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長浜市仏像展示ケース製作業務委託
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委託業務番号
長総政第 68 号
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委託業務名称
長浜市仏像展示ケース製作業務委託
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業務の概要
仕様書
当市が設置する『(仮称)長浜市・東京「歴史・文化」情報発信交流拠点』において、当市から梱包
運搬した仏像等を展示するための展示ケースを製作し、搬入、設置、取り付け、調整等を行う。
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契約期間
契約締結日の翌日から平成 28 年3月 31 日まで
(平成 28 年3月 15 日設置)
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業務の場所
(仮称)長浜市・東京「歴史・文化」情報発信交流拠点
(上野の森ファーストビル1階:東京都台東区上野2-14-27)
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業務の内容
湿度管理や免震機能等を備えた次の展示ケースを製作し、搬入、設置、取り付け、調整等を行う。
(1)行燈型ケース(5面ガラス)1台
外寸:W900×D900×H2100
下部点検扉は H600 とし、ガラス見え掛かりは H1400 以上を確保する
(2)展示台
1台
外寸:W440×D440×H200
(3)小型免震台
1台
外寸:W440×D440×H50
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一般事項
・使用する主要部品、部材は日本工業規格(JIS)又は国際標準化機構(ISO)に準拠すること。
・展示ケース一式は、JIS 表示認定、ISO9001 若しくは ISO14001 認定を受けた工場又は会社で管理
して製作、設置を行うこと。
・備品一式の製作、搬入にあたっては、契約後速やかに詳細な製作図、工程表等を担当職員に提出
し、承諾を得ること。
・搬入に伴う床・壁等への養生を確実に行うこと。万一、建物を破損した場合は、受注者の負担にお
いて完全に復旧すること。
・納入後に通常の使用により1年以内に異常が生じた場合は、速やかに無償で修理又は部品の交換
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を行うこと。
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技術仕様
(1)エアタイト仕様
・空気交換率 0.3 回/日以下の性能を有すること。
・過去に手掛け納入したエアタイトケース(移動式タイプ)の測定実績にて、上記性能が確保できて
いるかを証明する資料を市総合政策課へ提出すること。
(2)温湿度性能
・湿度については、±5%以内で収まる性能を有すること。
・納入後に所定の日時データロガーにて測定を行い、報告書を市総合政策課へ提出すること。
(3)ケース内部の空気環境
・ケース内部には有害物質の放散がないこと。
・展示ケース納入後、ケース内部においてホルムアルデヒド、有機酸(酢酸)
、アンモニア濃度を測
定し、市総合政策課に報告書を提出すること。
・上記物質については、以下の基準値以下に収めること。
基準値を超える場合については、速やかにその対応策を提示し実施すること。
実施後には再度測定を行い、市総合政策課に報告書を提出すること。
・測定方法は次のとおりとする。
◇測定回数:設置後1回とする。測定日時については、監督職員と協議の上決定すること。
(ただし、基準値超の場合の測定の回数は別とする)
◇採取方法:展示ケースを所定の時間閉鎖し、その後エアサンプラーを使用し、北川式検知管にて
各物質の濃度を測定する。
◇捕集方法:空気採取時間は次のとおりとする。
ホルムアルデヒド:30 分
有機酸(酢酸)
・アンモニア:60 分
◇分析方法:検知管の変色境界線から数値を読み取る。
◇基 準 値:各物質の基準値は東京文化財研究所の指針に従い次のとおりとする。
ホルムアルデヒド 80ppb 以下(0.08ppm)
有機酸(酢酸)170ppb 以下
アンモニア 30ppb 以下
(4)調湿機能
・展示ステージ下部の調湿材ボックスにカセットタイプの調湿材が設置可能なこと。
・調湿性能を持つパネルと不透湿性能のあるパネルを使用してケース内部の湿度を安定させるとと
もに、外部からの汚染物質などを遮断すること。
・調湿性能は以下のとおりとする。
