農業水利施設における ストックマネジメントの 現状と課題 - 農業農村整備

02
行政の動き
02―■ 行政の動き
農業水利施設における
ストックマネジメントの
現状と課題
世界銀行による借款事業として有
名な愛知用水事業などを代表とす
る大規模な整備が集中的に進めら
れました。
これらの施設は従来の考え方で
あれば鉄筋コンクリート水路の標
準耐用年数である 40 年後を目処
林 活歩
関東農政局利根川水系土地改良調査管理事務所 保全技術センター長 に順次更新事業が行われることと
なります。具体的に言えば、耐用
年数を迎える施設が 2000 年以降
に集中することになります。
1.農業水利施設の歴史
(図−1)耐用年数を迎える基幹的水利施設
※ http://www.maff.go.jp/j/nousin/mizu/sutomane/s_about.html より
ここで実際に耐用年数を迎える
記された「溝を掘っていると大岩
方が、長い歴史の中では特殊だっ
本題に入る前に、まず農業水利
に突き当たり、それ以上進めなく
たのかもしれません。
施設の歴史について簡単に紹介し
なった。そこで神に祈ったところ
なお、稲作伝来から現代に至る
ます。瑞穂の国とも呼ばれる我が
雷が落ち、その大岩が裂けて水を
までの我が国の農業水利施設の歴
これを見ても耐用年数を迎える基
国 で す が、 稲 作 の 伝 来 は 紀 元 前
通すことができた。
」という旨の
史については、PHP 新書「心やす
幹水利施設の数は、2000 年以降急
3 世紀頃とされています。当初は
記述によるものです。
らぐ日本の風景 疏水百選」(林
増し、2010 年には 500 施設に達し
良博監修・疏水ネットワーク著)
ています。
基幹水利施設数の推移を示すと、
( 図 − 1 ) の と お り と な り ま す。
湿地や湧水地などをそのまま利用
遙か昔に造られた農業水利施設
して稲作を行ってきたと考えられ
が、少なくとも千五百年以上経っ
にわかりやすく書かれていますの
しかし、近年の厳しい国家財政
ていますが、それでは干ばつや洪
た今でも現役で使われているとい
で、興味のある方は一読いただけ
状況の中、限られた農業農村整備
水に対応できず、安定的に食料が
うことは、我々の祖先がどれだけ
れば幸いです。
予算では、集中的に耐用年数に達
確保できなかったに違いありませ
大切に施設の維持管理を続けてき
ん。そのため、これまで完全に天
たかの証であり、我が国の歴史そ
候まかせであった水を人為的にコ
のものと言えます。ここまで古い
ントロールすることを目的として、
ものでなくても、現在使われてい
次に農業水利施設にストックマ
農業水利施設の建設を始めたよう
る農業水利施設の多くがそれぞれ
ネジメントの考え方が導入された
り施設を長寿命化させることで、
です。疏水百選にも選定されてい
長い歴史を持ち、補修・補強を繰
経緯について紹介します。
ライフサイクルコスト(注:施設
これに関連して平成 16 年 4 月に
備部会技術小委員会において、農
る「裂田溝(さくたのうなで)
」は、
り返しながら受け継がれてきたも
長い歴史を持つ農業水利施設で
の建設に要する経費に、供用期間
農業水利施設における施設機能診
業水利施設の機能保全に関する基
福岡平野を北流して博多湾に注ぐ
のなのです。また、これらのほと
すが、昭和 24 年に土地改良法が
中の運転、補修等の管理に要する
断などのストックマネジメント技
本的な考え方を整理したうえで、
那珂川の上流に位置しており、我
んどが土水路だったことを考える
制定されて以降、国や都道府県等
経費及び廃棄に要する経費を合計
術の確立を目的として、関東農政
施設機能の診断、計画的な施設の
が国最古の正史である「日本書紀」
と、定期的な補修・補強は必要不
により本格的に新規の水源開発、
した金額)を低減し、なおかつ集
局利根川水系土地改良調査管理事
更新・保全管理を実施できるよう
にもその存在が記されています。
可欠であり、古来より意識せずに
