平成26年度事業中間報告 平成26年11月25日 一般財団法人製造科学技術センター 目次 1 ロボット介護機器開発・導入促進事業に関する事業管理業務 2 生産システムの省エネルギー化評価手法の国際標準化 3 生産ソフトウェアの相互運用のための機能記述の実用化に関する国際標準化 4 TC184/SC4(産業データ交換)の国内審議団体及び推進協議会 5 日本の競争力強化・グローバルサプライチェーンの体系化整備事業 6 FAオープン推進協議会(FAOP) 7 Industrial Automation Forum (IAF) 8 ものづくり小規模事業者等人材育成事業 9 省エネルギー型建設機械導入補助事業 10 SIP Additive Manufacturingを核とした新しいものづくり創出の研究開発 11 SIP チーム双方向連成を加速する超上流設計マネージメント/環境構築の研 究開発 12 災害対応ロボットの社会実装(COCNプロジェクト) 13 ロボット研究・実証拠点整備等に関する調査 平成26年度MSTC事業中間報告 経済産業省委託 ロボット介護機器開発・導入促進 事業(開発補助事業)事業管理 事業期間: 平成26年4月22日~平成27年3月31日 平成26年11月25日 調査研究部 ロボット介護機器開発・導入促進事業の概要 事業の内容 事業イメージ 事業の概要・目的 Ⅰ.重点分野のロボット介護機器の開発補助 ○高齢者の自立支援、介護実施者の負担軽減に資 するロボット介護機器の開発・導入を促進します。 (ニーズ指向、安価に、大量に) ロボット技術の介護利用における重点分野 (平成24年11月 経産省・厚労省公表、平成26年2月改訂) 移乗介助 (装着、非装着) (継続7件 新規1件) 排泄支援 認知症の方の見守り (施設、在宅) ○介護現場等のニーズを踏まえ、厚生労働省と 連携して「ロボット技術の介護利用における 重点分野」を特定し、その分野のロボット介 護機器を開発する企業等に対し補助を行うと ともに、介護現場への導入に必要な基準作成 等の環境整備を行います。 条件(対象者、対象行為、補助率等) 移動支援 (屋外、屋内) (継続4件 新規9件) 入浴支援 補助 (1/2,2/3) 開発事業者 国 委託 委託 大学・企業等 で構成する コンソーシアム 事業管理 業務者 (継続2件 新規3件) (継続7件、新規14件) (新規3件) Ⅱ.介護現場への導入に必要な環境整備 ○安全・性能・倫理の基準を作成し、効果の高いロボット介護 機器を評価・選抜し、介護現場での実証試験実施や導入を 促進する。 実施内容(1) (1)補助事業の事業管理支援 ①補助金応募書類確認・管理 ②応募資格審査 ③審査採択委員会運営 ④採択結果通知 ⑤補助金交付申請書作成に係る問い合わせ対応 ⑥補助金交付申請書受理 ⑦補助金交付決定通知 ⑧補助事業者の事務処理に係る問い合わせ対応 ⑨補助事業者に対する開発計画管理・財産管理支援 ⑩実績報告書作成に係る問い合わせ対応 ⑪実績報告書受理 ⑫確定検査支援 補助事業数 50件(継続20件、H26新規採択30件) ⑬確定通知 ⑭請求書受理 実施内容(2) (2)「ロボット介護機器開発パートナーシップ」の 運営補助 ① 7月 1日、 2日の第7回(東京、大阪) ②12月 1日、 2日の第8回(大阪、東京) (3)福祉機器に関する展示会への出展 10月1-3日の国際福祉機器展(H.C.R)開発最前線への出展 10月14-17日のJapan Robot Weekでの経産省ブースの企画・ 運営 11月12-14日のHOSPEX Japan での経産省ブースの企画・運営 平成26年度MSTC事業中間報告 経済産業省委託 生産システムの省エネルギー化評価 手法の国際標準化 事業期間: 平成26年4月22日~平成27年3月27日 平成26年11月25日 調査研究部 1 事業研究の計画概要 事業研究の対象範囲: 製造業の工場/生産ライン/セルのレベルにおける環境評価手法 (1) – – – 企業/事業所全体では, いくつかの規格があり,活用されている。 生産装置/機械単位では, 装置/機械性能の向上と, ユーザ企業による運転管理の改善等により, 環境負荷改善が行われている。 工場/生産ライン/セル (生産システム)では, 環境評価手法の規格が整備されていない。 企業/事業所全体 工場/生産ライン/セル 生産装置/機械 生産システムの 環境評価の位置付け (2) 実施体制:環境評価手法に関する国際標準化委員会 (委員長:木村文彦法政大学教授,事務局:MSTC) (3) スケジュール:2006年度~2011年度、2012年度~2013年度 2014年度~2016年度 (4) 目標:日本の製造業の特長を生かすことができる環境評価手法の 国際標準原案を作成し,ISO化を目指す(及び普及活動) 8 2.