JICAベトナム事務所 JICAベトナム事務所 (ベトナム事務所月報) 2014 年 10 月号 今月のトピックス 成長と競争力強化 1. ベトナムに日本の IC カードを導入~普及への第一歩~ 近年の経済成長と都市化に相まって、ハノイやホーチミンといった 大都市ではバイク、自動車からバスや電車といった公共交通への「モ ーダルシフト」が課題となっています。 そのような中、(技術協力)「ハノイ公共交通改善プロジェクト」の一 環として、10 月 2 日、ハノイ市バスの 9 番線(Giap Bat-Cau Gie)を対象に IC カ ードのバス定期券が導入 されました。 この試みは日本技術の IC カードを使っ て、適切な運行スケジュールの検討や 将来的な鉄道との連携を行 うことで大 都市の渋滞緩和を目標としています。 各公共交通機関で使えるような本格導 入までの道のりは長いですが、将来の 実現の阻害要因の分析と必要な解決策、③上記を踏まえた農林水 産分野並びに関連産業との産業集積乃至 6 次産業化に向けた地域 開発モデル、④ラムドン省次期 5 ヵ年計画(2016~2020 年)の基 礎となる開発戦略・優先順位とその推進にかかるラムドン省(行 政)の役割を明らかにすることを狙いとするものです。 今般、10 月 1 日、2 日 の二日間に渡り、本調査 開始にあたり、ラムドン 省人民委員会及びベトナ ム社会科学院がベトナム 国内の有識者を招き、ラ ムドン省の発展の在り方 について各専門分野より 知見を出し合う「ラムド ン省社会経済開発セミナー」と合わせて、JICA も同調査のインセ プションレポート発表会を開催しました。今後ラムドン省が投資 誘致を強化するにあたり、民間部門を軸に据え行政の役割を考え 直す視点を次期開発計画に反映すべく、日越双方の官民関係者よ り参画いただき、活発な意見交 がなされました。 換 展望に向けて多数 の現地関係者 との その他 協議を今後も続けていきます。 2. (中小企業海外展開支援事業)ハイフォン市における医療廃棄物 処理システムの普及・実証事業 JICA では、日本の中小企業の優れた技術や製品を途上国の開発 に役立て、同時に日本企業の海外展開を後押しする中小企業海外展 開支援事業を実施しています。本普及・実証事業にて、ベトナムの厳 しい環境基準に沿って安全な医療感染性廃棄物処理を実現する医療 10 月 23 日~24 日、本事業を業務委託する入三機材株式会社は、 ハイフォン市内にて、資源環境省、ハイフォン人民委員会および JICA ベトナム共催のもと最終報告会を開催いたしました。同焼却炉の導入 に関心を持つ地方政府関係者を対象に開催され、ハイフォン都市環 境公社敷地内に建設された焼却炉の見学、つづいて実証事業の結 入三機材株式会社は、2011 年にホーチミン市に現地法人を設立、 ア 工 団 工場 販売 抑 造 般産 ロン ア あ 組 コ ン省 ロン 業 地内に で製品を する事で、 トを 製 ン る 立・ ス えた焼却炉の を実現していま す。一 業廃棄 物 および医 療 感 染 ニ ズ 更 早 ピ 高齢 要 増加 備 ナム国にとり、 理は 重要 ー いス をとらえ、今後 ードで 医療者の に 性 廃 棄 物 処 理 に関 なる事業展開を目 化社会の 到 来が 想 指 してい 定されるベト え医療感染性廃棄物の適切な処 な課題となっています。 カバナンスの強化 10 月 1 日、2 日、2 日「ラムドン省発展セミナー」 JICA は 2014 年 9 月末から 2015 年 4 月末にかけ、ラムドン省人 民委員会及びベトナム社会科学院(VASS)とともに「ラムドン省農 林水産業及び関連産業集積化に係る情報収集・確認調査」を実施 します(本調査はドリームインキュベータ、日本工営、コーエイ 総合研究所が共同受注) 。 同調査は、 「ベトナム農業発展に向けた日越農業協力対話」にて モデル地域に設定されたラムドン省を対象に、食品加工・商品開 発を中心としたフードバリューチェーン構築に向けた取り組みを 推進するべく、①ラムドン省の農林水産品及びその加工品のポテ ンシャル分析(ベトナム国外・国内市場向け) 、②同ポテンシャル 3. G の -JICA ジ G ン とその C スクでは 10 月 2 機関を対象に「 ました。本会では、日本の づ 報交 りを G の の な目的として、各 が行 日・29 日の -JICA 交 の 日 で、日本 会」を開催いたし ト ークづ 動が に行 り・ し い れるよう れました。 一日目は JICA ベトナム事務 において、JICA の 事業の 、 援 G ACC の 支援 (人 民 委員 会) の関連法 果および成果の報告を行っています。 するベトナム国の NO ャパ デ 8 二 間 NO /P NO 流 団体間 横 ネッ ワ く 話 合 場 く 主 団体 活 円滑 わ 情 流 わ 所 NO 紹介 P OM 助調整 担当 規 紹介 団体 活 容 表グ ディ ッ ョ 表 ディ ッ ョ あ 了 確 保 マ 団体 工夫 グッ ラ ィ 情 有 了 活 継 く め 必要 条件 越双 意 換 二 郊 村 赴 草 根 型 案件 農村部 保 米 生産 管 強 計画 団体:東京 院新領域創 生科 研究科 際 専攻 農 盤工 サ ビ ッ 農 歩 活 容 説明 受 村 作 米 農家 々 衛生面 注意 パッキ グ 様子 ど 農 想 加 面 質問 意 換 活 わ 了 積極 活 々 想 聞く 二 間 名以 参加 あ 参加 他 団体 活 分 参考 流 出 意 聞 強 異 域 活 団体 流 情 換 験 流 場 あ ん嬉 等 想 あ 参加 だ 々 場 借 礼申 げ 振 返 点 活 有意義 指 思 の 感染性廃棄物処理システムの実証事業を支援しています。 ます。日本よりも 2014 年度 NGONGO-JICA 交流会を開催 4. 者か ら 、各 に よ る ベト ナム で実 施 中の 内 の発 シ 、 ループ 動 スカ ン を行 いました。発 び スカ シ 」をテー 報共 た 及 ンでは 共通課題 で に設定し、各 を行いました。また、終 の な る「事 業終 の や 後 の持続性 の ドプ クテ 後にも自発的に について、日 方で スについて 動が 見交 続してい することができまし た。 日目はハノイ市 (支援 全 外のドンフー )の実施中の の ・ 学 理 国 化 ン られた安全な する な き、 の 」(実施 協力学 トを行いました。現地では で へ 技術協力事業 、「ベトナム国ハノイ市 を における環境 大学大学 業環境基 地を きながら の方 学)の 動内 が を見学しました。 イト の に え て、技術 が 発に行 業終 後にも でも や を 的に 動を展開し 日 が 来てこれからの実施に向けての 今後もこのような の感 を が りてお して、さらに 報交 りました。 を通して 30 し上 者からは「 かり 見が との交 ・経 の い ことができました。 り、 動されている 見交 れ ました。また、「事 ていきたい」という現地の人 で け、 しながら 民との協議では事業実施の感 に る地 ジ を 交 ます。本会を が の になった、人的交 ける 動 も みができた」、「 な の機会がなかなかないので、 の が および協力をいた な会の実施を目 上の の り るとたいへ いた方 り、改善 したいと しい」 に、この を来年へと います。 か
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