取水堰や用水路の近代化、機場や
中する更新時期を平準化させるこ
務所に保全対策センター(現 保全
「農業水利施設の機能保全の手引
裂田溝は、応仁天皇の母である
ストックマネジメントの考え方を
管理施設の整備等、大規模な整備
とを目的として、ストックマネジ
技術センター)が設置されました。
き」
(以下、「手引き」という)が
神巧皇后により造られたとされて
実践していたとも言えます。むし
が行われてきました。特に高度経
メント導入に向けた検討が始まり
また、平成 19 年 3 月には、食料・
おり、その名の由来は日本書紀に
ろ、施設の全面更新という手法の
済成長期の昭和 30 ∼ 40 年代には、
ました。
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ARIC情報|No.114 2014-08
する基幹水利施設の更新事業に全
2.ストックマネジメント導入
の経緯
て対応できない状況になっていま
した。
こうした中で、補修・補強によ
(図−2)ストックマネジメントの実施内容とその流れ
※ http://www.maff.go.jp/j/nousin/mizu/sutomane/pdf/te0103.pdf より
とりまとめられました。
農業・農村政策審議会農業農村整
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3.ストックマネジメントの
定期的な機能診断調査と評価、③
早めの補修で既存の土地改良施設
強を国が実施主体として行いま
リットが生じます。施設長寿命化
大変な労力と時間を必要とするこ
調査結果に基づく施設分類と劣化
の機能を保全するとともに、国に
す。これにより施設の長寿命化に
計画の作成と、これに則った施設
ともしばしばです。
ここで農業水利施設における
予測、効率的な対策工法の比較検
よる監視のもと、国営造成施設の
より対策工事のコストが縮減さ
管理により今後は適切な施設機能
「ストックマネジメント」という用
討、④関係機関等の情報共有と役
補修・更新を行うこととなります。
れ、農家の負担低減につながりま
の維持が期待されます。
語の定義について説明します。ス
割分担による所要の対策工事の実
事業内容は、ソフト事業とハー
す。また、機能監視により事故発
トックマネジメントは手引きによ
施、⑤調査・検討の結果や対策工
れば、「施設の機能診断に基づく
事に係る情報の蓄積等を、段階的・
ソフト事業は国が造成した施設の
機能保全対策の実施を通じて、既
継続的に実施することとなります。
機能を長期にわたり保全する長寿
基本的な考え方
存施設の有効活用や長寿命化を図
り、ライフサイクルコストを低減
するための技術体系及び管理手法
の総称」とされています。また、
これには「狭義のアセットマネジ
4.ストックマネジメントの
現状と課題
前置きが長くなりましたが、こ
こから本題に入ります。
新たに定義したもの」との解説も
付されています。
ここでいう「アセットマネジメン
(1)マンション管理の現実
平成 23 年度に国営施設機能保
全事業(通称:国営ストマネ)が
創設されましたが、この事業では、
た困難な状況を解決するための一
助とするべく、農業水利施設に関
生リスクが低減します。突発事故
実際のマンション管理でも、管
する情報を一元的に管理すること
の発生時においては、国が迅速・
理状態の良いところもあれば悪い
を目的とした「農業水利ストック
的確な対策を実施します。
ところもありますが、それは我々
情報データベース」
(以下、
「ストッ
の農業農村整備の現場でも同様で
ク DB」という)の運用・管理を行っ
命化対策として、施設の機能診断
メントと同義である。農業農村整
備事業における固有の用語として
ド事業に区分されます。
保全技術センターでは、こうし
を行い、その機能診断結果に基づく
ここでいう「マンション管理の
す。施設造成から 40 年以上が経過
ています。ストック DB は国営造成
「施設長寿命化計画」の作成をする
