コンカツ情報コンシェル」と連
携し、婚活者向けにマナーやコミュニ
ケーション力の向上を図る。
19歳∼39歳までの独身者に、独身でいる
理由に対する上位3つの回答
結婚相手にまだめぐり合って
いないから
43.6%
39.3%
経済的な余裕が無いから
結婚する必要性をまだ感じな
いから
男
28.0%
19.2%
女
38.5%
29.9%
重要業績評価指標(KPI)
35∼39歳までの未婚率
男性33.6%
女性30.4%
平成32年の国勢調査
では、30%以下とする
19
1.「ひと」をつなぐ富良野戦略
②妊娠・出産・子育てを地域社会全体で支援する。
現状・課題
主な施策
●年々、減少する富良野市の出生数
出生数の推移
(人)
250
215
200
178
184
167
143
150
100
H22
H23
H24
H25
H26
●子育てや教育にお金がかかるから
 乳幼児医療費は、現行2歳までの無料化を小学
就学前まで引き上げる。
 新生児の紙おむつ経費を助成し、衛生用品ごみ
袋を配布する。
 第3子以降の出産祝い金、小学校就学助成金を
支給する。
 市内の事業所が授乳やおむつ交換等の設備を
整備した場合、整備費用の一部を助成する。
 子育て世帯を支援するファミリー・サポート・センター事業
を推進する。
 (仮)地域社会で子育て家庭を支える地域コミュ
ニティ活動の創出に向けて検討する。
 (仮)不妊治療費の一部助成に向けて検討する。
子どもを産まない、産めない理由に
対する上位4つの回答
子育てや教育にお金がかかりすぎ
るから
自分の仕事(勤めや家業)に差し
支えるから
高齢で産むのは難しいから
ほしいけれどできないから
73.2%
28.2%
25.4%
19.7%
0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0%
重要業績評価指標(KPI)
●年間出生数
143人(H26) → 180人(H31)
●ファミリー・サポート・センター会員数
110人(H27.11) → 190人(H31)
20
1.「ひと」をつなぐ富良野戦略
③地域資源を活用した環境教育と郷土愛を育むキャリア教育を推進する。
主な施策
現状・課題
●恵まれた森林資源があまり市民に理解されていない
●15∼19歳までの転出超過(△55人)
平成25年度年齢別純移動数(転入−転出)
 恵まれた森林資源を活用し、市内小
中学生を対象に森林環境教育を推進
する。
 子どもたちに「演劇のまち富良野」を
体感し、演劇的手法を活用したコミュ
ニケーション能力の向上を図る。
 富良野を愛し、将来、「ふるさと富良
野」に心が向く小中高一貫キャリア教
育を推進する。
 富良野市育英基金奨学金償還免除
による地元Uターン就職を推進する。
20
重要業績評価指標(KPI)
(人)
0
-20
●森林環境教育学習プログラム参加校
-40
-60
0∼ 5∼ 10∼15∼20∼25∼30∼35∼40∼45∼50∼55∼60∼65∼70∼75∼80∼85∼90歳
4歳 9歳 14歳19歳24歳29歳34歳39歳44歳49歳54歳59歳64歳69歳74歳79歳84歳89歳以上
女
3
11
男
4
-10 -9 -41 11
-5 -14 -20 -17 -13 -4
-7
-2 -14
-9
-3
-4
5
-6
8
3
-3
-2
-2
-6
-9
-7
-6
-12 -10 -5
-3
0
-1
-4
-1
15校/年(H31)
●市内就業者に対する償還免除者数
5件(H31)
21
2.「しごと」をつくる富良野戦略
①農業担い手育成センターを中心とした担い手の育成・確保を図る。
現状・課題
主な施策
●減少する農家戸数
農家戸数の推移
713
720
700
(戸)
700
681
680
673
652
660
640
H22
H23
H24
H25
H26
●後継者がいる農家は富良野全体で4戸に1戸
 農業担い手育成センターに、「新規参
入コース」「雇用就農コース」「体験実
習コース」を設定し、担い手の育成・
確保を図る。
 市内の農業後継者等が、地元で農業
に従事しながら緑峰高校農業特別専
攻科に通うため、学費の一部を助成
する。
 農業研修指導者に対し、指導に要す
る経費の一部を助成する。
現在、就農している後継者の地区別割合
40.0%
34.4%
(戸)
30.0%
20.0%
21.1%
19.0%
25.5%
10.0%
0.0%
富良野地区
東部地区
山部地区
東山地区
重要業績評価指標(KPI)
●新規就農者数:5年間で40人
