公演概要

フランスで育まれた、風を揺らし繊細に空気を彩る楽器、バロックフルート。イタリアで生まれた、張りつめた弦を振わし、
自在に歌う楽器、バロックヴァイオリン。この二つの異なる音色の出会いは、まさしく「趣味の融合1esGodtsreunis」(18
世紀初め、イタリア様式とフランス様式の混合を試みた曲集にクープランが与えた副題)と言えるのではないでしょうか。
オランダ、アムステルダムで共に研鐙を積んだピリオド楽器の若き精鋭二人による待望の東京公演は、12月27日と
1月25日、年をまたいだ2本立てです。
ソロコンサートでは、自由が丘の40席限定の閑静
なサロンで、それぞれの楽器の魅力や成り立ちを、
トークを交えご紹介します。終演後にはお茶、
お菓子とともに出演者とご歓談して頂けます。
そして1月のデュオコンサートは、古楽の音色の
魅力を最も引き出す近江楽堂(80席)の豊かな
響きの中で、17世紀後期から18世紀中期の
デュオ作品を通してフランスとイタリアの様式の
出会い、そしてその果実であるドイツのギャラント
様式の音楽をご紹介いたします。
演奏者プロフィール
鷲見明香SumiAsuka
鶴田洋子TsurutaYoko
12歳よりフルートを始め、その後18歳まで鈴木章浩、
東京垂術大学音楽学部古楽科卒業、同大学院修士課程
高市紀子の各氏に師事。東京蛮術大学にて故中野富雄、
修了。アムステルダム音楽院にてマスターディプロマを
木ノ脇道元、金昌国の各氏の下でモダンフルートを、
前田りり子氏にバロックフルートを学び、室内楽を
取得。2013年度国際ビーバーコンクールにそRomanus
三上明子氏に師事。
にてデビューコンサートを行う。FonsHarmonicus
Weichlein宴を受賞し、ウィーン・コンツェルトハウス
卒業した2009年よりオランダ・アムステルダム音楽
(2014年度ユトレヒト古楽音楽祭フリンジ聴衆賞)、
院に留学しハリー・スタレフェルドの下で現代音楽を
SecondaPratica(2014年度AmbronayYoungEnsemble
学び、2012年からは同音楽院でバロック・フルート
をマルテン・ロートに師事している。
Residency)など若手アンサンブルの中心メンバーとして
ヨーロッパで研鐙を積みながら次々と演奏活動を重ね、
アカデミア・モンテイス・レガリスなどヨーロッパ
その足跡はオランダ、ベルギー、ドイツ、イタリア、
ハンガリー、台湾など多方に渡る。
各地でオーケストラ奏者としても活躍。「17世紀後期
ボローニヤ楽派とコレッリ」を近年の研究課題とし、
活動するかたわら、オランダ・バロック・ソサエティ、
オーケストラメンバーとしてもオランダバッハ協会(De
ボローニヤ楽派の知られざるヴァイオリン・ソナタの
Bachvereniging)、バッハ・コレギウム・ジャパンで演奏。
楽譜の校訂などを行う。
アクセス
◆近江楽堂 東京都新宿区西新宿3−20−2東京オペラシティ3F ◆ステージ悠 東京都目黒区自由が丘1−23−16
東急東横線・大井町線自由が丘駅正面口より徒歩7分
京王新線(都営地下鉄新宿線乗り入れ)
初台駅東口徒歩3分(東京オペラシティビルに直結しています。)
渋谷駅西口バスターミナル
京王バス<渋61><渋63><渋64>東京オペラシティ南下車
◆チケットご予約・お問い合わせ◆
イープラス(近江楽堂公演のみ)http;//epJus.jp
風と弦実行垂員会(全てのコンサート)
ウェブサイトからのご予約 www.kazetotsuru.com
Tel.044−567−8137(鷲見)/045−91ト8387(鶴田)
E−mail.kazetotsuru@gmaiI.com