発想」とは、建物診断による計画
した結果、管理状態の悪いところ
施設と国営附帯県営造成施設を対
ための調査です。施設長寿命化計
的な修繕、明確な資金計画(修繕
では農地転用や耕作放棄のほか、
象に、施設の基本的な情報のほか、
画の中では、施設の維持管理方法
積立金)を指します。特に修繕積
畑地においてはかんがい未利用な
補修等履歴情報、維持管理情報、
として「マンション管理の発想」を
立金に相当する事前積立てが実施
どにより事業計画との乖離が生じ
機能診断情報などが蓄積されてい
取り入れ、計画的な修繕・事前積
されることで、①適時適切な補修
ているところが見受けられます。
ます。なお、ストック DB でも既に
み立て等を計画・推進していきます。
の実施、②賦課金の平準化、③将
また、受益の範囲が不明確な場合
散逸し、失われてしまった資料等
ハード事業は施設の機能監視と
来の農家負担の低減、④突発事故
や設備図面などの関係資料が散逸
を入力・管理することはできませ
施設の保全整備のための補修・補
への迅速な対応が可能といったメ
している場合など、現状の把握に
んが、40 年後に同様のことが起こ
ト」とは、一般的には金融資産や
ることがないよう適切な情報蓄積
不動産などを管理・運用すること
を進めていきたいと思っています。
である「広義のアセットマネジメ
老朽マンションにおける課題と政府の対応方針について
ント」を指しますが、近年では公
お手本となったマンション管理の実態を見てみましょう。マンション
共事業により造成された施設につ
管理では既に修繕計画の作成や修繕積立金の徴収などの実施により、土
また、②については、修繕計画の見通しの甘さから修繕積立金が不足し
いて、維持管理や補修などをどの
地改良施設と比較して順調に管理が行われているはずです。しかし、耐
ていることが多く、特に年金収入のみに依存しているような高齢者世帯
ように効率的に行うかといった技
用年数を超過し、建て替え時期を迎えた老朽マンションについては順調
には建て替え費用は耐えられない負担となることが想像されます。
術体系及び経営管理手法の総称と
して「狭義のアセットマネジメン
ト」という言葉が使われています。
上述の定義を具体的な実施内容
とその流れとして示すと以下のと
おりとなります。
ストックマネジメントでは、①施
設管理者による日常管理における
というわけではないようです。
いとはいえ、100%の同意取得は非常にハードルが高いと思われます。
こうした現状を踏まえ、今年 6 月、「マンションの建替えの円滑化等
我が国のマンションのストック総数は約 590 万戸ですが、そのうち
に関する法律」が改正されました。この改正により、マンションの一括
1981 年以前の旧耐震基準により建設されたものが約 106 万戸と 2 割弱
売却には所有者全員の合意が必要だったものを、8 割以上の合意で可能
を占めています。
となるよう基準を緩めるほか、所有者が売却のための組合をつくり、組
(2)施設機能診断技術上の課題
次に施設機能診断技術に関する
課題についてです。
用水施設の場合、その目的は農
地へ水を供給することです。施設
機能は、水利用機能を水理機能と
構造機能が下支えしている関係に
あります(図− 3 )。
それらの多くは現在の耐震基準と比較すると耐震性が不足していると
合が不動産開発会社などにマンションをまとめて売り渡すことや、売却
考えられますが、マンションの建て替え実績は、これまで 183 件、約
に反対した所有者には、組合が時価での売り渡しを請求できるようにす
14,000 戸にとどまっています。建て替えが進まない原因としては、①マ
ること、賃貸で住んでいる人には引っ越し代や家賃補助などの補償金を
ンションの一括売却には所有者全員の合意が必要なこと、②建て替えに
支払うことなどが可能となります。そのほか、この改正には建て替え時
供給するという目的は達成される
かかる所有者の費用負担が大きいことが考えられます。
の容積率の緩和も含まれており、建て替えにより新たに増えた容積分を
