仕様書等(N6390-3) [PDF 715.3 KB] - 環境省

(別添2)
平成26年度使用済小型家電等の適正なリサイクル等に係る普及啓発に関する
調査検討等業務仕様書
1.業務の目的
「使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律」
(平成 25 年法律第 57 号。
以下「小型家電リサイクル法」という。
)が平成 25 年4月に施行された。本法律による
リサイクルのスキームは、義務型のものではなく、関係者が自発的に回収方法やリサイ
クル実施方法を工夫しながら、それぞれの実状に合わせた形でリサイクルを実施する促
進型の制度であるため、一般消費者、民間事業者及び市町村などの関係者にその意義や
必要性を理解してもらい、参加意識を醸成していくことが本制度の円滑な実施や普及・
拡大の鍵を握っている。また、本法律に基づく制度は政策目標として平成 27 年度まで
に 1 年あたり 14 万トン、1 人当たりの換算で約1キログラムの再資源化の達成を掲げ
ているが、現時点で目標達成にはまだまだ不十分な状況にある。よって、効果的かつ継
続的に関係者に対して普及啓発を行う必要がある。
さらに、上記のような本法の目的である使用済小型家電等の再資源化の促進に加えて、
有害物質管理の観点からも、使用済小型家電等を、不適正に扱う違法業者ではなく適正
に処理を行う認定事業者等に引き渡すことが重要である。よって、本法律の周知の際に
は、違法な廃棄物回収業者に係る注意喚起も併せて行うことが重要である。
その上で、上記業務を行う際には、特に、リサイクルの実施において、排出者として
最も中心的な役割を担う消費者や事業者を訴求対象とすることが適当である。
なお、上記「リサイクルの意義・必要性の理解や参加意識の醸成」及び「違法な廃棄
物回収業者に係る注意喚起」業務については、その必要性は必ずしも小型家電のみに限
定されるものではなく、例えば「特定家庭用機器再商品化法」
(平成 10 年法律第 97 号。
以下「家電リサイクル法」という。)などにも共通するものであるから、業務の実施に
当たっては、小型家電リサイクルを中心としつつ、可能な限り他のリサイクル制度やリ
サイクル全般を盛り込みつつ実施することが適当である。
以上より、本事業は、小型家電リサイクル法に関する情報発信を主軸として、特に一
般消費者や事業者を対象に、希少資源の有効利用、廃棄物適正処理についての啓発を行
うことで、関係各主体の適正なリサイクルへの参加・協力意欲を高めることを目的とし
て、下記(1)~(2)の業務を実施するものとする。
2.業務の内容
下記(1)~(2)の業務を実施するものとする。なお、実施に当たっては、環境省
の承諾を得た上で、業務の一部を再委託等することも妨げない。
-1-
業務の成果物については、来年度以降に成果物を環境省が適宜増刷することができる
よう、権利関係を調整するとともに、最終印刷入稿データを環境省に提出するものとす
る。
(1)小型家電リサイクル法等に係る普及啓発
請負者は、業務の実施に当たって以下の点に留意するものとする。
・ 平成 25 年 4 月に施行された小型家電リサイクル法が義務型でなく促進型制度であ
ることの理解促進を図り、適正排出への動機づけを行う内容であること。
・ 小型家電リサイクルの背景であるリサイクルの推進や資源確保、及び有害物質管理
の観点や、平成 27 年度までに1年あたり 14 万トンの回収目標を掲げていることを
周知し、本制度の理解を促すものであること。
・ 地域に根ざした回収体制が確立している市町村の、既にある優良事例を有効活用し
た内容であること。
・ 事業者や製造業者の責務を説明し、事業者も小型家電リサイクル法に沿った排出を
促す必要があることを伝えること。
・ 家電リサイクル法及び小型家電リサイクル法に限定しすぎず、リサイクルそのもの
の有用性の理解促進と啓発を図る内容になっていること。
・ 一般消費者、特に子どもに訴求する内容とし、身の回りにある実例を題材にして、
金属資源リサイクルの意義等を伝えるものであること。その為に教育ルートでの啓
発の強化を図ること。
具体的には、以下の内容を実施するものとし、請負者はそれぞれに必要な業務・経費
を全て負担するものとする。加えて、内容を作成・編集するにあたっては、環境省担当
官と十分な調整を行うこと。
なお、業務の実施にあたっては、小型家電リサイクル法についてのみではなく、後述
する(2)違法な廃棄物回収業者に係る普及啓発等も兼ねた内容とし、あわせて、環境
省が別途実施する小型家電リサイクル法をはじめとした各種リサイクル制度等の広報
戦略検討会の検討内容を随時反映すること。
(a)
小型家電リサイクル制度の背景・現状及び各地方での取組状況を知らせる新聞
広告原稿の作成補助
小型家電リサイクル制度への参加が進んでいない地域への新聞広告掲載を念
頭に、市町村及び消費者の制度参加促進を図る新聞広告原稿の作成補助を行う
こと(実際の掲載は別途環境省にて実施)
。
小型家電リサイクル制度への参加が進んでいない地域の情報は、環境省担当官
-2-
が提供する平成 26 年度市区町村の実態調査(アンケート)集計結果を参考に
すること。
新聞単体ではなく、インターネット広告との併用など、複数の媒体を組み合わ
せた効果的な広報を検討すること。
(b)
小型家電リサイクルその他のリサイクル制度全般の意義を伝える各種啓発ツ
ール(印刷物、啓発用映像、展示用ツール)の作成
<印刷物について>
『子ども向け』
(下記(c)のカリキュラム内で活用することを想定)
、
『親子向け』
(イベント等での配布を想定)、
『企業担当者向け』
(下記(d)の事業者向けセ
