仕様書(PDF:212KB) - 農林水産省

件名:園芸施設共済事業の制度改正に伴う「農業共済再保険事務処理
システム」の改修業務仕様書
※
別添の仕様書は、当該業務における仕様書内容の主な部分を抜粋したものであり、
入札にあたっては、必ず別途配布している入札説明書をご確認のうえ、必要な手続
きを行っていただくようお願いします。
園芸施設共済事業の制度改正に伴う「農業共済再保険事務処理システム」
の改修業務仕様書
1
目的
農林水産省では、農業災害補償法に基づく農業災害補償制度の運営に当たり、
平成9年度に同制度の事務処理の迅速化、適正化及び効率化を図るため、農業共
済組合等、農業共済組合連合会及び国の三段階を通じたネットワークシステムを
構築し、以降、農業共済団体と協力し、合理的かつ効率的な事業運営を図ってい
るところである。
このうち、国の段階の農業共済再保険事務処理システム(以下「再保険システム」
という。)については、平成12年6月から本格運用を開始している。
本業務は、農業災害補償制度の一事業である園芸施設共済事業について、補償拡
充の制度改正(以下「本制度改正」という。)が行われることに伴い、再保険シス
テムの改修を行うものである。
2
農業災害補償制度の内容
農業災害補償制度の内容は、農林水産省ホームページに掲載されている「農業災
害補償制度のページ」を参照すること。本業務の実施に当たっては、受注者が農業
災害補償制度の内容を事前把握していることが前提となっているため、当該制度の
内容を十分に理解した上で、業務を実施するものとする。
農業災害補償制度のページ
URL http://www.maff.go.jp/j/keiei/hoken/saigai_hosyo/
園芸施設共済
URL http://www.maff.go.jp/j/keiei/hoken/saigai_hosyo/s_gaiyo/engei.html
3
再保険システムの改修内容
再保険システムの改修については、園芸施設共済事業に関して、(1)の別添資
料に基づき、(2)に記載する各システムの機能について、制度改正に対応したシ
ステム処理ができるよう、画面及び帳票レイアウトの追加・変更、データベース項
目の追加・変更、これらに伴うプログラムの修正、再保険システムのサーバへのイ
ンストール及び動作確認までを行うこと。
(1)別添資料
別添1
園芸施設共済事業における補償の拡充内容について
別添2
園芸施設共済の見直しに伴う料率改定について
別添3
園芸施設共済事業に係る事務処理書類様式(書類様式目録)
別添4
システム構成及びソフトウェア構成
- 1 -
(2)再保険システムの改修の対象となる機能
ア
転送データ受入システム
(ア)転送データ管理者機能(引受)
(イ)転送データ管理者機能(損害評価)
(ウ)管理者機能(共通)
イ
データ受入Webシステム
(ア)引受データ受入機能
(イ)損害評価データ受入機能
(ウ)テキスト入力機能
(エ)エラー表示機能
(オ)マスタメンテナンス機能
ウ
データ検索・抽出Webシステム
(ア)データ検索・抽出機能
(イ)Excelワークシート登録機能
なお、農業共済組合連合会等と国との間にネットワークシステムを構築(「(参
考1)再保険システムについて」)していることから、本業務の実施後において
も、(公社)全国農業共済協会が作成する全国標準システム(農業共済組合等及
び農業共済組合連合会が利用するシステム)との間の円滑な接続を可能にする
こと。
現行の再保険システムは、別調達で、システムの改修業務(再保険システム
のソフトウェア見直しに伴うシステム改修業務:平成27年1月30日納入期
限)を行っているため、本業務では、当該別調達で納入された最新版に対して
システム改修を行うこと。
なお、本業務に係る農林水産省経営局保険課(以下「担当部署」という。)と
の協議内容については、受注者が議事録を作成し、原則として3日以内(行政機
関の休日(行政機関の休日に関する法律(昭和63年法律第91号)第1条第
1項各号に掲げる日をいう。以下同じ。)を除く。)に担当部署に提出し承認を得
ること。
4
再保険システムの改修手順
以下の手順に基づき、再保険システムの改修を行うこと。
なお、本業務の実施に当たっては、受注者は、機能品質及び性能品質に十分配慮
するとともに、システムの不具合、改修のスケジュールの遅れ等があった場合には、
国の制度運営に支障を及ぼすことになるので、受注者は、これらの発生リスクを最
小限とする対策を講じること。
- 2 -
(1)要件分析
受注者は、農林水産省の制度改正及び本仕様書に基づき、担当部署及び(公社)
全国農業共済協会等への打ち合わせ・ヒアリング等により改修内容を把握し、
本制度改正の円滑な実現に向けたシステムとしての要件を分析・検討すること。
なお、(公社)全国農業共済協会等と打ち合わせ・ヒアリング等をする際は、担
当部署との調整のもとに行うこと(本仕様書において担当部署以外の者と打ち合
わせ、調整等を要する場合においても同様とする。)。
