2014年12月20日 Press Release #1 山口晃展 前に下がる 下を仰ぐ 前に下がる 下を仰ぐ 2014 紙に鉛筆、ペン、水彩、墨 36.6 x 28.9 cm ©YAMAGUCHI Akira, Courtesy Mizuma Art Gallery 【展覧会概要】 展覧会名:山口晃展 前に下がる 下を仰ぐ 会 期:2015 年 2 月 21 日(土)∼ 5 月 17 日(日) 開館時間:9 時 30 分 ∼18 時(入場時間は 17 時 30 分まで) 会 場:水戸芸術館現代美術ギャラリー 休 館 日:月曜日 ※ただし 5 月 4 日(月・祝)は開館 入 場 料:一般800 円、 前売・団体( 20名以上) 6 00 円 中学生以下、65歳 以上 ・ 障害者手帳をお持ちの方と付き添い の方1名は 無料 ※ 一年間有効フリーパス 「ハイティーンパス H.T.P.」1,000 円/対象 15 歳以上 20 歳未満 「おとなのパス」 2,500 円/対象20 歳 以上 主 催:公益財団法人水戸市芸術振興財団 協 力:アサヒビール株式会社、株式会社信濃屋、ミヅマアートギャラリー 企 画:浅井俊裕(水戸芸術館現代美術センター芸術監督) ※本展カタログは青幻舎より 2015 年 4 月下旬より全国書店で発売。 4 月 19 日より当館で先行販売の予定。 人 物 や 建 物 な ど を 大 和 絵 や 浮 世 絵 の よ う な タ ッ チ で 緻 密 に 描 き 込 む 画 風 で 知 ら れ、 国内だけではなく海外でも高い評価を得ている山口晃の個展です。 山口は、1969 年に東京都で生まれ、群馬県桐生市で育ちました。東京藝術大学へ入学し、 1994 年同大学美術学部絵画科油画専攻を卒業、1996 年同大学大学院美術研究科絵画専 攻(油画)修士課程を修了しています。 馬を模ったバイクに武士を乗せたり、超高層ビルと古い日本家屋を組み合わせたり するなど、彼の作品は自由でユーモラスな発想で描かれていますが、たんなるお笑いや 底 の 浅 い 思 い つ き で 終 わ る こ と な く、美 術 や 歴 史 に 対 す る 批 判 精 神 に あ ふ れ て お り、 その造詣の深さから、2013 年には『ヘンな日本美術史』で第 12 回小林秀雄賞を受賞 しています。 書籍の装丁や広告、パブリックアートも数多く手掛け、2012 年には平等院にある養林 庵書院に 絵が奉納されました。また 2001 年に岡本太郎記念現代芸術大賞優秀賞を受 賞しました。 今回の個展「山口晃展 前に下がる 下を仰ぐ」も、この変わったタイトル自体が 彼の人生観、芸術観を表した諧謔味にあふれたものとなっています。いろいろなプロポー ションのギャラリーが縦に連なるという当館の特性を生かし、順路に沿って歩いて行く と一部屋ごとに作品世界が展開してゆくように展示が構成されます。作家の思考過程を 覗くようなつもりで会場を散策しながら、現代と過去、現実と非日常が混然となった 山口ワールドをご体験ください。 【 見どころ】 ○ 小路のような通路を通って、大画面作品から、作品制作の「種」となっているような ものが集められた部屋まで散策。 ○ 通路の途中にちょっとした仕掛け。 ○《忘れじの電柱》を、初発表の時とは違う展示方法、角度で鑑賞。 ○ 大作《続・無残ノ介》を、50m の展示室を生かして一気に展示。 ○ 出口にも新作のインスタレーションが。 【 山口晃 プロフィール】 1969 年東京生まれ、群馬県桐生市に育つ。96 年東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修士課程修了。2001 年 第 4 回岡本太郎記念現代芸術大賞優秀賞。2013 年自著『ヘンな日本美術史』(祥伝社)で第 12 回小林秀雄賞受賞。 時空が混在し、古今東西様々な事象や風俗が、卓越した画力によって描き込まれた都市鳥瞰図・合戦図などが代表作。 観客を飽きさせないユーモアとシニカルさを織り交ぜた作風も特徴のひとつ。絵画のみならず立体、漫画、また「山愚痴屋 澱エンナーレ」と名付けた一人国際展のインスタレーションなど表現方法は多岐にわたる。 五木寛之氏による新聞小説「親鸞」「親鸞 激動篇」「親鸞 完結篇」の挿画を通算 3 年間担当する。また 2012 年には 平等院養林庵書院に襖絵を奉納。 主な展覧会に、07 年二人展「アートで候。会田誠 山口晃展」 (上野の森美術館) 、11 年「Bye Bye Kitty!!!」展(ジャパン ソ サ エ テ ィ 、 N Y )、 1 2 年 個 展 「 望 郷 T OKI ORE(I)MIX」( 銀座メゾンエルメス フォーラム、東京 )、13 年 個展 「山口晃展 画業ほぼ総覧̶お絵描きから現在まで」(群馬県立館林美術館)。 近著に『山口晃大画面作品集』 (青幻舎)、 『すゞしろ日記 弐』 (羽鳥書店)、 『日本建築集中講義』 (藤森照信・山口晃 共著、 淡交社)。 【 関連企画】 作家によるギャラリー・トーク 山口晃が会場の作品を見ながら、作品や展覧会について語ります。 日 時:2015年3月21日(土)14:00∼15:30 会 場:水戸芸術館現代美術ギャラリー *参加ご希望の方はギャラリー入口にお集まりください。 