ミナー、及び企業内での配布を想定)の3種類を想定したリーフレットやパン
フレット等、各対象者へ配布可能な印刷物(各種類いずれも中綴じ・A4サイ
ズ・カラー・8 頁程度を想定)を作成し、送付すること(47 都道府県・1741
市区町村の計 1788 カ所に各 10 部程度送付)。
図解・イラストを利用するなどし、各対象者別に、リサイクル制度全般の理解
を促し、リサイクルへの参加意欲を高める内容とすること。
インターネット上でダウンロードして関係者が活用できるようにすること。
<啓発用映像について>
講演等のイベント冒頭で一般消費者へ放映することを想定した 5~10 分程度の
映像(1種類)とし、イラストや写真などを用いた内容とすること。
小型家電リサイクル法を中心に、他のリサイクル制度等の情報も盛り込み、リ
サイクルの意義・有用性を伝えるものであること。
<展示用ツールについて>
学校等の教育現場や、屋外イベント等での展示・デモンストレーションが可能
な展示用ツールの作成。展示用ツールは、使用済小型家電等に含まれる有用資
源の内容や資源リサイクルの行程を分かりやすく伝えられるためのミニチュ
ア模型等を含むものとし、子ども等が実際に模型に触れたり、操作したりする
ことで使用済小型家電等に含まれる資源がリサイクルされる仕組を体験でき、
リサイクルへの理解を深められるような構成を想定すること。また、展示用ツ
ール活用のためのマニュアルを作成すること。展示用ツール及びマニュアルは、
本省及び環境省地方環境事務所7カ所(北海道・東北・関東・中部・近畿・中
国四国・九州)の計8カ所に各1セットずつ送付すること。
-3-
<啓発ツール共通>
各対象者による自主的な継続利用が図られるよう、各成果物の著作権関係の調
整を行うこと。
(c)
小型家電リサイクルその他のリサイクル制度全般の意義を伝える教育機関等
向け環境教育カリキュラムの立案及び実施に向けた運用体制の検討
カリキュラムは、30 分程度で小型家電リサイクルその他のリサイクル制度全般
の意義を伝える内容とすること。適宜、上記(b)で作成した啓発ツールを併
用し、教育機関等が環境教育を目的とした授業で利用可能なコンテンツとする
こと。
あわせて、カリキュラムの実施主体となる協力団体を提案する等、中長期的な
実施体制を具体的に提案すること。
(d)
民間事業者による企業としての適正な小型家電排出と社員への環境教育実施
を促すための事業者向けセミナーの開催、並びに事業者における廃棄物処理担当者、
リサイクル担当者に向けた広報の実施
セミナーは、首都圏2カ所及び地方1カ所の計3カ所程度開催を想定。会場は
51 人~100 人程度収容できる場所(半日開催)とし、会場手配及び会場借料の
負担は請負者が行うこと。
請負者において日程調整、セミナー資料のとりまとめ、セミナーの進行、受付、
会場の設営・撤収、及び記録等の運営業務を行うこと。
廃棄物関連の業界専門紙等を利用した民間事業者における廃棄物処理担当
者・リサイクル担当者へセミナーの広報・告知を実施し、参加者を募集するこ
と(業界紙「循環経済新聞」及び雑誌「月刊廃棄物」2 種程度への掲載を想定)
。
あわせて、参加申込の受付及び人数等の取りまとめを行うこと。
講演を行う有識者から提供を受けた資料のとりまとめ(1回あたり 100 部、50
頁程度)、セミナーでの配布を行うこと。なお、資料の内容及び構成について
は事前に環境省担当官と協議すること。
セミナーのテーマや対象、セミナーの進め方については、環境省が別途実施す
る小型家電リサイクル法をはじめとした各種リサイクル制度等の広報戦略検
討会の検討内容もふまえ、環境省担当官との協議の上効果的に教育が実施出来
るよう決定し、各回適当な有識者(大学教授級)に講演を依頼すること(各回
2名程度を想定)
。併せて、講師謝金として有識者1人につき 24,300 円(8,100
円/時間×3 時間分)を支給し、
「国家公務員等の旅費に関する法律」に準じた
旅費(6 級~3 級を想定)を支払うこと。
-4-
(e)
リサイクル工場見学に関するホームページ掲載用原稿の作成等
環境省ホームページでの公表を想定したリサイクル工場見学に関するホーム
ページ掲載用の原稿を作成すること。当該ホームページには、見学可能なリサ
イクル工場の所在地・見学受付担当部署の連絡先、受入可能時期、当該工場の
特徴等に関する情報を整理し、自治体担当者等が適宜参照できる構成にまとめ
ること。
ホームページに掲載する情報は必要に応じて環境省担当官が更新可能な形式
とすること。
掲載対象とするリサイクル工場は、小型家電リサイクル法に基づく認定事業者
の工場に限定せず、施設情報を掲載する工場については、環境省担当官と候補
事業者を事前に選定した上で、請負者が候補事業者に対して情報掲載の打診を
行い決定すること。
(2)違法な廃棄物回収業者に係る普及啓発
請負者は、業務の実施に当たって以下の点に留意するものとする。
・ 国民や事業者一般向けに、違法な廃棄物回収業者を利用しないよう呼びかけるため、
適正なルートへ排出することによる社会的な効果や、不適正なルートに排出するこ
とによる環境保全上の支障その他のマイナス点を、明確に伝える内容であること。
また、自治体の担当者にもあらためて違法性を認識させ、業者への適切な指導を徹
底させる機会となる内容であること。
・ 違法な廃棄物回収業者の行為が、いかに環境汚染等につながるか、不適正処理事例
を交えながら的確に伝え、身の回りの実例を挙げながら、一般消費者が正しいリサ
イクル方法を習得できる内容であること。
・ 適正なルートでのリサイクル方法と対比し、その違法性を際立たせ、違法なルート
