JECCNEWS 2014. 12. 1 第536号 New Line up Computers & Devices PCサーバー「PRIMERGY」のラインアップに 上のノウハウが集約され、運用改善に向けた安全性や効 「PRIMERGY RX2540 M1」 率性などの基本6項目とドライバなどの工具の適用有無や を追加【富士通】 視認性など80要素の指標により策定した新デザインガイ 富士通は、インテル社より発表された最新CPU「イン ドラインに基づき設計されており、導入から運用、保守 テル Xeon プロセッサー E5-2600v3 製品ファミリー」 時における確実な操作を実現できる。 を搭載した2WAYラックサーバー「FUJITSU Server 本製品は、より高い性能や柔軟なネットワーク構成を PRIMERGY RX2540 M1(以下、PRIMERGY RX2540 必要とする中堅企業や大企業における基幹サーバーや仮 M1)」の販売を開始した。 想化システム、ハイパフォーマンスコンピューティング 今回、2WAYサーバーのラインアップに新たに追加す でのPCクラスタシステム、高信頼なクラウド環境を支え る「PRIMERGY RX2540 M1」は、最大18コアの最新 るデータセンターなどにおいて、幅広い利用環境に適し CPU「インテル Xeon プロセッサー E5-2600v3 製品ファ ている。また、メモリーにLV(Low Voltage)の省電力 ミリー」を搭載し、従来比で最大約40%の性能向上を実 化に効果のある優れた製品を採用し、電源ユニットには 現している。本製品は4コア~18コアまで幅広いCPUラ 80PLUS Platinum認証のものを採用している。これらに インアップをそろえ、ユーザーのニーズに応じた最適な より静音性と省スペースを実現し、オフィス利用に最適 CPUを選択することが可能となっている。 な構成となっている。 また、高性能かつ省電力を実現する、低消費電力CPU 新製品の価格(税別)は以下の通り。 「インテル Xeon プロセッサー E5-2630Lv3/2650Lv3」 ■「 2WAY2Uラック型サーバー PRIMERGY RX2540 も選択可能だ。システムボード上のネットワークアダプ ターは、通信速度やポート数などの異なる1000BASE-T × 2ポート、1000BASE-T × 4ポート、10GBASE-T × M1」575,000円 ( X e o n E 5 - 2 6 0 3 v 3 ( 1 . 6 0 G H z / 6 コア)× 1 、 8 G B Registered DIMM ×1) 2ポート、10GBASE × 2ポートの4種類から選択でき る。これにより、多くのネットワークアダプターを必要 とする仮想化システムや、クラウド環境を提供するシ ステムにおいて、最適なネットワーク構成を実現してい る。 本製品には富士通グループの国内外の技術者1,000名以 12 「PRIMERGY RX2540 M1」 2014.12.1 第536号 JECCNEWS 信頼性・柔軟性を強化したメインフレーム 「iStorage A3000/100」では、2.5型SSD(Solid State 「ACOSシリーズ」中型機と Drive)を採用することで、装置サイズを最小2Uに小型 専用ストレージを発売【NEC】 化し、「i-PX9800/S100」1筐体に従来機比約1.5倍とな NECは、メインフレーム「ACOSシリーズ」の中型機 る約3TBの容量が搭載可能になっている。また、高性能 「i-PX9800/S100」とフルSSD対応のACOSシリーズ専用 SSDを採用することで、キャッシュミス時のランダムア ストレージ「iStorage A3000/100」を発売した。 クセス時間を大幅に短縮するとともに、従来機と比較し 「i-PX9800/S100」は、メインフレームの大型機に搭 て約4倍のスループット性能を実現している。 載しているNEC製プロセッサー「NOAH-6」を採用する 本製品は、高集積プロセッサーに加え、高効率電源 とともに、メモリーミラー機能や仮想計算機機能を取り を採用することで、従来機比で消費電力を最大50%削減 入れ、信頼性や柔軟性を向上。これにより、同一のデー するとともに、中央処理装置や入出力装置のコンパクト タを常に2つのメモリーブロックへ書き込むことで、万 設計により、設置面積を従来機比で最大45%削減してい が一メモリーの訂正不可障害が起こった場合でも、業務 る。昨今、ITシステムの効率化による運用コスト低減 を継続できる。また、一つのホストOS上に最大10個のゲ などのニーズも高まる中、本製品は、高性能なプロセッ ストOSを動作させることが可能な仮想化に対応。従来、 サーを搭載しつつ、消費電力や設置スペースを大幅に削 本番システムに混在させて稼動していた開発業務システ 減し、これらのニーズに応えるものとなっている。 ムを、仮想環境で運用させることにより、本番システム 新製品の価格(税別)と出荷開始日は以下の通り。 と分離することが可能で、本番システムへ影響を与え ■「i-PX9800/S100(iStorage A3000/100 1台含む)」 ることなく新たな業務システムの評価等を実施すること 月額195万円~、2014年12月25日 が可能となる。また、大型機「i-PX9800/A100」で開発 したメインフレーム用OS「ACOS-4/XA」を中型機「iPX9800/S100」でも採用。メインフレームとオープンシ ステムとの双方向データアクセス機能や通信処理速度の 向上をはかり、メインフレームの保有する基幹データと ビッグデータ処理を行うオープンシステムとの連携を強 化することで、新規領域へのビジネス展開や新たな価値 創出を実現している。 「i-PX9800/S100」 13
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