UPDATE - Oxford Journals

OXFORD JOURNALS
UPDATE
オックスフォード・ジャーナル ニュースレター
2006年2号
図書 館 員 用
オックスフォード・ジャーナル・
図書館員の皆様へ
オックスフォード・ジャーナル・ニュースレターへようこそ。
2006年は我々にとってとても意味のある年でした。
4月
にはデジタル・アーカイブを立ち上げ、雑誌出版100周
年を迎えました。6月にはオープン・アクセス・イニシアチ
ブの結果に関するレポートを発表し、8月には開始から
丸1年経過したオプション制Oxford Openモデルの更
なる結果を発表しました。この号では、
これらのイベント
のいくつかを振り返るとともに、
オックスフォード・ジャー
ナルの最新サービスについてもご紹介します。ポータブ
ルのUSBメモリーが当たるチャンスもあります(詳しくは
中をご覧ください)。
デジタル・アーカイブ
国家規模取引と
世界的関心
Kate Stringer|マーケティング&コミュニケーションズ・アシスタント
前号のJournals Update では、
オックスフォード・ジャー
Bibliotheekと締結した長期契約は、
コレクションを永続
ナル・デジタル・アーカイブの完成を特集しました。当アー
的に保護する確実かつ有効な手段となりました。
カイブは、
約140タイトルのジャーナルの第1巻、
第1号から
すべてのコンテンツへのアクセスを提供するコレクション
世界的な関心が寄せられている理由は明白です。Liz
です。その完成から6ヵ月が経過しましたが、世界中の
Chapman, Deputy Director of UCL Library
このニュースレターに対する皆様のご意見は、非常に
重要です。将来のテーマや今後の号に向けてのコメン
トやアイデアを歓迎しています。
[email protected]までどうぞメールをお
寄せください。
ニュースレターの翻訳をオンラインでお読みいただ
けます。英語だけでなく、
オックスフォード・ジャーナ
ル・ニュースレターのアラブ語、中国語、
フランス語、
日本語、
スペイン語の翻訳版がございます。
www.oxfordjournals.org/for_librarians/
newsletter.htmlをご覧ください。毎号印刷版のニ
ュースレター送付をご希望の場合は、氏名、所属先、
住所を明記の上、
[email protected]
までEメールにてお申込みください。
図書館員やリサーチコミュニティに大変好評を得ており、 Servicesが、最近、以下のようにコメントしています。
すでに9ヵ国750以上の機関の学生や研究者たちに、 「このアーカイブにアクセスすることは、鏡を通って別の
135年以上の知識を網羅する全検索可能なアーカイブ
時代に入り込むようなものです。
ここでは、
我々はさまざま
をご利用いただいています。さらに、
イギリスやドイツでの
な主題に関する昔の記事に系統的に目を通すことがで
国規模の重要な取引と日本やオーストラリアでのコンソー
きます。現在の電子ジャーナルの素晴らしい補完となり、
シアム契約により、
当リサーチ内容へのアクセスが増加し
さまざまな分野のリサーチをサポートしてくれるでしょう。
ました。
特に、
これまでは検索できる歴史的なデジタル資料がほ
とんどなかった人文科学や社会科学において役に立つ
当アーカイブは、
かつてはアクセスが困難であったり、場
ことでしょう。」
合によっては失われる恐れがあった重要なリサーチの
利用可能性を高めることにより、学術知識への大きな後
イギリスのJoint Information Systems Committee
押しとなっています。また、
アーカイブ全体にわたるシー (JISC)はアーカイブの重要性を認め、
イギリスの学術
ムレスな検 索とジャーナル内の類 似 記 事( s i m i l a r
コミュニティのためにと、
オックスフォード・ジャーナル・デジ
articles in this journal)へのリンクにより、読者は迅速
タル・アーカイブを永続的に購入しました。各組織が個
に資料を探し出すことができます。
別に購入する場合、
アーカイブはおよそ£80,000となりま
図書館員リストサーブ(listserv)にご加入いただけれ
ば、
オックスフォード・ジャーナルの最新の情報をいつで
も入手することができます。新規タイトルの詳細やニュ
ース・リリースだけでなく、
オンラインの役立つ情報への
リンクも掲載しています。
www.oxfordjournals.org/librariansから、
もしくは
[email protected] にメールを送付し
てサインアップしてください。
す。JISC CollectionsのCEOであるLorraine Estelle
図書館員の皆様にアーカイブはさらなるメリットを提供し
ます。時に欠損していることもある古い紙媒体の資料が
は以下のように述べています。
