学校だより

kitami kita primary school
3つの「あ」を大切に
~学校だより~
平成26/12/26
第30号(101号)
あいさつで人を大切に
あんぜんで命を大切に
あとかたづけで物を大切に
まきの
よしみつ
(文責:牧野 喜充)
吹雪で休みのとき、何をしていましたか?
ほとんどの子が、雪かきの手伝いをしていました。
「家族みんなで雪かきしたよ。おばあちゃんの家の
雪かきもしたよ。車が雪だるまになって、どれがう
ちの車だかわからなくなったよ。学校に来るとき、3回転んだよ。」
吹雪で忙しかったのは、除雪関係者とタクシー会社、そして、ホームセンター(除雪関連
商品が品薄状態)だったようです。そして、喜んだのがスキー場でした。
中心街の道路や脇道は、
歩きづらい状態です。
車の運転や歩行には十分気をつけましょう。
年賀状
近頃は、単なる儀礼と考えてやめる人も多いようですし、代わってメールで新
年の挨拶をする人が増えたようです。
この年賀状古くは、江戸時代にはあったようで、江戸商人たちが真っ先に送った先は、取引
で思わしくなかった人やトラブルのあった人など、
気まずい思いをした人たちだったそうです。
なかなか出来ないことを、たじろがずに出す勇気、不穏な状態になったときの決断力!人情味
のある江戸商人たちのこうした真の優しさこそ、粋で素敵なしぐさです。
3年生が、図工の時間にみかんを題材に絵手紙風の年賀状を作りました。遠くにいるおじい
ちゃん、あばあちゃんに出すという子が多かったです。最近は、手書きする人がめっきり少なくなりました。普
段疎遠にしている人だからこそ、一言添えて、互いの安否を気遣い、新年の言祝ぎとその喜びを交わしたいもの
です。
~子どもに常識を伝えて下さい~
今は、ほとんどの家庭の子育てに、おじいさんやおばあさんは参
加していません。これでは常識を伝えられる人たちが子育てに参加
していないということです。若い人全て常識がないということではありませんが、常識とは、広い意味で日本の
文化を支えている考え方といってもいいでしょう。文化は世代から次の世代へと手渡しのように伝わっていくも
のなのですが、残念ながら伝わらずに薄れていってしまうものもあるのです。
日本の文化を子どもたちに確実に手渡すなら、手渡す人は2人より、祖父母を入れた4人、6人の方が確かで
す。核家族の時代にあっては、私たちが大切にしたい文化を次の時代に伝達できる人が半減してしまったという
ことになります。
「クチャクチャとものを食べながら歩くのはだらしないわ。
」とおばあさんが家にいたらきっと
そう言うでしょう。
「歩きながらものを食べるのはみっともないと思う人もいる。
」と分かることが大切なことな
のです。常識を伝えるということは、こういうことなのです。
人には、周りの人に不快な思いをさせない責任があります。これがマナーです。理屈でそんなことを学ぶより、
顔をしかめるおばあちゃんの表情を思い浮かべて止めるという方がはるかに強いものがあります。年寄りの言う
ことは聞かなければなりません。
責任とは人に押しつけるものではなくて、自分で引き受けるもの、素直にそう思えるのが常識というものです。
冬休み中は、おじいちゃん、おばあちゃんの家に行く機会もあると思います。そこでお願いです。ただクリス
マスプレゼントを贈ったり、お年玉を与えるだけのおじいちゃん、おばあちゃんであってはいけません。
大晦日
一年の終わりの日である大晦日は、その年に受けた罪やけがれを次の年
に持ち越さないために、神社などでは、年越しの大祓(としこしのおおはらい)が行われ
ます。また、お寺では、人間が持つ煩悩(ぼんのう)を取り除くために、除夜の鐘を百八
つ突きます。
新年は日が沈んだ夜から始まると考えられていることから、
大晦日の夜から、
長寿や金運アップ、商売繁盛、五穀豊穣を願い、年越しそばやおせち料理を食べる習慣が
あります。こうした古くからの習慣を伝えるのも大事な役目です。
《保護者アンケートへの協力ありがとうございました》
毎年、学校の教育活動を振り返って見て、どうだったか保護者の皆さんにお聴きしています。今年は、PTA
