第3回 カターレ富山「2014ファン・サポーターカンファレンス」議事録 選手

第3回 カターレ富山「2014ファン・サポーターカンファレンス」議事録
2014/2/23(日) 10:00∼12:30
@富山県総合運動公園陸上競技場 会議室 4-A・B
選手挨拶
背番号 1 飯田健巳
背番号1番、飯田です。日頃からご支援ありがとうございます。今年は静岡キャンプと宮崎キャンプとチーム
としてはやりたいこともできて、あとは開幕にむけて1週間調整するだけとなりましたが、新加入選手も今までに
ないくらい実力もあって経験もある選手が数多く入ってきたので、今までの 3 年間とは違う結果をださなければ
いけないという事も、もちろんありますが、チャンスを気持ち、全てをキャンプでやってきた事を出して今年は本
当に納得できる結果を出せるチームにしたいと思っています。来週から開幕しますが、1年間みなさんのご声援
と思いを背負ってチーム全員で戦っていきたいと思いますので、今年も1年間よろしくお願いします。
背番号 28 村松知輝
背番号 28 番、村松知輝です。自分は 2 次キャンプの前に怪我をして、キャンプ中はリハビリだったのですが、
チームの方はすごくいい感じに仕上がっているので、今年は新加入選手も良い選手が入ってきているので、自
分も負けないように数多く試合にでて活躍したいです。
今年のチームは本当に良いと思うので、みなさん期待していてください。よろしくお願いします。
清原社長挨拶
皆さんおはようございます。
今日は休日の午前中という大変貴重な時間に私どものカンファレンスにご出席いただき、心から御礼を申し
上げます。
また、2013 シーズンはチーム強化やクラブ支援のために個人協賛金をいただくなど、クラブに対し大変なお
力沿いをいただき誠に有難うございました。殊に、ファン感謝祭やキックオフパーティーの際には、キャンプ募金
を実施していただきました。先ほど選手もご挨拶させていただきましたが、今回も本当に充実したキャンプを送ら
せていただいたようでございます。この点につきましても心より御礼を申し上げたいと思います。
いよいよ 3 月 2 日から 2014 シーズンがはじまりますが、クラブとして本格強化するのは今シーズンが初めて
であり、それだけに私自身も非常にワクワクしております反面、皆様方のご期待に応えられるのかと不安になっ
たりもしますが、ある意味で心地よい緊張感の中で新シーズンの準備に取り組んでいます。
今シーズンのクラブスローガンは「蒼力結蹴」としましたが、このスローガンを作成した時に強くイメージしたの
は私たちにとって一番身近なサポーターの皆さんの存在です。どんな時でも力強く応援して下さっている皆様と
今シーズンも是非一緒に戦いたいとの思いで、蒼い力、「蒼力」という言葉をつけさせていただきました。多くの
カターレ富山に関わる皆様の力をひとつに「結集」し、是非、この 2014 シーズンを良いシーズンにしたいと思っ
ております。どうかこの 1 年よろしくお願い申し上げます。
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それでは、まず、最初に 2013 年度の収支からご説明いたします。数字は 100 万円単位でまとめさせていた
だきます。まだ精査中なので、若干修正が生じることをご了承下さい。カンファレンスのルールについて司会者
からご案内させていただきましたが、支障のある部分は議事録の中でカットさせていただくこともあると思います
ので、あらかじめご了承願います。
まず、収入の部は 7 億円程度で、昨年度対比で約 1 億増加となっております。
一方費用の部は、チームを強化した事等で約 3,500 万円の費用増となり、費用計で 6 億 7,500 万円となり、
差引 2,500 万前後の黒字になると想定しています。2012 年が 4,000 万円の赤字だったので、差し引き 6,500
万円の収支改善となります。これも先程申し上げたようにサポーターの皆様の暖かいご支援等のお陰と感謝し
ております。
収入内訳ですが、スポンサー収入が 3,500 万円増、うち個人協賛金では 600 万円を若干超えていますが、
ここでは数字を丸めさせていただき 500 万円と記載しております。入場料は 2,000 万円、グッズは 1,000 万円
増加しております。その他の項目につきまして、アカデミー部分ではスクールの教室増やユースの新学年が増
えたことでプラスとなっています。また、自治体からの補助金や J リーグからの放送権料などが増えています。
費用側をご覧いただきますと、チーム人件費で 1,000 万円、試合及びその他の運営で 1,000 万円増えるな
ど、コスト全体で 3,500 万円の増加となり、差引、対前年で 6,500 万の収支改善となりました。
また、入場者数ですが、クラブとして平均 4,000 人を目指してきましたが、2012 年度の 3,324 人に対し
2013 年度は 4,474 人で 1,150 名の増加となっており、伸び率では 134.5%となっています。
これは J1、J2 あわせたリーグ全体で2番目の伸び率で湘南の 148.1%に次いで高い伸び率となっています。
J2 では 1 番高い伸び率となっていますが、もともとベースが低かったので簡単には喜べませんし、ガンバ大阪の
影響を除きますと 2013 年度は 4,016 名となり、だいたい目標の 4,000 人に相当します。前年度との差引き増
は約 700 名で、率におきかえると 20.8%であります。
総入場者数は 93,960 名で、24,153 名の増となりました。純増ではリーグ全体で1位となっており、総数の伸
び率は 1 試合平均と同じ 134.6%で、2 番目の鳥取は 130.8%であります。ファン・サポーターはじめスポンサー
の皆様方のお陰で目標の 4,000 名をクリアすることが出来ました。ただ、J2 の平均は 6,625 名で格差率は 67%
程度あり、まだまだ平均値と乖離しています。今年はジュビロ磐田が同じデビィジョンに加わりますが、私どもは
今後も更なる上乗せ努力をしていかなければならないと思っております。
チーム成績につきましては、後ほど強化部長からお話があるかと思いますが、順位はご案内の通り昨年は
18 位、勝敗は 11 勝 11 分 20 敗。J2 の平均を見ますと、15 勝 11 分 15 敗で勝ちと負けが同じ比率になれ
ば真ん中位の順位になると思います。今年は 10 位を目標にしていますが、何とか勝数を増やし負数を減らし
てイーブンに近づけたいと思っております。どうか皆様応援をよろしくお願いいたします。
中期計画に関するご質問がありましたが、昨年の 1 月に今後 3 年間の中期経営計画を発表させていただき
ました。2010 年に第 1 次計画を作成し、これまでも 3 年毎に計画をローリングしています。昨年1月に 2013 シ
ーズンを臨むにあたって先行き 3 年間の計画を立てましたが、今年もこの計画に沿ってクラブ経営にあたります。
2013 年はガンバ大阪のプラス効果がありましたので、2014 年度はこれを除外して確りと足元を固めていかな
ければならないと思っています。計画に基づき 1 年 1 年確実に数字を積み重ねていけば、必ず先が見えてくる
と思います。来シーズンは 2015∼2017 年度に向けた新たな 3 か年中期経営計画を作成する予定です。
計画の中身につきまして少しコメントします。多少前述の部分と重なりますが、2013 年計画ではチーム成績
は J2 中位(具体的目標:15 位)に設定しましたが、これは 2015 年のプレーオフを念頭に 15 位と設定したもの
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です。2014 年度について計画策定時は 2013 年の成績次第で変わるものの、中位安定で 10 位をイメージし
ていました。今年の目標設定にあたっては、補強が順調に出来たこともあり本計画に基づき 10 位とした次第で
す。
平均入場者数につきましても 2013 年度目標(4,000 人)につきましても、実績値は 4,474 人でしたがガンバ
大阪効果をのぞくと 4,017 人でほぼ目標値に沿っています。従って 2014 年度の目標設定時ではジュビロの主