ので、この機能を評価して性能低
販売することで、費用負担を軽減できる仕組みとなっています。
下を予測することができれば最も
①については、土地改良事業と比較して同意取得が必要な人数が少な
この関係からわかるように水利
用機能さえ満たせば、農地に水を
点検、補修、②施設造成者による
よいわけです。しかし、実態とし
ARIC情報|No.114 2014-08
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02―■ 行政の動き
が得られる可能性が高く、費用の
かからない調査手法は、良好な結
果が得られない場合が多くなる関
係にあります。安価で良好な結果
が得られる機能診断手法があれば
よいのですが、現実はなかなか厳
しいものがあります。しかし、比
較的安価で良好な結果が得られる
可能性の高い、バランスの良い機
能診断手法は確立可能と考えてお
り、保全技術センターでも、こう
(図−3)農業水利施設の機能と性能
て水利用機能の評価として、現時
また、地中に埋設されたパイプ
点で水がうまく流れているかどう
ラインであっても、人が入れる大
かはわかるとしても、それがいつ
きさのものなら、管内の水を抜い
流れなくなるかを予想することは
た上で内部に入り、直接目視等を
困難です。そこで、手引きでは、
行っています。
した手法の確立に向けた検討を進
めているところです。
(3)施設機能保全対策上の課題
老朽化した水管理施設の機能保
全も大きな課題の一つです。
水管理施設の標準耐用年数は
10 年ですが、実際は 20 年、30 年
比較的状況の把握がしやすい構造
しかし、人が入れない小口径の
機能に着目した「健全度」評価に
ものについては、どうしたらいい
せているところがほとんどです。
よって、劣化予測を行っています。
でしょうか。
メーカーの交換部品がなくなり、
と補修等を繰り返しながら延命さ
具体的には健全度評価は、S-5:変
小口径パイプラインの内部調査
次に故障したら対応できない状況
状 な し、S-4: 変 状 兆 候、S-3: 変
手法としては、一般的に管内カメ
に追いやられているところも数多
状 あ り、S-2: 顕 著 な 変 状 あ り、
ラが用いられますが、1 箇所あた
く見受けられます。これらハード
S-1:重大な変状あり、の 5 段階で
り数十万円と鉄筋コンクリート開
ウェア上の課題とは別に、最近で
表されます。
水路等の場合と比較して費用が嵩
はソフトウェア上の課題への対応
みます。
も問題となっています。
健全度評価のもととなる施設機
能診断調査は基本的に簡易現地調
また、漏水診断手法としては、比
ご存じのとおりソフトウェアに
査と目視により行われています。
較的安価な水張り試験や多点相関
関する技術の進歩はめざましいも
例えば鉄筋コンクリート開水路で
法、音聴法などが挙げられますが、
のがあり、今年 4 月には Windows
は、ひび割れ幅や剥離・剥落の状
今のところ良好な結果が得られる
XP の延長サポートが打ち切られ
況、変形・歪みの有無、目地の開
適用条件が絞り込めていません。
ま し た。Windows XP は 2001 年
きなどの状態をもとに、施設の健
全度を評価することになります。
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このように、一般的に高い費用
にリリースが開始されたものです
がかかる調査手法は、良好な結果
が、延長サポートを含めても 10 年
機能診断調査(事前調査)
機能診断調査
(ひび割れ幅測定)
機能保全対策
(パネル工法)
機能診断調査(現地踏査)
機能診断調査(詳細調査)
機能保全対策(シート工法)
(図−4)国営ストマネ事業の実施フロー
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リットとして「同意徴収の省略」
て、主に現場の視点から述べさせ
が挙げられることが多いですが、
て頂きましたが、これらの課題を
