高齢者における身体機能と運動時の疲労に対する適応能力に関する研究

高齢者における身体機能と運動時の疲労に対する適応能力に関する研究
西 田 裕 介 * 1)、 石 井 秀 明
2)
、平井章
2)
、山本隆弘
2)
、上野貢一
2)
1)聖 隷 ク リ ス ト フ ァ ー 大 学 、 2)社 会 福 祉 法 人 十 字 の 園
Ⅰ. 背景
社会福祉法人十字の園は、地域や施設入所されている高齢者を対象に生活を支援する
サービスを提供している。高齢者が自立した生活を維持するためには、身体機能を維持す
る こ と が 重 要 で あ る 。近 年 、身 体 機 能 の 低 下 の 原 因 と し て 、下 肢 筋 肉 量 の 減 少 (サ ル コ ぺ ニ
ア )よ り も 下 肢 筋 力 の 低 下 (ダ イ ナ ペ ニ ア )に 注 目 が 集 ま っ て い る 。こ の 高 齢 者 の 筋 力 低 下 の
メ カ ニ ズ ム は 、 神 経 (中 枢 )活 動 の 障 害 で あ る と 示 唆 さ れ て い る 。 ま た 、 高 齢 者 の 骨 格 筋 の
神経活動にアプローチする方法は主に運動である。運動の効果を得るためには運動時の疲
労に対して適応していくことが必要である。疲労は力の減少と定義され、日常生活を活動
的 に 生 活 す る た め に は 、運 動 時 に 力 が 減 少 せ ず に 多 く の 力 が 発 揮 で き る こ と が 重 要 で あ る 。
したがって、高齢者を対象に運動を行うリハビリテーションの専門職は、運動により神経
活動にアプローチし、疲労しづらくしていく必要がある。しかし、身体機能の低下の有無
に よ り 高 齢 者 の 運 動 時 の 疲 労 に 対 す る 適 応 能 力 (疲 労 課 題 中 に 多 く の 力 を 発 揮 で き る 能 力 )
の違いが明らかにされておらず、実際に身体機能が高い高齢者は疲労に適応できる能力が
高いのか不明である。そこで、身体機能と運動時の疲労の適応能力の関係を明らかにする
必要がある。
Ⅱ. 目的
本 研 究 の 目 的 は 、身 体 機 能 の 低 下 の 有 無 に よ り 、疲 労 に 対 す る 適 応 能 力 (疲 労 課 題 中 に 多
く の 力 を 発 揮 で き る 能 力 )の 違 い を 明 ら か に す る こ と で あ る 。 目 的 を 明 ら か に す る た め に 、
課題Ⅰで身体機能に影響する要因を再検討し、課題Ⅱでは身体機能別の疲労課題に対する
適応能力を調査する。
Ⅲ. 方法
課題Ⅰ:身体機能に影響する要因の同定
1)対 象
対象は、地域在住高齢者およびケアハウス居住者で移動が歩行および歩行補助具使用に
て 自 立 し て い る 74 名 (平 均 年 齢 : 84.6±7.5 歳 、 男 性 : 12 名 、 女 性 : 62 名 )と し た 。
2)測 定 指 標 ・ 測 定 機 器
測定指標は、身体機能、体組成、筋力、認知機能とした。
身 体 機 能 の 測 定 は Short Physical Performance Battery(以 下 ; SPPB)を 使 用 し て 測 定 し
た 。本 研 究 で は 10 点 以 上 を 身 体 機 能 維 持 群 (以 下;維 持 群 )、9 点 以 下 を 身 体 機 能 低 下 群 (以
下 ; 低 下 群 )と 定 義 し た 。
体 組 成 は 生 体 電 気 イ ン ピ ー ダ ン ス 法 (ioi353s、 OWA MEDICAL 社 製 )に て 四 肢 筋 肉 量 、 体 脂
肪 率 、 BMI を 測 定 し た 。 筋 肉 量 は 身 長 に よ る 影 響 を 補 正 す る た め に 、 四 肢 筋 肉 量 の 値 を 身
