2014年度春季定例行事報告 - 日本ばね学会

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2014年度春季定例行事報告
行事報告
三菱製鋼株式会社 佐藤 均
6月5日(木)、春季定例行事(ばね及び復元力応用講演会、
7.
「陽電子消滅法を用いたショットピーニング後の品質確
認について」
総会)が、東京電機大学東京千住キャンパスにおいて開催さ
東洋精鋼㈱ 服部 兼久、渡邊 吉弘、上杉 直也
れた。
(独)産業技術総合研究所 山脇 正人
8.
「 板ばね用工程短縮塗料提案(1コート2液ウレタン塗
【講演会】
9:50~16:20
料)」
1号館2階丹羽ホールで、
164名の参加者のもとで開催さ
大日本塗料㈱ 北山 雅彦、伊藤 武
れた。佐藤地区担当理事の総合司会で、鈴木副会長(中央発
條㈱)の開会挨拶に始まり、一般講演8件、途中のポスター
<特別講演>
セッションコアタイムをはさみ、
1件の特別講演を含む全9
「日本の熱処理技術の現状と課題
件の講演が中尾航(横浜国立大学)、綾田倫彦(日本発条㈱)、
-高周波熱処理技術を主体にして-」
(一社)日本熱処理技術協会 川嵜 一博
阿部正美(村田発條㈱)、各氏を座長として行われ、当舎会長
(明治大学)の挨拶で閉会した。
川嵜氏の特別講演
鈴木副会長の開会挨拶
【ポスターセッション】10:30~15:00
■講演テーマと発表者(敬称略)
1号館1階100周年ホールで5件の研究成果がポスター掲
1.
「耐熱ガスケット用高機能ステンレスばね鋼板の開発」
示され、11時からのコアタイムに演壇上で各テーマ5分間
新日鐵住金㈱ 福村 雄一、
渋谷 将行
の持ち時間で代表発表者から説明が行われた。その後、
全員
㈱本田技術研究所 真谷 康隆
でポスター掲示会場に移動して、活発な質疑応答がなされ
2.
「オーステナイトステンレス鋼の700℃におけるフィッ
た。講演会終了後、当舎会長から各受賞者(最優秀賞1件、優
秀賞1件)に表彰状と副賞が贈られた。
シュアイを伴う疲労破壊形態に及ぼす酸化効果」
中央大学 高橋 幸男、
井原 透、
金澤 健二
3.
「X-FEMを用いた表面疵の応力拡大係数解析」
日本発条㈱ 中野 淳一、
鈴木 健、
杉田 寿一
4.
「車両変速機用コントロールワイヤの防振ゴムクッショ
ンの開発」
㈱本田技術研究所 雲丹亀 真剛、
高田 亮
中央発條㈱ 宮下 和導、
野々 一義
5.
「 動的陽解法を用いた線ばね形レール締結装置の組立
FEM解析手法」
(公財)鉄道総合技術研究所 西宮 裕騎
6.
「定トルクばねの設計式について」
速水発条㈱ 四十木 拓朗、
飯田 和正
日本大学 下関 正義
日本ばね学会会報
(2)
ポスターセッション
2014年9月
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■認定 第13号
■最優秀賞
「リアルタイム疲労き裂観察による高清浄度弁ばね鋼
名称:コンピュータ制御ばね成形機MCS-15
(株式会社板屋製作所製)
SWOSC-Vの疲労き裂進展特性評価」
立命館大学大学院 岩下 達博
中央発條株式会社 久野 隆紀、
榊原 隆之
立命館大学 三浦 拓、
上野 明、
酒井 達雄
神戸大学 菊池 将一
製造年:1977年(昭和52年)
所有者:株式会社板屋製作所
代表取締役 板屋 一郎
■認定 第14号
名称:フッキングマシンMF-7
(マツオカエンジニアリング株式会社製)
■優秀賞
製造年:1980年(昭和55年)
「溶接部に生じた疲労き裂の無害化技術の開発」
横浜国立大学大学院 笛木 隆太郎
横浜国立大学 安部 央矩、
高橋 宏治
所有者:オリイメック株式会社
代表取締役社長 内田 百馬
古池 仁暢、
安藤 柱
小山工業高等専門学校 北條 恵司
ばね技術遺産認定証贈呈式
【総会】16:25~17:20
ポスターセッションの表彰
講演会終了後、1号館2階1204セミナー室で、菅原理事の
【ばね技術遺産認定証贈呈式】
12:50~13:10
司会により、当舎会長を議長として第44回定時総会が開催
1号館2階丹羽ホールで第3回ばね技術遺産認定証贈呈式
された。会員総数417名、定足数83名に対する出席者数58
が行われた。
ばね技術遺産保護委員会の久納委員長より、目
名および委任状155名、合計213名を確認し、総会の成立が
的や活動の経緯説明がなされ、当舎会長より認定第10号か
宣言された後、加藤理事から第1号議案「2013年度事業報
ら第14号の所有者に表彰状と楯が贈られた。
告」、早坂理事から第2号議案「2013年度収支決算報告」
、水
■認定 第10号
名称:ユニバーサルマシンVF-615FT
谷監事から「監査報告」があり、阿部理事から第3号議案
「2014年度事業計画(案)」、早坂理事から第4号議案
「2014
(新興機械工業株式会社製)
年 度 収 支 予 算(案)」、当 舎 会 長 か ら 第5号 議 案「 役員改選
製造年:1970年(昭和45年)
(案)」が提案され、審議の結果、全議案とも満場一致で承認
所有者:新興機械工業株式会社
された。最後に当舎会長の挨拶で閉会となった。
代表取締役社長 宅見 隆
■認定 第11号
名称:ユニバーサルマシンVF-800MFT
(新興機械工業株式会社製)
製造年:1982年(昭和57年)
所有者:新興機械工業株式会社
代表取締役社長 宅見 隆
■認定 第12号
名称:コイリングマシンD-7
(株式会社板屋製作所製)
取得年:1978年(昭和53年)
所有者:株式会社高橋スプリング
代表取締役社長 高橋 良彰
日本ばね学会会報
総会
(3)
2014年9月