ア テ ナ か わ ら ば ん - 宮崎大学

アテナかわらばん
アテナかわらばん
12
月
シンポジウム「働くことについて考える~ウィメンズラウンドテーブル in 宮崎」を開
26
年
去る 12 月 13 日(土)に、宮崎大学創立 330 記念交流会館および附属図書館において、
平成
「働くことについて考える
~ウィメンズラウンドテーブル in 宮崎」開催!
日 第
25
催しました。このシンポジウムは、内閣府による「国・地方連携会議ネットワークを
活用した男女共同参画推進事業」の一環として、内閣府・高等教育コンソーシアム宮崎・
前半は、宮崎日日新聞社文化部次長の中川美香さんをコーディネーターに迎え、県
内のさまざまな場面で活躍する 5 人のパネリストがそれぞれの経験や思いを踏まえて
働くことに対する意見を披露。過去の苦しかった経験も含め、率直に語られる登壇者
の言葉に会場の参加者は熱心に耳を傾けていました。
後半は、パネリストらを話題提供者とする 7 つのワークショップを行いました。桑
畑夏生さんが話題提供者となった会場では、高校生・大学生も含む 12 名が参加し、ワー
ルドカフェという手法を用いて意見を交わしていました。
なお、パネルディスカッションの様子は、インターネットを通じてストリーミング
配信されました。発行日現在、同サービスを利用してパネルディスカッションの様子
が視聴できますのでご利用ください。
ユーストリームの URL http://www.ustream.tv/channel/miyadai-athana
写真左:パネルディスカッションの様子、写真中央:加納ひろみさんによるワークショップ、
写真右:中川美香さんによるワークショップ
号 / 発 行 清 花 アテ ナ男 女 共 同 参 画 推 進 室
74
宮崎県等との共催により開催したもので、学外を中心に約 120 名が参加しました。 ■Essay 「文学は自由へのパスポート」
私の専門分野はイギリス文学と
い う こ と に な っ て お り( 実 は、 特
にアイルランド系作家に惹かれて
い る の で、 名 称 に 違 和 感 が あ る の
ですが)、したがって、私は文学を
教 え て い る こ と に な っ て い ま す。
「教えています」と言わないのには
理 由 が あ り ま す。 こ こ 数 年 で、 文
学 を 教 え る こ と は で き な い、 と い
うことが身に沁みて分かったから
で す。 と い う よ り も、 文 学 を 教 え
て は い け な い、 と い う こ と が 分 か
りました。
も う 少 し 言 葉 を 付 け 加 え る と、
文 学 の 読 み 方 を 教 え て は い け な い、
と い う こ と で す。 な ぜ な ら、 文 学
をどう読むかは読む人の自由だか
ら で す。 ま た、 文 学 を 読 ん で ど う
感 じ る か も、 読 む 人 の 顔 が そ れ ぞ
れ 違 っ て い る の と 同 様 に、 ひ と り
ひとり違うのが当たり前だからで
す。 こ の よ う な わ け で、 教 師 に で
き る の は、 面 白 い 本、 優 れ た 本 を
学生の皆さんに紹介することだけ
で あ り、 そ れ を ど う 読 む か は 皆 さ
んにお任せすべきだということに
遅 ま き な が ら 気 づ き ま し た。 文 学
は 読 む 人 に 自 由 を 与 え て く れ ま す。
そ の 自 由 を 壊 さ な い よ う に、 教 師
は気をつけなくてはならないと考
えています。
教育文化学部 准教授 新名 桂子 さん
アテナかわらばん
最近のトピックス
しばしご無沙汰していた「アテナかわらばん」…秋以降に実施したイベントやできごとをフラッシュでお伝えします!
大学にとっての男女共同参画の必要性を考える
11 月4日、木花キャンパスにおいて、管理者向け男女共同参画推進
セミナーを開催しました。沖縄科学技術大学院大学(OIST)の久保真
季副学長を講師に迎え、国内外の状況や研究成果等を取り上げながら、
多くの人が持っている「無意識の偏見」を取り除いていく努力や、ポ
ジティブアクションに取り組む重要性などをお話しいただきました。
参加者からは、
「採用における無意識の偏見について、十分留意すべき
だと思った」
「性別だけでなく、さまざまな多様性を含め、認めたダイ
バーシティが必要だと思う」といった意見が寄せられ、ダイバーシティ
実現に向け課題について考える機会となったようです。
さまざまな教職員が交流を深めました
10 月 24 日、木花キャンパス大学会館内において、「宮崎大学で働く
みんなの交流会」が開催されました。本企画は、毎年有志の教員・研
究者が発起人となり企画・開催するもので、今年もさまざまな立場の
教職員が集いました。趣味や出身地などでグループ分けされたテーブ
ルで、初対面同士の方も多くいらっしゃったようですが、すぐに打ち
解けて和やかな雰囲気に。途中、宮大に関するクイズも出されるなど、
随所に工夫が凝らされた充実の交流会となりました!こうした機会を
通じて、本学で働く人同士が有意義に繫がり、職場をより豊かなもの
になっていくことを期待したいものです。
現役医師とじっくり話せる “ カフェ ”、一日限定でオープン!
11 月 29 日、ホテル JAL シティ宮崎において、医学部生を対象とし
たセミナーを開催しました。県医師会・日本医師会の主催によるセミ
ナーには、
本学医学部医学科の学生 13 名と、
学内外の医師 12 名が参加。
現役医師がこれまでの経験や今の思いを語るトークセッションに加え、
軽食をとりながら学生と医師が同じテーブルでざっくばらんに意見を
交わす時間を設けました。各グループの話題は、仕事に関することだ
けでなく、結婚や子育てといったことにも及び、「人との出会いが将来
の進路にも影響すると実感した」
(学生)
、
「基本的な疑問について気軽
に話せる場で良かった」
(医師)などの意見が寄せられました。
◇あてなのらくがき◇このコーナーでは推進室で起こった出来事や話題を少しだけご紹介します
先日、 知人からクリスマスカードが届きました。 フェイスブックなど SNS 全盛の昨今ですが、 直接手元に届くとい
うのは格別にうれしいものですね (*^^*) 今年度も残すところあと3ヶ月あまりですが、 温かい気持ちを皆さんにお届
けできるようがんばっていきたいと思います!来年もよろしくお願いいたします。 どうぞよい年をお迎えください。
宮大ハッピースローガン
隣の人の気持ち、考えてみませんか?「ありがとう」の気持ち、言葉にしてみませんか?
忙しい毎日でも、ほんの少しだけ相手を思いやる気持ちを持つだけで、ぐんと快適になります
清花アテナ男女共同参画推進室 http://www.miyazaki-u.ac.jp/kiyohana/ e-mail : [email protected]
木花キャンパス(内線 7508):教育文化学部実験研究棟 3 階 清武キャンパス(内線 2327):医学部旧管理棟 3 階