【平成26年度版】 駒 ヶ 岳 自 然 休 養 林 北海道森林管理局 渡島森林管理署 〠 049-3115 北海道二海郡八雲町出雲町13 TEL 0137-63-2141 FAX 0137-62-2961 (IP:050-3160-5815) 管内国有林の概要 ・渡島森林管理署は、七飯町・鹿部町・森町・八雲町・長万部町・今金町・せた な町の7町に広がる1434百haの国有林野を管理経営しています。 森 区 域 面 積 (A) 総 数(B) 316,913 21,661 11,062 36,827 95,598 31,084 56,814 63,867 合 計 七 飯 町 鹿 部 町 森 町 八 雲 町 長万部町 今 金 町 せ た な 町 林 面 国 有 林 249,533 12,897 8,998 28,007 80,253 23,337 45,533 50,508 積 森林率 国有林率 B/A 57 79 27 60 18 81 41 76 62 84 54 75 59 80 74 79 民 有 林 143,437 3,477 1,642 11,393 50,076 12,665 26,926 37,258 106,096 9,420 7,356 16,614 30,177 10,672 18,607 13,250 区域面積は「平成26年北海道統計書」、森林面積は「平成24年度北海道林業統計」 ・森林の現況は、人工林318百haの387万m3、天然林1,042百haの886万 m3、その他74百ha(林業専用道等)となっています。 森林蓄積内訳 森林面積内訳 その他 74百ha 5% その他L 214百ha 15% カンバ類 274百ha 19% 人工林 0% トドマツ 256百ha 18% その他 74百ha 人工林 318百ha 5% 22% その他L 349万m3 28% カラマツ49百ha 3% その他 0% その他N 6百ha 0% 広葉樹 7百ha 1% 森林面積 1434百ha トドマツ 312万m3 24% 人工林 387万m3 30% 森林蓄積 1273万m3 針葉樹 12百ha 1% カラマツ 51万m3 4% 天然林 886万m3 カンバ類 70% 天然林 1042百ha 73% その他N 8万m3 1% 広葉樹 16万m3 1% 針葉樹 13万m3 1% 175万m3 14% ブナ 542百ha 38% ブナ 349万m3 27% ・人工林は、9齢級から10齢級をピークとした構成となっており、今後本格的な 利用時期を迎えることとなりますが、間伐等の施業により健全な森林づくり、公 益的機能の高い森林づくりを進めていく必要があります。 人工林齢級・樹種別面積 ha 6,000 トドマツ 5,000 カラマツ 4,000 その他N 広葉樹 3,000 2,000 1,000 5年で1齢級 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15上 齢級 森林の機能類型 ・国有林では、それぞれの森林が有す る諸機能のうち、第1に発揮すべき機 能を機能類型として5タイプに区分し、 それぞれの機能類型にふさわしい管理 経営を行っています。 ・当署管内には騒音や粉塵等から地域 の快適な生活環境を保全する機能の 発揮を第1とすべき森林である快適環 境形成タイプはありません。 平成25年4月現在 山地災害防止 タ イ プ 自 タ 62,295ha(43%) 森林空間利用 タ イ プ 水 源 か ん 養 タ イ プ 36,372ha(25%) 5,958ha(4%) 39,353ha(28%) 人工林 16,506 ha 天然林 44,029 ha その他 1,760 ha 人工林 119 ha 天然林 32,583 ha その他 3,670ha 人工林 674 ha 天然林 3,923 ha その他 1,361ha 人工林 14,573 ha 天然林 24,170ha その他 610ha 災害に強い国土基 盤を形成 生態系としての森 林の重要性を踏ま えた生物多様性の 保全 国民に憩いと学び の場の提供及び豊 かな自然景観や伝 統文化に裏打ちさ れた風致の維持 良質な水の安定供 給の確保 山地災害防止、土 壌保全機能又は雪 崩防止、防雪、防 風、防潮等の気象 害を防備する機能 の発揮 原生的な森林生態 系や希少な生物の 生育・生息する森 林など属地的な生 物多様性保全機能 の発揮 保健・レクリエーョン、 文化機能の発揮 水源涵養機能の発 揮 長万部岳(長万部町) 然 維 イ 狩場山(せたな町) 持 プ 熊石風景林(八雲町) オオシュブンナイの滝(今金町) 森 林 施 業 ・伐期の長期化、林令や樹種、高さの異なる複層状態の森林の整備、針葉樹と 広葉樹の混交する施業などを行うとともに間伐等の保育を適切に実施していま す。 