本号の内容
「この契約によって、広範囲にわたるジャーナルが完全
●
発展途上国アクセスへコミットメント推進
電子化されることにより書架スペースを有効活用でき、 な形ではるかに多くの学生やスタッフに利用可能となり
●
あなたのコレクションをプロモートするには
コレクションの欠落を埋めることもできます。さらに、
オック
●
2007年の新規タイトル
●
オープンアクセスの試みの初期調査結果
スフォード・ジャーナルがPorticoとオランダのKoninkljke
ます。
(右隣テキストを跨いで続く)
UPDATE
オックスフォード・ジャーナル ニュースレター
(続き)
協議プロセスの間のコミュニティの反応はきわめて熱烈
なものであり、
彼らの後押しのおかげで、
JISCはオックス
oxford journals
フォード大学出版局と契約を結ぶ運びとなりました。こ
の契約により、
さまざまな分野にわたる、教育、学習、研
究が充実したものになることを嬉しく思います。」
ドイツや日本でも、会員組織に所属する数百万人の研
究者や学生たちがアーカイブへアクセスできるよう、国
家の財政機関が積極的に動いています。
ドイツでは、
2 0 0 6 年 1 月、研 究 助 成 団 体 の 大 手 D e u t s c h e
Forschungsgemeinschaft( DFG)が、全国立大学と
公立研究機関のために、
アーカイブを購入する契約書
にサインしました。この契約は、
デジタルメディアにより、
ド
コンペティション
Online Information 2006
でメモリースティックを当てましょう
イツの国立図書館サービスを向上させようというDFG
のイニシアチブの一端を担っており、非営利学術図書
館、州立図書館、研究機関付属図書館、
あるいは専門
図書館は、University of Gottingenにある国のポー
無料のコーヒーを飲みながら世界的に有名な
デジタル・アーカイブを閲覧できるのはどこでしょうか?
タルを通してアクセスをリクエストすることができるという
条項も含まれています。
同様に、大きな契約が日本でも結ばれました。Japan
Online Information 2006 の
e-cafe´ にて、一息ついてください
Association of National University Libraries( 国立
大学図書館協議会)
とPrivate and Public University
Stand #606|11月28∼30日|ロンドン、
オリンピア・グランドホール
Libraries Consortium(公私立大学図書館コンソーシアム)
がNational Institute of Informatics( NII ; 国立情
報学研究所)からの財政支援を得て、
アーカイブへの
アクセス権を購入しました。この契約によって、
日本全
国の60以上の大学図書館の研究者は、NIIで提供さ
れるアーカイブコンテンツにアクセスできるようになりまし
た。デジタル化されたアーカイブはNIIによって国内プラッ
トフォームで提供されており、NIIは我々と緊密に連携し
ながらこのコンテンツをジャーナルの近刊のものと統合す
べく作業を進めています。そのことにより、
シームレスなア
www.oxfordjournals.org
クセスと、
長期保存が可能になります。
これら国レベルの契約は、可能な限り幅広い利用者に
質の高い研究内容を普及させるという、
オックスフォード
・ジャーナルの目的を推進するための一助となります。
Head of Library Sales、Dulcie Watanabeは以下
のように指摘しています。
「我々のこれからの挑戦は、
まだ契約のない世界各国
メモリースティックを当てましょう
抽選に参加するには、誰がどのジャーナルの中で以下の発言をしたか答えてださい。会場にてアーカイブ
(下記)
を無料サーチして答えを見つけてください。
www.oxfordjournals.org/search www.oxfordjournals.org/search
「私の友人たちは、私の為に新しい本を読み、内容を教えてくれるよい人たちです。
おかげで私は多くの時間を節約でき、
自分の読書がより興味深いものになります。」
の図書館ユーザーがこのコンテンツを楽しめるようにす
ることです。」
デジタル・アーカイブの詳細は、以下をご覧ください。
www.oxfordjournals.org/collections/archives
このクーポンをご記入の上、
ブースまでお持ちください。
答 え:
................................................................................
お名前:
................................................................................
