2014年「お年玉」アンケート 2014.12.08

2014年「お年玉」アンケート
ファイナンシャルプランナー 粟津久乃氏
今年もいよいよあと1ヶ月となりました。
12月は陰暦「師走」の別称の通り、1年をしっかりと 締めくくるために実際に忙しく走り回るという方も 多い
のではないでしょうか。
そして、新年を気持ちよく迎えるために大掃除をしたり、 年賀状を書いたり、おせち料理を作ったり・・・、
そんな中で「お年玉」のために『ポチ袋(お年玉袋)』を 選んだり、銀行に新札を調達しにいく、という方もい
らっしゃる のではないでしょうか。
みなさん、誰にいくらあげるかというのはどのように決めているのでしょうね?
実は、2014年の「お年玉」に関するアンケートがあります。
今回はファイナンシャルプランナーの粟津久乃氏が そのアンケートをまとめてレポートしてくださいました
ので、 ぜひ参考になさってください。
ぜひご一読ください。
毎年、インターワイヤード株式会社が運営するネットリサーチDIMSDRIVEが、お年玉をあげた人数や
金額など「お年玉に関するアンケート」を行っています。
アンケート結果から最近の「お年玉事情」についてまとめました。
Q1:お年玉は、何人にあげましたか。(自由回答)
この情報記事は、 (株)セールスエデュケーション・ラボラトリーが配信しているメールマガジンを転用しています。 URL:http://www.se-labo.jp/
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⇒何人にあげたか?
今年、お年玉をあげた人の
“あげた人数”は、
「1~2人」が45.6%と半数近くで、
「3~4人」は30.6%、
「5~6人」14.3%でした。
「11人以上」という人は1.4%でした。
核家族化、少子化の影響なのか、
あげた人数の平均は毎年減り続けて
おり「11人以上」にあげた人の割合も
2.0%→1.5%→1.4%と減る傾向にあ
ります。
⇒あげた人との関係
「あげた相手」については、「甥・姪など、親戚の子」64.1%が最も多く、
「自分の子」36.1%、「孫」21.4%と続いています。
2013年と比較してみると、「自分の子」は0.5ポイント減少。一方「孫」は
2.6ポイント増加しました。
同居の子供がいる人のうち、自分の子にお年玉をあげた割合は37.3%でした。
就学中の子供の場合には、お年玉をあげる場合が多いことが推測できるので、社会人になってからも親と
同居している子供が多いことが窺えます。
Q2:どの年代の人に、いくらお年玉をあげましたか?(複数回答)
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⇒年齢によるお年玉の価格
「どの年代の人にいくらあげたか」については・・・
小学3・4年生までは“1000~3000円未満”と回答した人が最も多く、
小学5・6年生は“3000~5000円未満”が最も多く38.7%でした。
中学生、高校生では“5000~10000円未満”が最も多く、
中学生43.5%、高校生48.5%でしたが、2番目に多かった価格帯は
中学生は“3000~5000円未満”の30.9%、高校生は“10000~30000円未満”
の30.5%となっています。
その他学生、社会人では“10000~30000円未満”と回答した人が多かったようです。当然かもしれませんが、
年代が上がるにつれて、あげるお年玉の金額は多くなっています。
「10000円以上あげた」という人は、中学生→16.2%、高校生→32.3%、その他学生→59.3%、社会人
→69.1%となっており、高校卒業後は“10000円以上”のお年玉をあげる人が半数を超えています。
『高校卒業』を、お年玉金額10000円を超える基準にしている人が多く窺えます。
また、未就学児でも70%以上が“1000円以上”のお年玉を上げており、「ポチ袋(お年玉袋)」に硬貨を入れて
あげている人は少ないようです。
Q3:妥当だと思われるお年玉の金額を、それぞれ年代ごとにお選びください。(単一回答)
⇒学年による「妥当な金額」
「各学年(年代)で妥当だと思われているお
年玉の金額」を尋ねたところ、高校生までは
年代が上がるにつれて妥当だと思うお年玉
の金額も上がっています。
【未就学児】は「1000円未満」が45.8%で
「必要ない」と思っている人が13.6%いるこ
とから、あげたほうが良いと思っている人の
半数以上を占めています。
【小学1~4年生】は「1000~3000円未満」、
【小学5・6年生】は「3000~5000円未満」が
最も多い価格帯となりました。
【中学生】は「3000~5000円未満」の38.0%と「5000~10000円未満」の37.4%が拮抗しています。
【高校生】は「5000~10000円未満」が最も多く、47.5%と半数近くになりました。
【その他学生(大学生・専門学校生)】では「必要ないと思う」の28.5%と「10000~30000円未満」の28.3%が拮抗
し、意見が分かれる結果になっています。
【社会人】では「必要ないと思う」が71.8%で圧倒的に多いという結果が出ました。
また、Q2の結果と比べると面白いのですが、例えば【未就学児】に対して妥当だと思う金額は「1000円未満」が半
数近く占めているにもかかわらず、Q2の実際に上げた金額は「1000円未満」が30%弱というところです。
この傾向は各年代にほぼ共通しており、実際には「妥当だと思う金額」よりも多目のお年玉を上げている人が多い
ようです。
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いかがでしたか?
「お年玉の額をどのように決めていますか?」という 質問もあったのですが、
『子どもの年齢と世間の相場を基に 決めている』が33%で一番。
以下、『小学生3,000円、中学生5,000円など学齢に応じて決めている』
『その年の雰囲気で、あげている』 と続いています。
中には『親戚から頂いたお年玉よりも多い、などの気遣いをしている』
など、いろいろな気配りをしている方もいるようです。
毎年金額は増えているのですが、その増加率は景気の動向にも
左右されるようで、2014年はアベノミクスによる景気回復感が
漂っていたためか、増加率は高かったようです。
果たして来年(2015年)の「お年玉相場」はどうなるのでしょう?
景気回復と共に上がっていくといいですね!
今年最後のメールマガジンになります。
毎月お読みくださり、ありがとうございました。
来年も、みなさまに少しでもお役に立てそうなメールを配信してまいります。
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