旭市防犯灯 LED 化事業 プロポーザル実施要領 平成 26 年度 旭市総務課 1.事業目的 旭市内には、市で管理する防犯灯が 158 灯、区及び自治会等で管理する防犯灯が約 4,900 灯 設置されており、旭市の基本計画における基本方針である「安全で魅力のあるまちづくり」の 一環として、防犯施設の充実や防犯灯の増設を行うことで犯罪の抑止に努めている。 現在、防犯灯に係る費用は、区及び自治会等からの設置要望により新設の費用は市が負担し ており、修繕や電球交換、電気料金等の維持管理費については、区及び自治会等が負担してい る。なお、維持管理費については、市から 1 灯あたり 2,000 円の補助金を出しているが、毎年 新設分が増加するため、市からの補助金交付の合計額は年々増加している状況である。 本事業は、防犯灯の LED 化を行うことにより、消費電力を抑え、地球温暖化の要因となる二 酸化炭素の排出量の削減による環境に配慮したまちづくりの推進、また従来の蛍光灯に比べ長 寿命であるため、市や区・自治会等の電気料金や電球交換、修繕等の維持管理費の削減を図る ことを目的とする。 また、防犯灯の LED 化にあわせて、安全で安心なまちづくりのため、新規に 136 灯の LED 防 犯灯の設置を行うものである。 2.事業概要 (1)事業名 旭市防犯灯 LED 化事業 (2)事業内容 ①事業者は、旭市と締結する本事業契約に基づき、LED 防犯灯に更新し、契約期間内に おいて、維持管理を含めるサービスを提供する。 ②事業者は、本事業契約期間内に LED 防犯灯の維持管理を自らの責で行う。 ③リース期間終了後、事業者の設置した LED 防犯灯の所有権は、旭市に無償で譲渡する ものとする。 (3)事業場所 旭市内全域 (4)業務の範囲 業務の範囲は、以下のとおりとする ①防犯灯の現況把握(完全ではないが旭市で所有している防犯灯システム有。 ) ②LED 防犯灯導入に関する設計、施工、施工管理業務 ③LED 防犯灯への取替え工事 ④LED 防犯灯の新設工事 -1- ⑤リース期間中における維持・保守管理 ⑥既設防犯灯(蛍光灯)の撤去及び廃棄(処分含む) ⑦電力会社への手続き(申請、変更等) ⑧防犯灯管理システムの構築 ⑨リース期間終了後における所有権移転業務 (5)提案限度額 135,890 千円(10 年間分、消費税及び地方消費税含む) (6)事業のスケジュール(予定) ①優先交渉権者の選定 平成 26 年 12 月下旬 ②契約締結 平成 26 年 12 月下旬 ③工事期限 平成 27 年 3 月下旬 ④リース開始日 平成 27 年 3 月 25 日 ⑤リース終了日及び期間 平成 37 年 3 月 24 日(10 年間) ※今回の事業による契約は、地方自治法(昭和 22 年法律第 67 号)第 234 条の 3 の規定 による長期継続契約とする。 3.応募条件 (1)応募者 ①応募者は、グループ(複数の企業の共同体)を構成して応募する。 ②グループの代表者はリース会社とし、その代表者が本市との連絡窓口となり、契約等諸 手続きを行い、事業遂行の責を負うものとする。 ③参加表明時は、応募者の構成員全てを明らかにし、各々の役割分担を明確にする。 ④応募者は、提案に必要な諸手続きを行うほか、優先交渉権者となった場合は、契約等に 係る諸手続きを行う。 (2)応募者の資格 ①参加表明書及び資格確認書類により、本提案募集要項の内容を十分に遂行できる者であ ること。特に、工期内に対象となる全ての防犯灯の取替えとリースの開始をできる者であ ること。 ②事業運営・維持管理を円滑に行うために、迅速な対応ができる者であること。 ③代表者が本市の入札参加資格登録業者であること。 -2- (3)応募者の制限 次に掲げる者は、構成員となることはできない。 ①地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の 4 の規定に該当する者 ②本実施要領配布日から提案書提出日まで旭市における指名停止の措置を受けている者 ③暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律 77 号)第3条又は第4条 の規定に基づき都道府県公安委員会が指定した暴力団等の構成員を、役員、代理人、支配人そ の他の使用人又は入札代理人として使用している者。 ④民事再生法(平成 11 年法律第 225 号)第 21 条の規定による民事再生手続開始の申立て をしている者 ⑤会社更生法(平成 14 年法律第 154 号)第 17 条の規定による会社更生手続開始の申立て をしている者 ⑥国税及び地方税を滞納している者 (4)応募に関する留意事項 ①応募に係る全ての書類の作成及び提出に係る費用は、応募者の負担とする。 ②提出書類著作権は、それぞれの応募者に帰属するが、提出書類は返却しないものとする。 なお、応募者の提出した書類の著作権に関しては、契約締結時点で本市に帰属するものと する。 また、本市は応募者に無断で本提案募集以外の目的で提出書類を使用したり、情報を漏 らしたりすることはない。ただし、旭市情報公開条例に基づき公表することがある。 ③提案内容に含まれる特許権、実用新案権、意匠権、商標権等の日本国及び日本国以外の 国の法令に基づき保護される第三者の権利の対象となっている意匠、デザイン、設計、施 工方法、工事材料、維持管理方法等を使用した結果生じた責任は、応募者が負うものとす る。 ④本市が提供する資料は、応募に係る検討以外の目的で使用してはならない。 ⑤応募者は、1 つの提案しか行うことができない。 ⑥LED 防犯灯取替え工事及び維持管理には、市内に本店がある電気工事業者を活用するこ と。 (市内業者以外は認めない。 ) ⑦応募者の構成員は、他の応募者の構成員となることはできない。 ⑧応募者の構成員の変更は認めない。ただし、やむを得ない事情が生じた場合は、本市と 協議を行い、本市が変更を認めたときはこの限りではない。 ⑨提出した書類の変更はできない。なお、本提出書類について、後日参考資料を求めるこ とがある。 ⑩参加表明書又は提案書に虚偽の記載をし、または重要な事実について記載をしなかった 場合は、参加表明書又は提案書は無効とする。 -3- 4.事業者選定の流れ (1)スケジュール(予定) 項 目 ①実施要領のホームページへの掲載 日 程 平成 26 年 11 月 25 日(火) 平成 26 年 11 月 25 日(火) ②実施要領の配布期間 ~12 月 1 日(月) 平成 26 年 11 月 25 日(火) ③実施要領に関する質問受付期間 ~12 月 1 日(月) ④質問への回答 平成 26 年 12 月 3 日(水) ⑤参加表明書及び資格確認書類の提出期限 平成 26 年 12 月 4 日(木) ⑥参加資格審査の結果通知 平成 26 年 12 月 5 日(金) 平成 26 年 12 月 5 日(金) ⑦提案書の提出期間 ~12 月 10 日(水) ⑧プレゼンテーションの実施 平成 26 年 12 月 16 日(火) ⑨優先交渉権者の選出 平成 26 年 12 月 18 日(木) ⑩審査結果通知 平成 26 年 12 月 22 日(月) ⑪契約事業者の選定(契約締結) 平成 26 年 12 月下旬 (2)実施要領の配布 プロポーザルの実施要領はホームページで公開する他、下記の場所にて配布する。 ①配布期間 平成 26 年 11 月 25 日(火)~12 月 1 日(月) (窓口配布時間)土・日・祝日を除く午前 9 時~午後 5 時 -4- ②配布場所 旭市役所総務課地域安全班 住所:千葉県旭市ニの 1920 番地 TEL:0479-62-5311(直通) ホームページ URL:http://www.city.asahi.lg.jp/ (3)質問 ①質問方法 質問書(様式第 1 号)を使用し、質問対象の引用文(文章名及び頁番号)及び質問内容 を具体的に記載すること。 ②提出期間 平成 26 年 11 月 25 日(火)~12 月 1 日(月)午後 5 時まで(必着) ③提出方法 電子メールのみとする(メール送信後、必ず電話にて着信を確認すること。 ) 件名を「旭市防犯灯 LED 化事業に係る質問」とし、質問書を添付し送信すること。 ④提出先 旭市役所 総務課 地域安全班 メールアドレス:[email protected] TEL:0479-62-5311(直通) ⑤質問への回答 平成 26 年 12 月 3 日(水)に市のホームページに掲載する。その際に質問者名は公表し ない。また、口頭による個別対応は行わない。なお、質問事項が重複していると本市が判 断した場合は、整理して回答する。意見表明等、本件の趣旨からかけ離れているものへの 回答は行わない。 (4)参加表明書及び資格証明書の提出 ①提出書類及び提出部数 応募者及び応募者の構成員は、以下の書類に各々の書類符号(ア~カ)を記したインデ ックスを付け、A4 縦長ファイルに綴じたものを 1 部提出すること。 