での処分を抑制し、使用済製品の適正な分別排出を促す内容になっていること。
・ 国民及び自治体が業者の違法性を判断するに当たって参考になる分かりやすい情
報(キーワード等)が記載された内容になっていること。
具体的には以下の内容を実施するものとし、請負者はそれぞれに必要な業務・経費
を全て負担するものとする。それぞれ、内容を作成・編集するにあたっては、環境省
担当官と十分な調整を行うとともに、環境省が別途実施する小型家電リサイクル法を
はじめとした各種リサイクル制度等の広報戦略検討会の検討内容を随時反映するこ
と。
(a)
違法回収業者取締実践塾(仮称)の開催
-5-
主に自治体職員を対象とし、違法な廃棄物回収業者の摘発・指導の最前線に立
つ自治体職員や、適正なリユースを行う事業者などを講師として、違法な回収
業者の見分け方、違法な回収業者を発見した際の行政対応、住民理解を得る上
でのポイントや住民の不用品排出利便性を上げるための工夫などについて、実
践的な能力を身につけるための「違法回収業者取締実践塾」(仮称)のカリキ
ュラムを作成し、開催すること。
会場は 30~50 人程度収容できる場所(首都圏・半日・1回程度開催)とし、
会場手配及び会場借料の負担は請負者が行うこと。
請負者において、日程調整、塾用資料の作成、進行、受付、会場の設営・撤収、
及び記録等の運営業務を行うこと。
参加者募集の告知は環境省による報道発表及び自治体担当者宛てEメール通
知を予定しているため、告知用の自治体担当者向けの開催案内(書面)の作成
を行うこと。併せて、請負者にて参加申込の受付及び参加人数の取りまとめを
行うこと。
カリキュラムについては、座学にとどまらず、具体的事例に基づいたロールプ
レイングなど可能な限り実践的なものとすること。
塾の内容を映像に記録し、環境省地方環境事務所及び自治体担当者等が活用で
きるようDVD等に記録し、環境省へ提出すること。
塾用資料として用いるために、市町村担当者向け優良指導事例集を作成すると
ともに、各自治体から環境省が収集した事業者への指導等に関する情報をもと
に、市町村担当者が効果的に違法な廃棄物回収業者に関する業務を実施するた
めに有益な情報を整理すること(当日配布資料は 50 部、100 頁程度)
。
情報整理及び資料作成にあたっては、環境省担当官と協議の上選定した自治体
(10 自治体程度、訪問ヒアリング各 1 回・1泊 2 日、1 回あたり最低1名が訪
問)へヒアリングを実施すること。
講師選定にあたっては、環境省担当官と協議の上、適当な有識者(大学教授級)
に依頼すること(1 名程度を想定)。併せて、講師謝金として有識者 1 人につき
24,300 円(8,100 円/時間×3 時間分)を支給し(講師が自治体職員の場合、講
師謝金の支給は不要)、「国家公務員等の旅費に関する法律」に準じた旅費(6
級~3 級を想定)を支払うこと。
参加する自治体担当者に係る旅費は、本業務に含まないものとする。
(b)
上記自治体ヒアリング内容及び環境省が別途実施する小型家電リサイクル法
をはじめとした各種リサイクル制度等の広報戦略検討会の検討結果を踏まえた、一
般消費者(家庭・事業者)を対象とした違法な廃棄物回収業者対策に関する効果的
な情報発信策の検討・実施
-6-
既存の情報発信ツール(ちらし、ポスター、環境省ホームページ)活用方法も
含めた、効果的な情報発信の在り方を検討すること。あわせて、当該検討内容
を踏まえた広報を試験的に実施し、効果及び改善策を検証すること。
本項目の検証結果・実施結果を、環境省が別途実施する小型家電リサイクル法
をはじめとした各種リサイクル制度等の広報戦略検討会に情報提供すること。
3.業務の実施期間
平成27年3月27日(金)まで
4.成果物(印刷物(紙媒体)又は電子媒体(DVD-R))
紙媒体:報告書 10 部(A4版 100 頁程度)
電子媒体:
①報告書の電子データを収納した電子媒体(DVD-R)1式
②本業務で作成した新聞・インターネット広告原稿、啓発ツール(啓発用映像
を収納した電子媒体(DVD-R)、展示用ツール及びマニュアル)、教育機関向け運
営マニュアル、ホームページ掲載用原稿、セミナー・「違法回収業者取締実践塾」
(仮称)の配布資料等の制作物及び「違法回収業者取締実践塾」(仮称)の映像
を収納した電子媒体(DVD-R)1式
報告書等(業務上発生するパンフレット・冊子等の印刷物を含む。)及びその電子
データの仕様及び記載事項は、別添によること。
提出場所:環境省廃棄物・リサイクル対策部企画課リサイクル推進室
5.著作権等の扱い
(1)成果物に関する著作権、著作隣接権、商標権、商品化権、意匠権及び所有権(以
下「著作権等」という。)は、環境省が保有するものとする。
(2)請負者は自ら制作・作成した著作物に対し、いかなる場合も著作者人格権を行使
しないものとする。
(3)成果物に含まれる請負者又は第三者が権利を有する著作物等(以下、「既存著作
物」という。)の著作権等は、個々の著作者等に帰属するものとする。
(4)納入される成果物に既存著作物等が含まれる場合には、請負者が当該既存著作物
の使用に必要な費用の負担及び使用許諾契約等に係る一切の手続を行うものとす
る。
6.情報セキュリティの確保
請負者は、下記の点に留意して、情報セキュリティを確保するものとする。
(1)請負者は、請負業務の開始時に、請負業務に係る情報セキュリティ対策とその実
-7-
施方法及び管理体制について環境省担当官に書面で提出すること。
(2)請負者は、環境省担当官から要機密情報を提供された場合には、当該情報の機密
性の格付けに応じて適切に取り扱うための措置を講ずること。
