実習船「海邦丸五世」第二種中間検査及び一般修繕 仕 様 書 【 注意事項 】 (1) 仕様書は、船体部 5枚、機関部 3枚、燃料・宿泊費 1枚の合計9枚である。 (2) 検査においてはSS制度を適用せず、全項目JG検査を受検できるものとする。 (3) 使用材料、艤装品等はそれぞれの用途に適合した優良品であり、諸法規に合格したものとする。 (4) 特記のないものについては全て新品とし、日本工業規格等の規格にあうものとする。 (5) 乗組員や実習生の人数に変動がある場合、入札日の一週間前までに連絡を行う。 【 応札明細書について 】 (1) 応札明細書は、仕様書の内容を確実に履行してもらうために各項目の内容を満たしていることを確認する ものである。また、予定価格の参考資料とするため、仕様書に基づき作成し、下記の期限までに提出すること。 提出期限 : 平成26年12月25日(木) 午後5時 (直接持参または簡易書留による郵送も可) (2) 仕様書について不明な点がある場合は、下記の問い合わせ期間内にFAXにて行うこと。 回答は随時FAXにて行う。 また、質問の内容により必要と判断した場合には、入札を希望する者すべてにFAXにて知らせる。 問い合わせ期間 : 平成26年12月8日(月) ~ 平成26年12月25日(木) (午前9時 ~ 午後5時まで、土日・祝祭日を除く) (3) 提出された応札明細書に不備・不明な点がある場合、提出期限に間に合わない場合は、入札参加資格を 失うので注意すること。 明 細 書 ( 船体部 ) No.1 項目 番号 数量 1 第二種中間検査(B)受検一式 2 船体入出渠(499トン、56.97m・9.4m・3.95m) 3 船底外板、船側外板、バウスラスター内水洗いカキ落とし 4 船底及び船側外板水線下部の塗膜剥離、発錆部の錆落とし後 サンダー掛け、錆止め塗装2回 ※ 船底部(880㎡)・水線部(70㎡)・外舷部(450㎡) ※ 船底塗料・・・赤 (中国塗料) 1)船底1号ユニフレーク バンノー500 T/U × 2 2)船底2号シーグランプリ 1000 T/U × 1 3)船底2号シーグランプリ 1000 A/O × 1 ※ 船側・水線部 (カナエ塗料) 1)プライマー SRジンクリッチ#2000 T/U × 2 2)下塗り エコパワー#100 D グレー T/U × 1 3)上塗り エコパワーアクリル T/U × 1 4)上塗り エコパワーアクリル A/O × 1 5 主翼及びスラスター翼にペラクリーン塗装 6 船側帯カラー塗装(5色) (カナエ塗料) 7 船名、船籍港、煙突マーク、船橋上部両サイド板、乾舷標、 ドラフトマーク、IMO番号、他表示部の塗装 (カナエ塗料) 8 両舷錨鎖繰り出し、錆落とし手入れ、タール漬け 節マーク取替え及び中間マーク(黄塗り)表示後、格納 9 両チェーンロッカー内鉄板ダブリング(底部も含む)、ビルジパイプ 及び底板交換 ※ 鉄板、パイプはステン製とする(現場にて説明) ※ チェーンロッカー内部寸法は現場にて計測 10 左舷チェーンロッカー内上部、ベルマウス新替え 両チェーンロッカー出入口下部鉄板ダブリング 11 キングストンボックス、ストレーナー開放後、サンダー掛け、 錆止め塗装2回、指定色塗装後、復旧 単価 金額 備考 明 細 書 ( 船体部 ) No.2 項目 番号 12 船体防蝕保護亜鉛板取替え 300 × 150 × 30 ・・・ 44枚 300 × 150 × 20 ・・・ 4枚 200 × 100 × 30 ・・・ 8枚 13 救命筏固縛ワイヤー新替え (10本、8mm) 14 船首荷役用ワイヤー新替え (20m 16mm) 15 磁気コンパス(スタンド式・反映式) 時差修正装置、コンパスボウル内部品交換 その後時差修正、修正書発行(日本アジャスター協会へ) 16 船首コンパニオン、冷凍機室通気ファン内部(両舷)錆打ち後、 錆止め2回塗装、指定色塗装 17 船首コンパニオン中央部配線取り入れ口、ステン筒製に交換 (パイプφ200mm) 18 船尾ウインチ、ブレーキライニング新替え 19 舵取機、電磁弁交換 (※ 電磁弁は本船支給) 20 舵取機、オイル、フィルター、タンクパッキン交換 (※ 他に交換部品があれば交換) 21 救助艇ウインチ解放整備点検オイル交換 (※ ブレーキライニング、ブレーキシュー他に交換部品があれば交換) 22 離脱装置整備点検 23 