力がかなり抜け、G 大阪のようなプラス効果は期待できないと判断し、計画通り 4,500 人に設定しました。1 試
合平均 500 人増やすということは年間で 11,000 人の純増を達成しなければならないので非常に大きなパワー
が必要になってきます。しかし、入場者数を増やすことはクラブとして当然やらなければならないことなので、今
年は、是非、目標 4,500 人をクリアし更なる上乗せを図っていきたいと思います。
事業規模につきましては計画では 2014 年は 6 億 9,200 万となっていますが、2013 年度で既に 7 億円規
模に届きそうなので、新年度は更なる上乗せを期していきたいと思います。
収入の主要項目であるスポンサー収入については、2013 年度の推実が既に 2014 年度の計画値に達して
いるので、2014 年度は計画値に対し 1,000 万ないし 2,000 万円の上乗せを目標に努めていきたいと思ってい
ます。
また、入場料収入については 2013 年度が約 8,000 万円程度なので、2014 年度は 8,800∼9,000 万円
程度まで引き上げたいと思っています。試合日時の告知の徹底、顧客満足度の向上に加えチケットの事前販
売など相当の改善努力ですが、是非、サポーターの皆様方にもご協力を賜りたいと存じますので宜しくお願いし
ます。
一方、課題としてファンクラブ会員数の伸びがあります。昨年は約 6,000 人台でしたので、今年の目標
8,000 名は相当きつい数字です。何とか対策を打ち立てていきたいと思っております。
地域交流回数につきましては 200 回を超え、おおよそ限界値にきていますが、さらに回数を増やせるように
工夫していきたいと思います。
今年のチーム成績目標について補足しますが、これからシーズンが開幕し公式戦が消化されていく中でチ
ーム状況が低下することも想定されますので、そのような状況に陥った場合には補強ウインドーの開設期間に
適切な補強を念頭に適切に対応していきたいと思っています。
また、集客目標 4,500 人以上に関する補足として、今年はメディア関係のご協力を得て積極的にメディア媒
体を活用をしていきたいと考えています。3 月 2 日の開幕戦もパブリックビューイングを行いますし、NHK 様や民
放様にも新しいお客様の掘り起しのためにも、是非、地デジ中継を増やしていただくように要請しています。中継
以外でも報道番組や情報番組などでの取り上げについてもご協力をお願いしています。
また、女性、子供などターゲットを明確にした集客対策を考えていきたいと思っております。ポイントになる試
合や集客をかけやすい試合などでは、ターゲットを明確にしてしっかりと準備するなど適切に施策を展開してい
きたいと考えています。
もう一つの課題は収支対策です。今年は相当コストをかけて強化を行いましたので、昨年と同じ運営を行う
だけでは補強分が赤字となる可能性が大きい。したがって、従来同様にコスト削減を推進していくことは当然で
すが、新規顧客開拓やチケット販売の促進などを確実に推進していかなければなりません。こうしたこともあり、
今シーズンは個人協賛金の目標値を 1,000 万円としていますが、現時点で昨年同期と比較し 50%未達成で
低迷しています。これから始まるホームゲーム開催期間中に、皆様方の更なるご協力をお願いしていきたいと
存じます。
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もうひとつ、「まちなかスタジアム」について簡単にコメントさせていただきます。
これは私もメンバーとなっております富山経済同友会における地域活性化委員会での、2013 年から 2014
年の 2 ヵ年の活動計画のメインテーマであります。
活動方針としましては、新幹線開業を踏まえた地域活性化の検討となっております。方向性としましては、富
山市がコンパクトシティを推進されており、そうした流れに沿って、コンパクトシティ形成と県都の活性化に寄与
する「まちなかスタジアム」を考えられないかということで議論を進めています。イメージ的にはスポーツ文化、
観光、交流の拠点となり、公共施設やコンベンションホール・会議室など複合かつ多様な機能を保有したスタ
ジアムで、設置にあたっては公共交通に近接し、利便性がはかれるサイトで、屋根や椅子など観戦環境の改善
をはかる視点で検討しています。
スタジアムに関しては皆さんの方がお詳しいかもしれませんが、「まちなかスタジアム」と郊外のスタジアムとを
比較をすると、やはり街中にスタジアムがあることが地域を活性化します。街中であれば、試合後にファンやサ
ポーターの皆さんが市中心部の飲食街や商店街に回遊し、宿泊施設なども稼働率が上がり地域の活性化に
つながります。一方、郊外であれば観客は市街地を素通りしてしまいます。
市街地活性化の視点から「宿泊、飲食、公共交通の利便性」、「観光の拠点となりうるか」とか、「どのように
すれば身近で日常的な活用が可能か」とか、「地域全体が愛着を抱く施設とはどんなものか」などを内々で議
論をしているところであります。
地域活性化委員会では、「まちなかスタジアム」の研究を進めるにあたって 2013 年度は 10 月と 11 月に地
域開発の専門家意見を聞く一方、8 月には郊外型の陸上競技場で同じ悩みを持つ愛媛のニンジニアスタジア
ム視察と愛媛経済同友会との意見交換、11 月には逆に街中で効果を上げている岡山の Kanko スタジアム視
察と岡山経済同友会との意見交換を行い、本年 2 月には着工作業を進めている北九州市役所とギラバンツ
北九州を訪問し意見交換と現地視察を行いました。また、翌日は千葉のフクダ電子アリーナを視察するなど今
後の検討に資する知見を集めているところです。
2014 年度は専門家を招いて勉強会や講演会・シンポジウムなどを重ねスタジアムの構想を提言していく予
定です。
そこで皆様にお願いなのですが、まず、街中の活性化に役立つスタジアムのありようについて、どんな複合的
な機能を持たせるべきか、また、建設候補地として富山市内のどんなポイントがあるのか、経済効果を最大限
に引き出すための工夫などについて経済同友会で検討し提言されるので、それまで見守っていただきたいと思
います。基本はコンパクトシティを推進する中で中心市街地を活性化し、県都のシンボルとして位置づけられる
ものでなければ広くコンセンサスは得られません。「カターレのためにサッカー専用スタジアムを」と言った途端に
議論は止まってしまいます。あくまでも地域活性化策の 1 つとして検討項目であり、富山県や富山市など行政
サイドのお考えもあるので慎重に対処していく必要があります。
そういった意味で大きな関心を持っていただきながら、今は静観をお願いしたいと思います。経済同友会が
提言した後に必ず皆様方のご協力をいだかかなければいけない時期が来ると思いますので宜しくお願いしま
す。
最後に、ユニフォームのマイナーチェンジに関し「なんで緑なの?」というご意見についてお答えします。カタ
ーレ富山のチームカラーの基本は、設立当初から富山県の象徴である富山湾、豊かな、清らかな水をイメージ
した深みのある濃いブルーだと思っています。従って、ユニフォームのベース色は「青」を基調にしていくという
考えは、今後も一切変わりません。
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ただ、これまでも県民の皆様に支えられ育てていただいたと実感していますので、是非、今後もより多くの県
民の皆さんに応援していただきたいという思いもあり、富山県の色である「緑」をワンポイント的に襟元で使い、ビ
クトリーを意味する V ラインにしました。決して他のクラブを見て決めたわけではなく、また、軽い気持ちで緑を使
ったのではありません。あくまで一人でも多くの県民の皆さんと共に戦いたいという気持ちがあってのことです。ア
ウェーユニフォームに関しても、立山杉の緑ということで白地に「緑」のストライプを入れさせていただきました。ど
うか皆様のご理解をお願いします。
質疑応答
Q.男性(40 代)
ユニフォームの「緑」の話になるが、「県民の思い」ということですが、その効果というか、本当に緑が入ったか
ら応援しようと思ってもらえるのかという事、それの効果が薄かったらそれも変える予定があるのかどうか?