メールアドレス: . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
図書館員リストサーブ
(listserv)
に加入し、
オックスフォード・ジャーナルの最新ニュースを常にお知りに
なりたい方は、
ここをチェックしてください。
UPDATE
オックスフォード・ジャーナル ニュースレター
オープンアクセスに関してオープンであること
オープンアクセスの試みの
初期調査結果を共有します
Richard Gedye|セールス・ディレクター
オックスフォード・ジャーナルがオープンアクセスの実験
であるとしましたが、
これまでの我々の経験もこの点を
6月には、
オープンアクセスが著者、利用、引用に対して
を開始してから、2年以上が経ちました。我々は、
オー
確認するものでした。なぜなら、
「著者払い」のオープン
与える影響について、
それぞれ3つの研究結果を発表
プンアクセスおよび定期購読ベースのビジネスモデルの
アクセス・モデルへの関心度は、学問分野によって著し
しました。重要な結果としては、即時のオープンアクセ
メリットとデメリットをよりよく理解できるようにするため、 く異なるからです。分野によっては、
オープンアクセスは
スは利用を増大させるようであること、
さらには他に購
図書館員の皆様や学術的出版コミュニティに対してそ
受け入れられはじめていますが、一般的には著者払い
読中コンテンツにも波及効果があり、同じ号にオープン
の結果を積極的に開示してきました。
を行う著者はいまだかなり少ない状況です。
アクセス論文が出版されている場合、購読ベースの論
文のダウンロードが増えたということが挙げられます。
また、
オプション制のOxford Openモデルを開始して、 そうなると、少なくとも短期的に、図書館においては定
7月で丸1年となりました(www.oxfordjournals.org/
期購読モデルが我々のジャーナル・コンテンツの大部分
一方で、上記のレポートでは、
オープンアクセス・ジャー
ナルの利用増加は期待を上回るほどではなかったと結
oxfordopen/)。2005年7月に立ち上げられたこのモ
に対して主流となるでしょう。それは、
オープンアクセス
デルでは、著者が料金を支払うことにより、参加ジャー
が採用されていない領域、基礎研究の内容を越えた
論付けられました。実際、
サーチエンジンを含めて、
オン
ナルで論文を発表してからすぐに、
それをオンラインに
特別なコンテンツや機能が売り出されている領域の両
ライン利用を勢いづける要因は他にもいくつかあるとい
て無料公開が可能です。現在、幅広い分野の49のジ
者において同様です。
う動かぬ事実があるため、
オープンアクセスは小さな要
ャーナルが参加しています。
因に過ぎないのかもしれません。この全レポートは、
オッ
クスフォード・ジャーナルのウェブサイトからダウンロード
することができます。
www.oxfordjournals.org/news/oa_report.pdf
現段階でこれらの実験から確固たる結論を導くことは
困難です。なぜなら、
オープンアクセスの利用に与える
長期的な効果を見るには時期尚早であり、
より多くのデ
初年度、
もっとも著者の関心をひいた分野はライフサイ
仮にオープンアクセスによる論文発表が増えた場合、
ジ
エンスで、
この分野の16の参加ジャーナルの著者のう
ャーナルを定期購読している図書館は、研究者を経済
ータが必要となるからです。
ち10%の著者がオープンアクセス・オプションを選択しま
的に後押しすることはできます。我々は、
オープンアクセ
これらの研究結果が、
オックスフォード・ジャーナルや他
した。それに比べて医学と公衆衛生では5%、人文科
ス論文の発表に対して通常料金と割引料金という2種
出版社が将来的に存続可能なビジネスモデルの構築
学と社会科学では3%(トータルで4つのオープンアクセ
類の料金を設定しており、定期購読をしている組織・
のための方向づけとして役立つことができればと考え
ス・ペーパーということになります)でした。ライフサイエ
団体の所属著者に対しては割引料金を適用していま
ています。そのようなビジネスモデルには部分的にオー
ン ス 分 野 の タイトル でも B i o i n f o r m a t i c s ,
す。
(詳細は、
www.oxfordjournals.org/oxfordopen
プンアクセスも含まれるかもしれませんが、現在の傾向
Carcinogenesis, Human Molecular Geneticsは、 のLibrarians questions and answersを参照)。図
が続く限り、我々のコレクションすべてのジャーナルに適
20%の著者が参加していました。もっとも参加が多か
応されることはないでしょう。
書館が定期購読を続けることで著者に割引料金を適
ったのがBioinformaticsで、2006年に80以上のオー
用し、
オープンアクセスでの出版をサポートできるので
プンアクセス論文を発表しています。これを受けて、
こ
す。オープンアクセス論文が増加すれば定期購読料
今後もオープンアクセスの状況をつぶさにモニタリング
れらのジャーナルの2007年の定期購読料金は、将来
金が下がることになりますが、現時点では、
それほど大
してその結果をお客様にお知らせし、図書館員の皆様
的に予想されるオープンアクセス・コンテンツの比率を
幅な割引にならないという結果が出ています。
とユーザーに対して最善のモデルが提供できるよう、我