生産システムの環境評価手法のイメージ (生産システムを階層構造モデルにより評価) 工場 素材製造 製造(加工) 組み立て 使用 リサイクル 廃棄 加工-組立-試験 のプロセス ・生産システムレベルの評価は未整備 ・評価手法が複雑 ・個別企業の技術ノウハウに係わる 加工ライン 機械設備 ツリー構造として構成され る 基本要素ごとに積算する ・本規格とLCAとの相違 ・LCA:一般的な環境影響評価手法 ・本規格:複雑な生産システムに 対応できるように詳細に 規定した環境影響評価手法 9 3.H26年度の活動 ●ISO 20140 Part 2(環境指標評価プロセス)とPart3(環境影響積算 プロセス)のWorking Draftをブラッシュアップし国際会議で討議 H26年5月12日-16日 北京会議 H26年9月 8日-12日 奈良会議 H27年2月 2日- 6日 ミルウォーキー会議(予定) ●工作機械の環境影響評価実験(ヤマザキマザック) ・複合加工機と旋盤+立型マシニングセンタの環境影響測定・比較 ・工場に設置された加工設備における電気的以外の環境影響の測定 及び工場全体での空調、照明、エアーを含めた測定による生産システム としての環境影響の把握 ●実生産ラインにおける環境影響評価実験 ・生産ラインにおける稼働状況と使用エネルギの関係等を評価 ● Part2は今年度内、Part3はH27年6月のNew Work Item提案を目 指している 10 平成26年度MSTC事業中間報告 経済産業省委託 生産ソフトウェアの相互運用のための相互 運用のための機能記述の実用化に 関する国際標準化 平成26年11月25日 国際標準部長 生産ソフトウェアの機能プロファイル作成とマッチングのための 辞書の整備に関する国際標準開発 平成24年度までに、共有データベースに収納してある生産ソフトウェアカタログ を自由に検索し、要求に合ったソフトウェアを組合せることで、生産アプリケーショ ンを構成する方法を規定したISO 16100シリーズの開発を行い完成した。 平成25年度から27年度までの3年計画で、ISO 16100シリーズを普及させるた め、その利用環境について具体的に規定するISO 16300シリーズの開発中であ る。 ISO 16100 シリーズ、ISO 16300 シリーズのコンセプト ④ 新規生産ソフトウェア作成検討 ① 生産ソフトウェア作成 ⑤ データベースを検索 ② 生産ソフトウェアを 部品化し、タグ付け ③ デーベースに登録 DB ⑥ マッチング (部品化した 既存ソフトウェアを一部流用) ⑦ 新規生産ソフトウェア作成 関係する委員会の開催 ISO/TC184/SC5/WG4の上部組織であるISO/TC184及びTC184/SC5 関係の各国内対策委員会を開催し、我が国の意見をとりまとめる。 ISO/TC184国内対策委員会の構成 ISO/TC184 オートメーションシステムとインテグレーション 委員長:木村 文彦 TC184/SC1 製造リソースの定義と制御 TC184/SC2 ロボットとロボティックデバイス TC184/SC4 産業データ 委員長:坂本 千秋 委員長:高橋 浩爾 委員長:大高 晢彦 SC1/WG7 CNCデータモデル 主査:坂本 千秋 TC184/SC5 アーキテクチャ、通信とフレームワーク 委員長:荒井 栄司 SC2/WG1 用語 主査:増田 良介 SC5/WG4 FAソフトウェア環境 SC2/WG3 産業用ロボットの安全性 主査:高橋 浩爾 SC5/WG5 SC2/WG7 サービスロボットの安全性 主査:山田 陽滋 SC5/WG6 アプリケーションサービスインタフェース 主査:荒井 栄司 アドバンストプロセスコントロールと最適化の統合 主査:松田 三知子 主査:五嶋 裕之 SC5/WG7 診断と保守のアプリケーション統合 主査:高田 祥三 [国内審議団体] (一財)製造科学技術センター (一社)日本工作機械工業会 (一社)日本ロボット工業会 (一財)製造科学技術センター (一財)製造科学技術センター (2014年9月現在) - TC184 SC1 SC2 SC4 SC5 SC5/WG9 生産システムの効率指標 主査:福田 好朗 SC5/WG10 生産システムの環境評価手法 主査:木村 文彦 2014年度 国際規格回答(抜粋) TC/SC/ No. WGの 区分 文書番号 規格名称 回答期限 回答内容 番号 1 TC184/S NWIP ISO/NP 15746-2 C5/WG5 Automation systems and integration — Integration of advanced process control and optimization capabilities for manufacturing systems — Part 2: Activity models and information exchange 