A.清原邦彦社長(以下 清原)
ユニフォームに緑が入ったからと言って、応援のモチベーション上効果があるかどうか判断することは非常に
難いと思います。今回は、クラブとして先ほど申し上げた考えでユニフォームを作成しました。あくまでも前向き
にチャレンジしていこうと考えて判断したことなので、今後はいろんなご意見をいただきながら、真摯に受け止め
ながら来期以降のユニフォーム作成に活かしていきたいと思います。ユニフォーム作成にあたりましては相当に
限られた時間の中で作業を行っていますので、今すぐ作り直すことは困難であり、何卒、よろしくご理解をお願い
します。
Q.男性(50 代)
具体的に「まちなかスタジアム」はどのような感じのスタジアムにしたいと思っているのか、また、今のスタジア
ムは雨の日はほとんどが濡れてしまいます。北陸では各駅など様々な交通網があるし、もし新幹線となると北
陸各地からいろんなサポーターが来ると思う。また、駐車場の問題もあるし、電車麻痺した場合に全く出来なく
なってしまう事が無いようにしてほしいのと、競技場内などにショッピング施設などがあったらいいと思うのですけ
どどう思いますか?
A.清原
規模について、富山経済同友会の地域活性化委員会での議論では、機能的でコンパクトなスタジアムが良
いとの意見が大勢で、例えばフクダ電子アリーナ、ユアテックスタジアム、あるいは日立柏サッカー場など
20,000 人クラスのスタジアムをイメージしています。クラブ状況によって新スタジアムの計画は異なってきます。
ガンバ大阪などは、今のスタジアムでは入場者数は増やせないとの理由で、現行より大きいスタジアムを作ろう
と運動しているし、北九州はまずは 15,000 人収容規模で着工し、将来は 20,000 人まで拡張できるように海側
に増設余地を残す計画にしています。富山の場合も、まずは 20,000 人規模のスタジアムをイメージし、将来の
増設可能な余地も残しておくといった方向がいいのではないかと思います。
フクダ電子アリーナやユアテックスタジアムは特に機能的で、とても良いスタジアムだと思います。最近では
長野がこれらのスタジアムよりもさらに新しい視点で、機能性や観戦環境の向上を図るなど新しい技術を志向
されていると伺っています。
北九州に行って実感をしましたが、具体化に向け今のレベルに至るまで 5 年以上かかったとのこと、これまで
大変なご苦労があって今があると思いました。富山は経済同友会で議論ができる状態まできましたが、提言す
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る前段階で実現に向け動き出すまでまだまだ時間が必要です。
雨天対策については何とも対応のしようが無いのが現状です。スタジアムの改修は行政の協力、理解がない
と不可能です。今は、青色の雨具を着ていただいて、雨でも抵抗なく観戦にいけるような行動習慣を身に着け
ていただく動機付けから始めなければならないと思っています。設備改善についてはあらゆる機会を見つけ訴
えていきたいと思っています。
シーズン制移行についてですが、今は、議論が停止していて UEFA の結論が 2016 年に出るという事でとまっ
ている状態です。日本はどうするのかという事はヨーロッパの動向によると思います。シーズン制移行までには
降雪地域への対応に配慮する必要があるのではないでしょうか。降雪地域のスタジアムには雪対策として屋根
をつけなければいけません。併せて降雪地域のチームにはトップチーム用の屋内練習場を整備しなければいけ
ないのではないかと思います。J リーグだけではなく、JFA も資金を出して何とかしようという話はあったのですが、
それ以降、今は話がとまっている状態となっています。降雪地域の札幌、山形、新潟、松本、鳥取、富山 6 ク
ラブが連携していく必要があります。
交通麻痺の対策については、今年は関東圏に大雪の被害が出て、特に甲府は大きな打撃を蒙りましたが、
雪害を実感いただいたことで少しは理解が進んだのではと思います
これまで何度も、降雪期の 2 月に試合を行うと駐車場やスタンドの除雪に費用が掛かり、経営上の大きな負
担になると説明をしてきましたが、なかなか理解をいただけなかったのが実態です。今年は甲府が鹿島戦を国
立競技場で実施されました。私たちは常にこうした運営上のリスクを抱えながら事業をやっていかなければいけ
ないのでシーズン制移行は大変なリスクを負うことになります。今後も時間をかけて雪国の実情を訴えていく必
要があります。
Q.男性(40 代)
草島の北陸電力総合公園について、クラブを強化するということであれば、クラブハウスならびに、合宿所で
すが、噂によると合宿所にゴキブリが出るなどと聞いたことがありますが、クラブハウスというか例えば家族持ちの
選手の住環境を良くするなど、直接チームの成績に関係あるかといえば関係ないかもしれませんが、クラブハ
ウスや合宿所の設備投資をカターレ富山がやるのか北陸電力がやるのかわかりませんが、改善すべき点があ
るかないかをお聞きしたい。
A.清原
クラブハウスとグランドハウスは、ご指摘のように北陸電力様の施設で私どもがお借りしています。練習グラン
ドのすぐ横にこういう施設がある事自体、J2 の中ではかなり恵まれているといえます。そういう中でいろいろ要望
を出し、改善をしていただいているのが実態であります。
住環境の改善、実態をよく調べ、もし、そのようなことがあれば選手のコンディションにも影響しますので、北
陸電力様ともよく話をし、対処していきたいと思います。
Q.男性(30 代)
昨年も発言していただき、去年、目標が 15 位ということで、あまり高い目標ではないなということでこれは最
低限のノルマだとお話していただきましたが。結果 18 位で目標は達成していない。安間監督になって J2 では
岡山と同じくらい最長だと思いますが、岡山についてはプレーオフに絡むような成績を残されていると思います。
安間監督のところを見ると選手の獲得は甲府関係の絡みできているのだと思いますが、監督の采配というとこ
ろについて逆転勝ちがなく、お客さんがガッカリして帰ってしまう試合が多くあると思います。そういう所で目標が
10 位というところで、今年、戦力的にも補強は上手くいっているというお話ですが、監督の成績と人事、成績が
あまり芳しくなかった場合など、また、昨年の 18 位という結果をうけて、どのへんまで我慢されるのか、最終的
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な決断をどうされるのかお答えできない事が多いかと思いますが、どのように考えてらっしゃるのか教えていただ
きたい。
A.清原
まず、安間監督にはクラブ側から提示した種々の制約を背負ってよく指揮を執っていただいています。加え
てアカデミーの指導や地域貢献活動にも大いに協力してもらっており、これらを総合し高く評価しています。
2014 年はクラブとしてチームを強化しましたので、目標を 10 位以内でお願いしました。強化に際し、これまで
は監督から出された必要最小限の要請にも十分に応えられなかったが、今年は例えばトレーナーをかえること
や、ピッチの改善についても県に要請するなど要望に対処しています。ピッチの改善については県も前向きに取
り組んでもらっており、今後も連携を取りながら改善を進めていきたいと思います。
それだけに、今年はしっかりと結果を出してもらえるものと期待しています。
A.竹林 淳強化担当部長(以下 竹林)
強化部の質問事項の中でお答えにしようと思っていたのですが、逆転負けが多い、逆転勝ちがないということ
ですが、確かに逆転勝ちはここ 2 年間ありません。一方、逆転負けが多いというお話でしたが、データ的に見る
と昨年は 2 試合、一昨年は 6 試合と改善されていると思います。ただ、残り 30 分の戦いの所で、失点が多く、
そのうちの 11 試合でリードしている、同点の状況から、引き分けや負け試合になっており、そういうイメージがあ
るのだと思います。
先制した試合の勝率は、一昨年は 50%を下回っていましたが、昨年は 70%くらいまで上がっている。そういう
面でも改善・成長していると思います。とはいえ、残り 30 分での失点が多いのは事実であり、監督ほかスタッフ