内装に用いる調湿板は JIS A 1470-2008(建築材料の吸放湿試験方法-第1部湿度応答方法)吸
放湿試験に従い下記の数値を満たすものとする。
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○試験条件
湿度条件
養生条件
中湿域
23℃、50%
吸湿過程
⇒
放湿過程
23℃、75%
⇒
23℃、50%
○各経過時間における吸放湿量
湿度ステップ変化に対する経過時間
3 時間
6 時間
12 時間
吸湿量(g/㎡): 60 以上
90 以上
130 以上
放湿量(g/㎡): 60 以上
90 以上
120 以上
(5)扉開閉機構
・ガラスの内一面が手動によりスチール部と一体でスライド開閉するものとする。
・開口率は 70%以上を確保すること。
(6)施錠機構
・展示品を盗難やいたずらから保護するために、下部点検パネルには他者からは容易に開錠できな
い施錠装置を取り付ける。
・錠前の種類、箇所数は監督職員と協議の上決定すること。
(7)移動作業性
・付属キャスターにより自走式できるものとし、キャスターにはストッパー機能を有すること。
・展示ケース設置時に使用するアジャスターは変形等に対し十分な強度を持った軸径のものを採用
し、水平を保つこと。
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使用部材
(1)内装パネル
・展示ステージに使用する下地パネルには外気を遮断できるよう両面にアルミフィルムを施した不
透湿下地板(両面アルミフィルム貼)t12mm 以上のものを使用すること。
・調湿機能のある無機質系中性調湿パネル t8mm 以上のものとし、またそれらから有機酸、アンモニ
ア、ホルムアルデヒドの放散がないものを使用すること。
・事前に放散がないことを確認できる試験成績書又は確認できる試験を実施した上で、その試験成
績書を市総合政策課に提出すること。
(2)ガラス
・気泡・傷・異物などの欠陥の一切ないものが使用されていること。
・高透過ガラス t10mm とし、飛散防止効果・帯電防止効果・UV カット機能を備えた低反射フィルム
を両面に貼ること。
(3)接着剤
・内装に使用する接着剤は1液型変性シリコーン樹脂接着剤を使用すること。
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(4)仕上げ材・塗装
・アンモニア・有機酸・ホルムアルデヒドなどの有害物質が放散しない博物館・美術館専用の平織布
クロス貼りとし、使用する接着剤はでんぷん系(F☆☆☆☆)とすること。
・外装材には、スチールを用い錆止め加工及びアクリル樹脂焼付塗装仕上げとすること。
・内外装の仕上げ材、色等については監督職員に実物サンプルを提出し、事前に承認を得ること。
(5)展示台
・下地合板は(F☆☆☆☆)とし、文化財保存に有害な有機酸や VOC などの放散を抑制する機能を有
すること。
・仕上げ材は、アンモニア・有機酸・ホルムアルデヒドなどの有害物質が放散しない博物館・美術館
専用の平織布クロス貼りとし、使用する接着剤はでんぷん系(F☆☆☆☆)とすること。
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免震装置
(1)免震性能
・兵庫県南部地震の最大加速度を免震下面に入力した場合、免震上面の水平応答加速度が約 100Gal
に減衰されること。
(2)免震構造
・車輪とレールを使用していること。
(3)その他
・使用する免震装置は運搬が容易にできるものとする。
・巾木はスライドタイプとし免震動作に影響を与えないこと。
・作品の積載重量の変化により、摩擦力や減衰力を調整する必要がない機構とする。
(展示替え対応)
・感震器やトリガー等、免震装置作動に係わる電気的装備が不要な機構とする。
・オイルの注入、バネ、ダンパーの調整が不要な機構とする。
・展示品、ケース内仕上げの汚染等悪影響を及ぼす恐れのある部材を使用しないこと。
・平常時に免震装置に触れても簡単に動くことがなく、ねじれが生じない機構とする。
・原点復帰が博物館員にて容易にできる機構とする。
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留意事項
・設置作業期間においては、専任担当者を指名し立ち会うこと。
・設置に際して必要な機器、工具類及び資材は受託者が持参すること。
・監督職員が検査を実施する際は、受託者が当該検査に立ち会い、不備な箇所は直ちに手直しを行う
こと。
・設置完了後は後片付け及び清掃を行うこと。
・その他不明な点は監督職員の指示によること。
・疑義が生じた場合は監督職員と協議の上、指示を受けること。
・詳細が確定していない部分は、監督職員と相談の上仕様を決定するものとする。
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