2014年4月21日 Approve 2 TC184/S SR C5/WG5 ISO 15745-4:2003 (vers 2) Industrial automation systems and integration -- Open systems application integration framework -- Part 4: Reference description for Ethernet-based control systems 2014年6月16日 Confirm 3 TC184/S SR C5/WG4 ISO 16100-3:2005 (vers 2) Industrial automation systems and integration -- Manufacturing software capability profiling for interoperability -- Part 3: Interface services, protocols and capability templates 2014年6月16日 Confirm 4 TC184/S SR C5/WG4 ISO 16100-5:2009 Industrial automation systems and integration -- Manufacturing software capability profiling for interoperability -- Part 5: Methodology for profile matching using multiple capability class structures 2014年6月16日 correction of 5 TC184/S SR C5/WG6 ISO 20242-1:2005 (vers 2) Industrial automation systems and integration -- Service interface for testing applications -- Part 1: Overview 2014年6月16日 Confirm 6 TC184/S FDIS ISO/DIS 15746-1 C5/WG5 Automation systems and integration -- Integration of advanced process control and optimization capabilities for manufaruing systems -- Part 1: Framework and functional model 2014年6月17日 Approval 7 TC184/S FDIS ISO/FDIS 22400-1 C5/WG9 Automation systems and integration -- Key performance indicators (KPIs) for manufacturing operations management -- Part 1: Overview, concepts and terminology 8 TC184/S C5 Re-appointment of the ISO TC 184/SC 5/WG 4 Convenor 9 TC184/S DIS C5/WG7 ISO/DIS 18435-3 Industrial automation systems and integration -- Diagnostics, capability assessment and maintenance applications integration -- Part 3: Applications integration description method Confirm, with errors 2014年8月2日 Approval 2014年9月1日 Yes Approval 2014年9月30日 with comments 平成26年度MSTC事業中間報告 TC184/SC4(産業データ交換)の 国内審議団体及び推進協議会 平成26年11月25日 国際標準部長 TC184/SC4(産業データ交換)の 国内審議団体及び推進協議会 ISO/TC184/SC4の国内審議団体 引受 2012年6月以降2014年3月まで、ISO/TC184/SC4は、国内審議団体 が返上されたままとなっており、SC4に関するISO案件についての国内 での審議がなされない状況であった。 日本自動車工業会、日本航空宇宙工業会、電子情報技術産業協会の 要請があり、 MSTCは、JISCに対し、ISO/TC184/SC4の国内審議団 体の引受申請を行い、2014年4月より、国内審議団体としての活動を開 始した。 