●新規参入者数:5年間で 8人
●雇用就農者数:5年間で10人
【H23富良野市担い手実態調査報告書より】
22
2.「しごと」をつくる富良野戦略
②雇用を生み出す起業化、中小企業への支援強化を図る。
現状・課題
主な施策
●減少する商店数と年間商品販売額
商店数
379
1000
800
594
600
353
560
年間商品販売額(億円)
315
400
287
300
228
591
200
464
341
400
100
200
0
H11 H14 H16 H19 H24
●専門職、資格職の人材不足
H25有効求人倍率(ハローワーク)
建築・土木・測量技術者
4.04
看護師・保健師・助産師
2.58
医療技術者
3.11
介護職
1.82
※一般事務職
0.21
 新規出店・創業、中小企業の活性化
に向けて、市の制度を拡充し支援す
る。
 域内の経済循環を図るため、プレミア
ム商品券を継続実施する。
 若い人をターゲットにした就職情報サ
イトを立ち上げ、雇用の促進を図る。
 企業の人材不足を解消するため、資
格技術取得に要する経費を支援す
る。
 ワーク・ライフ・バランスに取り組む企
業に対し支援する。
重要業績評価指標(KPI)
●新規出店件数:5年間で25件
●就職サイトに掲載する企業数:50社
●就職サイトの閲覧件数:2,000件/月
23
2.「しごと」をつくる富良野戦略
③富良野版DMOの創設による観光振興を図る。
現状・課題
主な施策
●観光客入込数の減少
観光客入込数の推移
(万人)
300
250
249
203 211
200
188 178 178
172
150
H14 H16 H18 H20 H22 H24 H26
●宿泊客延数
宿泊客延数の推移
(万人)
80
60
50
70
65
70
58
57
58
63
47
40
H14 H16 H18 H20 H22 H24 H26
 富良野の農業・観光・環境を融合さ
せ、地域の観光マーケティングやマネ
ジメントを担う「富良野版DMO」を立ち
上げ、新たな観光地域を創出する。
 「(仮称)ブランド観光圏」認定に向け
観光地サインやサイクリング等の環
境整備を図る。
 多種多様な観光資源を、季節偏差の
ない通年型観光や体験等による滞在
型観光の強化を図る。
 富良野らしいイベントの開催による市
民と観光客との交流を図る。
重要業績評価指標(KPI)
●宿泊客延数
70万人(H26) → 75万人(H31)
●宿泊客消費単価
2.9万円(H25) → 3万円(H31)
24
【参考】新型交付金の対象となり得る日本版DMOの事業例
DMOを核とした観光地域づくりプラットフォーム
NPO
研究者
クリエ
ーター
商工会
議 所
大学
行政
交 通
事業者
農業
DMO
旅行
会社
観光
協会
旅館
組合
飲食店
組 合
自治体の壁を超える!業種の壁を超える!官民の壁を超える!
※DMO=Destination Management/Marketing Organization
「日本版DMO」
様々な地域資源を組み合わせた観光地の一体的
なブランドづくり、WEB、・SNS等を活用した情報
発信・プロモーション、ビックデータ等を活用した効
果的なマーケティング、戦略策定時について、地
域が主体となって行う観光地域づくりの推進主体
明確な事業目的
地域の「稼ぐ力」を引き出す
①広域的な観光ルートの形成
②地域ブランドの構築
③新たな地域産品の創出
先駆的な事業手法
 「観光産業」を核とした官民協働。
 広域的な観光地域づくりや広域的な
課題解決のための地域間連携
 地域経営の視点に立った観光地域づ
くりや地域ブランドづくりの中心となる
新たな事業推進主体の形成
重要業績評価指標(KPI)
●現 状:訪日外国人観光消費額300億円
●5年後:訪日外国人観光消費額600億円
25
3.「まち」を育てる富良野戦略
①コンパクトシティに向けた中心市街地の活性化を図る。
現状・課題
主な施策
●まちなか居住人口の減少
まちなか居住人口の推移
2,700
2,674
(人)
2,650
2,650
2,607
2,598
2,589
H23
H24
H25
2,600
2,550
H21
H22
●まちなか小売店舗の推移
 中心市街地の居住環境の充実に
より、まちなか居住を推進する。
 新規出店を支援し、商業集積を図
る。
 滞留拠点施設整備により、まちな
か回遊を促進する。
 まちなかに、(仮称)ビジターセン
ターを設置し、広域観光の情報発
信と受入れ体制の充実を図る。