もそのへんは重々承知をしており、改善するポイントと捉えています。今年は、しっかりと勝ち切るためのメンバー、
交代により変化をつけられる選手も増えてきているので、改善されると期待しています。
監督についてですが、そもそも、選手は移籍する時に何を考えて移籍するかといえば、「クラブの価値・ネー
ムバリュー・環境」、「お金」、「サッカースタイル」、「監督」の 4 つになると思います。残念ながら我がクラブは、
ネームバリューや、お金といったところは無いに等しい。実際、そういう部分で移籍していく選手もいます。我がク
ラブに移籍してくる選手のほとんどが、監督の魅力と目指すサッカースタイルで決断しています。また年々、他
のクラブの強化担当者や選手代理人の方からの安間監督への評価が上がってきており、是非、富山で成長さ
せてほしいという話が増えてきています。成長して他クラブへ移籍してしまう事もあるので、選手が伸びていく事
は嬉しい反面、クラブとしては中期的な計画も考えておかないといけないのも事実です。
目標を達成はできない場合、結果だけでなく、何ができて、何ができていないのか、どこがどれだけ成長した
かという部分も含めて評価しています。目標を達成できなかったら監督を代えるというふうになると多くのクラブ
が監督を代えなければいけません。今年も 10 位にいかなかったら、という議論がありきではなく、いかに着実に
チームを成長させていくかというのが使命だと思っております。どこかで強化費を大幅にアップという状況が来る
と良いですが、それはなかなか難しい。であるなら、着実に右肩上がりに成長させていきたい。今は与えられた
状況下で少しずつ強化をしていくということで進めています。
【管理部】
荒川 克弘 管理部長
Q1. 増資によるクラブの健全経営について
ご存知のとおり、クラブライセンス制度が発足して、3期連続赤字か、2014 年度決算、今シーズンの決算以
降、債務超過のクラブにはJリーグに参加するライセンスが交付されないこととなっています。
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このため、クラブに体力をつけていくためには増資も必要になってきますが、増資をお願いするにしても、まず、
クラブ自身が着実に成長していかないとなかなか、増資に応じていただけないものと考えています。「債務超過
になりそうだから増資をお願いします。」ではなく、まずは、クラブがファン・サポーターの皆さんとともに成長し、
健全経営をやっていけるということが大事であると思っております。
そのためには、ファン・サポーター層の拡大と入場者数の着実な増加が喫緊の課題だと考えています。
Q2. 昨年の個人協賛金の使いみち と 利用しやすい募金方法について
昨年度に募集させていただいた個人協賛金については、新たに、個人の皆様からも、クラブを支え、カターレ
富山をより大きく成長させていただきたいとの趣旨でお願いしてきたところです。
昨年度の最終実績としては、253 件、693 万円のご寄付をいただきました。
この場を借りて、厚くお礼申し上げたいと思います。
ご協賛金は、2013 シーズンにおけるクラブ運営資金として活用させていただいておりますが、多くのご協賛を
早い時期からいただいたことにより、7月には黒字化のめどが立ち、夏場の選手補強にも安心して踏み切ること
ができましたし、また、2014 シーズンの選手強化への資金にもつながっていったものと考えています。
2014 年度においては、北陸新幹線が開通する 2015 シーズンのプレーオフ進出をめざし、更なる選手強化
ができるよう、引き続き、個人協賛金の募集をさせていただいているところですので、皆様方のご協力をよろしく
お願いします。
また、募金方法の件については、現在、指定口座へ振り込みをして、申込書をFAX等で送付していただいて
おり、お手間をかけておりますが、試合会場においても総合案内所で募金の受付を行っていますので、試合に
お越しの際に募金していただければ、大変ありがたいと思います。
なお、ホームページ上でのカード対応による受付には新たな経費がかさむこととなり、なかなか困難であると
考えています。
Q3. カターレ富山のアカデミー・フロント人員体制等について
カターレ富山のアカデミー・フロントスタッフ人員体制は、業務量に比較して脆弱であると言わざるを得ません。
このため、人員については徐々にではありますが増やしてきてはおりますが、限られた資金の中で対応せざるを
えない状況です。少ない人員体制であるので、各部門の垣根を越えて、相互に協力しながら効率的に運営し
ているのが実態であります。
今後、できればファン・サポーターの皆さんのできる事という事にはなりますが、お力添えを更にいただければ
ありがたいと考えています。
また、一部の社員がコンコース内での態度が悪いというご意見をいただきました。ご来場いただいている方々
はすべて「大事なお客様」であり、常に「おもてなしの心」を持って対応するよう、クラブ内で周知徹底していきた
いと思います。
【営業部】
西岡 正晴 営業部長
Q1. シーズンパスについて
シーズンパス購入についてですが、これに関しては 2 点ございまして、まず、最初に特典についてですが、一昨
年、S 指定席のご購入者の方に対して、選手とサッカーができる特典がございました。昨年は実施しなかったと
いうことで、そういった特典を復活して欲しいとの事でした。クラブといたしまして、毎年、年間通じた中で、いろい
ろと皆さんが喜んでいただけるイベントを計画し実施しておりますので、今シーズン、皆様に喜んでいただけるイ
ベントを考えさせていただくということで、ご意見としてお受けいたします。
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2 点目でございますが、未継続の方、昨年購入されて、今年はまだ購入されていない方に対してクラブとして
何か働きかけを行っているのかと、他クラブではこういうことをやっているよというようなご質問ですが、これにつき
ましては、昨シーズンと今シーズンにかけまして、クラブとしましては 1 月中旬までに申込されていないお客様をリ
ストアップし、選手自筆のメッセージを入れたお願い文書を 1 月末に未購入者の方に送付させていただいており
ます。今年の状況ですが約 300 名の方に文書をお送りしておりますので、そういった事でご理解をいただきたい
と思います。
Q2. チケットの扱いについて
スポンサー企業へお渡ししている招待券、それと、クラブの方でいろいろなイベント、例えば今回の開幕戦に「A
席半額」といった集客をかける時に割引などの対応について廃止したらどうかというご意見についてですが、シー
ズンパスをご購入いただいているお客様にすれば、裏切り行為ではないのかというご批判もいただきましたが、ス
ポンサー協賛の特典として招待券を渡しておりますがそんなに多くをお渡しはしておりません。クラブとしては協
賛企業の従業員の福利厚生や営業活動に活用していただくことにより、新規のお客様の発掘に繋がると考えて
お渡しをしております。また、割引についても必要最小限のかたちで実施しており、当初は無料の券も配布させ
ていただいた事もありましたが、今、ここ 3 年くらいはこういった物も絞り込んで、有料化ということで、冒頭に社長
も伝えさせていただきましたが、入場料収入の増加につながってきているということです。これも新規観戦者の発
掘の戦略としてご理解いただきたい。
Q3. その他
カターレののぼり旗ですが、これにつきましては昨年、会場でのぼり旗を立てていただける方を募集していただ
きました。大変効果があったということで、「のぼり旗がたくさんたっているね」という声も聞きます。皆様方の地道
な活動が効果をだしてきているのだと思っております。また、もっと周辺や市街地にたてればどうかという声もい
ただいておりますが、クラブとしても望ましいのですが、いろいろと景観条例などクリアにすべきこともありますので、
これは、今後皆様とのいろいろな話の中で、ご協力もしていただきたいと思っておりますので、また貴重なご意
見としてお受けいたします。
【事業部】
瀬島 啓二 事業担当部長
Q1. 告知について
ホームページにつきましては、他クラブのように外部委託はしておらず、費用ゼロで、クラブスタッフにて手作業