事業の目的 ① ISO/TC184/SC4国内審議体制の再構築を行うため、TC184/SC4国 内対策委員会の活動を再開し、ISO案件の技術的な審議を行う。 ② SC4推進協議会を立ち上げる。同協議会は、産業データの標準化の ニーズのとりまとめを行い、TC184/SC4国内対策委員会へ提案する役 割を担う。 活動体制及び日程 活動体制 SC4推進協議会 JAMA、SJAC、JEITAの3団体及び 国内対策委員会委員長、副委員長で構成 製造科学技術センター ISO/TC184/SC4国内対策委員会 大学、団体、企業委員で構成 日程 2014年度 2014年 SC4国内対策委員会 SC4案件の審議 新規規格の提案検討 賛同者の開拓 SC4推進協議会 プロジェクト体制の検討 新体制? 2015年度 2015年 2016年 ISO/TC184/SC4で審議中の規格 ISO 10303シリーズ A CAD C CAD STEP開発を1984年以来 実施してきた。 STEP形式 B CAD D CAD JTの検討 CADの範囲 CAD CATIA環境 設計 取引先 型・設備 解析 テスト コスト 通 流 通 会議 流 3D図 検図 加工 検査 組立 検証 広報 3D 図 サービス 流 通 手配 発注 Viewerの範囲 パーツリスト 工程 見積り 図 3D 干渉 認証 梱包 物流 取引先 Viewer Viewer環境 Viewerの標準化の検討を 実施している。 平成26年度MSTC事業中間報告 日刊工業新聞社(日本モノづくり推進会議)委託 日本の競争力強化・グローバルサプライ チェーンの体系化整備事業 平成26年3月~平成26年9月5日 平成26年11月25日 調査研究部 背景 日本の「ものづくり」厳しい状況 ・プラザ合意後1990年の初頭から始まったバブル崩壊 ・米国サブプライムローン問題(2007年) 何が、どのくら ・リーマンショック(2008年9月15日) いの規模で起こ ・欧州におけるギリシャの債務不履行によるユーロリスクの増大 るか判らない ・長期的円高状態 ・災害(東日本大震災(2011年3月11日)やタイの洪水 (2011年7月~11月頃) ・災害(大豪雪 2014年2月) 活路 ・災害に対しては、備えあれば憂いなし ・世界では未開発地を始め、まだまだ眠れる市場は山のようにある。 課題 ・災害対策として有効:新潟沖地震の際講じた諸対策や考え方であったことが 明らかになった。 GSCリスク定量評価のイメージ GSCリスク定量評価式(プロトタイプ) ・時間項(復旧までの時間)の評価 最終影響を算出する式において、直接影響 によるプロセスインプットへの影響が、復旧な いし代替されるまでの日数を乗じる。ただし、 生産活動の停止や復旧がステップ状で無い場 合は一定の変化パターンを乗じる必要がある。 直接影響によるプロセスインプットへの影響が、どのような生産減(売り 上げ減)、コスト増に結びつくかは、生産プロセス及び予防的対策の有無 などに依存する。また、影響を受ける製品の種類は1種類とは限らない。 最終的な影響度評価式として以下を提案する。 リスク事象の最終重要度=発生頻度×Σ(インフラ被害係数)×Σ((直接 影響係数×製品単価×製品日産個数×復旧までの日数)+復旧コスト) GSCリスク評価プログラム出力イメージ 平成26年度MSTC事業中間報告 FAオープン推進協議会 平成26年11月25日 FAオープン推進室 スマートファクトリーオートメーション専門委員会(SFA) ■生産設備とICTシステムの連携 3つの主なDEcoF利用シナリオ 1.製造ライン 設計 (シナリオ1) 2.生産計画検討 (シナリオ2) ・生産品目と生 産数量による 最適ライン選 択のための消 費エネルギの 評価 ・装置の待機を 考慮した製造 ラインの消費 エネルギの評 価 ・消費エネルギ 最小化に向け た製造ライン 設計時の事前 検討 ・新規設備導入 による消費エ ネルギ増減の 評価 ・新規素材導入 による消費エ ネルギの評価 3.製造ライン管理 (シナリオ3) ・予測値と実測値の消費エネルギ比較による異常状態の発見 ・生産計画進捗予測 ・デマンドコントロール(電力消費削減量推測) 26 FAオープン推進協議会 特別見学会 福島再生可能エネルギー研究所 特別見学会 日時:2014年7月18日 金曜日 場所:産業技術総合研究所(AIST)福島再生可能エネルギー研究所 CSSC特別見学会 日時:2014年8月7日 木曜日 場所:制御セキュリティセンター(CSSC) 株式会社安川電機様 特別見学会 日時:2014年10月22日 水曜日 場所:株式会社安川電機 行橋事業所 平成26年度MSTC事業中間報告 INDUSTRIAL AUTOMATION FORUM (IAF) 平成26年11月25日 FAオープン推進室 IAFフォーラム2014 日時:2014年6月25日(水) 13:30~17:00 場所:機械振興会館(東京・港区) 