料金は展覧会入場料に含まれます。予約不要。 カタログ発売記念 アーティスト・トーク 展覧会カタログ発売を記念して、山口晃が作品や展覧会について語ります。 日 時:2015年4月19日(日)14:00∼16:00(開場13:30) 15:30∼サイン会 会 場:水戸芸術館ACM劇場 定 員:先着300名 料 金:無料 *予約不要。 お絵描き道場 「席画」:その場でお客様からお題をいただき、山口晃が絵を描きます。 日 時:2015年5月2日(土)14:00∼15:30 会 場:水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ室 定 員:80名(要予約) *料金は展覧会入場料に含まれます。 お申込方法、詳細はホームページをご覧ください。 【展覧会関連 教育プログラム】 * 料 金はすべて展覧会入場料に含まれます。 ウィークエンド・ギャラリートーク 市民ボランティア CAC ギャラリートーカーとともに展覧会を鑑賞します。 期間:3 月 7 日 ( 土 ) ∼ 5 月 17 日 ( 日 ) 期間中の毎週土・日曜日 各日 14:30 ∼(約 40 分) 会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー ※ただし 3 月 21 日 ( 土 )、4 月 19 日 ( 日 )、5 月 2 日 ( 土 ) は除く。都合により中止になる場合がございます。 高校生ウィーク2015 高校生を対象にした毎年恒例のギャラリーへの無料招待企画です。 期間中にギャラリーの途中に出現するカフェは読書や裁縫、ワーク ショップなどさまざまなプログラムが毎日楽しめ、高校生に限らず どなたでもご利用いただけます。詳しいプログラムはチラシやホー ムページをご覧ください。 期 間:3 月 8 日(日)∼ 4 月 5 日(日) 招待対象:高校生または 15 歳∼ 18 歳の方 (学籍または年齢が証明できるものをお持ちください。) カフェ開場時間:火∼金 15:00 ∼ 18:00 土・日・祝 13:00 ∼ 18:00 カフェ会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ室 高校生ウィーク2014 会場風景 赤ちゃんと一緒に美術館散歩 係員が付き添い、解説付きでお子さんと一緒の鑑賞をサポートします。 日 時:3月18日(水)、20日(金)各日9:30 ∼10:30/11:00∼12:00 定 員:各回5組(先着順・要電話申込) 対 象:未就学児とその保護者 お申込:水戸芸術館現代美術センター Tel.029-227-8120 協力:NPO法人 子育て応援・ペンギンくらぶ 先生のための展覧会無料招待週間 小・中・高・特別支援学校に勤務する教職員を対象に、無料で展覧会を鑑賞できる期間を設けます。期間中に はグループで言葉を交わしながら作品を鑑賞する対話形式の鑑賞ツアーと、来年度の学校と美術館との連携事 業について先生方にむけたガイダンスを行います。 ≪ 展覧会無料招待期間 ≫ 3 月 12 日 ( 木 ) ∼ 22 日 ( 日 )9:30 ∼ 18:00(入場は 17:30 まで) ≪ 対話型鑑賞ツアー ≫ 3 月 22 日 ( 日 )14:30 ∼ 15:30 定員:先着 10 名 ≪教育プログラムガイダンス≫3 月 22 日 ( 日 )16:00 ∼ 17:30 会場:高校生ウィークカフェ内 ※申込方法等、詳細はホームページをご覧ください。 (2 月下旬∼) 【同時開催】 □ クリテリオム90 大久保あり 個人的な体験から着想を得て執筆する短編小説をもとに、様々 なメディアを用いて、現実とフィクションが交錯するインスタ レーション作品を制作しています。本展では彼女の新作を紹介 します。 会 期:2015年2月21日(土)∼ 5月17日(日) 会 場:水戸芸術館現代美術ギャラリー第9室 主 催:公益財団法人水戸市芸術振興財団 企 画:井関悠(水戸芸術館現代美術センター学芸員) ※クリテリオムは、ラテン語で「基準」を意味し、水戸市民のサポー トのもと、若手作家の新作を中心に紹介する企画展です。料金は展覧 会入場料に含まれます。 インスタレーションビュー (『パンに石を入れた17の理由』より) 撮影:畔上 咲子 □ 連続トークショー「日本の夏 1984」(仮)プレ企画 当館では、1980 年代の日本の現代美術を検証する展覧会を計画しており、それに向けて今後何度かの トークショー、シンポジウムなどを行っていく予定です。その第1回目として、80 年代当時の美術の 現場について語り合います。 日 時:2015 年 3 月中 会 場:水戸芸術館内 出演予定:篠原資明(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)、鷲田めるろ(金沢 21 世紀美術館学芸員)、 浅井俊裕(水戸芸術館現代美術センター芸術監督) など 【お問合せ】 水戸芸術館現代美術センター 〒310-0063 茨城県水戸市五軒町1-6-8 Tel.029-227-8120 / Fax.029-227-8130 http://arttowermito.or.jp/ * 展覧会について:浅井俊裕(水戸芸術館現代美術センター芸術監督) * 教育プログラムについて:森山純子、田中麻衣子(水戸芸術館現代美術センター教育プログラムコーディネーター) * 広報・写真貸出について:鳥居(トリイ) e-mail:[email protected] * 詳細は公式ツイッター http://twitter.com/MITOGEI_Gallery でも配信いたします。 