長 (m)の 2 乗 値 で 除 し て Skeletal Mass Index(以 下 ; SMI)を 算 出 し た 。
筋 力 は 下 肢 筋 力 と 握 力 を 測 定 し た 。下 肢 筋 力 は 、ハ ン ド・ヘ ル ド・ダ イ ナ モ メ ー タ ー (Mobie
MT-100 、 酒 井 医 療 社 製 ) を 使 用 し 、 膝 に 痛 み の な い 下 肢 で 膝 関 節 伸 展 の 最 大 等 尺 性 収 縮
(Maximum Voluntary Contraction; 以 下 MVC)を 測 定 し た 。 測 定 肢 位 は 椅 子 座 位 と し 、 測 定
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誤 差 を 最 小 限 に す る た め に 、プ ル セ ン サ ー (MT110、酒 井 医 療 社 製 )を 使 用 し て 測 定 し た 。測
定は数回練習を行った後に、3 回測定して最大値を代表値とした。また、分析には実測値
(N)を 体 重 で 除 し た 値 (N/kg)を 用 い た 。握 力 は デ ジ タ ル 握 力 計 (T.K.K5401、OG 技 研 社 製 )を
用 い て 、椅 子 座 位 で 背 も た れ に も た れ ず 、上 肢 は 体 側 に つ け な い よ う に 指 示 し て 測 定 し た 。
測定は左右 2 回ずつ測定し、最大値を代表値とした。
認 知 機 能 は Mini-Mental State Examination(以 下 ; MMSE)を 使 用 し て 測 定 し た 。
3)統 計 学 的 検 討
各 指 標 は 維 持 群 と 低 下 群 に 分 類 し 、 平 均 値 ±標 準 偏 差 で 示 し た 。 両 群 間 の 基 本 属 性 お よ
び特性の比較には対応のない t 検定、男女の人数の差には χ2 検定を用いた。また、身体
機 能 に 影 響 を 及 ぼ す 要 因 を 検 討 す る た め に 、 重 回 帰 分 析 を 用 い た 。 従 属 変 数 は SPPB と し 、
独 立 変 数 は 年 齢 、 BMI、 体 脂 肪 率 、 SMI、 下 肢 筋 力 、 握 力 、 MMSE と し た 。 独 立 変 数 の 選 択 は
ス テ ッ プ ワ イ ズ 法 を 用 い た 。な お 、全 て 有 意 水 準 は 危 険 率 5%未 満 と し 、統 計 ソ フ ト は SPSS
19.0 Japanese を 用 い た 。
課題Ⅱ:身体機能別の疲労課題に対する適応能力
1)対 象
対 象 は 、 女 性 の 高 齢 者 15 名 と し 、 課 題 Ⅰ の SPPB の 結 果 を も と に 、 身 体 機 能 維 持 者 8 名
(SPPB ス コ ア;10 点 以 上 )と 身 体 機 能 低 下 者 7 名 (SPPB ス コ ア;9 点 以 下 )に 群 分 け し た 。除
外基準は、歩行が自立していない、著明な不整脈がある、重度な高血圧がある、心疾患や
呼 吸 器 疾 患 を 有 し て い る 、研 究 の 目 的 や 方 法 な ど の 説 明 が 理 解 で き な い (重 度 の 認 知 症 や コ
ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 不 良 )、変 形 性 膝 関 節 症 の 既 往 を 有 し て 膝 蓋 大 腿 関 節 に 痛 み が あ る 者 と し
た 。 ま た 、 設 定 課 題 中 に 、 最 大 速 度 で 230°/s 以 上 を 発 揮 で き な か っ た 者 も 除 外 し た 。
2)プ ロ ト コ ル