講演 ・産業オートメーションにおける、全体を俯瞰した 標準技術・標準規格のマップ (米田尚登氏(IAF運営委員会委員長、村田機械㈱)) ・産業オートメーションにおけるクラウドサービスの可能性 (IA_cloudクラウドの発足について) (橋向博昭氏(IAF運営委員幹事、@bridge consulting)) ・IEC62264のオブジェクトモデルと現場の実データ (児玉公信氏(株)情報システム総研) ・ISO-22400(KPI)の現状と今後のIAF活動との関連 (大西作幸氏(IAF情報WG主査、三菱電機㈱))) ・OPC-UAラッパーによるOPC-Classicのセキュリティー強化 (橋本芳宏教授、名古屋工業大学) 29 WG活動 ① 情報WG 主査:大西作幸氏 (三菱電機) ERP等の経営層とMES等の実行層とPLC等の制御層の各層の情報の持ち方を国際標準と日本型の2つの視点で検討している ② 運用WG 主査:吉澤隆司氏 (日立製作所) 情報利用者の視点でKPI(評価指標)、セキュリティー、クラウド技術を検討している ③ モデリングWG 主査:西村秀和 (慶應義塾大学) 情報システム委託、設計において、UMLとSySMLモデル表記方法を検討している 平成26年度実施 セミナー・パネルディスカッション ①7月 7/11 フォローUP ②8月 9/3 ③9月 10/11 ④10月 11/18 ISA95とKPI KPI概論 制御層 DCS/PLC テーマ KPI概論 標準化団体との関係 モデリング UMLとSysML ISA95とKPI 制御層 DCS/PLCの進化 調査 KPI(120分) (福田教授:法政大学) KPIモデル (60分) (迎様:オージズ総研) ISA95(60分) (米野様:アプライドマテリアルズ) 生産管理(60分) (井上様:三菱化学エンジニアリン グ) 分析1 OPC-UA (60分) (米田様:村田機械) セキュリティ(60分) (ディスカッション) 保守管理(60分) (原様:トレンドマイクロ) 分析2 セキュリティ (60分) (ディスカッション) セキュリティ(80分) (ディスカッション) 30 IA_cloudプロジェクト 日時:2014年9月24日(水) 14:00~17:00 場所:真福寺ビル会議室 5階(東京・港区) 目的 ●IA分野において、様々なIA関連の設備・機器・システムが保持する情報を、クラウド サービスで利用できる共通的な仕組みを構築する。 ●IA分野におけるクラウドサービスを実現する、基本プロトコルとデータオブジェクト フォーマットを規定する規格を作成する既存の標準的な技術・規格を利用し、必要 な拡張と特化を行う。 B社クラウド サービス 基幹系システム F/Wフレンドリー インターネッ ト iaCloud I/F iaCloud センターサーバ イントラネッ ト 矢印の向は、 HTTPリクエストの向き B社DCS iaCloud I/F A社SCADA iaCloud I/F iaCloud I/F iaCloud I/F iaCloud I/F 制御用LAN PLC 用LAN PC 表示器 PLC 用LAN フィールドバス 制御用LAN iPad 制御用LAN 31 平成26年度MSTC事業中間報告 経済産業省中小企業庁補助金 平成25年度補正予算 「ものづくり小規模事 業者等人材育成事業」 平成26年3月~平成27年3月21日 平成26年11月25日 ものづくり人材育成事業部 ものづくり人材育成事業の目的 本事業は、ものづくり小規模事業者等の製造現場において 中核として働く人材が、国の指定する講習の受講を通じて、 当該製造現場に必要な技術・技能の継承に必要な能力を 向上、習得することで、ものづくり小規模事業者等における 技術・技能の継承を促進することを目的としています。 対象となる方 ものづくり小規模事業者等の製造現場において、技術・技能を着実に次 の世代へ継承することを担うことが期待される方(中核人材)。 支援内容 中核人材を技術・技能の継承のための以下の講習に派遣し、受講に係る経費 (受講料、旅費、宿泊費)にかかる経費の2/3の補助が受けられます。一事業者 最大50万円まで) 注:講習会は、事前に中小企業庁で認定された「指定講習」に限られます。 ①使いこなし能力、多能工のための技術・技能の向上 ②使いこなし能力、多能工のための指導力向上 ③現場改善力の向上 「ものづくり小規模事業者等人材育成事業」予算執行状況 第1次採択 第2次採択 補助金交付決定額 第3次採択 第4次採択 2104.9.29現在 第5次申請額 第6次申請額 総 数 (単位) 9,371,539 11,034,373 10,409,229 12,928,055 6,580,690 16,896,900 67,220,786 円 公開型 9,371,539 8,864,007 8,709,320 8,892,331 5,080,690 10,396,900 51,314,787 オーダ型 0 2,170,366 1,699,909 4,035,724 1,500,000 6,500,000 15,905,999 30 38 45 96 44 98 351 社 公開型 30 33 40 85 40 85 313 オーダ型 0 5 5 11 4 13 38 32 38 60 137 76 108 公開型 32 33 55 126 72 95 413 オーダ型 0 5 5 11 4 13 38 36 107 173 273 161 361 1,111 人 公開型 36 60 70 160 124 218 668 オーダ型 0 47 103 113 37 143 443 (※第5次、第6次は申請額) 制度利用企業 (第5次、第6次は申請数) 利用講習数 (第5次、第6次は申請数) 受講者数数 (第5次、第6次は申請数) 451 講習 備 考 第5次、第6次は各@500,000×3及び @500,000×13 平成26年度MSTC事業中間報告 省エネルギー型建設機械導入補助事業 平成26年11月25日 省エネ機械導入促進事業本部 省エネルギー型建設機械導入補助事業 1. 実施体制 1) 補助金の流れ 補助金18億円 (10/10) 経済産業省 執行管理団体 (製造科学技 術センター) 補助(基準価格との差額の2/3。 ただし上限300万円) 民間企業等 (H26.6.6~ H27.2.27) 2) 製造科学技術センター内の体制 分室(虎ノ門実業会館9階) 本部 専務理事(瀬戸屋) 本部長(山崎) 部長(松島) 部長(北原) 職員 (小原) (小澤) (石井) 3) 審査の仕組み ① 補助対象車輌及び基準価格の設定 登録申請 建機メーカ 審査上程 審査委員会 センター 登録通知 登録決定 審査委員会 建山委員長 宮村委員 藤野委員 飯盛委員 38 3) 審査の仕組み ② 審査の流れ 交付申請 (代行が原則) 補助対象車両 の購入/リース 申請 受付 補助金 振り込み 交付決定 審査 (B) 受付通知送付 1ヶ月以内 認定機種(A) 基準額 補助金額 (C) 交付決定通知送付(D) 申請書記載の金融機関へ振り込み(E) 2. 実施状況 ① 補助対象機種(A) 省エネ 技術 ハイブリッド 機種 ハイブリッド + 情報化施工 情報化施工 電動機駆動 電動機駆動 + 情報化施工 合計 油圧ショベル 14 16 244 5 0 279 ブルドーザ 0 0 86 2 12 100 合計 14 16 330 7 12 379 (平成26年9月30日現在) 39 2. 実施状況 ② 申請書受付状況(B) 申請件数 申請金額 (平成26年11月17日現在) 252件 (油圧ショベル249件、ブルドーザ3件) 4億6736万円 ③ 申請書受付通知書 発送済(C) (平成26年11月17日現在) 通知件数 181件 ( 書類不備等で調整中の案件が42件) ④ 交付決定通知書 発送済(D) 通知件数 (平成26年11月17日現在) 147件 ⑤ 交付済みの補助金額(E) 交付済件数 交付済補助金額合計 (平成26年11月17日現在) 105件 2億 177万円 なお、11月19日(水)支払の 7件 1346万円 を加えると 交付済額は 112件 2億1532万円 となる予定。 以上 40 平成26年度MSTC事業中間報告 NEDO委託 SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)/ Additive Manufacturingを核とした新しいものづくり 創出の研究開発 事業期間: 平成26年10月2日~平成28年3月31日 平成26年11月25日 調査研究部 付加製造の特長とアプリケーション Rapid Applications Non-rapid Applications Prototyping, Tooling, Manufacturing High value manufacturing Tools + equipments Man-nature interface proto-mfg unification Rapidity (簡便性・迅速性) Complexity (複雑性) 付加製造/Additive Manufacturing (付着加工ベースの特殊加工技術) (1)研究開発の目的・内容 設計力の向上: 製造力の向上: 加工プロセスの革新 レーザー焼結の強度,生産性の向上に資 する研究 スーパーエンプラ等高性能樹脂の造形に 資する研究 自然物にフィットするデザイン 新たな設計手法を実現する設計ツールの 試作 製品力の向上:具体的な応用例 人間とのインターフェイス 43 スポーツ用義足 美しい人工物の創出 (2)イノベーションスタイル及び出口戦略 