役員の皆さんから、秋休みについてご意見がありましたので、アンケートに加えて皆さんの声を聞くことにしま
した。冬休み中に集計して、その結果はなるべく早くお知らせしたいと思います。ご協力に感謝申し上げます。
/////2014年 世相を表す『創作四字熟語』/////
今年一年を表す漢字一字は「税」でした。流行語大賞は、「ダメよ!ダメ、ダメ」でした。あまり世間では取
り上げられませんが、大手生命保険会社が 2014 年の出来事を漢字 4 文字で振り返る「創作四字熟語」が先週公表さ
れました。今年は、およそ 9、700 作品が集まり、優秀 10 作品の 1 つには、青色 LED(発光ダイオード)の開発により、
日本の研究者3 人がノーベル物理学賞を受賞したことを祝った「青光褒祝(せいこうほうしゅう)」(成功報酬)が選ばれ
ました。毎年、“よく考えつくもんだなあ!”と感心して、発表を楽しみにしています。日本人は、創造力やユーモア
のセンスに欠けると言いますが、そんなことはありません。漢字一字や流行語よりずっとこの方が世相を反映している
と思います。
「蚊無安全」(かなしあんぜん)「家内安全」 テング熱の流行
「日本低円」(にほんていえん)「日本庭園」 円安で外国人旅行者急増
「紀翔伝説」(きしょうでんせつ)「起承転結」 ソチ五輪スキージャンプ レジェンド葛西紀明の活躍
「雪歌繚乱」(せっかりょうらん)「百花繚乱」 “ありのままで”アナ雪の大ヒット
「五八至十」(ごはしじゅう)「五八四十」 消費税が5%から8%へ、来年は10%に?
昨年は、「何時答今」(いつやるの、今でしょ)でした。来年はどんな年になるのでしょうか?
俳 句
夏井いつき先生のことを先月号で書きました。実は、夏井先生の影響もあって俳句に興味を持つよ
うになりました。“さみしげな
無字の黒板 冬休み”これは伊藤園(お茶のラベルに書かれてある俳句)
の俳句大賞に選ばれた11歳の子の作品です。普通の小学生なら“たのしいな”と始まるところです。“冬休み
が終わって、早く学校に行きたいな!”と思っている子がたくさんいることを信じます。
冬 休 み
「あんぜんで命を大切に」
「体を動かす!!」
除雪でできた雪山に登って滑って落ちて、交通事故に遭った子が過去にいました。
冬型事故が心配なので地域ぐるみで注意をしています。学校から出されている「冬休みの生活」
を参考にくれぐれも注意して下さい。
道産子は、体力がない 全国体力調査の結果が公表されました。北海道は、握力とソフト
ボール投げ以外は全国平均を下回り、ここ数年下位と低迷しています。福井県や秋田県が上位を占め、学力上位
の県が体力もあることから、教育レベルの差を指摘する人もいます。
“都会の子はもやしっ子”というのは、昔の話で、今は地方の子ほど体力がありません。原因は、歩かないから
です。特に冬季間は、家に閉じこもり運動不足になりがちです。体力のない子は勉強もできません。
“よく遊び、
よく学べ!”です。
(他県に比べて、体格は大きくて(肥満傾向)で筋力はあるが、走力がないという傾向が続
いています。
)スキーやスケートなどの運動のほかにも、雪かきなど、家の手伝い(掃除など)をさせるようにす
るとよいでしょう。
冬休み学習サポート
学年の学習をしっかり身に付けて進級しましょう!
《期 間》 1月13日(火)から19日(月)*土日を除く 10:00~11:30
【2度目の案内】
(上靴忘れずに!)
《場 所》
会議室(校長室隣)*玄関は、職員室玄関から入って下さい。
《内 容》
日時、回数、時間等は自由です。
*先生方が、質問への対応やつまずきへの指導等のサポートを行います。
*冬休みの勉強は、学年のまとめです。わからないままにして進級することのないようにしましょう。
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休み中の12月29日~1月3日の年末年始休業日以外は、通常通りとなっています。何かありましたら学校
までご連絡ください。
それでは、よい年をお迎えください。1年間大変お世話になりました。ありがとうございました。