(2)設計書の作成
「3
再保険システムの改修内容」に基づき、以下の設計書を作成すること。
ア
基本設計書
イ
詳細設計書
また、上記設計書の作成に当たっては、ソースコードの構成管理(プログラム
の作成に関する情報、システムのテスト内容等)及び改修の箇所・内容を明確に
記載すること。
(3)再保険システムの改修
ア (2)の設計書に基づき、再保険システムを改修すること。
イ
改修に当たっては、現在稼働している再保険システムの既存プログラム及
びデータに影響を及ぼさないようにするとともに、再保険システムの各機能
について、処理時間の遅延が発生する等の性能低下を及ぼさないようにする
こと。
なお、改修業務において、性能低下の可能性がある場合には担当部署と対応に
ついて協議するとともに、保守性を損なわない改修内容にすること。
(4)改修システムのテスト
受注者は、改修対象の機能・画面に応じたテスト実施手順書及びテストデータ
を作成し、テストを行うとともに、プログラム障害の発生等の場合は担当部署と
協議の上、修正を行うこと。
なお、テスト実施手順書は、体制・役割、作業、スケジュール、テスト環境、
テストツールの合否判定基準等を記載することとし、テストの実施前に、当該手
順書について担当部署の承認を得ること。また、テスト結果については、速やか
に報告書を作成し担当部署に報告をすること。
(5)改修システムの収録
改修した再保険システムは、外部記録媒体(CD又はDVD)へ収録すること。
(6)改修システムのサーバへのインストール
ア
改修した再保険システムは、サーバにインストールすること。
イ
プログラムのインストールは、原則、ファイルのコピーで行うこととし、
インストーラ等を使用する場合は、担当部署と協議の上、使用すること。
- 3 -
ウ
インストール時の作業時間見込みを事前に担当部署と協議の上、作業実施
日を調整すること。
エ
インストール時の作業時間が延伸した場合の対策を、事前に担当部署と協
議すること。具体的には、スケジュールにチェックポイントを設け、リカバ
リ方法を明確にすること。また、チェックポイントは複数設けること。
オ
インストール前にサーバのバックアップを実施すること。
(7)改修システムの動作確認作業
改修した再保険システムの動作確認用に動作確認手順書を作成し、同手順書に
基づき再保険システムの動作確認を行うこと。
なお、動作確認手順書は、体制・役割、確認項目、スケジュール等を記載する
こととし、動作確認の実施前に、当該手順書について担当部署の承認を得ること。
また、その結果については、速やかに報告書を作成し担当部署に報告をすること。
(8)再保険システムの操作マニュアルの改訂
改修した再保険システムの円滑な導入・稼働に向け、利用者が利用するシステ
ム操作マニュアルを改訂すること。
5
開発環境、検証環境、テストデータ等
(1)本業務を行うために必要な開発環境・検証環境のサーバ・ミドルウェア等は、
別添4「システム構成及びソフトウェア構成」を参考として、受注者の負担にて
準備すること。また、開発環境・検証環境の設置場所についても、受注者の負担
にて準備すること。
(2)テストデータは、原則として、別添3「書類様式目録」の別表を参考として、
受注者の負担にて個別に準備すること。
6
データのコンバージョン
本制度改正に伴い、データベース項目の追加・変更を実施する場合は、過去デー
タの利用方法等に留意の上、既存データの変換及び移行を行うこと。
なお、変換及び移行方法を担当部署と協議した上で実施すること。
7
全国標準システムとの連携
現行の再保険システムは、(公社)全国農業共済協会が作成する全国標準システム
から転送されるデータファイル(以下「転送データ」という。)を得て、転送デー
タの受入、チェック、蓄積及びその転送データの抽出・検索等の処理を行っている。
本制度改正に伴い、全国標準システムも改修されることとなり、平成27年2月
1日から各農業共済組合連合会等で順次、転送データの内容等が変更されていく予
定であるが、補償拡充の制度改正による再保険システムの運用は、本業務の完了後
- 4 -
から開始することとなるため、以下の3点について留意し、担当部署、並びに(公
社)全国農業共済協会及び全国標準システム改修担当業者と協議の上、転送データ
の取扱い方式等を確定すること。
(1)転送データの変更内容について、担当部署、並びに(公社)全国農業共済協会及
び全国標準システム改修担当業者へのヒアリング等により確認すること。
(2)「平成27年2月1日から本業務の完了まで」の期間(以下「移行期間」とい
う。)においては、制度改正前の転送データ及び制度改正後の転送データが混在
することが想定されるため、全国標準システムから再保険システムに転送された
本制度改正に対応した(仕様変更後)転送データについて、改修後の再保険シス
テムにおいて、再保険事務に支障がないよう、データの履歴管理方法等について
の要件分析を行うこと。
