CSA APAC Summit CLOUD ASIA参加報告 2014年10月28日-30日 二木真明 今回の出張での活動概要 10月28日 Research Team (Ekta, Victor)と今後のIoT関連の進め方につ いての調整 CSA Singapore Chapter主催情報交流セミナーへの参加 10月29日 CSA APAC Summit参加 10月30日 CLOUD ASIA Conference/Exhibition参加と情報収集 IoT関連の打ち合わせ APACにおけるグローバルリサーチの体制 今年、APACで新たに2名のリサーチチームメンバーを配置 Victor Chin (シンガポール) Ekta Mishra (インド) JR Santos, John Yao の下でAPACのリサーチをサポートするの が彼らのミッション 日本のIoT クラウドサービスWGへの支援 日本発のドキュメント英訳の監修、グローバルドキュメントとし ての編集 他のWGとの調整、グローバルでのレビューなどの支援 当面の予定 現在国内レビュー中のWGドキュメントの英訳を送付して、監修 を依頼する。 その後、グローバルでのレビューを行う Singapore Chapter Knowledge Sharing Night APAC Summitに合わせて Singapore Chapterが主催 グローバルの動向をシェア するのが目的のイベント Agenda6:30pm - 7:00pm Registration and networking 7:00pm - 7:30pm Presentation of CSA Software Defined Parameter Initiative By Jim Reavis, CEO CSA 7:45pm - 8:00pm Refreshment break 8:00pm - 8:30pm Privacy Level Agreement - an introduction to our International Standardization Efforts By Dr Said Tabet, Co-Chair CSA SME Council and member of CSA International Standardization Council, SDPの現状:Jim Reavis トピック(Jimに直接聞いた内容を含む) 主要なブラウザでサポートが検討されており、(おそらく)来年末くらいまでに、 ブラウザの個別のタブからのみ接続ができるような機能が実現できる コントローラのサービスは現状ではVidder社のみだが、CISCOやJuniperといった N/W機器ベンダが現在提供を検討中(機器への仕様組み込みと管理サービスをあわ せて) VerizonによるCocaColaの導入事例が現状では唯一だが、彼らの他にも今後、 様々な企業がIoTなどをターゲットに実装を進めるだろう コントローラのサービス提供に当たっては、構成を定義する ための優れたUI/UXを提供できるかどうかがカギ PLA:Privacy Level Agreement と国際標準化活動 Said Tabet(EMC) クラウドSLAの一部としてPLA (Praivacy Level Agreement) を定義しようという活動 EUの法制とのコンプライアンスを 確保 認証制度、PLA認証シールなどの 計画も・・・ 標準化活動(ISO) 用語とアーキテクチャの定義 JTC1 SC38 ISO/IEC 17788 (Vocabulary) ISO/IEC 17789 (Architecture) セキュリティ技術 JTC1 SC27 ISO/IEC 27017 (Cloud Security) ISO/IEC 27018 (Privacy) 現状、これらの活動に対しCSA としてリエゾンしている。 ISO/IEC 27036-4 (Supply Chain Mangement) Said と話をしたが、日本でも、CSAとしてのこれらの活動への バックアップをたのみたいとのこと。今後、詳細を詰めつつ フィードバックしていく予定。 CLOUD ASIA シンガポールで開かれる 東南アジア最大のクラウ ドイベント (展示会、 コンファレンス) CSA Summitはこのコン ファレンスのトラックの 一つとして開催される。 CSA APAC Summit Jim Reavisの基調講演 企業におけるクラウド導 入事例における教訓 ごく一般的な話だったが、 シャドウITに触れた部分 で、IT部門はシャドウITを 切り捨てることだけに 汲々とするのではなく、 その背景からユーザニー ズを学ぶべきであると 語ったのが印象に残った。 基調講演 農業ビジネスとクラウド Golden Agri-Resouces社の クラウド導入事例紹介。 農業の効率化には、多くの 生産者の連携が不可欠であ り、そうした目的でクラウド は最適な形態であるという話 ベンダプレゼン STAR認証事業者 サイニングセレモニー ドイツ系のコンサルティング会社 .. TUV Rheinland 社がシンガポールでの 認証事業に参画 ちょっとドタバタなパネル クラウドセキュリティにおける「認証」 そもそも、クラウド固有のベストプラクティスはあるのか?という根本的な問いから始まる。 (左)イケイケ派(シンガポール支部) (中央左)懐疑派(Said Tabet:EMC/CSA) (中央右)論理的肯定派(TUV Reinlandのコンサルタント) (右) 中間派(IDA) ベストプラクティスレベルでの違いは無いとは言わないが少ない。主に実装面においての違いが大きいと いうのが、大筋の結論。STAR認証やCCMはそうした部分に注目していくという話 クロージングキーノート クラウドにおけるセキュア開発 EMCのSaidによるクロージング講演 クラウドのアプリケーション開発におけるセキュアな開発プロセス導入の必要性を 強調 設計段階から様々なリスクを考慮して、それを回避するためのデザインを行わない と、後で大変・・・という話 CSAやSafeCodeでの取り組みを紹介 その他講演風景 30日の基調講演風景 ・クラウドのデータ分散は近い将来 メモリチップに実装される? ・捜査機関からの開示請求状況の透明化(MS) クラウドが完全にセキュアになる なんてありえない??(パネル) クラウドじゃ無くても100%はありえんでしょ、という結論 展示会場風景 CLOUD EXPO ASIAサイト http://www.cloudexpoasia.com/ 日本クラウドセキュリティアライアンス
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