長崎県公報電子化業務委託仕様書 1．実施目的当委託業務は、長崎県にて過去に発行された県公報を電子化し、原本の劣化が著しくなる前に、広く県民に利用できる環境を構築することを目的とする。 2．委託業務名長崎県公報電子化業務委託 3．契約期間契約締結日から平成２７年３月２０日 4．作業条件（1）作業管理者 ① 作業管理者は、原本の取扱いに際して、撮影・スキャニングに関する業務の技術及び１年以上の経験を有し、全体の作業工程を日常的に管理する能力を有すること。 ② 公益社団法人日本文書情報マネジメント協会（ＪＩＩＭＡ）が認定する文書情報管理士１級以上の資格を有する要員を業務管理者及び担当者として配置すること。（2）資料の取扱い及び資料の輸送方法 ① 破損、汚損に細心の注意をはかり作業すること。劣化が著しく進行した資料については、事前に担当職員に現状及びダメージが最小限となる取扱い方法を「資料取扱票」（様式２）で報告し委託者と協議すること。 ② 原本の破損、汚損、紛失などの諸問題が発生した場合は、受託者は速やかに委託者へ報告し対応を協議するものとし、悪質な資料の破損、紛失、盗難等が発生した場合は受託者に対し損害賠償請求を申し立てることができる。また、図書館外へ持ち出す場合は、金属ケースなどで持ち出すこと。（3）作業場所 ① 持ち出しを行う資料に関しては、施錠、調温、調湿が可能である場所に保管すること。 ② 資料の盗難、紛失、焼失、情報漏洩等を考慮し、プライバシーマーク（一般財団法人日本情報経済社会推進協会）又は ISMS（情報セキュリティマネジメントシステム）による管理体制が整った作業場所とすること。（4）法令、規定、基準の遵守等業務の実施に伴い、適用を受ける法令、規定、基準等については、これを遵守すること。併せて、スキャニングしたデータ等は長崎県及び長崎県立長崎図書館が著作権を保有するものであり、第三者に譲渡等の行為は禁ずる。（5）業務実施計画書の作成 ① 受託者は、契約締結後、７日以内に業務実施計画書を作成し、委託者に提出すること。 ② 業務実施計画書には、業務の目的及び内容、実施方針、実施体制、実施方法、管理計画、スケジュールその他必要な事項を記載すること。（6）使用機材に関して ① 必要な解像度としてＲＡＷデータ（１０ビット以上）の取扱いができること。 ② 使用する機材に関しては、契約後に申請すること。（7）業務の実施 ① 委託者と連絡を密にし、遺漏のないようにすること。 ② 委託者の作業指示、依頼などを受けること。また、必要に応じて委託者と進捗状況、仕様などの打ち合わせを行うこと。 ③ 品質保証の観点からＩＳＯ９００１の取得を行っていること。（8）業務完了報告書の作成業務完了報告書については、業務の完了後７日以内に本館に提出しなければならない。（9）再委託について業務の再委託を認めない。 5．業務委託内容（1）業務全般に関して長崎県公報原本をオーバーヘッドスキャナ等によりスキャニングを行い、解体せず電子化すること。なお、電子化は昭和５１年６月分から開始し、４４，０００コマ以上とする。（2）スキャニングに関して ① スキャニングに関しては、フェイスアップスキャナ（オーバーヘッドスキャナ）などの平床式でのスキャニングを行うこと。 ② スキャニングは見開きの状態で行い、片面１ページを１コマとすること。 ③ 劣化した資料については、できるだけ資料に負担がかからない方法でスキャンニングを行うこと。 ④ スキャニングの順序は、表紙からスキャニングを行い、中の白部分も含めてスキャニングする。裏表紙もスキャニングすること。（3）電子ファイルについてスキャニングしたデータは１件ごとにファイル名をつけること。また、年月ごとにフォルダを作成すること。なお、ファイル名、フォルダ名は協議の上、定めることとする。 6．成果品及び納品場所 ① DVD－R またはＣＤ－Ｒ等にて納品すること。 ② TIFF 又は JPEG データ（web 公開用）及び PDF データにて納品すること。 ③ 成果品は、長崎県立長崎図書館へ納品すること。 7．留意事項 ① 作業を行うにあたっては、住民サービスの妨げにならないように留意すること。 ② 資料の破損、汚損に関しては、十分に留意すること。 ③ 図書館内にて作業を行う場合、今回の作業に従事していることを示す名札等を着用すること。 ④ 本仕様書に記載のない事項または疑義が生じた場合は、長崎県立長崎図書館と協議の上決定する。 ⑤ 提出物契約時に以下の資料を提出すること。ア「管理者（作業従事者）届出書」（様式１）イ「作業所等届出書」（様式３）ウプライバシーマーク、又はＩＳＭＳ取得を証する書面エ文書情報管理士資格取得を証する書面および当事者の保険証（写）オスキャニング機材証明書カＩＳＯ９００１（営業、事務部門は認めない）取得を証する書面（様式１）平成年月日長崎県立長崎図書館長様管理者（作業従事者）届出書住所氏名委託業務名印長崎県公報電子化業務委託上記業務に携わる者は下記職員を予定していますので、届け出ます。なお、下記の内容が事実に相違ないこと、下記の者が仕様書に定める経験を有することを誓約します。記業務管理者業務名称従事期間実務経験 ※ 文化財としての価値の高い原本等を取り扱うため、原本等の取扱い及び撮影・スキャニングに関する業務等の技術及び１年以上の経験を有する者を配置できること。 ※ 契約書提出時に添付してください。（様式２）平成年月長崎県立長崎図書館長様住所氏名資料取扱印票下記のとおり、資料状態について報告し、今後の取扱い方針について伺います。記現在の状況説明今後の資料の取扱い方針回答日時平成年月図書館からの回答 ※ 提出者は、太線の中を記入ください。日日（様式３）平成年月長崎県立長崎図書館長様住所氏名印作業所等届出書長崎県公報電子化業務委託に携わる本社及び予定作業所を下記のとおり届け出ます。記名称代表者住所電話 FAX ・業務予定の作業場所/保管場所名称責任者住所電話 FAX 作業場/床面積作業場ｾｷｭﾘセキュリティ：あり・なしﾃｨ体制保管場所機能名称など：調湿機能：あり・なし調温機能：あり・なし耐火機能：あり・なしセキュリティ機能：あり・なし機能名称など： ※ 作業予定の作業所が複数ある場合は、適宜欄を増やすこと。 ※ 契約書提出時に添付してください。日