(3)移行期間後においても、本制度改正に対応していない(仕様変更前)転送デー
タについて、再保険事務に支障がないよう、処理できるようにすること。
なお、担当部署、(公社)全国農業共済協会及び全国標準システム改修担当業者
との協議内容については、受注者の責任において議事録を整理し、原則として3
日以内(行政機関の休日を除く。)に、担当部署に提出し承認を得ること。
8
システムの利用環境等
(1)利用環境との整合性
現行の再保険システムは、農林水産省行政情報システム(農林水産省本省LA
N)にも接続して、ネットワーク上で稼働していることから、受注者は、必要に
応じて担当部署の指示に従い、農林水産省本省LANの管理者(農林水産省大臣
官房評価改善課情報室)と調整し、同LAN上で利用できるよう(2)に示す機
器類上で、改修後の再保険システムの動作保証を行うこと。
(2)ネットワーク上で使用する機器類等
ア
使用するサーバ
富士通 PRIMERGY TX300 S7
イ
ウ
タワーベースユニット(PYT307T3N)
使用するオペレーティングシステム等
仮想環境
VMware vSphere 5 Standard
サーバ
Windows Server 2008 R2 standard
クライアント
Windows 7
使用するソフト
サーバ
Oracle Database 11g Release 2
クライアント
MS EXCEL 2010
Internet Explorer 8
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受注者の実施体制
(1)管理責任者の選任
受注者は、契約締結後5日以内(行政機関の休日を除く。)に、管理責任者を
選任し、担当部署に書面により通知すること。
(2)業務計画書の作成
受注者は、契約締結後5日以内(行政機関の休日を除く。)に、以下の項目に
ついて、業務計画書を担当部署に提出し承認を得ること。また、同計画書の記
載内容に変更の必要が生じた場合は、変更理由及び内容を明らかにした上で、
修正された業務計画書を担当部署に提出し承認を得ること。
ア
業務内容及び進め方
イ
業務のスケジュール
ウ
業務体制表
エ
リスク対策
(3)進捗状況の報告
本業務の進捗状況(作業内容、作業予定、作業の実績等)について、原則、週
1回、担当部署に報告し承認を得ること。
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貸与資料
契約締結後、受注者に以下の資料を貸与する。また、他に必要な貸与資料があ
る場合は、担当部署と協議の上、貸与申請を提出すること。
なお、貸与された資料については、厳重な管理を行い、本業務終了時に返却す
ること。
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ア
再保険システムの基本設計書及び詳細設計書
イ
システム操作マニュアル
ウ
現行の再保険システムを収録した記録媒体
入札公告期間中の資料閲覧
本業務の応札を希望する者は、本調達内容の把握等のために、以下の既存資料の
閲覧を必ず行うこと。
(1)上記貸与資料及び以下の資料については、入札公告期間中に限り、担当部署に
て事前に閲覧可能とするため、閲覧を行う者は、閲覧希望日の2日前までに担当
部署に連絡すること。
(2)閲覧期間は、平成26年12月25日から平成27年1月20日まで(行政機
関の休日を除く。)の10時から12時まで及び13時から18時までとする。
なお、資料の複製及び貸出については、これを禁止する。
ただし、以下の閲覧可能な資料は、その時点のものとする。
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ア
「再保険システムのソフトウェア見直しに伴うシステム改修業務」の基本
設計書及び詳細設計書
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イ
過去の再保険システム改修・保守業務等の成果物
ウ
全国標準システムの概要
成果物
(1)成果物の納入
納 入成果物は、以下のとおりとする。
なお、成果物の納入に当たっては、別途通知する監督職員立ち会いの下、事
前 に動 作確認等 を行うこと。
また、キについては、ウイルス対策を行った上で、記録媒体にウイルス対策
に関する情報(ウイルス対策ソフト名、ウイルス定義、チェック年月日)を記
載してラベルを貼り付けること。
ア
業務計画書
イ
協議内容議事録
ウ
基本設計書
エ
詳細設計書
オ
テスト手順書
カ
テスト結果報告書
キ
システムを収録した記録媒体(CD又はDVD)
ク
動作確認手順書
ケ
動作確認結果報告書
コ
システム操作マニュアル
(2)納入期限
平成27年3月25日
(3)納入場所
農 林水産 省経営局 保険課(東京都千代田区霞が関1丁目2番1号)
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保証等
(1)障害対応