救助艇用ヘラクレスワイヤー新替え(12mm × 2本) 24 救助艇ダビット滑車取り外し(滑車10個)、グリスアップ後復旧 25 船橋内航海計器、点検整備 ジャイロコンパス、GPS、ECDIS、AIS、オートパイロット、 海図プロッター、潮流計、魚群探知機、風向風速計、無線方位探知機 数量 単価 金額 備考 明 細 書 ( 船体部 ) No.3 項目 番号 26 汚水処理装置(汚物タンク)開放、点検整備 27 ファンネル・各マスト水洗い後、塗膜剥離発錆部の錆落とし後、 錆止め塗装2回後、全面塗装 28 船体水洗い後、内舷及び暴露甲板構造物発錆部サンダー掛け後、 錆止め2回、指定色(カナエ塗料)1回塗装後、総塗装 ブルワークトップ、内舷パイプ類、コンパニオン、船楼甲板、ハウス周り、 天井及びそれに付随するパイプ類、各昇降階段、船橋周り、各通風筒、 ベンチレーター、救助艇ダビット、ウインドラス、ロープウインチ、投光器、 蛍光灯 29 コンパス甲板・船橋甲板後部コーンポジション塗膜剥離発錆部 手入れ後、指定色全面塗装 30 清水タンク(50㎤)、雑用清水タンク(32㎤)、船底プラグ開放後 タンク内清掃 内部発錆部スクレープし、クリーンキープタッチアップ2回塗装 ※ 2回、水アク抜き復旧 (水質検査証明書発行、日本語・英語) 31 冷凍機室内、船外弁4個、仕切弁4個取り外し点検整備、清掃後復旧 32 機関室内、船外弁7個、仕切弁8個取り外し点検整備、清掃後復旧 33 汚物用タンク船外バルブ(玉形弁)5K-50 1個新替え 34 汚物用タンク船外バルブ(玉形弁)5K-40 1個新替え 35 汚物用タンク海水バルブ(玉形弁)5K-40 1個新替え 36 賄出入口左側壁破損、パネル新替え (1,900mm × 620mm) 37 第一便所(士官)、大便用配管取り外し清掃後、復旧(F-3) ※ Fはフランジ 38 第二便所(学生)、大小便用配管取り外し清掃後、復旧 5K-50A 30・50・30cm (小便用 )F-3 5K-125A 150・200・80・130・30・70cm (大便用) F-15 数量 単価 金額 備考 明 細 書 ( 船体部 ) No.4 項目 番号 39 第四便所(部員)、小便用配管取り外し清掃後、復旧 5K-50A 70cm (小便用) F-2 40 第三便所(女子)・第四便所(部員)、大便用配管取り外し清掃後、復旧 5K-125A 41 ディスポーサー点検整備 42 賄い配管新替え 枝分かれ、異形パイプ使用 船外弁・逆止弁取り外し清掃後、復旧 65Aフランジ15個/80Aフランジ8個/50Aフランジ1個/ パイプ0.5m/80A~65A異形1個/80A-45°エルボー1個/ 80A-90°エルボー2個/60A-90°エルボー1個/ 65Aパイプ12m/80Aパイプ7m 付帯工事有り 43 鼠族駆除免除申請(証明書発行) 44 GPSコンパス新設(メーカー指定:日本無線) 45 消防員装具空気ボンベ、耐圧、圧力検査 (8L×6本) 46 フェンダー用ガイド2カ所取り付け (現場にて説明) 47 船尾昇降口扉及び非常用発電機室扉新替え (ステン製へ) 48 縄箱にあるベンチレーター上部、新替え(250mm×100mm) 49 縄箱蓋8枚作製(アルミ製)(現場にて説明) 50 賄室冷凍庫奥にステンアングルにて棚作製(現場にて説明) 51 クリーンビルジ用船外弁取り外し清掃後、復旧 クリーンビルジ内部清掃(6.37KL) 52 木甲板全般養生保護用ビニールシート張り 船内においては、各階段・各サロン床・ソファー・椅子の保護用ビニール シート張り 数量 単価 金額 備考 明 細 書 ( 船体部 ) No.5 項目 番号 53 ドック完工後、船内クリーニング及び床ワックス掛け 54 ドック完工後、船外水洗い 数量 単価 金額 備考 明 細 書 ( 機関部 ) No.1 項目 番号 【 注意事項 】 ※ 修理に付随する開放部取替部品及び消耗品等は造船所支給とする ※ 油類は本船支給とする ※ 各機器復旧後、試運転及び主機関係留運転 ※ SS制度を適用せずJG検査を適用すること ※ 各機器とも試運転前日までには完全なる運転状態にあること 1 主機関 (新潟鐵工所 6M31BFT) 1)シリンダーカバー取外し陸揚げ掃除、水路部洗浄燃焼面カラー チェック、吸排気弁及び起動弁抜き取り掃除摺り合わせ、 排気弁水路部掃除、ピストンヘッド掃除カラーチェック、 