反映して調整されました。
々は今後も努力してまいります。
我々のオープンアクセスに対するアプローチは、責任あ
これは、定期購読と料金の点において図書館にどのよう
る試みの1つとして、
その実験結果をコミュニティと共有
な影響を与えるのでしょうか。 昨年のチャールストン会
することで、
オープンアクセスへの知識と理解を深め、
さ
議にて、Rick Andersonは鋭敏なコメントをし、
オープン
らには我々のジャーナルと顧客へ与える影響を確実に
アクセスを「ブティック現象(boutique phenomenon)」
証明してきました。
UPDATE
オックスフォード・ジャーナル ニュースレター
あなたのコレクションをプロモートには
オンライン利用をいかに促進するか
Non Jenkins|ライブラリー・マーケティング・アシスタント
図書館員は、利用者が所蔵図書に関して無知で、
とり
イアルについては、
セールスチームにご連絡ください
わけ大学生が図書館に足を一歩も踏み入れず、
むしろ (詳細は次ページ)。
用語をわかりやすく説明
オンライン利用の妨げとなるものに、学術用語がありま
快適な自室にこもって「ググる
(Googleによる検索)」こ
す。
「オンライン」特有の言語をわかりやすく説明するこ
とを好むという状況をしきりに嘆いています。図書館員
とで、多くの研究者にオンライン・ジャーナルを使ってい
達は、経費の理由づけをするために、ユーザーに学習
ただけるのではないかと考える図書館員もいます。オン
資料を提供して図書館利用率を高めなくてはならない
ライン特有のツールである、
「E-toc」、
「RSS」、
「Cite-
というプレッシャーに日々苛まれています。
Track」などを関連付けてわかりやすく説明し、
それら
のツールを使うことによってより良い検索が可能になり、
2006年6月のOxford Journals Library Advisory Group
時間が節約でき、研究者が最新のリサーチ情報を得ら
ミーティングにて、
ニューキャッスル・ユニバーシティのJill
れるということを示していく必要があると我々は考えま
Taylor-Roeは、ユーザーにオンライン資料をプロモート
す。こうしたメッセージをわかりやすく伝えるために役立
した経験を話してくださいました。ここでは、彼女の洞
つ、PowerPointのプレゼンや「Hot-tips」の資料は、
察力に富んだ指摘を見直すとともに、図書館でのコレク
「Promoting Your Library」のウェブページにて提
ションのアクセスを増やす手助けとなる我々のツールや
供しております。
方法をご紹介します。
また現在、最新のオンライン・ツールをわかりやすく説明
プロモーションの方法
した新しいユーザー・ガイドを準 備中です 。これは、
我々のAdvisory Groupミーティングに参加した図書
2006年の末頃にはダウンロードまたはメールによるリク
館員たちが同意した点は、
リサーチコミュニティに強い
エストで入手可能となる予定です。
興味とオンライン資源を十分に活用するために必要な
ション・ツールが必要不可欠であるということです。我々
あなたのジャーナルは
オンライン利用向けに有効になっていますか?
はプロモーションの助けとなる視覚的かつインタラクティ
確実に学習資料が利用されるためには、
ジャーナルの
技術的能力を与えるためには、
クリエイティブなプロモー
ブなツールを提供します。
トレーニング
大学生や研究者の異なるニーズに応えるように構成さ
オンライン・バージョンがあくティベートされていることが
不可欠です。このアクティベーションのプロセスをできる
従来、図書館はコレクションのプロモーションにポスター
れた少人数のグループ・
トレーニングセッションやデモは、 だけわかりやすくするために、最近我々はアクティベー
や配布物を使ってきました。しかし、
ミーティングに参加
オンライン利用のプロモーションとしてもっとも効果的で
ション・インストラクションの小冊子を3000以上の機関に
した図書館員たちは、
ポスターや配布物を大学の掲示
あることは言うまでもありません。とりわけ、ITリテラシー
送付しました。インストラクションは3つの言語に翻訳さ
板の壁を埋める情報のなかでより際立たせるためには、 が低い人には役立つでしょう。Jill Taylor-Roeが発見
れ、下記のウェブサイトからもダウンロードできます。
何らかの行動を呼びかけることが必要だと考えました。 したのは、
トレーニングによって、IT分野に対する懐疑
www.oxfordjournals.org/for_librarians/
さまざまな分野に関連した我々のポスターには空欄が
論者が紙媒体から離れることができるということでした。 activation_instructions06.pdf
設けられ、図書館員の連絡先やトレーニング・セッション
のスケジュールについての情報を書き込めるようになっ
私たちは、顧客にトレーニング・サポート用の教材を提
オックスフォード・ジャーナルが提供するポスター、配布
ています。
供し、利用できるさまざまなコンテンツの概要を示し、
さら
物、
トレーニング、
トライアル、
デモによって、
お客様のコレ
にウェブサイトのナビゲート方法を説明して、ユーザー
クションの利用率が上がることを願っております。これら
さらに、
よりインタラクティブなツールとして、特定の製品
が紙媒体からオンラインへの移行を手助けします。ポス
のプロモーションおよびトレーニング資料の改善提案が
