第 25 回人間らしく働くための九州セミナーin かごしま 現地実行委員会 ニュース 第1号 心より歓迎 実り多い 2 日間に 現地実行委員会委員長 税所 孝樹 『資本論』の共同著者 F・エンゲルスが 1844 年 11 月 29 日 存続できました。残念なことは、170 年が経った現 代日本でも、人間が人間として認められない状態が あるということです。 今、国会では労働者派遣法改悪の論議が始まって いますが、これは「ハケンが当たり前」の社会をも に出版した『イギリスにおける労働者階級の状態』 たらす“暴走”です。安倍政権の言う「世界で一番 の中では、「資本主義は市場を無規制にしておくと 企業が活躍しやすい国」とは 1840 年以前の社会へ 崩壊する」と述べられています。1840 年頃のイギ の歴史の逆行であり、「企業栄えて国滅ぶ」社会づ リスでは 1 日 16 時間働くのが普通で、鉱山では身 くりに他なりません。次には「残業代ゼロ」や「長 体が小さい方が作業しやすいからと、4~5歳くら 時間労働の野放し」法案も準備されています。 いで鉱山に入り、5~10 年もすれば塵肺で死んで 私たちはこのセミナーで、改めて「ディーセン しまうなど、資本家のあくなき搾取によって非人道 ト・ワーク」について考えていきたいと思います。 的な労働が横行していました。こんな状態ではさす 「人間としての尊厳を保てる生産的な仕事」に満ち がに労働力の再生産ができなくなり、 「鉱山法」や た社会づくりを目指して考え、行動していきましょ 「工場法」等の法律が制定されたことで資本主義が う。 様 子 。 み ん な 真 剣 で す 現地実行委員会は、昨年 12 月の結成以降、こ れまで 20 回以上にわたって事務局会議や運営委 員会、学習会を行ってきました。7 年ぶりとなる 鹿児島開催、また、25 回目の記念すべき大会を 成功させるためにテーマや講演の中身など議論を 重ね、いよいよ当日を迎えました。至らない点な 最 後 の 実 行 委 員 会 の どあるかと思いますがご容赦ください。 感想・意見など聞かせてください 今回のセミナーでは、速報ニュースを随時発行 していきます。第 1 号では、現地実行委員長の歓 迎あいさつや 6 月に開催した学習会について報告 交流会の会場が変わりました。 サンロイヤルホテル にて 19 時からです。 しています。また、参加者のみなさんの声を拾い 自治会館から送迎バスがでますので、 上げ掲載していく予定ですので、取材班にご協力 参加される方はご利用ください。 をお願いします! 〒892-0815 鹿児島市易居町2-1有馬ビル2階(県医労連内) 現地実行委員会事務局 ℡099(219)1765 第25回人間らしく働くための九州セミナーin 鹿児島現地実行委員会 川村遼平氏講演 学習企画 「死ぬほど働き続ける社会をどう変えるのか」 6月28日(土)人間らしく働くための九州セミナーin 鹿児島現地実行委員会の 学習企画を鹿児島大学で開催し、約80名の参加がありました。 今回は「死ぬほど働き続ける社会をどう変えるのか」をテーマに「若者を殺し 続けるブラック企業の構造」の著者で NPO 法人 POSSE の事務局長でもある川村 遼平さんを迎えて講演いただき、あわせて、現地からのブラック企業報告も行い ました。 ― 講演から ― 「ブラック企業」の実態を『そもそもブラック企業とは何か』を解明し、さらにそこでの労務管理の 実態を暴きだしながら、 「NO」と言えない若者たちの事情については、経済的な状況から逃げ出せ ない状況、また、その意識状況からも逃げ出せなくされている状況、そしてその状況を巧妙にコント ロールする企業の戦略は、若者がおかしいと気づいてそこから逃げ出せない状況を作り出している。 社会運動の課題としてミクロからは相談活動の改善が必要だ。「若者の使いつぶし」の問題を一致点 に要求していくことが求められている。無限定な競争を枠づけするための「共通のルール」の策定を 進めていくためのキャンペーの実施をさまざまな形で進めていく。 若者らしくわかりやすい言葉での講演は、参加者も共感しこれからの運動にどう生かしていくのかを 考えるきっかけになりました。 