また、請負業務において請負者が作成する情報については、環境省担当官からの
指示に応じて適切に取り扱うこと。
(3)請負者は、環境省情報セキュリティポリシーに準拠した情報セキュリティ対策の
履行が不十分と見なされるとき又は請負者において請負業務に係る情報セキュリ
ティ事故が発生したときは、必要に応じて環境省担当官の行う情報セキュリティ対
策に関する監査を受け入れること。
(4)請負者は、環境省担当官から提供された要機密情報が業務終了等により不要にな
った場合には、確実に返却し又は廃棄すること。
また、請負業務において請負者が作成した情報についても、環境省担当官からの
指示に応じて適切に廃棄すること。
(5)請負者は、請負業務の終了時に、本業務で実施した情報セキュリティ対策を報
告すること。
(参考)環境省情報セキュリティポリシー
http://www.env.go.jp/other/gyosei-johoka/sec-policy/full.pdf
7.その他
(1)請負者は、本仕様書に疑義が生じたとき、本仕様書により難い事由が生じたとき、
あるいは本仕様書に記載のない細部については、環境省担当官と速やかに協議し
その指示に従うこと。
(2)ホームページ作成に当たっては、「環境省ウェブサイト作成ガイドライン」及び
受注後に提供される「環境省ホームページ対応基準書」並びに「動的コンテンツ
構築ガイドライン」に基づくこと。また、「環境省ウェブサイト作成ガイドライ
ン」は以下の URL において公開している。
http://www.env.go.jp/other/gyosei-johoka/web_gl/
(3)会議運営を含む業務
会議運営を含む業務にあっては、「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」
(平成 26 年 2 月 4 日閣議決定)の「会議運営」の判断の基準を満たすこと。
-8-
(別添1)
1.報告書等の仕様及び記載事項
報告書等の仕様は、
「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」
(平成 26 年 2 月 4
日閣議決定。以下「基本方針」という。
)の「印刷」の判断の基準を満たすこと。
なお、
「資材確認票」
(基本方針 190 頁、表3参照)及び「オフセット印刷又はデジ
タル印刷の工程における環境配慮チェックリスト」(基本方針 191 頁、表4参照)を提
出するとともに、印刷物にリサイクル適性を表示する必要がある場合は、以下の表示例
を参考に、裏表紙等に表示すること。
リサイクル適性の表示:印刷用の紙にリサイクルできます
この印刷物は、グリーン購入法に基づく基本方針における「印刷」に係る判断の基準
にしたがい、印刷用の紙へのリサイクルに適した材料[Aランク]のみを用いて作製し
ています。
なお、リサイクル適性が上記と異なる場合は環境省担当官と協議の上、基本方針
(http://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/kihonhoushin.html)を参考に適
切な表示を行うこと。
英語サマリーについては、以下により作成すること。
(1) 以下の対訳集等を参考に、ネイティブチェックを経ること。
① 環境用語和英対訳集(EIC ネット http://www.eic.or.jp/library/dic/)
② 法令用語については、日本法令英訳プロジェクトの標準対訳辞書
(http://www.japaneselawtranslation.go.jp/)
(2)海外で参照されることを念頭に入力は半角で行い、全角文字や全角スペースは使
用しないこと。特に以下に注意すること。
・丸数字は使用不可。「℃」→「degrees C」又は「degrees centigrade」
・記号はすべて半角。例:「
“ ”」→「" "」
、
「`」
「’
」→「'」
、「-」→「-」
・化学物質は英文名+化学記号(半角の英数字)。1/4 文字にしない。二度目以降
は化学記号のみでも可。例:carbon dioxide (CO2)
・環境省の略称は「MOE」(大文字)
2.電子データの仕様
(1)Microsoft 社 Windows7 SP1 上で表示可能なものとする。
(2)使用するアプリケーションソフトについては、以下のとおりとする。
・文章;ワープロソフト Justsystem 社一太郎(2011 以下)
、又は Microsoft 社 Word
-9-
(ファイル形式は Word2010 以下)
・計算表;表計算ソフト Microsoft 社 Excel(ファイル形式は Excel2010 以下)
・画像;BMP 形式又は JPEG 形式
( 3 )( 2) に よる 成果 物 に 加え 、「 PDF ファイル形式」による成果物を作成するこ
と。
(4)以上の成果物の格納媒体は DVD-R 等とする。事業年度及び事業名称等を収納ケー
ス及び DVD-R 等に必ずラベルにより付記すること。
(5)文字ポイント等、統一的な事項に関しては環境省担当官の指示に従うこと。
3.その他
成果物納入後に請負者側の責めによる不備が発見された場合には、請負者は無償で速
やかに必要な措置を講ずること。
- 10 -
(別添3)
平成26年度使用済小型家電等の適正なリサイクル等に係る普及啓発に関する
調査検討等業務に係る提案書作成・審査要領
環
境
省
本書は、平成26年度使用済小型家電等の適正なリサイクル等に係る普及啓
発に関する調査検討等業務に係る提案書の作成、審査等の要領を提示するもの
である。
Ⅰ 提案書作成要領
1.提案書の構成及び作成方法
以下に、
