群れて遊ばなくなってしまった子ども達 五十嵐 英博 私はある小学校のご理解の下、クラブの時間の指導をさせていただきました。 「昔遊び」クラブと言い、4年生から6年生まで10名の子ども達がいました。 クラブのねらいは体を使って群れて遊ぶこと。遊びの種類は、私が子どもの頃 遊んだものの中から運動量のある遊びを選びました。記憶が曖昧になってしま った部分もありましたが、ルールは基本的には自分たちで工夫するものなので 特に問題とはしませんでした。5月から10月まで、月1回のクラブの時間で した。前半は慣れない人間関係の中で子ども達の動きもどことなくぎこちない 感じがしましたが、後半にはチーム分けも自分たちで行なうなど遊びそのもの を楽しめるようになりました。 集まってはいるが、それぞれのゲームに夢中になっている今の子ども達の姿 を見ると何とかしたいと思います。子ども達の生活の中心は遊びですが、遊び を通していろいろな事を学んで行くのが自然な姿です。そのような価値ある遊 びを復活したいものです。
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