現地からのブラック企業報告では、かごしまレボリューション(青年革新懇)のメンバーが天文館と 中央駅前で実施したブラック企業実態アンケートの取り組み報告や全国一般労組からの福祉施設での 不当労働行為や残業未払い闘争の報告、鹿児島県労連によるこの間の労働相談の実態報告がありました。 最後に九セミ代表世話人会の福留弁護士より労働法制改悪の動きと今後求められる運動や取り組み についての提起があり、学習企画は終了しました。 分科会(2 日目)会場案内 分科会 分科会テーマ 会 場 学習講座 子どもの貧困(シンポジウム) 自治会館・ホール 分科会1 アスベスト問題はこれからだ!2014 自治会館・401 分科会2 あやまれ、つぐなえ、なくせじん肺 自治会館・402 分科会3 ブラック企業・非正規雇用労働者の実態 自治会館・403 分科会4 職業病の救済・補償を 自治会館・505 分科会5 医療の現場から見た働く人びとの健康 社会福祉センター・大会議室 分科会6 中途障がいと健康 社会福祉センター・第 1 会議室 分科会7 女性の健康権 社会福祉センター・第 3 会議室 分科会8 メンタルヘルス・パワハラ対策と予防 生協会館・大会議室 分科会9 職場の労働安全衛生活動 生協会館・中会議室2 分科会 10 看護・介護現場でのノーリフトの取り組み 生協会館・中会議室3 現 地 ス タ ッ フ ( 名 札 を し て い ま す ) に お 尋 ね く だ さ い 。 二 日 間 よ ろ し く お 願 い し ま す 。 分 か ら な い こ と な ど は 第 25 回人間らしく働くための九州セミナーin かごしま 現地実行委員会 ニュース 第2号 11 月 29 日 第 25 回 を 目 指 す べ き 」 と 述 べ ま し た 。 げ を 図 る 動 き の 重 要 性 を 語 り ま し た 。 障 と 労 働 運 動 を 結 合 さ せ 、 労 働 環 境 の 底 上 場 」 を 構 築 す る 必 要 を 訴 え ま し た 。 社 会 保 判 す る こ と 以 外 に も 、 「 ま っ と う な 労 働 市 そ の う え で 、 ブ ラ ッ ク 企 業 を 名 指 し で 批 労 働 者 が 存 在 す る こ と を 指 摘 し ま し た 。 て も 辞 め ら れ ず 「 何 と か 頑 張 ろ う 」 と す る ワ ー キ ン グ プ ア に な る の を 恐 れ 、 辞 め た く 業 が 増 加 し て い る 背 景 に は 、 非 正 規 雇 用 で 病 に 追 い 込 ま れ た 事 例 を 紹 介 。 ブ ラ ッ ク 企 0 0 万 円 台 で 長 時 間 労 働 を 強 い ら れ 、 う つ 取材班にご協力お願いします! 名 ば か り 管 理 職 の 正 社 員 の 青 年 が 年 収 3 い 制 度 を 考 え て い く べ き 」 と 提 案 。 り 巻 く 過 酷 な 労 働 環 境 を 挙 げ 、 「 新 し 歩 み を 振 り 返 る と と も に 、 現 代 を 取 長 が あ い さ つ 。 セ ミ ナ ー の 2 5 年 の 会 式 で は 、 田 村 昭 彦 代 表 世 話 人 会 議 加 し 、 鹿 児 島 市 で 始 ま り ま し た 。 開 セ ミ ナ ー は 11 月 29 日 、 5 0 2 人 が 参 第 25 回 人 間 ら し く 働 く た め の 九 州 し 態 に は た を 、 何 。 明 若 か ら 者 ? か の を に 労 テ し 働 ー ま 実 マ 業 」 問 題 の 本 質 と 壇 。 「 ブ ラ ッ ク 企 の 河 添 誠 さ ん が 登 セ ン タ ー 事 務 局 長 ン 青 年 非 正 規 労 働 首 都 圏 青 年 ユ ニ オ 記 念 講 演 で は 、 全 国 過 労 死 を 考 え る 家 族 会 州 ブ ロ ッ ク ▽ 生 協 労 連 九 州 司 法 連 合 州 建 設 建 交 労 全 国 労 災 職 業 病 部 会 九 団 、 九 州 建 設 ア ス ベ ス ト 弁 護 団 ▽ 九 じ ん 肺 弁 護 団 、 ト ン ネ ル じ ん 肺 弁 護 護 団 、 三 池 じ ん 肺 弁 護 団 、 三 菱 長 船 筑 豊 じ ん 肺 弁 護 団 、 伊 王 島 じ ん 肺 弁 セ ミ ナ ー 賞 】 ▽ 北 松 じ ん 肺 弁 護 団 、 縄 地 方 協 議 会 【 九 州 セ ミ ナ ー 特 別 賞 】 今 こ そ 人 間 ら し く 働 け る 職 場 や 地 域 全 日 本 民 主 医 療 機 関 連 合 会 九 州 ・ 沖 会 ▽ 長 崎 労 働 者 の 健 康 問 題 懇 談 会 ▽ 賞 団 体 は 次 の 通 り ( 敬 称 略 ) 。 