で行っております。その関係で出来ることに制限はありますが、皆様からいただいたご意見やアドバイスを参考に
させていただき、出来ることから徐々に反映させてより良いページを作っていきたいと思っております。また、メデ
ィア出演させていただいた動画や音声をホームページに掲載できないかとのご意見がありましたが、各局に確
認させてもらい、それは厳しいという回答をいただいておりますので、たくさんの方にせっかく取材したものを見て
いただきたい思いはありますので、事前に見ていただくための告知に力を入れていきたいと思います。「Kataller
TV」につきましても、独自に動画を配信できる貴重なコンテンツですので、継続しながら内容も試行錯誤しなが
ら皆様が楽しめるもの、選手を身近に感じていただけるものを配信していきたいと思っております。
メディアの露出につきましては、引き続き露出が増えるよう積極的にマスコミの方々とコミュニケーションを取ら
せていただいております。富山テレビ様の「マンスリーカターレ」や NHK 富山様の「カターレのミカタ」、北日本放送
様の「Viva カターレ」のように、カターレ富山の番組やコーナーというものが非常に大事になりますので、さらに増
やしていけるように、テレビ・ラジオを含めて今、働きかけているところです。
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試合告知といたしましては、メディア各局にスポンサー協賛をいただき、テレビ CM をほぼ全ホームゲーム前に
流せるように現在準備を進めております。CM 素材に関しましてもスポンサー様で CM を制作していただける企業
がありまして、そちらで作っていただくことで、全局で同じ CM を流すことが可能となり「これはカターレの CM だ」と
いうことがわかりやすく、伝わりやすくなると思っております。
パブリックビューイングにつきましては、今年も開幕戦を含め 3、4 回実施ができると思います。また、スケジュ
ールに関しましては、スカパー!様の申請が通り次第、ご報告させていただきたいと思っております。会場となる
グランドプラザ周辺の商店街の皆さんとも話し合いを重ねながら、「カターレから街なかへ、街なかからカターレ
へ」となるように進めておりますので、これからもっと発展していければと思っております。
Q2. グッズについて
グッズにつきましては、お客様のご要望にお応えできるようにホームゲームのグッズ売場にアンケート用紙を設
置して、皆様のご意見を募集しようと思っております。全て商品化できるかというと無理かもしれませんが、今後
の商品開発について参考にさせていただきたいと思っております。また、オンラインショップ限定の商品を出すな
ど、ネット販売の売上も伸ばしていきたいと思っております。県外にお住まいの方が購入できますし、新規顧客の
開拓にもつながりますので、そちらにも力を入れていきたいと思っております。質問にございましたゴールキーパ
ー用のユニフォームにつきましては、ホーム開幕戦から販売が開始できるように準備を進めております。また、
詳細が決まりましたらお知らせいたします。
グッズを通してスタジアムを青くしたいと思っておりますが、ただ売っているだけでは青くならないと思いますので、
イベント性を持たせた販売促進など、その際には、サポーターの皆様ともコミュニケーションを取りながらグッズの
売り上げを伸ばしていきたいと思っております。また、ご協力をよろしくお願いいたします。
Q3. ファンクラブについて
ファンクラブの入会手続きにつきまして、手間がかかっているという部分がありますが、毎年、お客様の手間を
軽減できるように検討しておりますが、システム導入費用というところがかなり大きくなっておりますので、この件
に関しましては、タイミングを計りながら行っていきたいと思っておりますので、もう少しお時間をいただければと思
います。昨年より実施しておりました、ホームページ上でダウンロードして申し込むことができる「申込用紙」につき
ましては、作業が遅れておりまして、早急に作成して対応できるようにいたします。
また、会員数の情報につきましては、ホームページのトップページの Flash 画像に現在の会員数を随時更新し
て表示していきたいと思っております。
【強化部】
竹林 淳 強化担当部長
Q1. 今季の補強について
先程も話をさせていただきましたが、今年の補強については、安間監督が指揮を執るということで、選手代理
人の方や他クラブから選手を育ててほしいといった話も多く、期待できるメンバーが集まりました。ただ、現段階
では、これが良い補強かどうかというと、やはりシーズンが終わってからの判断になると思っています。
シーズン途中にも、夏のウインドーでの期限付移籍や育成型期限付き移籍、昨年の内田錬平選手のような
強化指定選手など、チーム状況を見ながら補強していきたいと思っています。
今年は、選手人件費の部分では例年より増やしたが、J2 の平均よりまだまだ開きがある。とは言え、いきなり
お金が降って湧いてくるわけではないので、今後もクラブ全体の黒字を前提とした中で強化を考えていかなけ
ればいけないと思っています。
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Q2. ケガ人について
ここ 2,3 年、公式戦や練習試合、紅白戦で受傷し、戦線を離脱する選手が多いが、試合中のケガに関して
は、防ぎようがないところもあります。
ケガについては、未然に防ぐということとケガした後という 2 つの対応が重要です。
未然に防ぐという部分に関しては、筋トレや体幹トレーニングなど昨年から継続的に行っている結果、ケガが
減ってきている選手が増えてきています。今年は、サプリメントやプロテインを積極的に摂取する等、これまで以
上に体のケアに重点を置こうと考えています。疲れや傷んだ筋肉を修復させるのにプロテインが大変効果があ
ることは認識していましたが、そこまでお金をかけることができなかった。今年は、そちらにお金をまわすことを優
先し、未然に防げる要素を増やしていきたいと思っています。
栄養についても重要な要素であり、1次キャンプで専門家による食事についての研修を行いました。基本的
な話のほかに、時間がなくコンビニなどで済ませなければいけない時に何を食べればよいのかなど、選手達は
講師に積極的に質問をしていました。研修の翌日から、選手達の食事の摂り方に変化が見られ、選手自身が
自分の体への意識が高まってきていることが感じられました。この意識の向上を継続させるためにも、定期的に
研修や講習を実施していく予定です。
ケガした後の対処についてですが、新加入したトレーナーは治療やリハビリなどを専門としたトレーナーなので
選手に対するきめ細やかなケアはもちろんですが、選手の体の状態を見て、個々の練習量を制限するなど、ケ
ガを未然に防いでくれています。復帰するまでのプランニングがしっかりできており、選手のやりたいという気持ち
を諌め、しっかり治療し、しっかりリハビリし、万全な状態で戻してくれるので、復帰後に再び同じ個所をケガする
ということは少なくなると思っています。
今後、トレーナーを1、2名増やして行く予定で、選手のケアについてしっかり対応できる体制にしていきたいと
考えております。
Q3. その他
ヘッドコーチが何故いないのか?というご質問ですが、コーチ陣にはそれぞれ役割が監督から与えられており、
それを各々が責任を持って取り組んでいる。また、安間監督自身が日々の練習を仕切っており、ヘッドコーチの
必要は特にないと考えております。
次にセカンドチームを作る構想はありますか?というご質問ですが、現段階では考えてはおりません。ただ、プ
ラスの部分、マイナスの部分、特に費用面といった情報を収集しています。セカンドチームをかかえる事のメリッ
トを示すことができ、様々な課題をクリアできるのであれば、考えていく余地はあると思います。
県総合や草島グランドの芝生状況に関する質問も多くありました。昨年、専門家の方に見ていただいた報告
からも県総合および草島グランドの芝生の状況は、あまり芳しくないということでした。また、昨年、メディカルスタ
ッフからもホームゲーム後の選手の体の回復が遅いという報告を受けました。アウェイの時は長距離移動が伴