「平成26年度使用済小型家電等の適正なリサイクル等に係る普及啓
発に関する調査検討等業務に係る提案書の評価基準表」
(以下「評価基準表」と
いう。)から「評価項目」及び「要求要件」を転載する。
評価項目
大項目
中項目
要求要件
小項目
仕様書に規定する業務の目的や作業
0 仕様書の遵守
事項に反し、又は矛盾する提案がないこ
と。
仕様書を踏まえ、業務の実施に当たっ
1 業務の基本方針
ての基本方針を記述すること。
2 業務の実施方法
小型家電リサイクル制度の背景・現状
2.1 仕様書 2(1)(a)の業務内
容
及び各地方での取組状況を知らせる新聞
広告原稿の作成補助を行うにあたり、作
成方針、及び具体的な作業内容を提案す
ること。
小型家電リサイクルその他のリサイク
2.2 仕様書 2(1)(b)の業務内
容
ル制度全般の意義を伝える各種啓発ツー
ル(印刷物、啓発用映像、展示用ツール)
の作成方針、作業内容、及び各ツールの
内容について具体的に提案すること。
2.3 仕様書 2(1)(c)の業務内
容
小型家電リサイクルその他のリサイク
ル制度全般の意義を伝える教育機関向
け環境教育カリキュラムの立案及び実施
- 11 -
に向けた運用体制の検討について、その
検討方法、作成方針、及び内容について
具体的に提案すること。
民間事業者による企業としての適正な
小型家電排出と社員への環境教育実施
を促すための事業者向けセミナーの開
2.4 仕様書 2(1)(d)の業務内
催、並びに業界専門紙等を活用した事業
容
者における廃棄物処理担当者、リサイク
ル担当者に向けた広報について、実施方
針、実施内容について具体的に提案する
こと。
リサイクル工場見学に関するホームペ
2.5 仕様書 2(1)(e)の業務内
ージ掲載用原稿の作成等について、作業
容
方針、データ内容及び公表方法について
具体的に提案すること。
「違法回収業者取締実践塾(仮称)」及
2.6 仕様書 2(2)(a)の業務内
び塾用資料の作成、及び自治体ヒアリン
容
グついて、作業方針、作業内容、議事進
行方法等を具体的に提案すること。
一般消費者(家庭・事業者)を対象とし
2.7 仕様書 2(2)(b)の業務内
た違法な廃棄物回収業者対策に関する
容
効果的な情報発信策の検討及び実施に
ついて、作業方針及び実施内容を具体的
に提案すること。
3 業務の実施計画
仕様書に係る作業事項を示すこと。
4 業務の実施体制
業務の実施体制について、責任者の氏
4.(1)執行体制、役割分担等
名・役職、従事者の役割分担、従事者数、
内・外部の協力体制等を表にまとめるこ
と。
4.(2)従事者の実績、能力、資
格等
業務に従事する者の類似業務(小型家電
又は家電リサイクル法等に関する業務)
の実績、本業務に関係する能力・資格等
- 12 -
を明示すること。また、本業務に従事する
者の本業務従事期間中における本業務
以外の手持ち業務の状況を記載するこ
と。
過去において、廃棄物・リサイクル関連
の普及啓発業務、又は小型家電もしくは
5 組織の実績
家電リサイクル法に関する業務の実績を
それぞれ記載し、それを証する書類(報告
書の表紙の写し等)を添付すること。
ISO14001、エコアクション21、KE
S、エコステージ、地方公共団体による認
6 組織の環境マネジメントシステム認証取得状
況
証制度などのうち、第三者による環境マネ
ジメント認証取得の有無、有の場合は認
証の名称を記載し、証明書の写しを添付
すること。ただし、開札する時点において
認証期間中であること。
提案書は、上記評価項目に基づき、次に従って作成すること。
1)「はじめに」の項を冒頭に設け、「平成26年度使用済小型家電等の適正な
リサイクル等に係る普及啓発に関する調査検討等業務」に係る仕様書に基づ
き、その実施方法等に関する提案を行うものである。本業務の実施に当たっ
ては、同仕様書を遵守し、本提案書をその実施計画書と位置づけて行うもの
とする。」と必ず記載すること。
このため、提案書の作成に当たっては、仕様書に反し、又は矛盾する事項
がないか十分に点検すること。なお、提案書が仕様書に反し、又は矛盾する
と認められたときは、評価項目「0 仕様書の遵守」に基づき、当該提案書は
不合格となる。
2)
「はじめに」以下は、上記評価項目に従い「業務の基本方針」から「組織の
環境マネジメントシステム認証取得状況」までの各評価項目を目次とし、そ
れぞれの要求要件に基づき提案書を作成すること(別添様式参照)。記述上の
必要性に応じ、各評価項目内を細分化して目次立てすることは差し支えない。
3)提案書に詳細に記載するよりも添付資料を参照した方がわかりやすい事項
- 13 -
については、提案書中に「△については、別添資料○参照」と記載して、資
料添付を行うことは差し支えない。ただし、添付資料が大部にわたる場合は、
必ずその要点を提案書中に記載すること。
「評価項目」及び「要求要件」との
関係が容易にわかり難い添付資料は、添付されなかったとみなすことがある。
4)提案書は、難解な専門用語には注釈を付すなど、専門家以外でも理解でき、
審査可能なように平易な記述に努めること。
2.提案書様式、提出部数等
提案書は、別添様式を踏まえて作成すること。記載上の必要に応じて様式を
変更しても差し支えないが、様式の変更は必要最小限にとどめること。提案書
の分量は、A4で30~50枚程度とすること。
提案書は、添付資料を含めて綴じ込んだ1式を7部提出すること。
環境省から連絡が取れるよう、提案書上に連絡先(電話番号、FAX番号及
びメールアドレス)を記載すること。
3.留意事項
落札した者が提出した提案書は、仕様書とともに原則としてそのまま契約書