【 九 州 6 団 体 に 表 彰 状 が 贈 ら れ ま し た 。 受 九 州 セ ミ ナ ー 賞 の 発 表 も あ り 、 計 〒892-0815 鹿児島市易居町2-1有馬ビル2階(県医労連内) 現地実行委員会事務局 ℡099(219)1765 社会に広がる深刻な労働実態 人間らしく働くために 態 対 処 法 を 報 告 し ま し た 。 求 め ま し た 。 ラ イ ン づ く り 」 を 進 め た り 、 労 基 法 や 監 督 署 の 活 用 を し た 。 森 崎 さ ん は 、 労 働 環 境 の 改 善 に 「 職 場 の ガ イ ド 結 成 」 を 挙 げ 、 相 談 し や す い 窓 口 づ く り を 目 標 と し ま 平 良 事 務 局 長 も 企 業 体 質 を 変 え る た め 、 「 労 働 組 合 の ら れ ま し た 。 な ど 病 院 全 体 と し て の シ ス テ ム を つ く る 必 要 性 が 述 べ な い か 、 働 き 方 に 問 題 が な い か な ど 、 問 診 で 把 握 す る 山 下 医 師 か ら は 、 身 体 の 変 調 が 業 務 内 容 と 関 連 し て い 「 ブ ラ ッ ク 企 業 の 克 服 」 を 図 る た め の 方 策 と し て 、 問 題 点 が 指 摘 さ れ ま し た 。 見 た 過 密 労 働 の 実 態 を 紹 介 。 病 気 に な っ た 労 働 者 の 症 例 や 生 活 実 鹿 児 島 民 医 連 の 国 分 生 協 病 院 の 山 下 義 仁 医 師 は 、 医 療 現 場 か ら も の の 、 理 事 会 〝 攻 撃 〟 に 遭 っ た 経 験 を 赤 裸 々 に 語 り ま し た 。 し 、 労 働 組 合 を 結 成 し た 経 緯 を 発 表 。 ほ と ん ど の 職 員 が 加 盟 し た 介 護 施 設 で 勤 務 経 験 の あ る 北 原 輝 さ ん は 、 職 場 環 境 改 善 を 目 指 働 者 に 過 大 な 罰 金 を 科 す コ ン ビ ニ 店 の 実 態 が あ り ま し た 。 起 き た 事 例 と 対 応 例 を 報 告 。 社 長 の 借 金 を 肩 代 わ り し た 例 や 、 労 鹿 児 島 県 労 働 組 合 総 連 合 の 平 良 行 雄 事 務 局 長 は 、 県 内 の 企 業 で 登 壇 し ま し た 。 ラ ッ ク 企 業 社 会 に お け る 働 く 人 び と の 健 康 権 」 を テ ー マ に 6 人 が 記 念 講 演 に 引 き 続 き 開 か れ た パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ ン は 、 「 ブ し 管 し な 員 ラ 務 働 し か に で ト ほ た 理 な い 数 パ ッ 時 条 鹿 た せ す 表 ッ 全 か 。 で が と が ネ ク 間 件 児 。 方 る 出 プ 労 に き ら い 少 ラ 企 や 、 島 が 余 し だ 働 る も っ な ー 業 休 そ 県 あ 裕 て っ 相 も 組 、 た い 同 の 日 も 立 り も き た 労 、 成 合 企 意 」 士 体 日 そ 短 、 な た 「 働 の 業 見 た の 質 数 も 期 人 く 問 い 組 果 主 設 か や め や が 、 異 大 間 、 題 じ 合 義 立 ら 、 、 り あ 所 常 学 関 企 だ め の や を 自 労 ブ と る 得 だ の 係 業 と ・ 森 雇 目 立 働 ラ り こ を と 朝 の も 指 嫌 崎 用 指 し 組 ッ で と 比 し 日 希 労 摘 が 巌 の す 、 合 ク は を 較 た 吉 薄 働 。 