H26年度事業計画 区 分 (予定数量) 26年度 25年度 598 409 (主 伐) 82 56 (間 伐) 516 353 地 拵 (ha) 13 31 植 付 (ha) 13 31 根 踏 (ha) 31 51 下 刈 (ha) 718 695 切 (ha) 249 610 伐 (ha) 214 120 伐 (ha) 11 30 保 育 間 伐 活 用 (ha) 206 378 保 育 間 伐 存 置 (ha) 110 193 理 (km) 1,357 1,352 作 業 道 修 理 (km) 277 215 収 穫 つ 量 る 除 誘 歩 導 道 修 (百m3) 帯状間伐(今金町 日進国有林) コンテナ苗植付(七飯町 城岱国有林) 木材生産と木材供給 ・管内の人工林は、多くが間伐期を迎え、路網と高性能林業機械を組み合わせ た低コスト・高能率な作業システムに努めるとともに、安定的・計画的な木材供 給に努めています。 H26年度事業計画 区 生 分 産 量 (製 品) 単位:m3 (予定数量) 26年度 25年度 15,500 17,000 (主 伐) 1,400 1,350 (間 伐) 14,100 15,650 量 (製 品) 15,500 20,040 (シ ス テ ム 販 売) 6,700 7,900 (山 8,800 12,140 販 売 元 販 売) 高性能林業機械(ハーベスター)による玉切り 路 網 の 整 備 ・森林の整備や林産物の供給等を効率的に行うため、投資効率や景観などに も配慮しながら、林業専用道等による路網整備を進めています。 ・路網密度は3.2m/haとなっており全国の12.9m/haより低くなっています。 (林業専用道延長 国有林内464km ・ 国有林外131km) H26年度事業計画 区 分 単位:km・路線(予定数量) 26年度 25年度 2.4(2) 11.0 (6) 工 616.5(4) 175.3 (4) 旧 0.1(3) 0.1 (1) 良 - 3.0 (3) 計 1.0(1) 6.6 (2) 調 査 設 計 ・ 改 良 0.2(1) 0.0 (1) 林 業 専 用 道 新 設 路 災 面 害 強 化 復 改 調 査 設 野田生トンペー沢林業専用道新設 (八雲町) 治 山 事 業 ・安全で安心して暮らせる国土づくり、豊かな水を育む森林づくり、多様で豊か な環境づくりに資するために、荒廃地等を対象として、渓間工・山腹工の施設 整備、海岸林の整備等を実施しています。 H26年度事業計画 区 26年度 25年度 渓 間 工 14基 16基 山 腹 工 1箇所 1箇所 保 安 林 管 理 道 - 1,400m 1箇所 1箇所 防 駒ヶ岳渓 間 工 (鹿部町 押出の沢) 分 (予定数量) 災 林 造 成 保 安 林 ・森林は、水源かん養や土砂の崩壊防備などの機能を有し、特にこれらの機能 が求められる森林は、保安林(1422百ha)として指定し、立木の伐採や土地の 形質変更に制限を設け、維持しています。 平成25年4月現在 水 源 か ん 養 保 安 林 61,682ha 土 砂 流 出 防 備 保 安 林 77,964ha 美利河・二股自然休養林(今金町) 八雲温泉風致探勝林(八雲町) 土 砂 崩 壊 防 備 保 安 林 1,071ha ツラツラ岬(せたな町) 水源地の森林が指定されます。そ の流域に降った雨を貯え、ゆっく りと川に流すことで、安定した川 の流れを保ち、洪水や渇水を防止 する働きがあります。また、きれ いな水を育む効果もあります。 樹木の根と地面を覆う落ち葉や下 草が、雨などによる表土の浸食、 土砂の流出、崩壊による土石流な どを防ぎます。 山崩れを防ぎ、住宅や鉄道、道路 などを守ります。 飛 砂 防 備 保 安 林 82ha 防 干 害 防 備 保 安 林 712ha 兜の地区飛砂防備保安林(せたな町) 風 保 58ha 安 林 小倉山防風保安林(せたな町) 太櫓山(せたな町) 砂浜などから飛んでくる砂を防 ぎ、隣接する田畑や住宅を守り ます。 風の強い地域で、田畑や住宅な どを守る壁の役割を果たし、風 による被害を防ぎます。 簡易水道など、特定の水源を守 り、水が涸れるのを防ぎます。 また、きれいな水を供給します。 保 風 当署管内の保安林の紹介で す 健 保 安 336ha 林 美利河・二股自然休養林(長万部町) 致 保 安 337ha 小沼より遠望(七飯町 ) 林 シラタマノキ 森林レクリエーション活動の場と 名所や旧跡、趣のある景色などを 保安林は17種類あります。 その他の保安林 して、生活にゆとりを提供します。 保存します。 ・水害防備・潮害防備 ・防雪 また、空気の浄化や騒音の緩和に ・防霧 ・なだれ防止・落石防止 役立ち、生活環境を守ります。 ・防火 ・魚つき ・航行目標 保 護 林 ・管内国有林野には優れた景観を呈し、多様な野生生物が生息・生育する原生 的な天然林等も多く、地域の豊かな自然環境の保全等の観点から保護林(29 百ha)として指定されています。 名 称 面 積 (ha) 特 徴 町 名 国有林名 設定年月日 2,732.29 日本におけるブナ森林帯の 北限近くに位置するため、 自然環境の維持及び動植物 の保護、遺伝資源の保存並 びに学術研究等に資する。 せたな町 須 築 H 5. 1.29 函館ウダイカンバ5 林木遺伝資源保存林 10.74 ウダイカンバの林木遺伝資 源の保存。 八雲町 サランベ S62. 4. 1 函館シナノキ、イタ ヤカエデ、ミズナラ、 アオダモ9林木遺伝 資源保存林 11.60 シナノキ、イタヤカエデ、 ミズナラ、アオダモの林木 遺伝資源の保存。 せたな町 貝取澗 S63. 4. 1 国縫保護林 (植物群落保護林) 33.25 アカエゾ南限の植物学術的 考証。 長万部町 茶屋川 S52. 4. 1 ガルトネル保護林 (植物群落保護林) 0.38 ブナ人工林の保存。 七飯町 桜 町 S49. 4. 1 種川保護林 (植物群落保護林) 12.88 トドマツ天然林の植物学術 的考証。 今金町 砂金沢 S52. 4. 1 若松保護林 (植物群落保護林) 66.53 貴重な天然のトドマツの保 存に資する。 せたな町 若 松 S52. 4. 1 ヒノキアスナロ分布 北限地保護林 (植物群落保護林) 13.00 ヒバ自生の北限地帯に位置 八雲町 することから、個体の維持 二 股 を図り学術研究等に資する。 S12. 3.31 狩場山地須築川源流 部森林生態系保護地 域 美利河温泉鍾乳洞保 護林 (特定地理等保護林) 5.00 鍾乳洞を形成していること から、その得意な地形、地 質等の保護を図り学術研究 に資する。 今金町 ピリカベツ H12. 3.30 レクリエーションの森 ・優れた景観を有し、森林浴や自然観察、野外スポーツ等に適した森林を「レク リエーションの森」(52百ha)に設定し、多くの方々が利用しています。 自 然 休 養 林 美利河・二股 709.87ha 駒ヶ岳 1,267.64ha 狩場山 413.79ha 駒ヶ岳自然休養林(七飯町) 野外スポーツ地域 七飯・大沼 148.70ha 駒ヶ岳自然休養林 美利河スキー場 124.73ha 美利河スキー場(今金町) 風 景 林 熊戻り 相沼湖 臼 別 熊 石 425.22ha 106.94ha 673.17ha 583.76ha 臼別風景林 熊戻り風景林(せたな町) 風 致 探 勝 林 八雲温泉 鳥 崎 239.61ha 185.41ha 貝取澗 327.48ha 鳥崎風致探勝林(森町) そ の 他 立像山園地施設敷 2.90ha 立像山園地施設敷(せたな町) 民有林との連携 ・道、市町村との林政連絡会議等において情報交換を図っています。 ・市町村森林整備計画推進への支援、技術研修等による技術の普及に努めて います。 渡島東部[南ブロック]森林経営計画作成推進班会議(森町) 市町村連絡会議 (八雲町) 檜山管内市町村森林整備計画実行管理推進会議(今金町) 地 域 と の 連 携 ・当署では、地域と連携して森林づくりや地域の行事に積極的に参加する取り 組みを行っています。 平成25年度実施状況 行 植樹祭後のシイタケ植菌 (長万部町) 事 名 開催月 開催場所 森と緑のふれあい植樹祭 4月 長万部町 八雲町植樹祭 5月 八雲町 ピリカまつり 7月 今金町 「サケの上る森づくり」記念植樹 10月 せたな町 「河畔林造成の森」植樹祭 10月 八雲町 組 織 図 総務グループ 総括事務管理官 主任事務管理官 (総務担当) 事 (経理担当) (管理担当) 務 管 理 官 業務グループ 総括森林整備官 署 長 次 長 主任森林整備官 (経営・資源活用担当)(経営担当) (土木・ふれあい担当) 森 (森林育成担当)(資源活用担当) (土木担当) 林 整 備 官 治山グループ 総括治山技術官 主任治山技術官 治 山 技 術 官 治山技術官(事業所) 森林技術指導官 地域統括森林官 (瀬棚、東瀬棚担当区) 首 席 森 林 官 (野田生、八雲担当区)(国縫、長万部担当区)(熊石、大成担当区) (森、落部担当区)(駒ヶ岳、七飯担当区)(今金、美利河担当区) 職員数(H26. 4. 1) 定員内32人 署内18人 現場14人 (行政専門員3人) 森 林 官 (大関担当区)(若松担当区)(白石担当区) 地 域 技 術 官 ※ 渡島森林管理署 太字は森林事務所所在地
© Copyright 2024 ExpyDoc