AMプロセスを核とする新しい設計製造パラダイムの創出 Application project Application project ハイスタイル プロダクト Application project 再生医療 Application project Application project 自動車用部品 航空宇宙産業 スポーツ用品 Application project Application project 地域ものづくりとの 連携 高機能ロボティクス Application project Application project 装具、インプラント プラント用部品 Milestone project 2 乗用専用ホイールを作る Milestone project 1 Milestone project 3 アスリートのための 義足を作る 高電圧絶縁体を 作る 設計ツール Super Fit Design System 試作 AM プロセス&デザインセンター 44 新世代AMプロセスの開発 革新的製造・生産システム実現のための創造, 連携,戦略調査研究(製造科学技術センター) 現状 日本の経済を支えてきたものづくりは、高度成長期の目覚ましい技術改革と低価格、高効率生産、高信 頼性製品を生み出し、世界を席巻してきた。しかしながら、昨今の東南アジア等を中心とする人件費の 低価格国での工業国化や官民一体となった開発、販促が目覚ましく進展しており、日本のものづくりは 苦しい状況に追い込まれ、目先の効率性等を求めるが故に、本来の日本のものづくりの良さが失われ、 他先進諸国との差別化もできず、かつ、人口減少による内需の減少、適正年齢の労働者人口も減少して きている。 目標 今までのものづくりでは考えられない。新たなものづくり、高付加価値生産(AM技術)を活用し、新 たな市場・産業創出(AM設計・材料)、型にはまらない製造技術(AM製造)、高品質で、試作レス や歩留まり無しの少ロット安定生産や製造ラインの短時間構築及び変更が可能なものづくり現場の実現、 新規雇用の確保を目指す。 開発項目 ・AM国内外技術・製品化動向調査、戦略立案、ロードマップ作成 ・AM広報・普及(素材メーカー、ユーザーとの連携) ・AM人材育成・教育 出口 ・内需拡大、貿易黒字、新たな日本のものづくり方式の実現による日本の製造業 の競争力強化に利する戦略立案、ロードマップの製作 ・「儲かる企業」「強い日本(ものづくり、東京パラレンピック)」の実現 ・日本の技術自給率を上げるための独自技術としてのAM人材育成、教育の確立 45 研究開発の体制 東京大学 生産技術研究所 (委託先) 製造力 製品力 付加製造科学 研究室 新プロセス/材料 新野研 材料供給 要求仕様 山中研 試作 実健装置の詳細設計 要求仕様 要求仕様 要求仕様 東大プロトタイピング& デザイン・ ラボ アスペクト (共同実施先) 東京都立産業 技術研究センター (共同実施先) 呼びかけ 材料メーカー 試作設計 ツール 社会連携 設計力 製造科学技術 センター (素材・ユーザー連携委員会) エリジオン (共同実施先) (共同実施先) 平成26年度MSTC事業中間報告 NEDO委託 SIP(戦略的イノベーション創造プログラム) 革新的設計生産技術 チーム双方向連成を加速する超上流設計 マネージメント/環境構築の研究開発 事業期間: 平成26年10月2日~平成28年3月31日 平成26年11月25日 調査研究部 繋がっていないものを繋げる:顧客/デザイン/設計 議論視点の提案 社外:非連成チーム (現状のデザイン・設計に非関与) 個人 顧客 住民 川上 企業 サービス 企業 配達/設置/メンテ/サービス 顧客 顧客 エクスターナルマーケティング 顧客 インターナルマーケティング 顧客 川下企業:デザイン・設計部署 顧客志向デザイン User focused design チーフデザイナー 機能設計 Technical design 全体:全体統括設計者 社内:非連成チーム (設置/メンテ/サービス) (現状の設計に非関与) 分担:各部署設計者 48 多種多様なステークホルダー。複数箇所でうまく繋がっていない。 繋げる環境提供のみでは駄目。マネージメントの仕組みも必要。 イノベーションスタイル 研究開発 成果出口のワンパッケージ化 事業化に向けて試し打ち (PJ3年目) ブレスト環境ツール 金剛(株) 経産省・文科省 企業主導のための 研究開発独法マネージメント型 検討を研究開発 コンソ 企業等で試行 他PJ SIP フィードバック ワークショップ/ブレスト会議 個別企業 共同研究 デュアル・コンソーシアム体制 【構想設計コンソーシアム】 (年会費80万円;基本的に1業種1社) ものづくり系製造企業8社 (コマツ、リコー、KYB、セイコーインスツル、 等) 【デジタルヒューマン技術協議会】 (年会費50万円/20万円) ものづくり系生活密着企業 6社/6社 (花王、富士通デザイン、ジェイアイエヌ等) プリポスト処理 を含めた トータルの 効率/質の向上 デザイン スペース ブレイン ドキュメント マッピングシステム 開発ツールと運用メニュー (デザインブレインマッピングシ ステム) 地域知識・知見の集約の 図書館施設等で試行 文科省、総務省 デザインブレインマッピング 平成26年度MSTC事業中間報告 COCNプロジェクト 災害対応ロボットの社会実装 平成26年11月25日 ロボット技術推進室 災害対応ロボットの社会実装(1/2) 1.