被 験 者 は 多 用 途 筋 機 能 評 価 装 置 (バ イ オ デ ッ ク ス シ ス テ ム 3、 バ イ オ デ ッ ク ス 社 製 )を 使
用 し 、股 関 節 屈 曲 85°、膝 関 節 屈 曲 90°の 状 態 で 5 秒 間 の 膝 関 節 伸 展 の MVC を 3 回 測 定 し
た 。5 分 以 上 休 憩 し た 後 に 、被 験 者 は 20%MVC の 負 荷 に 対 し て 出 来 る だ け 速 い 速 度 で 膝 関 節
伸 展 運 動 (膝 関 節 屈 曲 90°か ら 0°ま で )を 30 回 行 う 疲 労 課 題 を 実 施 し た 。被 験 者 に は 出 来
るだけ早く膝関節を伸ばすように指示した。また、被験者には膝関節完全伸展後に力を抜
い て も ら い 、検 者 が 開 始 肢 位 の 膝 関 節 屈 曲 90°に 戻 し た 。な お 、疲 労 課 題 の 実 施 中 は 1 回
で も 230°/s を 上 回 っ て い る こ と を 確 認 し た 。
3)測 定 指 標
測 定 指 標 は 、MVC、最 大 パ ワ ー 、最 大 速 度 、疲 労 課 題 中 の パ ワ ー の 推 移 お よ び 総 和 、疲 労
課題中の筋電図信号とした。
MVC は 疲 労 課 題 前 に 測 定 し 、3 回 の う ち 最 大 値 を 代 表 値 と し た 。最 大 パ ワ ー は 疲 労 課 題 中
に 発 揮 し た 最 大 速 度 と 20%MVC の 値 を 掛 け 合 わ せ た 値 と し た 。疲 労 課 題 中 の パ ワ ー の 推 移 は 、
最 大 パ ワ ー を 100%と し て 、 5 回 ご と の 平 均 値 を も と に パ ー セ ン ト で 算 出 し 、 力 の 変 化 を 表
す 指 標 と し た 。ま た 、疲 労 課 題 中 の パ ワ ー の 総 和 は 、20%MVC の 値 と 1 回 ご と の 速 度 を も と
に 1 回ごとのパワーを計算し、合計を算出した。
疲 労 課 題 中 の 筋 電 図 信 号 の 測 定 は 、 筋 電 図 シ ス テ ム Tele Myo G2(Noraxon 社 製 )を 用 い
た。筋電図信号は、疲労課題中に大腿直筋と外側広筋から記録した。電極から導出された
ア ナ ロ グ 信 号 は A/D 変 換 器 を 介 し 、サ ン プ リ ン グ 周 波 数 1500Hz で パ ー ソ ナ ル コ ン ピ ュ ー タ
に 取 り 込 み 、 筋 電 図 解 析 ソ フ ト ウ ェ ア Myo Research XP で 解 析 し た 。 筋 電 図 信 号 の 振 幅 を
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調 べ る た め に 、 50msec ご と の Root Mean Square に よ り 平 滑 化 し 、 疲 労 課 題 中 の 膝 関 節 屈
曲 90°か ら 完 全 伸 展 ま で を 解 析 対 象 と し た 。疲 労 課 題 中 の 筋 電 図 信 号 は 大 腿 直 筋 と 外 側 広
筋 の 5 回 ご と の 平 均 値 を も と に 、 1-5 回 を 100%と し 、 5 回 ご と の 変 化 率 を 算 出 し た 。
4)統 計 学 的 検 討
測 定 結 果 は 、平 均 値 ±標 準 偏 差 で 示 し た 。MVC、最 大 パ ワ ー 、最 大 速 度 、疲 労 課 題 中 の パ
ワーの総和における群間の比較には、対応のない t 検定を用いた。また、疲労課題中のパ
ワーと筋電図信号の時系列と群間の 2 要因の比較には繰り返しのある二元配置分散分析を