ガスケットパッキン、各Oリング新替え 吸排気弁、予備と振替整備品は所定場所へ搬入 2)燃料弁抜き出し掃除チップ当たり面摺り合わせ、チップ、 ガスケットパッキン、各Oリング新替え 圧力調整 3)電子サーボ式温調弁(過給機空気冷却用)口径80A、カバーシール、 シャフトシール(2本)、スペーサー(1枚)新替え 4)燃料供給ポンプ(浪速ポンプ製作所 TLG-2)陸揚げ開放掃除、 軸継手スリーブ、インナーローター及びアウターローター、 オイルシール新替え 5)燃料脈圧緩衝ゴム新替え(大栄電熱工業株式会社) 6)下記主要部計測記録表作成 (3部) ① デフレクション計測、分解前後 ② 吸排気弁弁棒及びガイド内径隙計測 ③ 燃料ポンプ突き始め ④ 揺腕ブッシュ内径同軸との隙間 2 軸径及びプロペラ 1)プロペラ及びバウスラスター羽根掃除ペラクリーン塗布、 プロペラボス部グリス抜替え充填 (エピノックグリス AP-N 2缶) 2)ロープガード取り外し掃除亜鉛新替え、取り付けボルト押さえ金具 溶接施工 数量 単価 金額 備考 明 細 書 ( 機関部 ) No.2 項目 番号 3 発電機機関(新潟鐵工所 6NSD-G 2台)各計測は主機に準じる 1)シリンダーカバー取り外し陸揚げ掃除、燃焼面カラーチェック、 水路部薬品洗浄、吸排気弁摺り合わせ、ピストンヘッド掃除 カラーチェック、ガスケットパッキン、各Oリング新替え 2)燃料弁抜き取り掃除、チップ、ガスケットパッキン、各Oリング新替え 圧力調整 3)テストコックバルブ取り外し掃除、摺り合わせ 4)クランク室及びLOチャンバー、LO抜き取り掃除、潤滑油(LO)本船側 支給で新替え 5)危急停止、自動始動、LOプライミング用電磁弁及び各パッキン・ Oリング含む(3V-PVMT-32 120 156)三連式新替え (作動流体は圧縮空気) 4 魚倉用冷凍装置コンデンサー開放チューブ突き掃除防蝕ペイント塗布、 亜鉛及びパッキン新替え 5 下記ポンプメカニカルシール及びOリング新替え 1)造水装置海水供給ポンプ(MM2-32D、笹倉サービス) 2)雑用、消火兼ビルジポンプ(大晃機械工業TMS-80MDT) 3)サニタリーポンプ(大晃機械工業TMC-65MCT) 6 No.2セントラル海水ポンプ(大晃機械工業TMC125MCT) ケーシングは本船支給、メカニカルシール・Oリング各新替え 7 低温温調弁、シリンダポジショナ付き三方弁 (中北製作所 NS DY-M、739) エアーピストン分解点検各Oリング及びダイヤフラム新替え、 弁本体カバー開放内部掃除、軸シール各Oリングパッキン、 カバーOリング各新替え 8 機関室通風機3台陸揚げ開放掃除、ファンモーター (日立 TFOA-K 3.7Kw)ベアリング(6308UU)新替え 9 造水装置高圧ポンプ(HR-15N)吸吐出弁、Oリング、各水シール新替え 10 バウスラスター装置電磁接触器新替え (SC-12N 400V) 11 高位シーチェスト掃除用船底弁新替え、16K-15(アングル弁) 数量 単価 金額 備考 明 細 書 ( 機関部 ) No.3 項目 番号 12 温水器(笹倉サービスセンター UX-115-NJ-13)取り外し陸揚げ 開放掃除、各パッキン新替え 13 EDENエキスパートシステム、ファイルバックアップ用バッテリーパック 新替え (NEC FC-9821Ka) 14 陸電供給、ドック終了後機関室掃除、廃油タンク(5KL)廃油及び 船底ビルジ陸揚げ証明書提出 数量 単価 金額 備考 明 細 書 ( 燃料費・宿泊費 ) No.1 項目 番号 1 数量 燃料費 糸満漁港(沖縄県糸満市)からドック場までの往復に係る燃料費 A重油 種類:1種2号 2 宿泊費 (※ 宿泊費に食事代は含まない) 乗組員 22名、実習生16名 ・船長、機関長、一等航海士、一等機関士、通信長、指導教官(2名)は 各1人部屋 ・その他乗組員については2人部屋 ・実習生は最大3人部屋とする ・部屋は住環境及び学習環境に適していること 1人部屋 (乗組員) 部屋数 7 部屋 × 19泊 2人部屋 (乗組員) 部屋数 8 部屋 × 19泊 3人部屋 (実習生) 部屋数 6 部屋 × 19泊 (実習生の部屋が3人部屋以外の場合) 人部屋 (実習生) 部屋数 部屋 × 19泊 単価 金額 備考
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