への関心を測るためのフリートライアルや、
オンライン・デ
ターやPowerPointによるプレゼンテーション資料は、下
ございましたら、
メールにてお知らせください。
モンストレーション、
トレーニング教材をご用意しておりま
記サイトからダウンロードできます。
[email protected]
す。ジャーナルのフリートライアルは、各タイトルのホーム
www.oxfordjournals.org/for_librarians/
ページからお申し込みいただけます。コレクションのトラ
promotial_support
UPDATE
オックスフォード・ジャーナル ニュースレター
オックスフォード・ジャーナルへのコンタクト
Kirsty Luff|ライブラリー・マーケティング・マネージャー
セールスチームが
よりよいサービスとサポートを提供します
るためによりよい環境が整ったということです。我々は、 2006年5月にチームに加わって以来、
あちこちを飛び回
お客様が適切なパッケージを選び、
コンテンツへアクセ
っています 。す でにニュージーランドに 出 向 いて
スし、そのアクセスを保持するところまでお手伝いしま
LIANZA(ニュージーランド図書館情報協会)会議に参
時として、
ジャーナルを購入するということは複雑な迷
す。フレンドリーで経験豊富な我々のチームが、
お客様
加し、
近日アメリカに飛んで企業や専門図書館の顧客に
宮の中をさまようかのように感じられ、出だしのつまずき
にハイレベルなサポートとガイダンス、
カスタマーサービ
お会いする予定です。Julieは、
当チームに加わる前は、
や行き止まりで苛立ちを覚えるものです。使い古された
スを確実にご提供します。その過程で問題が生じた場
オックスフォード・イングリッシュ・ディクショナリーのプロジェ
メタファーをあえて用いるならば 、
「 正しいディール
合には、専門家がサポートいたします。
クト・コーディネーターでした。
(right deal)」を見つけ出し希望のコンテンツにアクセ
スすることは、迷いながら迷路を抜けてやっと出口を見
10人のセールス・マネージャーがそれぞれ異なる地域
多くの方が、
南ヨーロッパと南アメリカのライブラリー・セー
つけ出すのに似ています。
を専門としているため、各地域について深い知識と経
ルス・マネージャーのAnnaig Gautierをご存知かと思い
験を有しており、
お客様に合わせたサポートをすること
ます。Annaigは、
これからの6ヵ月間、
オックスフォード・ジ
ができます。
ャーナルの ITチームと緊密に連携しながら、
新しいセー
オックスフォード・ジャーナル・ライブラリー・セールスチー
ムは、再編成され拡張されたばかりです。ということは、
我々が購入プロセス全体を通じてお客様をサポートす
ルス・マネージメント・システムの開発に取り組みます。プ
ライブラリー・セールス・マネージャーのJulie Albrowは、 ロジェクトの狙いは、
コンソーシアム・セールス契約のプロ
セスの一部を自動化することで、
それによって節約できる
Library Team(図書館チーム)
セールスチームの時間をカスタマーサポートに充てること
です。この期間中、Annaingの担当地域については、
Simon Sellarsが臨時の窓口となります。
図書館セールス主任
Dulcie Watanabe
[email protected]
Tel: +44 (0)1865 353584
図書館・主事アシスタント
Chloe Hennin
[email protected]
Tel: +44 (0)1865 354925
北欧、中近東アフリカ
Matthew Howells
[email protected]
Tel: +44 (0)1865 354194
図書館アシスタント
Caroline Colledge-Wiggins
[email protected]
Tel: +44 (0)1865 353490
アムおよびコンソーシアム参加館は、
アクセス、
ライセンス
アジア大洋州
James Mercer
[email protected]
Tel: +44 (0)1865 354862
オンラインヘルプデスク
Loretta Hammonds
[email protected]
Tel: +44 (0)1865 354512
活動地域がさらにグローバルに―
オックスフォード・ジャーナル・南アジアオフィ
スがオープン
機関図書館関連
Francesca Taylor
[email protected]
日本
Miki Matoba
[email protected]
Tel: +81 3 3813 1461
また、Lorretta Hammondsが、
オンライン・ヘルプデス
ク・コーディネーターに着任しました。今後は、
コンソーシ
期限、利用統計、その他オンライン関連のお問い合わ
せを直接Lorrettaにしていただけます。
オックスフォード・ジャーナルの新しいセールス・オフィス
学術図書館関連、北米
John Taylor
[email protected]
Tel: +44(0)1865 354823
学術図書館関連、南欧・南米
Annaig Gautier/Simon Sellars
[email protected]
Tel: +44 (0)1865 353815
医療機関系図書館関連
Hannah Dernie
[email protected]
Tel: +44 (0)1865 353858
企業・専門図書館関連