に添付され、本業務の実施計画書になるものであり、確実に実施可能な内容と
して作成すること。提案書に従った履行がなされない場合は、債務不履行とし
て契約解除及び損害賠償請求の事由となる。
- 14 -
Ⅱ
提案書の審査及び落札決定の方法
1.落札方式及び得点配分
1)落札方式
次の要件を満たしている者のうち、2)によって得られた総合評価点の最
も高い者を落札者とする。
① 入札価格が予定価格の範囲内であること。
② 「評価基準表」中、必須とされた評価項目の基礎点をすべて獲得している
こと。
2)総合評価点の計算方法
総合評価点=技術点+価格点
技術点=基礎点+加点 (満点200点)
*技術点は、環境省に設置する提案書審査委員会の各委員の採点結果
の平均値を算出し、小数点第三位以下を切り捨てたものとする。
価格点=100×(1-入札価格÷予定価格)
*価格点は、上記式により数値を算出し、小数点第三位以下を切り捨
てたものとする。
2.提案書審査(技術点の採点)の手順
1)入札資格を有する者から提出された提案書について、
「評価基準表」に基づ
き、必須とされた項目の基礎点に係る評価を提案書審査委員会の各委員が行
う。各委員の評価結果を同委員会で協議し、委員会において必須項目毎に基
礎点の獲得の可否を判断する。すべての必須項目の基礎点を獲得した提案書
を合格(基礎点を付与)とし、それ以外の提案書は不合格とする。
2)合格した提案書について、委員毎に評価項目の加点部分の評価を行い、基
礎点と合計した採点結果を記入する。各委員の採点結果を委員会で確認し、
事実誤認等があれば各委員において訂正する。確定した各委員の採点結果の
技術点について、その平均値を算出する。
3.落札決定
2.による技術点に、当該提案書に係る入札価格に基づく価格点を加算し、
総合評価点を算出する。各提案書の総合評価点を比較し、最も高い数値を得た
提案書の提出者を落札者とする。
- 15 -
(別添4)
平成26年
支出負担行為担当官
環境省大臣官房会計課長
月
日
殿
住所
商号又は名称
代表者氏名
印
平成26年度使用済小型家電等の適正なリサイクル等に係る普及啓発に関する
調査検討等業務に関する提案書の提出について
標記の件について、別添の通り提出します。
なお、書類の提出にあたり、暴力団排除に関する誓約事項に誓約します。
- 16 -
平成26年度使用済小型家電等の適正なリサイクル等に係る普及啓発に関する
調査検討等業務に関する提案書
提案書作成責任者
(株)○○ △部×課 ○○○
電話番号、FAX番号、メールアドレス
はじめに
本書は、平成26年度使用済小型家電等の適正なリサイクル等に係る普及啓発に
関する調査検討等業務に係る仕様書に基づき、その実施方法等に関する提案を行う
ものである。本業務の実施に当たっては、同仕様書を遵守し、本提案書をその実施
計画書と位置づけて行うものとする。
1.業務の基本方針
(作成注)
仕様書を踏まえ、業務の実施に当たっての基本方針を記述してください。
(※)A4版2枚以内とする。
- 17 -
2.1 業務の実施方法(仕様書2(1 )( a )関係)
(作成注)
仕様書の2(1 )( a )について、実施方法についての考え方を記した上で、作成
方針、及び具体的な作業内容を提案してください(A4版5枚以内)
(1 )( a )小型家電リサイクル制度の背景・現状及び各地方での取組状況を知
らせる新聞広告原稿の作成補助
事項名
- 18 -
2.2 業務の実施方法(仕様書2(1 )( b )関係)
(作成注)
仕 様 書 の 2 ( 1 )( b ) に つ い て 、 実 施 方 法 に つ い て の 考 え 方 を 記 し た 上 で 、 作
成 方針 、 作 業 内 容、及び各 ツールの内容 について 具体的に提案し てください 。(A
4版5枚以内)
( 1 )( b ) 小 型 家 電 リ サ イ ク ル そ の 他 の リ サ イ ク ル 制 度 全 般 の 意 義 を 伝 え る
各種啓発ツール(印刷物、啓発用映像、展示用ツール)の作成
事項名
- 19 -
2.3 業務の実施方法(仕様書2(1 )( c )関係)
(作成注)
仕様書の2(1 )( c )について、実施方法についての考え方を記した上で、検討
方法、作成方針、及び内容について具体的に提案して下さい(A4版5枚以内)
(1 )( c )小型家電リサイクルその他のリサイクル制度全般の意義を伝える教
育機関向け環境教育カリキュラムの立案及び実施に向けた運用体制の検討
事項名
- 20 -
2.4 業務の実施方法(仕様書2(1 )( d )関係)
(作成注)
仕 様 書 の 2 ( 1 )( d ) に つ い て 、 実 施 方 法 に つ い て の 考 え 方 を 記 し た 上 で 、 実
施方針、実施内容について具体的に提案してください(A4版5枚以内)
( 1 )( d ) 民 間 事 業 者 に よ る 企 業 と し て の 適 正 な 小 型 家 電 排 出 と 社 員 へ の 環
境教育実施を促すための事業者向けセミナーの開催、並びに事業者における廃
棄物処理担当者、リサイクル担当者に向けた広報の実施
事項名
- 21 -
2.5 業務の実施方法(仕様書2(1 )( e )関係)
(作成注)
仕様書の2(1 )( e )について、実施方法についての考え方を記した上で、作業
方 針、 デ ー タ 内 容及び公表 方法について 具体的に 提案してくださ い 。(A4版 5枚
以内)
(1 )( e )リサイクル工場見学に関するホームページ掲載用原稿の作成等
事項名
- 22 -
2.6 業務の実施方法(仕様書2(2 )( a )関係)
(作成注)