ら さ 流 べ 企 の 企 、 化 力 成 せ ん 「 指 。 う 太 き 業 存 業 労 弾 日 え 郎 が を 果 」 は 動 化 、 横 在 の 働 し 本 で 教 背 コ 主 は 、 と 断 は 実 基 ま の 、 授 景 ス 義 こ 労 に の 的 「 態 準 し 企 諸 は に ト で こ 働 つ 声 労 不 調 監 た 業 外 、 あ と 、 1 相 い も 働 可 査 督 。 社 国 日 る み 仲 5 談 て あ 市 欠 が 署 会 と 本 と な 間 年 件 触 り 場 」 進 の が の の し す を ほ 数 れ ま を と ま 職 ブ 勤 労 ま 働 気 ど で 、 明日は、8 時 30 分から「公衆衛生の視点と女性の視点で人々の生活と健康と安全を考える」 をテーマに、岸玲子さん(北海道大学特任教授)の特別講演でスタートです。 時間には遅れないように鹿児島の夜を堪能してください♪ 第 25 回人間らしく働くための九州セミナーin かごしま 現地実行委員会 ニュース 第3号 に あ る べ き 姿 は ど こ に あ 指 摘 。 「 日 本 の 仕 事 の 世 界 ン ト ・ ワ ー ク で は な い 、 と き 方 は 必 ず し も デ ィ ー セ る と 日 本 の 優 良 企 業 の 働 た 経 験 か ら 、 先 進 国 に 比 べ 0 年 間 国 内 外 で 勤 務 を し 子 さ ん が 登 壇 し ま し た 。 3 働 機 関 ) 駐 日 代 表 の 上 岡 恵 テ ー マ に I L O ( 国 際 労 ィ ー セ ン ト ・ ワ ー ク 〟 」 を は 「 ま っ と う な 働 き 方 〝 デ と 呼 び 掛 け ま し た 。 仕 事 に し た い の か 考 え て 」 お い て 、 み な さ ん が ど ん な ま で の 概 念 は 横 に 置 い て な い か 」 と 問 題 提 起 。 「 今 非 正 規 で 優 劣 を つ け て い る よ う な 、 職 場 で も 正 規 と い る 。 偏 差 値 で 子 ど も を 図 ス ト レ ー シ ョ ン を た め て っ て き た ら 、 み ん な が フ ラ 「 し を し 年 て ど 残 紹 の 言 上 付 持 る 3 た 変 、 、 い 、 業 介 4 や 岡 か た の 0 。 え ま 5 か 日 や 。 つ デ さ な な か 年 る ず 0 な 本 休 そ の ィ ん い け 」 ぶ 必 は 年 け の 日 の 戦 ー は 、 れ と 管 変 職 い う り 要 理 わ れ 場 を え 略 セ 、 と ば う ば ン I 述 、 に 性 職 ら 「 文 取 で 目 ト べ 実 ビ 日 を か な 次 化 ら 、 標 ・ L ま 践 ジ 本 訴 ら い の を な 無 な ワ O し に ョ に え 意 」 3 変 い 駄 ど ー の た 結 ン 帰 ま 識 と 0 え な な を ク 宣 。 び を 11 月 30 日 1 日 目 最 後 の 総 括 講 演 総括講演終了後には、会場をサンロイヤルホテ ルに移して交流会を開催しました。 交流会は、九州セミナー賞を受賞した各団体の あいさつの後、副実行委員長の橋元高博の発声で 乾杯。各地域の参加者からのあいさつもあり、そ れぞれの近況などを報告し合いながら親交を深め ました。 鹿児島の夜は楽しめましたか?? 参加者の声 ○仕事を辞めたくても辞められない状 ○海外のマクドナルドでの行動に感銘 況があることに驚いた。自分の周りにも を受けた。みんなで声を上げ、行動を起 同じような実態があるのではないか。 こすことが大事。 〒892-0815 鹿児島市易居町2-1有馬ビル2階(県医労連内) 現地実行委員会事務局 ℡099(219)1765 第 25 回人間らしく働くための九州セミナーin かごしま 現地実行委員会 ニュース 第4号 11 月 30 日 2 日 目 た 一 た 。 助 す に こ な と る で と 、 も 問 訴 題 え 解 ま 決 し の 育 を 受 け 、 社 会 進 出 を 果 し る ー 働 須 ェ 目 た さ た こ ト 同 」 ン 指 ち ら 。 