【記事掲載についてのお願い】 1)掲載にあたっては、正式展覧会名称と会期の表記をおこなってください。 2)写真を掲載する場合は、写真に添付してあるキャプション・クレジット等を正確に表記してください。 3)誌面掲載する電話番号は、水戸芸術館 代表番号 029-227-8111 でお願いいたします。 4)掲載記事とVTRは、資料として保管いたしますので水戸芸術館現代美術センター鳥居(トリイ)までご送付ください。 5)取材及び収録等の取材は、必ず事前にお問い合わせください。都合により取材に応じることのできない場合がございます。 【交通のご案内】 [JR] 上野駅から常磐線特急スーパーひたち / フレッシュひたちが 約 30 分毎に運行しています。特急乗車時間約 65∼85 分、 各停で約120 分、水戸駅下車。駅北口バスターミナル 4∼7 番のりばから「泉町一丁目」下車。降車後バスの進行方向に 進み、すぐの交差点で大通り(国道 50 号)を渡り、横 断歩道と平行する脇 道をそのままお進みください。徒歩 2 分。 ◎料 金:特急 片道 3,610 円 /普通各停 片道 2,270 円(2014 年 11 月 現 在) ※ご予約・時刻表など詳しくはこちらをご参照ください。JR 東日本旅客鉄道 TEL 029-221-2836 http://www.jreast.co.jp/ [高速バス]東京駅八重洲南口バスターミナルのりばから常磐高速バス(赤 塚 又は茨大ルート)水戸駅行きで約10 0 分、 「泉町 一丁目」 下車 、徒 歩 2 分。切 符は東京駅八重洲南口バス券売機 、水戸駅北口バスチケット売場でお求めください。 ◎ 料金:東京駅 −水戸駅 片道切符 2,080 円/往復割引切符 ( ツインチケット) 3,900 円(2014 年 11 月現在) ※ 詳しくはこちらをご参照ください。 茨城交通 TEL 029-251-2331 http://www.ibako.co.jp/ [ お車 ] 常磐自動車道 水戸 IC から国 道 50 号に下りて市街地方面にお進みください。約 20 分、349号との交差点です。水戸芸術館 地下の市営五軒町 駐車場をご利 用ください。 駐車場入口は芸術館北側東端です。 ◎ 駐車 場料金:30 分まで 無料 、1時間まで 200 円、以下 30 分 毎 100 円/営業 時 間:7時 ∼23 時 ※ 高速料金・ルートなど詳しくはこちらをご参照ください。 東日本高速道路「ドラぷら」 TEL 0570-024-024 http://www.driveplaza.com/ 【図 版】 展覧会広報用にデータを貸出いたしますので、ご要望の方は鳥居までお問合せください。 1 4 2 3 5 6 7 1.ポスター用描きおろし原画「続・無残ノ介」 2007 紙にペン、墨、水彩 51.7×73.5㎝ 撮影:宮島径 2.無残ノ介(部分) 2004 カンヴァスに油彩、水彩 65×320㎝ 撮影:宮島径 3.一服電柱 2014 紙にペン、水彩 35×24㎝ 4.忘れじの電柱 2012 インスタレーション(既存の柱を使用した電柱) ミクストメディア サイズ可変 Work created with the support of Fondation d entreprise Hermès © Nacása & Partners Inc. / Courtesy of Fondation d entreprise Hermès 5.Tokio山水(東京圖 2012)/部分 2012 キャンバスに墨 四曲一双 各162×342㎝ Work created with the support of Fondation d entreprise Hermès © Nacása & Partners Inc. / Courtesy of Fondation d entreprise Hermès 6.Tokio山水(東京圖 2012) 2012 キャンバスに墨 四曲一双 各162×342㎝ Work created with the support of Fondation d entreprise Hermès © Nacása & Partners Inc. / Courtesy of Fondation d entreprise Hermès 7.Tokio山水(東京圖 2012)/部分 2012 キャンバスに墨 四曲一双 各162×342㎝ Work created with the support of Fondation d entreprise Hermès 撮影:木奥恵三 すべて© YAMAGUCHI Akira, Courtesy Mizuma Art Gallery
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