仕様書の2(2 )( a )について、実施方法についての考え方を記した上で、作業
方針 、作業内容 、議事進行方法等を具体的に提案してください 。
( A4版5枚以内 )
(2 )( a )違法回収業者取締実践塾(仮称)の開催
事項名
- 23 -
2.7 業務の実施方法(仕様書2(2 )( b )関係)
(作成注)
仕 様 書 の 2 ( 2 )( b ) に つ い て 、 実 施 方 法 に つ い て の 考 え 方 を 記 し た 上 で 、 作
業方針及び実施内容を具体的に提案してください 。(A4版5枚以内)
( 2 )( b ) 上 記 自 治 体 ヒ ア リ ン グ 内 容 及 び 環 境 省 が 別 途 実 施 す る 小 型 家 電 リ
サイクル法をはじめとした各種リサイクル制度等の広報戦略検討会の検討結果
を踏まえた、一般消費者(家庭・事業者)を対象とした違法な廃棄物回収業者
対策に関する効果的な情報発信策の検討・実施
事項名
- 24 -
3.業務の実施計画
(作成注)
業務スケジュールにつき、仕様書に係る作業事項を記述ください。
時
期
内
(※)A4版1枚以内とする。
- 25 -
容
4.業務の実施体制
(1)執行体制、役割分担等
氏名
役割
エフォート
※エフォート:担当者が本事業の実施に必要とする時間の配分率(% )。担当者の年間の全仕事時間を100%とする。
- 26 -
(2)従事者の実績、能力、資格等
氏
名
所属・役職
生年月日
経験年数(うち本業務の類似業務従事年数)
年(
年)
専 門 分 野
所 有 資 格
経歴( 職歴/学位 )
所
属
学
会
類似業務の実績
業務名
業務内容
主な手持ち業務の状況(平成26年
業務名
業務内容
月
日現在
履行期間
年 月~
年
月
件)
履行期間
年 月~
年
月
(※)業務内容の欄は概要を記入する。
(※)手持ち業務の欄は契約金額が500万円以上のものを対象とする。
(※)以下、複数人ある場合は同様の様式にて記入する。
- 27 -
5.組織の実績
業務名
発注機関
(名称、所在地)
(受託者名)
(受託形態)
履行期間
業務の概要
技術的特徴
主たる担当者の従事の有無
注1 本様式は、A4版4枚以内に記載すること。
注2 業務名は10件まで記載できるものとする。
注3 発注機関の受注形態欄には、元請受注か下請受注かの区別を記載すること。
注4 業務の概要の欄には、業務内容を具体的かつ簡潔に記載すること。
注5 実績を証明するものとして、報告書の表紙の写し及び概要を添付すること。
- 28 -
6.組織の環境マネジメントシステム認証取得状況
認証の有無:
認証の名称:
認証期間:
注1
注2
証明書の写しを添付すること。
事業者の経営における主たる事業所(本社等)において、取得している
ものに限る。
注3 申請中の場合は、その旨を明記し、開札前までに証明書の写しを提出した
ものについて加点対象とする。
- 29 -
(別添5)
平成26年度使用済小型家電等の適正なリサイクル等に係る普及啓発に関する調査検討等業務に係る評価基準表
大項目
評価項目
中項目
小項目
要求要件
0 仕様書の遵守
仕様書に規定する業務の目的や作業事項に
反し、又は矛盾する提案がないこと。
1 業務の基本方針
仕様書を踏まえ、業務の実施に当たっての基
本方針を記述すること。
評価区分
必須
必須
技術上の基準
得点配分
合計 基礎点 加点
10
10
基礎点
10
・提案書が全体として仕様書を遵守しており、業務の目的
-
や作業事項に反し、又は矛盾する内容がないこと。
5
・業務の目的を的確に理解し、妥当な基本方針であるこ
5
と。
加点の
採点
加点
-
・基本方針に創造性、確実性があるか。
2 業務の実施方法
-
小型家電リサイクル制度の背景・現状及び各
地方での取組状況を知らせる新聞広告原稿の
2.1 仕様書2(1)(a)の業務内容
作成補助を行うにあたり、作成方針、及び具体
的な作業内容を提案すること。
必須
15
5
10 ・提案された内容が具体的で適切なものであること。
・提案された内容に創造性、確実性があるか。
小型家電リサイクルその他のリサイクル制度全
般の意義を伝える各種啓発ツール(印刷物、啓
2.2 仕様書2(1)(b)の業務内容 発用映像、展示用ツール)の作成方針、作業内
容、及び各ツールの内容について具体的に提
案すること。
必須
15
5
10 ・提案された内容が具体的で適切なものであること。
・提案された内容に創造性、確実性があるか。
小型家電リサイクルその他のリサイクル制度全
般の意義を伝える教育機関向け環境教育カリ
2.3 仕様書2(1)(c)の業務内容 キュラムの立案及び実施に向けた運用体制の
検討について、その検討方法、作成方針、及び
内容について具体的に提案すること。
任意
10
-
10
-
・提案された内容に創造性、確実性があるか。
民間事業者による企業としての適正な小型家
電排出と社員への環境教育実施を促すための
事業者向けセミナーの開催、並びに業界専門
2.4 仕様書2(1)(d)の業務内容 紙等を活用した事業者における廃棄物処理担
当者、リサイクル担当者に向けた広報につい
て、実施方針、実施内容について具体的に提
案すること。
任意
10
-
10
-
・提案された内容に創造性、確実性があるか。
2.5 仕様書2(1)(e)の業務内容
リサイクル工場見学に関するホームページ掲
載用原稿の作成等について、作業方針、デー
タ内容及び公表方法について具体的に提案す
ること。
必須
10
5
2.6 仕様書2(2)(a)の業務内容
「違法回収業者取締実践塾(仮称)」及び塾用
資料の作成、及び自治体ヒアリングついて、作
業方針、作業内容、議事進行方法等を具体的
