PDFファイル - 医薬品医療機器情報提供ホームページ

* 2014 年 12 月 8 日作成(第 2 版)
医療機器認証番号
219ADBZX00150000
2014 年 6 月 1 日作成(第 1 版)
医療機器認証番号
22200BZX00696000
機械器具(12)理学診療用器具
管理医療機器 循環器用超音波画像診断装置
40763000
特定保守管理医療機器
s5i イメージング システム 及び
s5ix イメージング システム の構成品
(SyncVision システム)
【警
されるフレームは、ECG 信号に基づいて選択されることがある。
SyncVision PC は画像解析を行い、アンギオシステムからの画
像に寸法等の情報を表示する。また、IVUS システムの画像と
アンギオシステムの画像を同期させてモニタ上に表示するこ
ともできる。
告】
使用方法
1.SyncVision システム(以下、本品という)の添付文書及び
オペレーションマニュアルをよく読んでから本品を操作す
ること。
2.本品の操作に精通した医療従事者又は本品が目的とする処
置を実行するための訓練を受けた医療従事者以外は、本品
を使用しないこと。
3.アンギオシステム等の併用機器を使用する際は、その添付
文書の指示に必ず従うこと。
【使用目的、効能又は効果】
超音波を用いて体内の形状、性状又は動態を可視化し、画像情
報を診断のために提供される。
【操作方法または使用方法等】
1.使用準備
1) 各構成品間の接続を確認し、電源コ-ドを接続する。
2) 絶縁変圧器(電源入力)を ON にする。
3) SyncVision PC の電源スイッチを ON にする。
4) SyncVision PC の初期画面が表示されるまで待つ。
2.使用方法
1) 新しい症例の場合、データ識別のための症例名や医師名を
登録する。
2) アンギオシステムから画像を取り込み、表示する。
3) アンギオシステム画像を解析し、対象病変等の評価を行う。
4) IVUS システムからの画像を取り込み、アンギオシステム
画像と同時に表示し、解析・評価を行う。また、IVUS シス
テム画像のみを表示することもできる。
5) 保存された症例データの閲覧や、外部機器へのエクスポー
トが可能である。
3.使用後
1) SyncVision PC の電源を OFF にする。
2) 絶縁変圧器を OFF にする。
【禁忌・禁止】
使用方法
1.可燃性麻酔剤使用中に本品を使用しないこと。[爆発の危険
性がある。]
【形状・構造及び原理等】
形状・構造
1.外観
主な構成品等の外観は以下のとおり。
SyncVision PC
モニタ
キーボード
マウス
【使用上の注意】
重要な基本的注意
使用上の注意の詳細については、オペレーションマニュアルを
参照すること。
1. 異常が認められた場合は使用しないこと。
2. 使用前に本品、併用医療機器並びに構成品・付属品の添付
文書を確認の上、使用すること。
3. 構成品・付属品の上に液体をこぼしたり物を落としたりし
ないこと。
4. 本品を他の機器と併用するときは、本品を実際に接続して
影響の有無を確かめ、異常が認められる場合は併用しない
こと。
5. 測定エラーや測定結果の誤解を避けるため、十分なトレー
ニングを受けるまでは本品を操作しないこと。
6. 本品には、ユーザーが修理できる部品は含まれていない。
パネルやカバーを外す等の分解、改造を行わないこと。
7. 感電を避けるため、カテーテル室にある接続用部品はメデ
ィカルグレードの電源に接続し、その他の構成品・付属品
は絶縁変圧器に電源接続すること。
8. 絶縁変圧器は専用の電源コードを使用し、医用 3P コンセ
構成品・付属品
1.SyncVision PC
2. モニタ
3. キーボード
4. マウス
5. ジョイスティック
6. アイソレーショントランスフォーマ(以下、絶縁変圧器とい
う)
7. 接続ケーブル
8. 接続用部品
電気的定格
定格電圧
100VAC
周波数
50/60Hz
電源入力
600VA
電撃に対する保護の形式による分類
クラスⅠ機器
原理
IVUS システム及びアンギオシステム(別品目)の画像は同時
に SyncVision PC へ取り込まれ、モニタ上に表示される。表示
オペレーションマニュアルを必ずご参照下さい。
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501-0201.43/002
ントに直接接続して必ず接地すること。
9. 本品は定格電圧で使用すること。
10. 正しく接地された機器のみを併用すること。
11. 携帯式および移動式 RF 通信機器は医用電気機器に影響を
及ぼし、本品が想定外の動作をする可能性があるため、安
全性が確認されていない機器がある環境では、本品を作動
させないこと。
12. 本品には必ず専用の併用医療機器及び構成品・付属品を使
用すること。[指定されていない構成品・付属品を使用す
ると、本品のエミッションの増加又はイミュニティの低下
を招く可能性がある。]
13. 本品が誤動作又は故障した場合は、本品の電源を切ってコ
ンセントからプラグを抜き、ボルケーノ・ジャパン社のテ
クニカルサポートに連絡すること。
14. 不適切な校正、画質不良、不十分な量の造影剤、対象病変
の近くにエックス線不透過物があることは、不正確な定量
的冠動脈解析(QCA)に繋がり、患者に危害が生じる可能
性があるため、注意すること。