まちなかの小売店舗数の推移
(店)
160
156
140
150
141
149
129
120
102 105
100
H9
H11 H14 H16 H19 H24 H26
重要業績評価指標(KPI)
●まち中の歩行者通行量
2,690人/日(H26)→3,700人/日(H31)
●小売り店舗数
149戸(H26) → 162戸(H31)
26
3.「まち」を育てる富良野戦略
②空き家の利活用による住み替えと富良野への移住促進を図る。
現状・課題
主な施策
●富良野市の空き家は1,290戸
長屋建・共同
住宅・その他
一戸建
空き屋
総数
1,290
戸
710戸
570戸
腐朽・破損あり
腐朽・破損なし
360戸
930戸
【平成25年住宅・土地統計調査より】
●富良野市への移住相談者
(人)
富良野市への移住相談者数の推移
250
200
150
100
50
0
195
123
21
50 67
150
214
 空き家の実態を把握し、特定空き家を
防止する。
 利活用可能な空き家は、「住まいの情
報バンク」に登録し、住み替え希望者
や移住希望者への情報提供を図る。
 住宅リフォーム促進事業の制度を拡
充し、移住希望者の中古住宅購入支
援や3世代同居を促進する。
 市の移住相談ワンストップ窓口を強化し、
「しごと」「住まい」「暮らし」の情報を一
元的に発信することで、移住・定住の
促進を図る。
132
72
H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25
重要業績評価指標(KPI)
●中古住宅購入者の
住宅リフォーム補助実績:5年間で10戸
●移住相談件数 年間100件以上
27
3.「まち」を育てる富良野戦略
③循環型・低炭素による環境にやさしい社会の形成を図る。
現状・課題
主な施策
●1人当たりのごみ排出量とごみの資源化率
ごみの資源化率
1000
1人1日あたりのごみ排出量(g/人・日)
90.0% 89.4% 89.8% 89.7% 91.0%
950
900
860
854
866
H22
H23
H24
885
90.0%
881
85.0%
850
800
80.0%
H25
H26
●CO2の排出量の抑制
重要業績評価指標(KPI)
CO2総排出量(千t-CO2/年)
1人あたりのCO2排出量(千t-CO2/年)
20
15
10
220
9.3
221
9.2
238
10.1
260
11.1
250
10.7
300
250
200
150
5
100
H21
H22
H23
H24
 ごみの減量や資源の節約・リサイクル
により、質の高い循環型社会の形成
を図る。
 化石燃料の代替エネルギーとして木
質バイオマスや太陽光発電の利用を
促進する。
 衛生用品の固形燃料化や小水力発
電等、有限な資源・エネルギーの有効
利用を進める。
H25
●ごみの資源化率
91.0%(H26)→90%以上をめざす
●1人1日あたりのごみ排出量
881g/人・日(H26) → 761g/人・日(H31)
●1人あたりのCO2排出量
10.7千t-CO2/年(H25) → 7.2千t-CO2/年(H31)
28
総合戦略効果の検証
本総合戦略の推進にあたっては、計画(Plan)、実施(Do)、評価(Check)、改善(Action)の
PDCAサイクルを構築し、毎年、重要業績評価指標(KPI)に対する効果を検証します。
なお、効果の検証は、第三者による客観性を重視するため、富良野市総合戦略有識者会議に
おいて検証を行います。
富良野市各部局
富良野市総合戦略有識者会議
●メンバー
:産業界
行政機関
教育機関
金融機関
労働団体
市民団体
一般公募
●ミッション:総合戦略の立案
PDCAの評価
毎年
実績報告
PDCAの
評価
総 務 部
保健福祉部
経 済 部
建設水道部
教育委員会
富良野市総合戦略有識者会議は、PDCAの評価により施策の効果が期待できない場合、
施策の見直しや変更について協議する。
29
総合戦略策定までのスケジュール
年 月
平成27年11月
12月
平成28年
2月
主 な 内 容
 第3回有識者会議において、総合戦略(素案)の協議
 市内7会場で「市長と語ろう!地域懇談会」を開催
 パブリックコメント手続により総合戦略(素案)意見公募
 12月17日「人口減少社会と地方創生」まちづくり講演
会の開催(講師:東京大学牧野教授)
 第4回有識者会議において、パブリックコメント手続の
意見、及び平成28年度当初予算編成を踏まえた総合
戦略(原案)の協議
30