うが、それ以上にホームゲームの後の回復が遅い、と。芝生の善し悪しとの因果関係については断定できませ
んが、そういったものによる影響は考えられるということです。
ただ、だからといって、すぐに施設を改善できる状況ではありませんし、改善するには多額な投資が必要とな
ります。であるならば、まずは我々が改善できることを考え、少しずつでも良くなるように努力していこうと話をして
います。県総合に関しては、施設を管理されている担当の方や芝生の管理をされている方が日々、芝生が良く
なるよう努力をしてくれています。草島に関しても、これが私たちに与えられた環境であり、その中でやっていか
なければいけない。嘆いたり、言い訳せず、少しでも良くなっていくように自助努力していきたいと思っています。
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【運営部】
和田 勝 運営担当部長
Q1. スタジアムのピッチ状態について
① 1993 年(平成 5 年)に陸上競技場の天然芝ピッチの標準的構造として完成。
ピッチレベルは完成時から約 21 年が経過し芝床が経年劣化している状態となっております。
透水性が悪くなり排水不良をおこし、そのため芝床は液相が多くなり根が浅く発達せず、液相が多
い分踏圧ダメージにより現在の状況となっております。
② 昨年の 11 月 10 日、21 日、23 日と J リーグ、日本サッカー協会施設委員に現地訪問(ピッチ
検証)をしていただき、ピッチ不良の原因を特定し具体的な改善策をご提案いただきました。
③ ピッチ検証の報告書をもとに、昨年 12 月 27 日に富山県様をはじめ関係各所の方々にお集まりい
ただき、県総合のピッチ対策会議を実施しております。その中で、現状の状況をご理解いただき、ど
のような対策を進めていくかの共通認識を得たものと思っております。
④ 対策には応急対策と恒久対策がありますが、恒久対策は全ての原因を取り除き二度と起きないよ
うにすることであり、こちらは改修費が高額になり工事期間中、スタジアムが使用できなくなり代替え
スタジアムが必要となります。今季これらのことを実施することは非常に難しく、応急対策として維持
管理システムの再構築、特にピッチ使用に影響を与えないこと、簡単に施工できること、安価である
こと、そして恒久対策までの間効果があることが必要となります。
⑤ 先ほどもお伝えした通り県総合のピッチは透水性が悪くなり排水不良をおこし、芝床に液相が多い
ことが最大の原因となっております。芝床の標準は、固相 50%、液相 25%、気相 25%であり、気
相率が少ないと芝の根は呼吸に必要な酸素が得られないため、根茎が発達せず弱い芝になります。
また液相が多いため排水性が悪くなり、雨水などが床土に吸着し保水され踏圧を受けると現状のよ
うな状態となります。
応急対策として、芝生を活性化するための更新作業のひとつに「エアレーション作業と目土散布」が
あります。
⑥ エアレーション作業とは、「芝生に穴をあける作業」のことで、効果としては、
(1) 芝生に穴を開けることで芝生の根に空気を供給してやることにより、芝生を活性化さ
せます。(通気性を良くして気相改善を行う)
(2) 透水性が悪いために土が締まっているため、土をほぐしたり、抜き取ることにより透水
性の改善にもつながります。(排水性を良くして液相改善を行う)
⑦ 目土散布とは、エアレーション作業により取り出した悪い土の代わりに良質な砂を入れることにより、
土の固結防止や排水性、通気性の改善が望まれます。
こうした作業を定期的に実施することでわずかずつではありますが、芝生の劣化を防ぎ、芝生を健全な状態で
維持していくことが可能となります。また、このほかにも応急対策として富山県様をはじめ関係各所の皆様方に
ご協力をいただきながらピッチの改修を実施していきます。
Q2. カンファレンスの進行について
カンファレンスの進行方法について貴重なご意見をいただきました、本日そのご意見を反映することができな
かったことを申し訳ないと思っております。次回からは進行方法も改善できるように努めてまいります。
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Q3. クラブ、サポーター間の意見交換の場があればについて
これまでもサポーターの皆様や地域の方からクラブへさまざまな意見やアイデアをいただいていた。
カンファレンス時にも事前に少数ではありますが、意見や質問などを数多くいただいております。
せっかくの声をクラブとしてきちんと生かせていなかったのが現実であります。クラブの実務に携わるスタッフは
社長を含め 13 人。予算も少なく、われわれだけでできることは限られています。
これらの意見・質問・アイデアをしっかりと受け止め実行していく場が必要だと感じています。一緒に考え、一緒
に動いてくれる人たちの力を貸していただく事が必要であり、一方通行ではなくクラブと会話ができ、お互いの目
線が合い一つの目標に向かって活動してくことがクラブとサポーターを結びつけ地域から愛されるクラブになっ
て行くものと思っています。
他クラブの事例では、希望者は誰でも参加でき、1 年を三期に分けて、期ごとに参加者を入れ替え、一部のメ
ンバーに固定せずにできるだけ多くのサポーターに参加してもらい、熱く語り合うミーティングの場を設けているク
ラブがあります。集まった参加者は、「スタジアムの雰囲気づくり」、「集客イベント企画」、「プロモーション・告知」
などのグループに分かれ、意見を言うだけでなく、実際の活動までを自分たちで行っています。
クラブが「できること」と「できないこと」を参加者に理解してもらい、情報を共有することで、クラブに対する信頼
も深まり、自分たちのクラブと思ってくれるようになる。
今までクラブの施策を外から眺めるだけだったサポーターは自ら考え、動き、それが形になることで、クラブの
ことを「自分のこと」と感じ、目指すゴールが一緒なのだから一緒に活動していくことが大切であると感じていま
す。
このようなミーティングの場を設けることで、サポーターがつなぐ、クラブとホームタウンの絆も生まれてくるので
はと思っております。地域の人に愛され親しまれるクラブになるために、サポーターならではの、ホームタウンと
の関係づくりや地域との接点をつくっていくきっかけにもなればと思っています。
「クラブの歴史を刻んでいくのは、特定の「誰か」だけの仕事ではない。と思っています。経営者やフロントスタッ
フ、選手、サポーター、ホームタウンの人々など、「みんな」で一緒にその歴史を積み上げていくものであり、そう
いった目標を共有し、そこに向けた活動の場を是非一緒に作り上げればと思っております。
質疑応答
Q.男性(40 代)
開幕までもう1週間ですので、ここにいたって順位がどうとかは申しません。選手、スタッフの皆さん。我々が
ついております。全力で戦ってください。腹のすわっているサポーターの皆さんも同じ気持ちだと思います。
その上お伺いします。順位はお金です。それについてどう思うか、イエスかノーかでお答えいただけますでしょう
か。
A.竹林
イエスです。お金は重要な要素です。
Q 男性(40 代)
皆さんいろいろ夢だとか言われますけど、現実的を見ないと、勝てませんし、J1 なんかに行けません。スタッ
フの皆さんの努力で事業規模が 7 億になりましたが、太平洋側の 7 億と日本海側の 7 億は違う。
先ほど竹林さんが非常に正直にお答えいただいたいので助かっておりますが、例えば、カターレ富山が 1,000
万円だして、岐阜など太平洋側のチームが 500 万円出して、どちらに選手が来ますかといえば太平洋側だと思
います。日本海側は冬、練習できないですし。
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そういう中で、今のところ良い選手がきてもらっているのは安間さんしかいない。これについてこの先の 3 年、5
年を考えたら、すごく不安になります。安間さんがいなくなったらどうするの。まずそれがひとつ。
選手の皆さんをしたがえるのは安間さんしかいない。サポーターですが、今年数が本当に少なくて、我々のた