15. 本品の操作画面におけるガイディングカテーテルの校正
が不正確な場合、QCA の測定値が不正確になり、患者に危
害が生じる可能性があるため、注意すること。
16. 対象血管とカテーテルがエックス線検出器から同じ距離
に無い場合、QCA の測定値が不正確となるため、以下に注
意すること。
 アンギオシステムの画質が良好であり、血管造影中に
血管が明確に視認できることを確認する。
 対象血管が造影剤で満たされている画像フレームを解
析用に選択する。
17. 解析結果は、本手技に熟練した医師が読み取ること。
18. 本品の画像をカテーテル室のモニタへ送るときは、ディス
プレイエクステンダを使用すること。
19. アンギオシステムにディスプレイエクステンダが組み込
まれていない場合、メディカルグレードの絶縁電源に接続
したディスプレイエクステンダを使用して、アンギオシス
テムの画像を本品へ送ること。
20. 血管を正確に測定するために、強調表示されたガイディン
グカテーテルの境界が正しいことを確認すること。
21. モニタ上のガイディングカテーテル径が正しく選択され
ていることを確認すること。
22. 強調表示された境界が不適切な場合は、校正ダイアログの
「Cancel」をクリックし、ガイディングカテーテル先端の
別の適切な場所(明確に見え、十分に長いセグメント内)
を選択し直すこと。
23. 校正の精度を上げる際は、径の大きい(例:6、7、8 Fr)
ガイディングカテーテルを使用すること。
24. アンギオシステムの画質が悪いと、Co-registration 機能
(IVUS システムの画像とアンギオシステムの画像を同時
表示し、デバイス位置を関連付ける機能)による表示が不
正確になる可能性があるため注意すること。
25. 画像フレームの中に CABG(冠動脈バイパス移植術)ワイヤ
やクリップなどの金属があると、Co-registration 機能が
損なわれる可能性があるため注意すること。
26. Co-registration 機能は、フレーム内に金属によるアーチ
ファクトがなく、良好な画質を得られているときに使用す
ること。
27. CABG ワイヤや金属クランプなどの金属によりアーチファ
クトが発生すると、IVUS カテーテル等を適切に画像認識で
きない可能性がある。そのような場合は、画面の ROI(関
心領域)を操作して、アーチファクトを無くすこと。
28. ROI の設定範囲が小さすぎると、任意の ROI を設定できず、
デフォルト又は以前に設定した ROI が使用されるため注意
すること。
29. 画面上で同時にトラッキングできるバルーン又はステン
トの数は 1 つのみなので注意すること。
30. 機器の強調表示(Enhancement 機能)と画像安定化表示
31.
32.
33.
34.
(Stabilization 機能)が適切に行われるために、バルー
ン又はステントのエックス線不透過性マーカが明確に見
え、それが非常に暗さの強いドット形の物体として ROI の
範囲に入っていることを確認すること。
画質が悪いと、ソフトウェアによるマーカ識別が不適切と
なり、Enhancement 機能と Stabilization 機能が不十分に
なる可能性があるため注意すること。
IVUS カテーテルのプルバック経路が、アンギオシステムの
画面で直線やほぼ完全な曲線として表示される場合、
Co-registration が適切に機能しない可能性がある。この
場合、アンギオシステムの C アーム位置を調整し、プルバ
ックをやり直すこと。
プルバック中に画面ズームの変更や、テーブル、C アーム
又は患者を移動すると、Co-registration が適切に機能し
ない可能性があるため注意すること。
血管造影を行ってから、プルバックを完了させるまでは、
画面ズームの変更や、テーブル、C アーム又は患者を移動
しないこと。
【貯蔵・保管方法及び使用期間等】
保管条件
高温多湿直射日光をさけて保管すること。
耐用期間
5 年(当社データの自己認証による)
【保守・点検に係る事項】
1. 保守点検は必ず実施すること。
2. 保守点検の詳細については、オペレーションマニュアルを参
照すること。
使用者による保守点検事項
点検項目
適時点検
点検時期
点検内容(概略)
適時
清潔野付近にある備品、モニタ及び筐
体の清掃
1ヶ月に1回 ケーブルの接続確認
定期点検
1年に1回
絶縁性の確認
18ヶ月に1回 ファン及びファンフィルターの清掃
業者による保守点検事項
点検項目
定期点検
【包
点検時期
点検内容(概略)
1 年に 1 回 専用工具、測定器を使用した点検、
調整
装】
梱包単位:1
【主要文献及び文献請求先】
*
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ボルケーノ・ジャパン株式会社
マーケティング本部
東京都港区芝 4 丁目 1 番 23 号
電話番号:03-6414-8707
【製造販売業者及び製造業者の氏名又は名称及び住所等】
製造販売業者
ボルケーノ・ジャパン株式会社
* 東京都港区芝 4 丁目 1 番 23 号
* 電話番号:03-6414-8700
外国製造業者
Volcano Corporation
国名:アメリカ
オペレーションマニュアルを必ずご参照下さい。
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