本業務の実施中に障害が発生した場合の障害対応として、当該システムの障害
全般に対する対応窓口を設置するとともに、障害の種類、原因調査、復旧作業の
切り分け、内容の報告、再保険システムの保守業者との協議等を速やかに実行で
きる体制を確保すること。
また、担当するシステムエンジニア(以下「SE」という。)の体制を明確にする
とともに、障害発生又は担当部署の求めに応じて迅速にSEを派遣し処置できる
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ようにすること。
(2)瑕疵対応
納入後1年以内に、実施した業務について瑕疵が見つかった場合は、担当部署
と協議の上、すみやかに改修を実施すること。
なお、納入後1年間は、担当部署又は再保険システムの保守業者が改修内容に
ついて問合せ等を行う場合があることに留意すること。
(3)過去の改修業者等への対応
過去の改修業者等が改修した本システム、ドキュメント等に障害、不具合、追
加改修等での修正がある場合は、担当部署にて過去の改修業者等へ修正依頼を行
うこととするが、修正内容が本調達の改修内容にシステム利用上、影響する場合
は、修正内容等について担当部署、過去の改修業者や保守業者等と連携すること。
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情報セキュリティの確保
業務の遂行に当たっては、「情報セキュリティに関する遵守事項」(別紙)につ
いて遵守すること。
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個人情報の取扱い
(1)個人情報(生存する個人に関する情報であって、当該契約に含まれる氏名、
生年月日、その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの(他
の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することが
できることとなるものを含む。)をいう。以下同じ。)の取扱いに係る事項につ
いて担当部署と協議の上決定し、書面にて提出すること。
なお、以下の事項を記載すること。
ア
個人情報保護取扱責任者の所属・氏名等を記載した管理体制
イ
個人情報の管理状況の検査に関する事項(検査時期、検査項目、検査結
果において問題があった場合の対応等)
(2)本業務の作業を派遣労働者に行わせる場合は、労働者派遣契約書に秘密保持
義務など個人情報の適正な取扱いに関する事項を明記し、担当部署の承認を得
た上で実施すること。また、作業実施前に教育を実施し、認識を徹底させるこ
と。
(3)個人情報を複製する際には、事前に担当部署の許可を得ること。
なお、複製の実施は必要最小限とし、複製が不要となり次第、その内容が復
元できないように破棄・消去すること。
(4)受注者は、本業務を履行する上で個人情報の漏えい等安全確保の上で問題と
なる事案を把握した場合には、直ちに被害の拡大防止等のため必要な措置を講
ずるとともに、担当部署に事案が発生した旨、被害状況、復旧等の措置及び本
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人への対応等について直ちに報告すること。
(5)個人情報の取扱いにおいて、適正な取扱いが行われなかった場合は、本業務
の契約解除の措置を受けるものとする。
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成果物の権利帰属
この仕様書により作成される成果物の著作権等の取扱いは、次に定めるところ
による。
(1)受注者は、「著作権法」(昭和45年法律第48号)第21条(複製権)、第2
6条の3(貸与権)、第27条(翻訳権・翻案権等)及び第28条(二次的著作
物の利用に関する原著作者の権利)に規定する権利を、発注者に無償で譲渡す
る。
(2)発注者は、「著作権法」第20条(同一性保持権)第2項第3号又は第4号に
該当しない場合においても、その使用のために当該成果物を改変し、また、任
意の著作者名で任意に公表することができるものとする。
(3)受注者は、発注者の書面による事前の同意を得なければ、「著作権法」第18
条(公表権)及び第19条(氏名表示権)を行使できないものとする。
(4)第三者が権利を有する著作物(以下「既存著作物」という。)を使用して成果
物を作成する場合は、発注者が特に使用を指示した場合を除いて、受注者が必
要な費用の負担及び使用許諾契約に係る一切の手続きを行うこと。この場合、
受注者はその手続きの内容について事前に発注者の承認を得ることとし、発注
者は既存著作物についてその許諾要件の範囲内で使用するものとする。
なお、業務の実施に関し、第三者との間に著作権に係る権利侵害の紛争が生
じた場合は、その原因が専ら発注者の責めに帰す場合を除き、受注者の責任及
び負担において一切を処理すること。この場合、発注者は係る紛争等の事実を