と タ 一 と ダ す が に が イ 賃 し ー の ど 、 急 ム 金 ま 視 か の 女 務 条 の し 点 に よ 性 だ 約 実 た の も う が と に 現 。 改 言 な 高 述 批 や 同 革 及 社 等 べ 准 、 一 が 。 「 会 教 ま す パ 労 必 ジ を 保 障 不 安 の 状 況 の 中 で 、 な ど の 問 題 が 噴 出 す る 中 、 私 海 外 か ら 「 日 本 症 候 群 」 と い わ れ る 雇 用 不 安 や 社 会 し て い な い こ と な ど が 背 景 に あ る と し ま し た 。 介 、 女 性 の 収 入 が 低 く 、 税 や 保 障 の 再 分 配 政 策 が 機 能 速 に 拡 大 し 、 初 職 か ら 女 性 で は 5 割 に も 上 る こ と を 紹 生 き に く い 国 に な っ て い る 」 と 指 摘 。 非 正 規 雇 用 が 急 岸 さ ん は 、 現 在 の 日 本 を 「 か つ て な く 生 ま れ づ ら く 、 登 壇 し ま し た 。 視 点 で 人 々 の 生 活 と 健 康 と 安 全 を 考 え る 」 を テ ー マ に ン タ ー の 岸 玲 子 特 任 教 授 が 「 公 衆 衛 生 の 視 点 と 女 性 の の 特 別 講 座 で は 、 北 海 道 大 学 環 境 健 康 科 学 研 究 教 育 セ 目 は 3 0 日 、 鹿 児 島 市 で 開 か れ ま し た 。 2 5 周 年 記 念 第 2 5 回 人 間 ら し く 働 く た め の 九 州 セ ミ ナ ー の 2 日 シンポジューム「子どもの貧困」 コーディネーターに鹿児島生協病院の玉江末広さん が務め、小学校教諭の安村美代さん、弁護士の下之薗 優貴さん、生協病院の徳永正朝さん、社会福祉士の天 羽浩一さんがパネリストとして登壇しました。 学校現場からは、保護者から面倒を見てもらえず、 食事を与えられなかったり、高熱が出ても登校させら れたりする事例や、一切子どもを外に出さず登校もさ せないため、安否確認で何度も家庭訪問したりする例 があることが報告されました。 の調査もしてほしい」と訴えました。 生協病院の徳永さんは、臨床を通じて関 「残念ですが、子育てできない親は確実にいます。 わった児童や生徒の問題を紹介し「親の経 子どもに関わらない親も少しずつ増えている。それで 済力が子どもたちの将来影響している」と も、子どもを生んだ義務としてご飯だけは食べさせて し、親が持つ時間の減少にも問題の根深さ あげて、といいたい。」。 を指摘しました。 ご飯を食べていないため、 痩せる子どももいるといいます。 「肥満だけでなく痩せ 〒892-0815 鹿児島市易居町2-1有馬ビル2階(県医労連内) 現地実行委員会事務局 ℡099(219)1765 特別講演のあとは、10のテーマに分かれて参加者からの報告と白熱した ディスカッションが行われました。詳細は報告集でご確認ください。 【訂正】現地実行委員会ニュース2号の九州セミナー賞の受賞団体に誤りがありました。生協労連九州司法連合 会とあるのは、生協労連九州地方連合会でした。お詫びして訂正します。 次回、第26回人間らしく働くための 九州セミナーは佐賀県で開催します! 第26回セミナー現地実 行委員長の東島浩幸さん (佐賀中央法律事務所) ○8年前の大会以上に人間らしく働く状況は悪 くなっている。学ぶ・調査する・報告するとい った活発なとりくみ刺激を受けて、次回、前進 できるよう現地実行委員も様々な団体と力を合 わせて準備していきます。 2日間にわたり司会を務めてくださいまし た馬場さん(鹿児島県医労連)と福丸さん(コ ープかごしま労組)です。 スムーズな進行のおかげで無事にセミナー を終えることができました。 本当にお疲れ様でした♪ ちなみに・・・ニュースのタイトル「おやっとさぁ」は鹿児島弁で「お疲れさま」という 意味です。ご存知でしたか?? 参加者のみなさん2日間本当に でした!!
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