テーマ化の目的、産業競争力強化上の効果 COCN 2014プロジェクト 災害対応ロボットの社会実装を通して、安心・安全なレジリエントな社会の構築 により国土強靭化を実現するとともに、ロボット技術(RT)の高度化・実用化の 推進により、産業全般に対する大きな波及効果を図る。 【実用化、事業化が実現した姿】 ・災害対応ロボット技術センターを福島浜通りに整備し、復興の加速に貢献 ・各種防災機関、指定公共機関、民間事業者等に災害対応ロボットを配備して 国土強靭化に貢献 【実用化、事業化の経済効果】 ・福島浜通りにロボット産業を創出して福島イノベーション・コースト構想を牽引 ・災害対応ロボットの日本全国への配備(仮試算 約17,000台 約4,000億円) 2.推進体制 ■プロジェクトリーダー 淺間 一 (東京大学) ■COCN実行委員 渡辺 裕司((株)小松製作所) ■サブリーダー 秋本 修(日立製作所) 加藤 晋(産業技術総合研究所) ■事 務 局 (株)小松製作所 補佐 MSTC ■参加メンバー 57団体108名 ■オブザーバー 17団体37名 1 災害対応ロボットの社会実装 (2/2) 2014プロジェクト •3.中間報告の内容と提言のポイント ④ロボット研究・実証拠点整備:(官主導) ①持続的運用のための施策:(官) ロボット配備の義務化を含む法制度 の整備及び研究開発の予算措置 ②社会実装の遅滞要因排除:(産官学) ロボットの安全確保のためのルール 制定及び防爆性を含む認証と法制化 ③インフラ・無線通信の整備:(官) ・ロボット専用周波数と帯域の確保 ・無線通信出力増大等、災害時の規 制緩和と常時利用可能な特区確保 1 平成26年度MSTC事業中間報告 平成26年度 新産業集積創出基盤高度化支援事業 (ロボット研究・実証拠点整備等に係る調査) 事業期間: 平成26年10月28日~平成27年2月27日 平成26年11月25日 ロボット技術推進室 平成26年度 新産業集積創出基盤高度化支援事業 (ロボット研究・実証拠点整備等に係る調査) <事業の目的> 国内外のロボットテストフィールドの整備・運営に関し調査し、官民のニー ズ・需要見込について整理し、拠点を整備する上での資金、体制、問題点等 について提言をまとめる。 福島の産業及び生活拠点復興のため6月にとり まとめられた「福島イノベーション・コースト構想」では現在我が国に存在しな いロボットテストフィールドの整備をはじめ,ロボット研究・実証のための拠 点整備を主要プロジェクトの一つとしている。 <具体的な実施内容> (1) 官民ニーズ・需要見込みの調査・整理 必要な規模及び設備等の精査 整備費用及び運営費用の精査 事業主体について法律上の問題点を含め複数の形態の検討 有効な政策支援策の検討 規制緩和、特区の設置等についての検討 平成26年度 新産業集積創出基盤高度化支援事業 (ロボット研究・実証拠点整備等に係る調査) (2) 検討会の実施 委託元によって指名された委員会においてまず問題点の提起を行い、それに対す る考え方を聴取し、それをベースにまとめた素案を議論していただき、最終的な提 言に盛り込む。 ロボット研究・実証拠点整備等に関する研究会 実施日程 研究会 11月 ▼第1回研究会 H26 12月 1月 H27 2月 ▼第2回研究会 ▼第3回研究会 ▼第4回研究会 ▼第5回研究会(時期未定) 実施内容 ロボットテストフィールド活用への官民ニー ズ・需要見込みについて調査・整理する。 提言をとりまとめ、拠点を整備する上での課 題と持続可能性を明らかにする。 ▼報告書提出 平成26年度 新産業集積創出基盤高度化支援事業 (ロボット研究・実証拠点整備等に係る調査) テストフィールドのイメージ (参考) 福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想研究会報告書 平成26年6月23日 福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想研究会 P.11福島ロボットテストフィールドのイメージ(東京大学淺間委員資料から抜粋)
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