めに戦えとはなかなか言えません。10 位目指してって言っても、昨年の 10 位だったクラブのサポーターの数の
何分の1しかいません。その中で質問なのですが、お答えできなかったら次考えておきますということで結構で
すので、クラブをマネジメントする中で、安間さんがいなくなったらどうするのか。安間さんみたいな方にいていた
だく為にどういう風に考えているのか。というのを聞かせいただきたい。
それを、お聞かせ願えれば、我々サポーターもどうやって支援していくのかという方向性が見えてきます。
こちらのサポーターの活動も皆様のご理解をいただいて、協力をさせていただいておりますけど。キャンプ募
金ひとつをとってもまだ今年 2 年目で、おそらくこれは 5 年、10 年継続してやっていかないと、選手の皆さんもこ
ういう事をやってもらっていると実感していただけないでしょうし、行政や一般の企業も我々を認知していただけ
ないと感じております。まだ我々の活動自体の効果はまだ先だと考えております。
そこで、質問に戻りますが、安間さんがいなくなったらどうするのか、安間さんにずっといていただくためにどう
いう風に考えているのかビジョンをお聞きしたい。
A.竹林
先に、選手強化する、チームを強くするにはお金は重要な要素です。きれい事だけでは勝てませんし、現在、
それだけの段階にいるクラブではないということは逆に皆さんが知っていらっしゃると思います。ただ、そういった
中でも少しずつですが効果が上がってきていると思う。今は少しずつでも右肩上がりになるよう、続けていくしか
ない。
安間監督がいなくなったらという想定は毎年行っております。安間監督がいなくなる時というのは、私自身を
含め強化体制を一新しなければいけない時だと思っております。毎年いろいろリサーチしますが、いい選手が揃
っている時に力を発揮できる監督はいても、いい選手が揃わない中で結果を出せる方は、なかなかいらっしゃ
らないいのが現実です。
昨年、安間監督自身がカターレ富山に残らないという状況も考えられたので、こちらから、「クラブ、チームの
この状況下で、自分(安間監督)の後任に誰か推薦できる?」と聞きました。こちらの腹を割った話に安間監督
もしっかり考え、1、2名の名前を挙げてくれました。私自身、良い指導者がいれば良い選手が集まると思ってい
るので、安間監督には 10 年、監督をやってもらうために、キメ細かい対応といろいろ話し合いの中で、できること、
できないことをしっかり話して信頼関係を築いていきたいと思っています。
安間監督自身も富山へ来た当初より、富山のことを好きになり、富山のことを愛してくれていますし、富山の
ために頑張って、富山でJ1に上がりたいと常々言っております。作り上げることが好きな監督で、また志を高く
持っている監督です。
費用対効果ではないですが、クラブとしてお金をかけて勝負した時に、本当に結果が出ない時には、いろい
ろな決断をしなければいけないと思いますが、今の状況を考えた時に、それが今かといえば今ではないと思い
ます。ここにいる皆さんは、今のサッカー界という流れ、カターレ富山の状況を理解されている方がほとんどだと
思いますし、彼を信じてついてきてほしいと思っております。
A.清原
昨年 10 月の役員会において、2014 年の監督人事についてお諮りしたところ、全員が安間監督の継続につ
いて同意し信任くださいました。
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今の経営状況でカターレの指揮をお願いできる最善の選択肢は安間監督意外にありません。先程、強化部
長がお話した通りで、安間監督に頑張ってもらい、その上で監督には言うべき事は言う。そして結果を見た上で
総合的に判断していきたいと思います。
Q 男性(40 代)
ありがとうございます。十分なお答えをいただきました。
お客さんはいろんな方がいらっしゃいますが、我々はサポーターという仲間たちだと思いますので、協力して
やっていきたいと思っておりますし、もし安間さんが 10 年いらっしゃるのであれば、その環境を良くするようにした
いとも思います。お互い密にコミュニケーションをとっていきたいと思っております。
Q 男性(20 代)
強くなるにはお金。というところでそういくのであれば、そういいながら来シーズン目指す圏内(プレーオフ)があ
ると思うが、そこに行くためにはお金がいるわけで、そうなると観客の平均 4,500 名は少なくないですか。
A.清原
入場者数で全てのコストを賄う訳ではありませんが、新シーズンの入場者数の目標設定は、正直難しかった
です。まずは足元をしっかりと固めながら J2 平均値に近づけていかないとクラブの成長はないとの思いで、悩み
ながら 4,500 名としました。分かりやすい目標設定として総入場者数10万人とすることも考えたのですが、1試
合平均に置き直すと 4,700 名となります。現状で 200 名を上積みさせるには相当無理が伴います。是非、目
標値の 4,500 人をクリアし、更なる上積みを図れるように頑張っていきたいと思います。
入場料収入で足りない部分は広告料など他の収入全体でカバーせざるを得ません。いずれにしろ皆様方の
ご理解とご協力が大きな力となっておりますので、良い情報等ありましたらクラブにお寄せいただければ有難い
と思っております。
Q 男性(20 代)
収入は、スポンサー収入と入場料収入があって、そこから人件費にあてられると思うのですが、そうだとした
ら、来年のプレーオフというところにギャップを感じる。
お金をかけなきゃいけないというところはあるのだけれど、得られる収入。見えていることと、言っていること、
やっていることが違うような気がするのですが。
A.清原
おっしゃる通りでございますが。先ほど 2014 年度の事業規模 7 億とお伝えしましたが、7 億ではダメなので、
2,000 万ないし 3,000 万上積みをしないと赤字になると思っておりますので、まずはしっかりと事業規模を立て
直して、そこはチームの成績に関係なくやらなければいけない。
あとは、チームの方にも価値がついてくるとまた状況が変わってくる。これはいろいろな実行委員の方とも話を
しているのですが、あきらかに、リンクをしたところでありますので、そういった面では我々も勝負をかけている。
なかなか途中、結果がでない時があるかもしれません、みなさん是非、辛抱いただきたいと思っておりますし、
そういう中で来季に向けて営業活動や集客活動についても皆様にもお力添えをいただきたいと思います。
今、若い連中も頑張ってくれて、開幕戦に向けて市電に 2,000 人のエールを送ってもらうキャンペーンもやっ
ておりますが、これが集客につながるかわかではないが、今までやれなかったことを行動に移していき、そういっ
た細かいところも含めて、営業はいろんなお客さまにあたっていく、事業は事業として集客に対して動いていく、
運営は運営として会場の中で何ができるかを考えながら行っていきたい。クラブ経営においては厳しいシーズン
になるかと思いますが、プレーオフを通らないと J1 にはいけないので、しっかりと対応していきたい。
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Q 男性(20 代)
西岡営業部長に質問と提案
私、普段年間パスで観戦していますが、年に1回会社の団体観戦をさせてもらっていますが、団体観戦した
際に、団体で来場された方に対するまたもう1回来ていただきたいという働きかけが弱い気がしたので、ただ見
に来てそれで終わりという感じがしたので、そういう団体観戦の皆さまへの働きかけはできないのかなと思いまし
て、そういった事は考えていらっしゃるのかなと思いました。
あと、提案だが、団体で見に来た人に対して、2 回目以降こられた際にチケットの割引できるシステムだったり、
場内の飲食ブースで使える割引やサービスなどがあったらよいのではないかと思いますので是非検討していた
だければと思います。
A 西岡 正晴営業部長(以下 西岡)
ようやく団体観戦がでてきたといった状況です。
スポンサー企業なので、特別割引での回数券など、チケット購入いただいての観戦をお願いしている状況で
す。今年につきましては昨年ご購入いただいたところに関しましては、また引き続きご提案させていただきながら、