知ったときは、受注者に通知し、必要な範囲で訴訟上の防衛を受注者に委ねる
等の協力措置を講じるものとする。
(5)使用する画像、デザイン、表現等に関して他者の著作権を侵害する行為に十
分配慮し、これを行わないこと。
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応札者の条件
以下の条件を満たしていることの証明書及び資料等の写しを提出すること。(様
式は入札説明書を参照)
(1)Java、Apache及びTomcatにより構成されたWebシステムのある仮想サーバにお
いて、業務用アプリケーションに関する構築・改修業務又は保守業務の実績を
有すること。
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(2)個人情報を扱うシステムのセキュリティ体制が適切であることを保証する者
として、以下のいずれかの条件を満たすこと。
ア 「ISO 27001(JISQ 27001)/ISMS」の適合性評価制度の認証取得事業者
イ
(一財)日本情報経済社会推進協会のプライバシーマーク使用許諾事業者
ウ
個人情報を扱うシステムのセキュリティ体制が適切であることを第三者
機関に認定された事業者
(3)システム改修の品質管理体制が適切であることを保証する者として、以下の
いずれかの条件を満たすこと。
ア
国際標準機構の「ISO9001」(認定範囲「33情報技術」に係る内容)認証
取得事業者
イ
システム改修の品質管理体制が適切であることを第三者機関に認定され
た事業者
(4)単独で対象業務を行えない場合は、適正な業務を遂行できる共同事業体(対
象業務を共同して行う事を目的として複数の民間事業者により構成される組織を
いう。以下同じ。)として参加することができる。
その場合、証明書等の提出時までに共同事業体を構成し、代表者を決め、他
の者は構成員として参加するものとする。ただし、共同事業体として参加する
者については、他の共同事業体又は単独で本入札に参加することができない。
なお、共同事業体の代表者又は構成員のうち、いずれかの者により、上記(1)
から(3)の条件を満たす必要がある。
さらに、共同事業体として本入札に参加する場合は、共同事業体の結成に関
する協定書(又はこれに類する書類)を提出すること。また、協定書の作成に
当たっては、業務分担及びその考え方並びに実施体制についても、明確に記載
すること。
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その他
(1)本業務の実施に当たっては、再保険システムの保守業者と、当該業務の作業
の範囲内で、必要な調整等を行うこと。
(2)本業務の実施に当たって疑義が生じた場合は、速やかに発注者と協議の上、
対応すること。
(仕様書添付参考資料)
(参考1)再保険システムについて
( 〃 2)再保険システムの機器及びソフトウェアについて
( 〃 3)再保険システムの通信・接続について
( 〃 4)農業災害補償制度
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別紙
情報セキュリティに係る遵守事項
1
システムの改修
システムの改修時の事故・不正行為対策のため、次の事項を必ず定めることと
する。
(1)システムの改修業務の責任者、監督者を定めること。
(2)システムの改修の作業者及び作業範囲を明確にすること。
(3)システム改修時の事故・不正行為に係るリスク分析を行うこと。
(4)システム改修するシステムは、可能な限り運用システムと切り離すこと。
(5)システム改修に際しては、可能な限りソースコードの提出をすること。
(6)システム改修に際しては、セキュリティ上問題となるおそれのあるソフトウ
ェアを使用しないこと。
(7)システム改修の際のアクセス制限を明確にすること。
(8)機器の搬出入は、システム管理者が立ち会いを求め、その内容を確認しても
らうこと。
(9)システム改修について設定、構成等を記録し厳重に管理するとともに、記録
を提出をすること。
(10)マニュアル等は、定められた場所に納入すること。
(11)システム改修を行った者のユーザID及びパスワードを当該改修終了後速や
かに抹消すること。
2
業務管理
(1)経営局保険課との連絡体制を確立すること。なお、業務について対象時間外
であっても緊急時には連絡の取れる体制とすること。
(2)ユーザの情報は、厳重に管理すること。
(3)業務上知り得た情報は、外部に漏らさないこと。
3
事後対応
(1)情報セキュリティに関する事案がある場合は、経営局保険課に報告し、速や
かに原因の究明に努めること。
(2)事案に係る関係機器のアクセス記録及び事案内容並びに経過について整理し、
保存すること。また、事案に係る再発防止の措置を検討し、速やかに対策を講じ
ること。
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