これは原則として管理に係る事業
常に念頭に置いた上で、ストック
計画の変更を伴わないこと等を条
マネジメントをより一層推進する
件として土地改良法上認められた
ための一助となれるよう今後とも
手続きであり、条件さえ満たせば
努力していきたいと思います。
一般のかんがい排水事業等でも同
※本投稿文の内容や意見は、執筆
意徴集の省略は可能です。
ポンプ設備
・ポンプケーシングが腐食等により劣化
→部分更新・塗装が必要
機場建屋
・天井にひび割れが発生
→ひび割れ充填工による補修が必要
電気設備(水管理設備)
・交換部品の製造中止
・遠隔操作盤の機能停止
→更新が必要
このように事業計画書案の作成
者個人に属し、農林水産省の公式
に時間と手間がかかっていると
見解を示すものではありません。
いう状況は、十分な人員配置等で
改善できることはわかっています
(図ー 5)大利根用水地区 新川揚水機場・新川排水機場の老朽化状況
が、昨今の厳しい定数削減により
それもままなりません。機動的な
を少し越えた程度の寿命というこ
リオを選択せざるを得ない状況と
が始まったところですが、本地区
生じている数十年前の前歴事業計
機能保全対策の実施によるストッ
とになります。XP の寿命は OS と
なっています。
も単純更新事業であり老朽化によ
画との整合を図りつつ、現況を踏
クマネジメントの推進という制度
しては長いものだったかもしれま
水管理施設は農業水利施設を適
り機能低下が見られる揚水機場や
まえたものとすることが求められ
創設時の想いに現場の実施体制が
せんが、標準耐用年数が 40 年の
切に管理する上で、今や欠かすこ
用水路などの補修・補強を主体と
ます。これは、一般のかんがい排
まだ十分に追いついていないよう
鉄筋コンクリート水路と比較する
とのできない主要な施設です。今
した計画となっています。
水事業等における事業計画書案の
に思います。
と 4 分の 1 程度に過ぎません。
後、施設管理者に大きな負担をか
水管理施設は耐用年数を超過す
ればするほど交換部品の在庫もな
けずに水管理施設の更新が可能と
なる制度の充実が望まれます。
くなり、ソフトウェアのサポート
作成と比較して簡素化が可能な点
国営ストマネ事業も土地改良事
業の一つであり、当然、一般のか
んがい排水事業等と同様に土地改
も難しくなります。その結果、維
また、前述の国営ストマネ事業
良法に則って事業計画書案を作成
持管理コストも年を追うごとに増
の実施に関しても現場では苦労が
する必要があります。国営ストマ
していくことから、水管理施設に
あります。国営ストマネ事業制度
ネ事業では施設を新設するわけで
ついては、無理な長寿命化にこだ
の概要は前述のとおりですが、実
なく既存の施設を補修・補強する
わらず、耐用年数である 10 年を目
施フローは(図− 4 )のとおりと
だけなのだから、施設造成を行っ
安に全面更新を検討することが維
なります。
た前歴の事業計画をそのまま利用
持管理費の低減だけでなく、LCC
実際に行われる事業内容は、施
れます。ただ、現状としては水管
設の機能向上や水利再編等を行わ
国営ストマネ事業にかかる事業
理施設の全面更新には通常、数億
ない単純更新事業として施設の補
計画書案であっても、農地転用や
円はかかることから施設管理者
修・補強が主体となります。当事
耕作放棄のほか、畑地においては
は、補修等による延命というシナ
務所管内でも「大利根用水地区」
かんがい未利用などにより乖離が
ARIC情報|No.114 2014-08
の手間と時間がかかります。
な お、 国 営 ス ト マ ネ 事 業 の メ
5.おわりに
農業水利施設におけるストック
マネジメントの現状と課題につい
すればよいかといえばそうはいき
低減の観点からも合理的と考えら
12
がいくつかあるものの、ほぼ同様
ません。
(図ー 6)九十九里平野に広がる農村風景
(図ー 7)大利根用水地区位置図
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