4511 2014年度秋季定例行事報告 サンコール株式会社 今井 智之 11月7日(金)、京都タワーホテルにおいて、ばね及び復元 力応用講演会、ポスターセッション、日本ばね学会賞表彰 式、ばね技術遺産認定証贈呈式および技術交流会が開催さ れた。 【講演会】 9:50~16:20 はじめに鈴木副会長の開会挨拶があり、 山本進名誉会員、 中川紀壽氏(広島国際学院大学)、高橋研氏(日本発条㈱)を 座長として、特別講演1件を含む9講演を行った。131名が 参加した。 久保氏の特別講演 ■一般講演 【ポスターセッション】10:55~11:45 1. 「横曲がりを伴う円筒圧縮コイルばねの疲労特性につい て」 持ち時間3分で発表の後、白水の間に移り活発な質疑応 答が行われた。参加者の投票により、7件中上位2テーマに サンコール㈱ 苅谷 良一、 寺床 圭一郎 吉岡 寿朗、 和田 直也 2. 「陽電子消滅法を用いたステンレス鋼SUS316の疲労 当舎会長から表彰状と記念品が贈られた。 ■最優秀賞 「ショットピーニングによるばね鋼のねじり疲労強度向上 損傷評価」 と表面欠陥の無害化」 岐阜大学 中尾 文哉、 植松 美彦、 柿内 利文 横浜国立大学大学院 中川 真樹子 東洋精鋼㈱ 服部 兼久 横浜国立大学 高橋 宏治、古池 仁暢 3. 「X線2D法によるステンレスばねの残留応力評価」 日本発条㈱ 岡田 秀樹 日本発条㈱ 中島 俊司、 永坂 一成、 杉田 寿一 4. 「折り畳み構造の非線形ばね特性とその工学応用」 ■優秀賞 「ショットピーニングによる部分安定化ジルコニアの長寿 明治大学 石田 祥子、 萩原 一郎 命化」 福山大学 内田 博志 横浜国立大学大学院 岩中 華栄 5. 「陽電子消滅法による伸線加工型高炭素鋼線における空 横浜国立大学 高橋 宏治、古池 仁暢 孔挙動観察」 住友電気工業㈱ 清水 健一 住友電工スチールワイヤー㈱ 高村 伸栄 東北大学 井上 耕治 京都大学 白井 泰治 6. 「Al溶融めっきを施したFe-Ni形状記憶合金の弾性回 復および形状記憶特性」 明治大学 丸山 雄太、 納富 充雄 7. 「管路式空気ばね支持系の振動応答解析」 兵庫県立大学 浅見 俊彦、 田路 正敏 最優秀賞 中川氏 伊勢 智彦、 本田 逸郎 8. 「柔軟薄肉円リングにおける自重大たわみ変形を利用し た新ヤング率測定法」 優秀賞 岩中氏 【日本ばね学会賞 表彰式】12:35~13:00 論文賞・技術賞選考委員長の中曽根副会長(研究担当)、 名城大学 大槻 敦巳、蒋 驍 ■特別講演 功績賞選考委員長の大谷副会長(庶務・会計担当)からそれ ぞれの審査結果の報告が行われた後、当舎会長から表彰状 「新しい競争ステージに入った世界の自動車産業 とメダルが贈られた。 -新興国の拡大と環境・安全規制強化への対応-」 ㈱フォーイン 久保 鉄男 日本ばね学会会報 (2) 2015年1月 4512 ■認定 第17号 ■論文賞 名称:モーメント式ばね限界値試験機 「定荷重ぜんまいばねの設計式」 速水発条㈱ 四十木 拓朗、 飯田 和正 日本大学 下関 正義 (㈱明石製作所製) 製造年:1967年(昭和42年) ■技術賞 所有者:日本ベルパーツ㈱ 1. 「遠心力式二段ショットピーニングを施した浸炭鋼の表 ■認定 第18号 名称:繰返したわみ式ばね限界値試験機 面特性と疲労限度」 元いすゞ自動車㈱ 松井 勝幸 いすゞ自動車㈱ 山田 明徳 DOWAサーモエンジニアリング㈱ 伊禮 忠雄 日神金属㈱ 神 泰行 2. 「ユニバーサルスプリング(USPG)によるコイルばね反 (㈱明石製作所製) 製造年:1967年(昭和42年) 所有者:日本ベルパーツ㈱ ■認定 第19号 名称:スプリングジェネレータ SG-1 (旭精機工業㈱製) 力線が車両特性に及ぼす影響調査」 NHKインターナショナル㈱ 西沢 真一、 仲村 崇広 日本発条㈱ 古川 和夫、 森山 千里、 佐藤 隆一 製造年:1980年(昭和55年) 所有者:㈲赤坪スプリング ■認定 第20号 ■功績賞 東京電機大学 大沢 基明 名称:コイリングマシン CM-200CNC 日本発条㈱ 浜野 俊雄 (㈱奥野機械製作所製) 三菱製鋼㈱ 早坂 善広 製造年:1996年(平成8年) 愛知製鋼㈱ 野村 一衛 所有者:㈱多摩スプリング 日本ばね学会賞受賞者の皆さん ばね技術遺産認定証を受けた皆さん 【ばね技術遺産認定証 贈呈式】 13:00~13:25 【技術交流会】16:50~18:40 今回で4回目の贈呈式となった。ばね技術遺産保護委員 会場を飛雲の間・紫峰の間に移し、松本事業担当理事の 会の久納委員長より認定の経緯説明がなされた後、当舎会 司会で、大谷副会長の開会の挨拶、日本ばね工業会の岸上副 長から表彰状と楯が贈られた。同時に前のスクリーンに認 会長による挨拶、丹下顧問の発声による乾杯が行われた。 そ 定機械の写真が投影された。 の後、学会賞受賞者によるスピーチを交え、情報交換と歓談 ■認定 第15号 のひとときを過ごした。95名が参加をした。 名称:バネ試験機 (東京光学機械㈱製) 製造年:1942年(昭和17年) 所有者:日本工業大学 工業技術博物館 ■認定 第16号 名称:両端支持式ばね限界値試験機 (ドイツ Siemens社製) 製造年:1954年(昭和29年) 所有者:日本ベルパーツ㈱ 大谷副会長 日本ばね学会会報 (3) 日本ばね工業会の岸上副会長 丹下顧問 2015年1月
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