Julie Albrow
[email protected]
Tel: +44 (0)1865 353584
がインドにオープンしました。拠点はコルカタで、
インド、
パキスタン、バングラデシュ、
スリランカのライブラリー・セ
ールス・マネージャーに着 任したばかりのK a u s h i k
Ghoshがマネージメントします 。Kaushikは、9年間
中国
Liping Liu
[email protected]
Tel: +86 1088509310
Globe Publication Pvt Ltdで働き、
そこで図書館や
図書館コンソーシアムにコンテンツを販売していたとい
う豊富な経験の持ち主です。
南アジアにおける紙媒体および電子ジャーナル、
デジタ
インド
Kaushik Ghosh
[email protected]
Tel: +91 (33) 2357 3739/2357 3947
ル・アーカイブ、
コンソーシアム・セールスについての詳細
は、Kaushikにお問い合わせください。
インドオフィス
Oxford Journals, India Office
Plot NO. A1-5
Block GP, Sector V
Salt Lake Electronics Complex
Kolkata 700 091
India
Tel: +91 (33) 2357 3739/40/41, 2357 3947/8
Fax: +91 (33) 2357 3738
[email protected]
UPDATE
オックスフォード・ジャーナル ニュースレター
老舗の数学ジャーナル
オックスフォード・ジャーナルから出版予定
オックスフォード・ジャー ナル は 、ロンドン 数 学 会
(www.lms.ac.uk)
と新しい出版パートナーシップを結
ジャーナルの定期購読詳細は、
オックスフォード・ジャー
これら新刊3誌のジャーナル詳細は下記のウェブサイト
ナル・カスタマーサービスにお問い合わせください。
をご参照ください:
びました。ロンドン数学会が刊行するジャーナルは、世
www.oxfordjournals.org/contact_us.html
界をリードする数学研究の定期刊行物の1つで、数学
すでに定期購読されている方には、個別にご連絡差し
関連の幅広いテーマを扱っています。
上げます。
2007年1月より、
ロンドン数学会のジャーナル3誌の既存
Proceedings of the London Mathematical Society
www.plms.oxfordjournals.org
Journal of the London Mathematical Society
www.jlms.oxfordjournals.org
Bulletin of the London Mathematical Society
www.blms.oxfordjournals.org
購読者は、紙媒体とオンラインもしくはオンラインのみの
購読でも、1865年までさかのぼる論文の全電子アーカ
イブにアクセス可能となります。1998年までさかのぼる、
既存の電子化された全40,000ページに加え、
さらに
180,000ページ分の歴史的価値の高い、高品質の研
究資料が利用可能となります。
ロンドン数学会ジャーナル3誌の記事は、
出版されてから
6ヵ月間無料でアクセスできます。ロンドン数学会ジャーナ
ルのアクセス・ポリシーの詳細は、以下をご覧ください。
www.oxfordjournals.org/our_journals/
lms_open_access.html
2007年の新規タイトル
Review of Environmental Economics
and Policy
Volume 1、
年内2号発行
Print ISSN: 1750-6816
Online ISSN: 1750-6824
新刊
特別割引:2006年12月20日までにオーダーすると、
2007
年の機関購読価格より50%引き
Bulletin of the London Mathematical Society
Volume 39、
年内6号発行
Print ISSN: 0024-6093
Online ISSN: 1469-2120
Cambridge University Press:前発行出版社
Journal of the London Mathematical Society
Volume 75-76、
年内6号発行
Print ISSN: 0024-6107
Online ISSN: 1469-7750
Cambridge University Press:前発行出版社
Proceedings of the London Mathematical Society
Volume 94/95、
年内6号発行
Print ISSN: 0024-6115
Online ISSN: 1460-244X
Cambridge University Press:前発行出版社
ICES Journal of Marine Sciences
Volume 64、
年内6号発行
Print ISSN: 1054-3139
Online ISSN: 1095-9289
Elsevier:前発行出版社
Literary Imagination
Volume 9、
年内3号発行
Print ISSN: 1523-9012
Online ISSN: 1752-6566
Association of Literary Scholars and Critics:
前発行出版社
International Journal of Transitional Justice
Volume 1、
年内3号発行
Print ISSN: 1752-7716
Online ISSN: 1752-7724
新刊
Trust and Trustees
Volume 13、
年内10号発行
Print ISSN: 1363-1780
Online ISSN: tbc
Gostick Hall Publications:前発行出版社
Journal of Plant Ecology
(来年3月より年内4号発行予定)
完全英語版として再出版
Molecular Plant Physiology
(来年7月より年内3号発行)
Journal of Plant Physiology and Molecular Biology
からタイトル変更
Print ISSN: 1671 3877
Science Press:前発行出版社
2007年の他社移刊タイトル
Contemporary Economic Policy
Economic Enquiry
下記にて2007年の機関購読価格表をご覧ください。
www.oxfordjournals.org/prices
UPDATE
オックスフォード・ジャーナル ニュースレター
私たちのコンテンツに
すべてのユーザーがアクセスできるために
2006年5月をもって、
オックスフォード・ジャーナルのすべ
W3Cガイドラインに準拠することで、私たちのウェブコン
WCAG guidelinesの詳細は以下をご覧ください。
てのサイトが、World Wide Web Consortium(W3C)
テンツは携帯端末や携帯機器のブラウザを使ってより
http://www.w3.org/WAI/
が定めるWeb Content Priority 1 Accessibility
便利に利用できるようになりした。また、ユーザーは探
http://www.w3.org/TR/WCAG10/
Guidelinesの基準を完全に満たしました。このことによ
している情報をより迅速に見つけることができるため、
り、私たちのウェブサイトが障害者の方を含むすべての
オックスフォード・ジャーナルの最新重要コンテンツへの
私たちのウェブサイ
トのアクセシビリティをお試しください。
ユーザーにとって視認性、操作性、使用法が容易なこ
アクセスがますます容易になるのです。
www.oxfordjournals.org
とが証明されました。
アクセス・コントロール・ページ、検索ページと検索結果、
すべての警告とフィード、
そしてカレンダーやeLetterな
どのオンライン・サービスを含む、すべてのジャーナル・コ
ンテンツ・ページが同ガイドラインに準拠しています。
利用統計
2.0
Richard O'Beirne|Eパブリケーション・マネージャー
次 世 代のウェブパブリッシングを包 括 的に説 明 する
Statistics Harvesting Initiative)は、利用統計を
す。独立監査された利用統計の提供や、
アップグレード
「Web 2.0」
という言葉は、
今の時代に知るべきでしょう。
マシン・リーダブルにし、XMLフォーマットでエンコードさ
されたシステムにより、高まる利用統計需要に対応する
この「2.0」という魅惑的な接尾辞は、
「Science 2.0」や
れた利用統計を「ウェブサービス」として提供します。 た め の 環 境 整 備を 推 進します 。それ は 、最 新 の
「Library 2.0」
(Googleの最新カウントで125万のヒット
従来の利用統計提供方法では、一般的にエンドユー
COUNTERレポートを提供する場合でも、利用データ
件数)のように、
コンセプトの末尾に付ける傾向が高まっ
ザーにレポートを提供することを目的としていますが、 を他のデータソースと統合してジャーナルの編集開発
ています。
SUSHIはこの状況を変え、多様なソースからの利用
を支援する場合でも同様です。私たちが、Web 2.0の
統計のより簡単な再利用と統合を可能にするのです。 ような利用統計アプリケーションを創り出すかもしれませ
「Web 2.0」には、
セミナーを満員にし、新たなYouTube
これが、図書館コミュニティにとり良いニュースであるこ
ん。2007年に期待の高まるこのテーマのさらなるご報
の様なサイト運営のためにベンチャー投資家から資金
とは明白です。Microsoft Excelを用いた図書館員
告ができることと思います。
を獲得するというマーケティング用語としての側面もあ
が利用統計を統合する時代はもう終わりに近いかもし
りますが、
「Web 2.0」のコンセプトの中には、利用統計
れません。
の世界に転用することができる重要なコンセプトもあり
ます。
www.oxfordjournal.org/for_librarians/
2つ目は、異なるソースからのデータをリミックスしたり組
み合わせたりして、新しいサービスを創出するもので
1つ目は、マシン・リーダビリティ
( 機械可読性 )です 。
お客様の利用統計の詳細は、以下をご覧ください。
す。このサービスは通常、
「mashups」と呼ばれます。
Web 2.0 の支持者たちは、
オンラインでの従来のWeb
例としては、BBCウェブサイトからのニュースをGoogle
1.0では単に消耗される文書を出版するだけであったと
Mapsのブラウズ可能なマップ上にマッピングするBBC
主張します。Web 2.0 の主要アイデアは、裏にあるデー