行 っ た 。有 意 差 を 認 め た 場 合 、時 系 列 は Tukey’ s HSD に よ る 多 重 比 較 検 定 を 用 い た 。ま た 、
群間の比較は対応のない t 検定を用いた。疲労課題中のパワーの総和と筋電図信号の関係
性 を 検 討 す る た め に 、 Pearson の 積 率 相 関 分 析 を 用 い た 。 全 て 有 意 水 準 は 危 険 率 5%未 満 と
し 、 統 計 ソ フ ト は SPSS 19.0 Japanese を 用 い た 。
Ⅳ. 結果
課題Ⅰ:身体機能に影響する要因の同定
74 名 の 高 齢 者 を 維 持 群 (35 名 )と 低 下 群 (39 名 )の 2 群 に 群 分 け し た 。 そ の 結 果 、 維 持 群
は 低 下 群 に 比 べ て 、年 齢 が 有 意 に 低 く (維 持 群 vs. 低 下 群;82.4±7.0 歳 vs. 86.5±7.4 歳 )、
下 肢 筋 力 (維 持 群 vs. 低 下 群 ; 5.01±1.48N/kg vs. 3.46±0.97N/kg)、 握 力 (維 持 群 vs.低
下 群 ; 21.8±6.2kg
vs. 17.2±5.4kg)、 MMSE(維 持 群 vs.低 下 群 ; 26.9±2.7 点 vs. 23.3
±4.7 点 )が 有 意 に 高 い 値 を 示 し た (p<0.05)。し か し 、BMI、体 脂 肪 率 、SMI に は 有 意 差 が 認
められなかった。
重回帰分析における逆行列の支障となり、回帰式の精度も悪くなる多重共線性の考慮と
し て 相 関 行 列 表 を 観 察 し た が 、 r>0.9 も し く は r<-0.9 と な る よ う な 変 数 は 存 在 し な か っ
た た め 、全 て の 変 数 を 対 象 と し た 。抽 出 さ れ た 指 標 は 下 肢 筋 力 、MMSE で あ っ た 。標 準 偏 回
帰 係 数 は 下 肢 筋 力 が 0.50、 MMSE が 0.23 で あ り 、 R 2 は 0.37、 Durbin-Watson 比 は 1.87 で
あった。
課題Ⅱ:疲労課題に対する身体機能に影響する要因の反応
疲 労 課 題 中 の パ ワ ー の 総 和 (維 持 群 vs. 低 下 群 ; 2068.8±635.3W
vs. 1385.4±547.5W)
は 群 間 に 有 意 差 を 認 め (p<0.05)、年 齢 、MVC、最 大 パ ワ ー 、最 大 速 度 は 有 意 差 を 認 め な か っ
た。
疲 労 課 題 中 の パ ワ ー の 時 系 列 は 、 維 持 群 で は 11-15 回 以 降 、 低 下 群 で は 21-25 回 以 降 に
お い て 1-5 回 と 比 べ て 有 意 に 低 下 し た (p<0.05)。 ま た 、 疲 労 課 題 中 の パ ワ ー の 群 間 は 1-5
回 に お い て 差 が 認 め ら れ た (p<0.05)。 疲 労 課 題 中 の 筋 電 図 信 号 は 維 持 群 で は 徐 々 に 上 昇 し
て い く の に 対 し 、 低 下 群 は 徐 々 に 減 少 し て い き 、 16-20 回 以 降 で 群 間 に 有 意 差 を 認 め た
(p<0.05)。 1-5 回 に 対 す る 25-30 回 の 筋 電 図 信 号 の 変 化 率 と 疲 労 課 題 中 の パ ワ ー の 総 和 の
相 関 分 析 の 結 果 は 、 r= 0.585(p<0.05)で あ っ た 。
Ⅴ. 考察
課題Ⅰでは、独歩および歩行補助具使用にて移動が自立している高齢者の身体機能に影
響する要因を検討した。その結果、筋力が最も身体機能に影響する要因であることが証明
され、筋系のみだけでなく、神経系も検討する必要性が示唆された。