進めて行きたいと思っておりますし、また会場においても団体観戦される企業様をご紹介させていただくなどの
取り組みなど、また、先日もサポーターの方が来社されまして企業の方で観戦したいという中で、今ほど言われ
ましたような会場での取り組みに関しましても、スタジアムグルメの方でも何かチケットみたいなものなどできない
かという事も、こちらは無償ではなく企業様の方で、そういうチケットもつけたもので販売し、購入いただき観戦で
きないものかということも、お話をいただきました。運営の方と協議をしまして、可能だろうということで進めさせて
いただいております。
今までは観戦だけという形でお願いをしていましたので、今後、観戦の付加価値をつけるサービスという事も
考えなければと思っております。観戦される企業様のからお話をいただければ、私どももお手伝いができるかな
と思いますし、それがひとつの手段となれば、こちらから、団体観戦のメリットもご提案できると思いますので、是
非、私どもの方へご相談いただければと思っております。
団体観戦については企業訪問の際にも呼びかけを行っておりますので、ご理解をいただければと思っており
ます。
Q 男性(30 代)
今年富山第一高校が優勝したことは皆さんもちろんご存知だと思うのですが、そこで活躍した選手など、カタ
ーレに入ってくる選手はいませんし、今のところ J クラブへ行く選手はいないわけですけども、これから先、大学
へ行って伸びる選手、また先日も高校選抜でアシストを決めた選手などもいますし、そういう選手に、強化指定
という形もありますし、後々カターレに入ってもらうために働きかけていくということは考えていらっしゃるのでしょう
か。
チームの事もありますし、答えにくい部分もあるかとは思いますがいかがでしょうか。
A 竹林
富山第一高校の選手の件ですが、実際に 3 月に選抜の大会もあり、実際にスカウトの永冨が追っかけており
ます。大学などの進路も含めこの選手権前から把握はしておりましたので、優勝する、しないのところから、今年
も練習試合も 2,3 回行っておりますし、そういった中で富山第一高校の監督とも話をしました。まだ経験値がこ
れから積まなければいけない選手が多いということで、そういった事もあり、まずは大学の方で頑張るという話も
聞いております。今年に限らず、去年の選手達についても追っかけておりますし、また富山大学に入る選手もい
ると聞いておりますので、いろんなタイミングや兼ね合いの中で考えていかなくはないです。
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実際に大学にいってどれだけの伸びしろと言いますか。彼らのネームバリューだけで獲るというのは逆に失礼
だと思っておりますので、しっかりと見定めて、しかるべきタイミングがあれば当然声はかけますし、4 年間ありま
すので、その中で成長して富山に来てくれるだけの選手になってくれれば私たちも嬉しいと思いますし、今後も
引き続き見ていきたいと思います。
Q.男性(30 代)
試合というかイベントについてですが、試合当日にいろいろイベントされていると思いますが、今年はこういうこ
とをやっていきたいというのがあればお聞きしたい。
他のスタジアムは早い段階でサポーターの方が 3,4 時間前から来場して、その方も楽しめるようなフードや
イベントをやってらっしゃる。カターレはその部分では貧しいような気もします。そういうような早い時間からいろん
な方が楽しめる、サッカーだけではなくてそういった部分も楽しめる対策があればお聞きしたい。
提案ですが、富山は日本酒が美味しいですから日本酒の販売はできないのでしょうか?ガンバ大阪や岡山
などはカクテルなどの販売をしていらっしゃって兼ね合い的に難しいのかもしれませんが、富山の売りである美
味しいお酒の販売や、フードにしてもお魚やお米が美味しいのに、肉系が多いと思います。そこに関してはお店
や企業との話もあるのかとは思いますが、フードの対策とかあれば聞きたい。
あとはせっかくカターレローソンがあるのに、なんかさみしいと思う。ただカターレ仕様のローソンなだけという感
じがする。横浜マリノスのマリノスタウンにあるローソンでは、必ず店員が全員ではないが一人は必ずユニフォー
ムをきて接客をされていました。カターレローソンに今日行きましたが、誰か一人ユニフォームを着てくださいと
いうのはローソンとの話もあるかと思うが、カターレ側から提供すれば、「カターレローソン」という感じがすると思う
ので、やっていただければなというのが提案です。
A 和田 勝運営担当部長(以下 和田)
イベント面ですが、試合の方で、日程やキックオフ時間を見ながらイベントを社内で検討しています。これにつ
きましては早い段階で広報にお願いして告知を、昨年とは違い、早急に告知していきたいなと思っております。
良かった企画、悪かった企画いろいろありますが、昨年のうちに反省しまして、人が来ていただいた企画など
は早い段階で告知していこうと社内で決定しております。
また、市町村サンクスデー等につきましても、先週ホームタウンの方々と打合せをさせていただいて、曜日の
方も決定しておりますし、そちらの方も早い段階で告知できると思います。
営業の方にもいろいろご協力をいただきまして、冠試合もかなり多く含まれてきております。こちら方も早い段
階でPRできればと思っております。
飲食ですが、皆様ご存知の通り、移動販売車とコンコースで販売をさせていただいていますが、移動販売車
の方は「l.D.O.富山」といいまして 20 台近くの移動販売車でいろいろイベントを企画していただいており、組合とな
っております。
私どものスタジアムグルメの方ですが、こちらの方はまだまだ他クラブにくらべて目劣っている部分が多々ある
とは思うのですが、来週の 27 日に今出店いただいている物販さんといろいろ協議させていただく場を設けており
ます。その中で、協力的な店舗さんがいらっしゃいますので、そちらの方からもコンコースで出店している店舗で
組合をつくったらどうかと、その中でいろいろなイベントを打ち出していけばよいのではないかという声も出ており
ます。
今おっしゃった日本酒や食べ物に関しては、物販の方にも、本日こういうお話が出たということでお伝えして、
1 試合 1 試合物販の方でも協力させていただきたいと思っております。
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A 瀬島啓二事業担当部長(以下 瀬島)
ローソン様の件に関しまして、非常に協力的で、相談に行った際も真摯に話も聞いていただけますし、いろん
な面でサポートをしていただいております。
先ほど言われたカターレローソン店舗について、まだまだ、やはりもっとカターレ色を出してはいいのではない
かという事は私も思っております。ローソン様に要望はしてみます。できるかどうかはわかりませんが、そういった
お店の雰囲気作りという点で、協力できないかという話はしたいと思っております。
Q.男性(30 代)
試合がいつ開催されるかだけでも、カターレローソンにおくだけでも少しは違ってくると思います。マリエ店以
外他の店舗はやっていないというのは、せっかくローソンに協力してもらっているのに、もったいない気がします。
大きい事ではなくて本当に身近な事にアレンジ加えるだけでいいと思うのでお願いします。
A 瀬島
ローソン様は各店舗にそれぞれオーナー様がいらっしゃって、マリエ店に関しては、カターレが大好きな方が
オーナーですので、積極的に独自の告知をしていただいている。新保のローソン様についてはつい先日オーナ
ーが変わられたばかりで、まだカターレに対しての熱がまだ足りない部分があると思います。その辺徐々に話を
していく中で、変えていけるところは変えていければと思っております。
清原社長挨拶
本日は皆様の貴重なお時間とご意見等をいただき心から感謝を申し上げます。
いよいよ来週から公式戦がはじまりますが、今日頂きましたご意見を参考に、一歩でも二歩でも良い運営が
できるように頑張っていきたいと思います。今シーズンもどうかよろしくお願いいたます。
本日は誠にありがとうございました。
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