News Mapsがあります。その可能性は無限で、標準
タを表に出し、新手法によりデータを再利用するという
化されたマシン・リーダブルな利用統計が利用可能に
出版方法です。そして、
もっとも重要なポイントは、出版
なることにより、Library 2.0環境下で同様のサービス
データのエンコードに、
ほとんどの場合でオープン標準
が生まれてくるのかどうか楽しみなところです。
であるXML フォーマットを使うということです。
これはまさに利用統計に相当するものです。近日登場
オックスフォード・ジャーナルは現在、利用統計システム
するNISO標準の SUSHI( Standardized Usage
を再構築するために舞台裏で多大な投資を行っていま
usage_stats.html
UPDATE
オックスフォード・ジャーナル ニュースレター
発展途上国アクセスへ
コミットメント推進
Mithu Mukherjee|アシスタント・コミュニケーションズ・マネージャー
前号のJournals Updateは、我々の発展途上国プロ
うしました。AGORAは国連の食糧農業機関(FAO)
グラムを通じ、発展途上国における教育や健康に関す
が設立、農業関連のグローバルなオンライン・リサーチ
る重要な情報提供を目的として、3000以上の組織にオ
へのアクセスを提供しています。
ンライン・コレクションへの無料もしくは大幅割引額での
ア ク セ ス 提 供 に 関 す る お 知 ら せ し まし た 。 7月の 年 次 総 会では 、H I N A R I 、A G O R Aそして
International
Network
for
Availability
of
OARE(Online Access to Research in the
Scientific Publications(INASP)/ PERIプログラ
Environment、2006年10月発足)のパートナーが、
プ
ムとの協力により、100ヵ国以上の有資格国にて既存の
ログラム発足からの5年間を評価する2つの独立した
我々は、HINARIとAGORAと共同で長期的戦略計
非営利教育機関がオックスフォード・ジャーナル・オンラ
審査においてその成果を検討、国連のミレニアム開発
画に取り組むと同時に、
これらのプログラム参加者に対
イン・コレクションを利用できるようになりました。
目標の適用期間と足並みを揃え、少なくとも2015年ま
し、電子情報の効果的な利用とマネージメントのための
での投資継続を提言しました。
サポートとトレーニングを引き続き提供します。
織であるHINARIとAGORAとのコラボレーションを少
同審査は、他にも重要な提言をいくつか行いました。そ
上記プログラム詳細は以下をご覧ください。
なくとも2015年まで続けることを公約しました。
こには、ユーザーからリソースへのアクセスを容易にす
www.oxfordjournals.org/devel
今年は、同プログラムへの参加を推進し、パートナー組
る認証プロセスの改良や、
トレーニングやプロモーション
イニシアチブについての小冊子をご希望の方は送付い
HINARIプログラムはWorld Health Organizationと
の拡大も含まれており、我々は引き続きそれらの課題に
たしますので、
ご連絡ください。
大手出版社が設立し、主要な生物医学や健康科学の
取り組んでいきます。
ジャーナルに発展途上国の研究者がアクセスできるよ
ご存知でしたか
オックスフォード・ジャーナルについて英語、
中国語の他、
新しく日本版ウェブサイトにて、
日本語で読めるようになり
ました。
オックスフォード・ジャーナル
参加予定会議
私たちは毎年、
さまざまな会議やカンファレンスに参加し
AMIA
ます。以下は、2006年末参加予定の図書館員向けの
米国、
ワシントンDC
このサイトは、
日本人の読
主要会議です。これらの会議でお会いできることを楽
2006年11月11∼15日
www.oxfordjournals.org/japan/
者、図書館員、著者の皆
しみにしております。ご興味のある方は、
様をサポートするため、8
[email protected]までご連絡のうえご面
London Online Information 2006
月に立ち上げられました。
談をご予約いただくか、直接ブースにお越しください。
イギリス、
ロンドン
2006年11月28∼30日
著者や編集委員の皆様
への手引きに加え、図書
The Charleston Conference
館員や個人購読者向け
アメリカ、
チャールストン
の情報も含まれています。
2006年11月8∼11日
International Conference
on Asian Digital Libraries (ICADL)
日本、京都
Oxford Journals Update Newslettersの日本語バ
ックナンバーも読むことができます。また、
アラブ語、中国
The Library Fair and Forum
語、
フランス語、
スペイン語の翻訳もございます。以下を
日本、横浜
ご覧ください。
2006年11月20∼22日
2006年11月27∼30日
International Conference
www.oxfordjournals.org/for_librarians/
on Digital Libraries (ICDL)
newsletter.html
インド
2006年12月5∼8日
21 PU58K01