に提案すること。
任意
10
-
10
-
・提案された内容に創造性、確実性があるか。
2.7 仕様書2(2)(b)の業務内容
一般消費者(家庭・事業者)を対象とした違法な
廃棄物回収業者対策に関する効果的な情報発
信策の検討及び実施について、作業方針及び
実施内容を具体的に提案すること。
任意
10
-
10
-
・提案された内容に創造性、確実性があるか。
仕様書に係る作業事項を示すこと。
必須
10
5
5
3 業務の実施計画
5 ・提案された内容が具体的で適切なものであること。
・提案された内容に創造性、確実性があるか。
・仕様書に基づいた作業事項が実施可能で妥当な作業進
・提案された内容に創造性、確実性があるか。
行であること。
4 業務の実施体制
-
業務の実施体制について、責任者の氏名・役
職、従事者の役割分担、従事者数、内・外部の
協力体制等を表にまとめること。
必須
30
10
・適切な役割分担等により業務執行体制が構築されている
こと。
・外部の協力者(又は再委託者)に業務の一部を行わせる
20
・役割分担等に有効性、効率性があるか。
場合は、業務の根幹部分(業務の立案、評価・検討等)を
提案者が実施すること。
・協力者等の役割分担が明確で、適切であること
業務に従事する者の類似業務(小型家電又は
家電リサイクル法等に関する業務)の実績、本
4.(2)従事者の実績、能力、資 業務に関係する能力・資格等を明示すること。
格等
また、本業務に従事する者の本業務従事期間
中における本業務以外の手持ち業務の状況を
記載すること。
必須
25
10
15
過去において、廃棄物・リサイクル関連の普
及啓発業務、又は小型家電もしくは家電リサイ
クル法に関する業務の実績をそれぞれ記載し、
それを証する書類(報告書の表紙の写し等)を
添付すること。
任意
30
-
30
-
過去において、廃棄物・リサイクル関連の普及啓発業
務、又は小型家電もしくは家電リサイクル法に関する業務
の実績がそれぞれ1件ずつ以上あれば可(6点)とし、それ
以上の場合は件数や業務概要に応じて加点する。
任意
5
-
5
-
事業者の経営における主たる事業所(本社等)において、
環境マネジメント認証取得があるか。1つでもあれば加点
(5点)
技術点
小計
200
55
145
価格点
総計
100
300
4.(1)執行体制、役割分担等
5 組織の実績
ISO14001、エコアクション21、KES、エコ
ステージ、地方公共団体による認証制度など
6 組織の環境マネジメントシステム認証 のうち、第三者による環境マネジメント認証取
取得状況
得の有無、有の場合は認証の名称を記載し、
証明書の写しを添付すること。ただし、開札す
る時点において認証期間中であること。
・従事者の資格、経歴、類似業務(小型家電又は家電リサ
イクル法に関する業務)の実績、専門性等が本業務に相
・従事者が本業務に従事する十分な時間(エフォート)があ
応しいものか。本業務に関係する技術士等の資格や博士
ると認められること。
号、経歴、類似業務の実績等、専門性を有する者の人数
等に応じて加点する。
加点合計
基礎点
価格点
総合評価点
基礎点部分の採点は、技術上の基準を満たす場合に、当該基礎点全部を得点とする。
加点部分の採点は、配点5点の場合、技術上の基準に基づき、優;5点、良;3点、可;1点、不可;0点、の4段階評価とし、配点に応じて係数をかけて得点を算出する。
基礎点がある項目に係る加点部分の「不可;0点」とは、基礎点の基準は満たす(基礎点は得点)が、加点部分の基準をなんら満たさない場合である。
- 30 -
55
(別添6)
◆環境マネジメントシステム認証制度の例◆
事業者が、その事業経営の中で自主的に環境保全に関する取組を進めるにあたり、環境に関する方針や目標を自ら設定し、
これらの達成に向けて取り組み、その取組結果を確認・評価し、改善していくこと(環境保全の取組に係るPDCAサイクル)を
「環境マネジメント」といい、そのための事業者内の体制・手続等の仕組みを「環境マネジメントシステム」(EMS)という。その
主な例は以下のとおりであるが、他にも地方版のEMSや、運送事業者を対象としたグリーン経営認証制度などがある。
全国版EMS
ISO14001
エコアクション21
KES
エコステージ
概要
ISO審査登録機関及び
認定機関で構成。国際
的に認められた第三者
認証制度。1996年に制
定。
環境省が策定した中小
企業にも取り組みやすい
環境マネジメントシステム。
2004年に開始。把握す
べき環境負荷指標を特
定しているほか、環境活
動レポートの作成・公表
を必須要件としている。
中小企業にも取り組
みやすい環境マネジメ
ントシステムとして
2001年に京都で開始。
KESを参考とした地方
版KESが他の自治体
等に広がっているとと
もに、相互認証も行わ
れ、KESの認証取得
事業者は全国に広
がっている。
ISO14001取得前から取
得後も含めた環境マネジ
メントシステム。5段階の
認証ステージがある。エ
コステージ2は
ISO14001の要求事項を
全て含んでおり、エコス
テージ2の認証を取得で
きれば、ISO14001に挑
戦可能なレベルとなる
事務局の母体となる団
体
ISO(国際標準化機構)
持続性推進機構
KES環境機構
エコステージ協会
地方版EMSの例:
北海道環境マネジメントシステムスタンダード(HES),青森環境マネジメントフォーラムAES, いわて環境マネジメントフォーラムIES,みちのくEMS,三重環境マネージ
メントシステム(M-EMS),宝塚環境マネジメントシステム(TEMS), 神戸環境マネジメントシステム(KEMS) 等
- 31 -