ア 参加表明書(様式第 2 号) イ グループ構成表(様式第 3 号) ウ 企業概要(様式第 4 号-1) エ 企業状況表(様式第 4 号-2) オ 納入実績(様式第 4 号-3) リース会社と器具メーカーについて、普通地方公共団体における実績を記載する。 -5- カ 納税証明書 最新決算年度の確定申告の法人税、法人税、法人事業税、地方税等に関する納税証 明書を各一通ずつ綴じたもの。事務所が複数箇所ある場合には、本社所在地の官公庁 で発行する納税証明書を提出すること。なお、写しでも可とする。 ②提出期限 平成 26 年 12 月 4 日(木)まで (土・日・祝日を除く午前 9 時~午後 5 時) ③提出方法 持参又は郵送とする。なお、郵送については、配達確認ができるもので、必着とする。 ④提出先 〒289-2595 千葉県旭市ニの 1920 番地 旭市役所 総務課 地域安全班 電話:0479-62-5311(直通) (5)参加資格確認結果通知 参加資格の結果は、通知日を 12 月 5 日(金)とし本市から応募者(代表者)に通知する。 (6)提案書の提出 ①提出書類及び提出部数 次の提出書類に各々の書類符号(ア~カ)を記したインデックスを付け、A4 縦長ファ イルに綴じたものを 9 部(正本 1 部、副本 8 部)提出すること。 ア 見積書(任意様式) ・概算数 5,200 灯での 10 年間のリース金額の総額を積算すること。 ※防犯灯器具費、工事費、維持管理費、申請費、処分費に区分すること。 ※防犯灯器具 1 灯当りの単価を明示すること。 イ 提案書提出届(様式第 5 号) ウ 使用機器提案書(様式第 6 号-1、様式第 6 号-2) ・防犯灯器具の性能、特色、品質、納入実績について ・LED 防犯灯器具仕様に基づいた内容説明について(数値的根拠など) ・農作物への影響対策について -6- エ 工事計画書(様式第 7 号) ・設置工事の実施計画、既存 LED 防犯灯(約 50 灯)の取扱い、既設防犯灯の処分に ついて ・工事における地元業者の活用について オ 維持管理等提案書 a 維持管理計画書(様式第 8 号-1) ・防犯灯設備の点検や補修などの維持管理に関する計画について ・防犯灯の照度の確保、器具の腐食等の対策について ・維持管理における地元業者の活用について b 緊急時対応提案書(様式第 8 号-2) ・製品が想定以上に故障、腐食した場合などの対応について ・故障時におけるサポート体制 ・その他災害時における対応方法について c 既存LED防犯灯提案書(様式第 8 号-3) ・既存LED防犯灯(約 50 灯)の維持管理について カ 保証内容提案書(様式第 9 号) ・リース期間中の保証内容について ※メンテナンス付リースの保証内容に含まれているもの、含まれていないものについ て明確に記載すること。 ②交換予定の LED 防犯灯の提出 提案書の提出時に導入予定の LED 防犯灯を 1 灯提出すること。 ※プレゼンテーション時に、庁舎内の電源に取り付けて、明るさや光の広がりを確認 する。なお、提出した防犯灯については、プレゼンテーション終了時に返却する。 (家 庭用電源で点灯できるものを用意すること。 ) ③提出期間 平成 26 年 12 月 5 日(金)~12 月 10 日(水) (土・日・祝日を除く午前 9 時~午後 5 時) ④提出方法 持参又は郵送とする。なお、郵送については、配達確認ができるもので、必着とする。 -7- ⑤提出先 〒289-2595 千葉県旭市ニの 1920 番地 旭市役所 総務課 地域安全班 電話:0479-62-5311(直通) ⑥参加を辞退する場合 参加を辞退する場合は、参加辞退届(様式第 10 号)を平成 26 年 12 月 10 日(水)まで に提出先へ提出すること。 5.審査方法 提案書をもとに次のとおりプレゼンテーションを実施する。 (1)実施日時・場所 平成 26 年 12 月 16 日(火)を予定。 (詳細は別途通知する。 ) (2)審査の流れ ①応募者の提案書及びプレゼンテーションをもとに提案内容を審査する。 ②審査においては、総合得点の最も高い提案をした応募者を最優秀提案者とし、事業契約 に向けての優先交渉権者とする。また、次点を優秀提案者とし、次選交渉者として順位を 付して選出する。 ③応募者が 1 者であった場合でも、その提案内容が優れていると判断した場合は、その応 募者を最優秀提案者とする。 ④プレゼンテーションは、1 提案あたり 30 分(説明 20 分、質疑応答 10 分)以内とする。 なお、参加者数によって変更する場合がある。 ⑤出席者は 1 者 5 名以内とする。 ⑥プレゼンテーションの順番は提案書が提出された順番とする。 ⑦プロジェクター・スクリーンは市が用意するが、機器の設置は応募者にて行うこと。な お、パソコン、その他説明に必要なものがある場合は、応募者が用意すること。 ⑦プレゼンテーションは非公開とする。 (3)失格 次のいずれかに該当する場合は失格とする。 ①提案期限を過ぎて提案書が提出された場合。 ②提出書類に虚偽の記載があった場合。 ③審査の公平性に影響を与える行為があった場合 -8- ④本実施要領に違反すると認められた場合 ⑤応募者の資格を満たさなくなった場合。 ⑥提案限度額を超えた場合。 6.審査結果の通知及び公表 ①審査の結果は、応募者全てに文書で通知する。電話や口頭、FAX、電子メール等によ る問い合わせには応じない。 ②審査結果に対する異議を申し立てることはできない。 ③最優秀提案者と優秀提案者はホームページにて公表する。 7.事業実施に関する事項 (1)誠実な業務遂行 ①事業者は、募集要項、配布資料及び契約書に基づく諸条件に沿って、誠実に業務を遂行 すること。 ②業務遂行に当って疑義が生じた場合は、本市と事業者の両者で誠意を持って協議するこ ととする。 (2)本事業の契約期間中の事業者と本市の関わり 本事業は、事業者の責により遂行され、本市は契約に定められた方法により、事業実施状 況について確認を行う。 (3)本市と事業者との責任分担 本提案が達成できないことによる損失は、原則として事業者が負担する。ただし、天災や 経済状況・運営状況の大幅な変動など、事業者の責に帰さない合理的な理由がある場合は別 途協議を行うものとする。 8.LED防犯灯器具仕様 (1)構造 ①器具は、電気料金区分10VAのものとする。 ②国内のメーカー製品であること。 ③器具は、およそ15年(設計寿命6万時間相当)の耐用年数を有し、屋外環境での使用に 耐え得る構造のもの。 ④器具取付部は腐食および、振動に考慮した材質であること。 ⑤器具には自動点滅器が内蔵されていること。 ⑥器具にはLED制御装置を内蔵していること。 -9- ⑦器具は、取付バンドを用いて電力柱又は鋼管ポールに取り付けができること。 ⑧器具は、電力柱などの取付部から10cm 離れた位置で70kg の静荷重に耐えることができ ること。また、使用する管轄内の電力会社等で規定された値がある場合には、その値に耐 えることができること。 ⑨器具は、防塵防水性能IP43以上を満たしていること。 ⑩電波障害の発生が抑制されている器具であること。(表1) 表1 基準値 項目 周波数範囲 限度値 526.5kHz~5MHz 56dB以下 5MHz~30MHz 60dB以下 30MHz~300MHz 55dB以下 雑音端子電圧 雑音電力 (2)配光 ①(公社)日本防犯設備協会が定める「防犯灯の照度基準(SES E1901-3)」におけるク ラスB+の照度基準を、10VA以下の場合は設置間隔12m以上にて得られること。 クラスA及びBの場合は、道路中心線上の ●印の位置で鉛直面照度を測定する。 「防犯照明ガイドvol.4」により上記●に加え、 道路両端から0.5m内側の◎印位置でも鉛直面 照度0.5lxを確保する。この場合の保守率は 0.63 とする。 ②周囲への不必要な漏れ光を避けるため、器具水平状態において上方光束比5%以下であ ること。 - 10 - (3)光特性・寿命・電磁両立性 項目 電力会社申請入力容量 要求基準 基準規格 10VA以下 - 防犯灯照度基準ランク ランクSS以上 SES E1901-3 12m以上 SES E1901-3 相関色温度 4,600~8,000K JIL 5004 平均演色評価数 65以上 JIL 5004 固有エネルギー消費効率 70lm/w以上 (日本防犯設備協会) 防犯灯設置間隔性能 (クラスB+) 光特性 - 光束維持率70%で 寿命 光源寿命 JIL 5004 4万時間以上 高調波電流 クラスC JIS C 61000-3-2 耐雷サージ クラス4以上 JIS C 61000-4-5 電磁両立性 (4)試験成績書の提出 規定事項の確認は、計算書や試験成績書等の書類にて行えるようにすること。 - 11 -
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