重回帰分析により、身体機能に影響する要因として下肢筋力と年齢が要因として抽出さ
れた。加齢により、バランス、持久力、歩行速度といった運動機能の低下が生じる。よっ
て、年齢が抽出されたと考えられる。下肢筋力は筋力を反映する指標である。筋力は神経
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系と筋系の 2 つの要因によって発揮され、神経系の要因が身体機能の維持において重要で
あるとされている。神経系は加齢により、運動ニューロンの減少、最大の運動単位の発火
頻度の減少、主動作筋と拮抗筋の異常な筋活動が生じる。また、身体機能と神経活動には
正の相関関係が認められると報告されている。課題Ⅰの群間比較の結果においても、下肢
筋 力 に 有 意 差 を 認 め て い る 。 こ の 有 意 差 は SMI に 差 が な い こ と か ら 、 神 経 活 動 に よ る 影 響
であると考えられる。よって、重回帰分析の結果は、高齢者の身体機能には筋力、特に神
経活動が影響することを示唆する。
そこで、課題Ⅱでは神経活動を測定し、疲労課題に対する適応能力を検討した。その結
果、疲労課題中のパワーの総和と筋電図信号は維持群に比べ、低下群で有意に低く、疲労
課題中のパワーの総和と筋電図信号の変化率には、正の相関関係を認めた。よって、身体
機能が高い高齢者は疲労に適応できる能力が高いことが示され、身体機能の低下の原因は
神経活動であることが明らかになった。
課題Ⅱの疲労課題中、両群ともに有意にパワーが低下しており、疲労が生じた。疲労課
題中のパワーの総和は維持群に比べ、低下群で有意に低い値を示した。この結果は先行研
究 と 一 致 す る 結 果 で あ り 、課 題 Ⅱ に お い て MVC や 最 大 パ ワ ー に 差 が な い こ と を 考 慮 す る と 、
身体機能の低下には、疲れずに持続的に力を発揮する能力が関与すると考えられる。力は
神経系と筋系の両方の要因により発揮され、1 回のパワーを発揮する時の神経活動は加齢
の影響を受けず、身体機能が低下すると減少する。また、健常者を対象とした疲労課題に
対する筋電図信号は、追加的に運動単位の動員や発火頻度を増やすために、増加すること
が確認されている。つまり、身体機能が低下すると運動単位を追加的に動員することや発
火頻度を増やすことが困難になると考えられる。課題Ⅱにおいて低下群は維持群に比べて
神経活動が低下しており、さらに疲労課題による神経活動の変化率とパワーの総和に正の
相関関係が認められたことから、追加的な運動単位の動員や発火頻度を増加できる能力が
身体機能を維持する上で、重要な要因であることが明らかとなった。
以 上 の 課 題 Ⅰ と Ⅱ の 結 果 よ り 、身 体 機 能 に は 疲 労 に 適 応 で き る 能 力 (疲 れ ず に 持 続 的 に 力
を 発 揮 す る 能 力 )が 関 与 し 、身 体 機 能 の 低 下 を 引 き 起 こ す 原 因 に 神 経 活 動 を 賦 活 で き る 能 力
が影響することが示唆された。今後、社会福祉法人十字の園で高齢者を対象に運動を提供
していく際には、神経活動に着目していく必要がある。さらに、疲労という視点を持ちな
がら運動の効果を評価し、身体機能の変化をみていくことで、高齢者の生活の質の向上に
寄与できると考えられる。
Ⅵ. 学会発表の状況
・ 第 29 回 東 海 北 陸 理 学 療 法 学 術 大 会 、 2013 年 11 月 . 最 優 秀 賞 受 賞 (共 同 ).
・ 第 49 回 日 本 理 学 療 法 学 術 大 会 、 2014 年 5 月
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