ウィークリーオイルマーケットレビュー 14第36号 2014年（平成26年）発行所（一財）日本エネルギー経済研究所 12月19日（金曜日）電話（03）3534-7411（代） F A X （03）3534-7422 毎週（金）14:00発行〒104-8581 東京都中央区勝どき1-13-1ｲﾇｲﾋﾞﾙ･ｶﾁﾄﾞｷ11階ホームページ http://oil-info.ieej.or.jp ■ 概況 NYMEXのWTIは、12/4～12/10は、サウジの原油価格引為替は、前週は119～121円台と円安が進行したが、そき下げ、各種経済指標の下方修正などから値下がりし、60～の後やや円高水準で推移した。12日は118.89円、15日は 66ドル台で推移した。 118.61円と円高が進み、16日は117.76円、17日は116.91 円とさらに円高で推移した。週末12日は、IEA(国際エネルギー機関)が2015年の石油需要見通しを下方修正したこと、11月の中国の鉱工業生産財務省が17日発表した貿易統計速報（旬間ベース）によが減速したことなどから石油需要の先行きに悲観的な見通しると、11月下旬の原油輸入平均CIF価格は、63,677円/klとが広まり3営業日続落した。1月限の終値は、前日比2.14ドルなり、11月上旬を465円上回った。ドル建てでは87.81ドルで安の57.81ドルと60ドル割れで終了した。前旬比2.32ドル安。為替レートは1ドル/115.29円。前旬に週明け15日は、OPEC主要閣僚が価格維持に向け積極的続きドルベースの原油価格は値下がりしたが、為替レートのな姿勢を示さなかったことから続落した。1月限の終値は、前円安が続き、原油値下がり分を相殺、小幅な値上がりとなっ週末比1.90ドル安の55.91ドルと、2009年5月以来の安値でた。また、11月月間の原油輸入平均CIF価格は、63,593円/ 終了した。 klとなり、10月を4,985円下回った。ドル建てでは90.82ドル 16日は、米中の経済指標の低下から値下がりで始まったで前月比9.88ドル安。為替レートは1ドル/111.32円。が、ドル安の進行などを受けて買い戻された。1月限の終値主要元売会社の12月第3週に適用するガソリンと中間留は、前日比0.02ドル高の55.93ドルとほぼ横ばいで終了した。分の卸価格は、3.0円から4.0円の値下げとなった。原油価 17日は、米FOMC(連邦公開市場委員会)が利上げを急が格の値下がりに為替の円高が加わり、原油コストは大幅な値下がりとなった。ない姿勢を示したことが好感され反発した。しかし、EIA(米エネルギー情報局)が発表した週報で、原油在庫が市場予想ほどには取り崩しとならなかったこと、FOMCの結果を受けてドそのような中で、15日時点の小売価格は、ガソリンが2.9 円値下がりの152.4円、軽油も2.7円値下がりの132.2円、ル高が進んだことなどから上げ幅は限られた。1月限のWTI 灯油は2.2円値下がりの97.8円となった。ガソリン、軽油はの終値は、前日比0.54ドル高の56.47ドルで終了した。 22週連続の値下がり、灯油は17週連続の値下がり。下げアジアの指標原油である中東産ドバイ原油/東京市場（1月幅もガソリンで17.5円、軽油で15.4円、灯油で10.0円。原油渡し）は、海外市場での原油値下がりを受けて前週は62～66 コストが値下がりし、仕切り価格も値下げ、さらにそれまでのドルで推移した。12日は60.10ドル、週明け15日は59.50ドル卸価格引下げも影響したと見られる。で5年7ヵ月振りに60ドルを割り込んだ。16日は57.10ドルと続落、17日も55.60ドルと海外市場のさらなる値下がりの流れを受け下落が続いた。 ($/b) 154.0 原油需給今週原油処理量（千kl ）トッパー稼働率（％）原油在庫量（千kl ）中東産原油（TOCOM）（＄/ bbl ）前週比 12/7 ～ 12/13 3,851 ▼ -9 ▼ 87.7 ▼ -0.2 → 〃 12/13 12/15 15,264 ▼ 60.97 ▼ 前年比 144.0 － 134.0 124.0 － 99.62 -90 － 104.0 -5.76 ▼ -43.5 94.0 12/15 55.91 ▼ -7.14 ▼ -41.6 価原油ＣＩＦ単価（＄/ bbl ） 11月下旬 87.81 ▼ -2.32 ▼ -24.94 格 ①原油ＣＩＦ単価（￥/ kl ）〃 63,677 ▲ 465 ▼ -6,146 ②ドル換算レート（￥/＄）〃 115.29 ▼ -3.78 ▼ -16.84 119.37 110.33 ▲ （＄/ bbl ） 138.54 114.0 84.0 WTI原油（NYMEX） 145.29 74.0 120.92 113.93 89.47 78.21 86.84 72.68 64.0 54.0 44.0 34.0 [NYMEX]WTI原油 [TOCOM]中東産原油外国為替ＴＴＳレート（￥/＄） 12/15 119.61 ▲ 2.97 ▼ -15.40 24.0 1/5 1/5 1/5 1/5 1/5 1/5 1/5 1/5 12/15 1 ウィークリーオイルマーケットレビュー 14第36号 (円/Ｌ) (単位：千kl、円/㍑) ガソリン今週需生産給前週比 106 12/7 ～ 12/13 1,133 輸入〃 n.a. 出荷〃 1,023 ▼ -25 ▲ －輸出〃 81 ▲ 11 ▲ －在庫 12/13 1,609 ▲ 28 ▼ －価業転 [陸上ローリー格 4地区平均 ] 先物 [ 期近物/終値] 小売 [ 週動向] ▲ 175.0 前年比 ▲ n.a. －ガソリン（小売） 170.0 n.a. （RIM） 12/9 ～ 12/15 64.1 ▼ -3.8 ▼ -15.1 （TOCOM /東京湾） 12/9 ～ 12/15 60.9 ▼ -3.6 ▼ -16.2 （ TOCOM/中部） 12/15 59.3 ▼ -4.6 ▼ -18.6 （資エ庁公表） 12/15 152.4 ▼ -2.9 ▼ -5.3 166.7 165.0 160.0 155.0 152.4 150.0 ※業転、先物価格は税抜き価格　9/22 10/21 11/19 12/15 (円/Ｌ) (単位：千kl、円/㍑) 軽油今週前週比生産 12/7 ～ 12/13 884 輸入〃 n.a. 需給出荷〃 725 ▲ 輸出〃 109 在庫 12/13 業転 [陸上ローリー 4地区平均 ] 価先物格 [ 期近物/終値] 小売 [ 週動向] ▲ 97 155.0 前年比 ▲ n.a. －軽油（小売） 150.0 n.a. 68 ▲ ▼ -21 ▼ － 1,609 ▲ 51 ▲ －－（RIM） 12/9 ～ 12/15 63.1 ▼ -4.0 ▼ -19.1 （TOCOM /東京湾） 12/9 ～ 12/15 63.9 ▼ -3.1 ▼ -18.6 145.0 145.0 140.0 135.0 （ TOCOM/中部） 12/15 －（資エ庁公表） 12/15 132.2 － ▼ -2.7 － ▼ 132.2 -6.2 130.0 ※業転、先物価格は税抜き価格 9/22 10/21 11/19 12/15 (円/Ｌ) (単位：千kl、円/㍑) 灯油今週前週比 115.0 前年比灯油（小売） 12/7 生産～ 12/13 421 ▲ 16 ▼ n.a. －輸入〃 n.a. 需出荷給 n.a. 〃 643 ▲ 225 ▲ －輸出〃 42 ▲ 42 ▲ －在庫 12/13 2,977 ▼ -263 ▼ － 110.0 107.2 105.0 業転 [陸上ローリー 4地区平均 ] 価先物格 [ 期近物/終値] 小売 [ 週動向] （RIM） 12/9 ～ 12/15 65.2 ▼ -4.6 ▼ -20.0 （TOCOM /東京湾） 12/9 ～ 12/15 62.8 ▼ -3.8 ▼ -20.9 （ TOCOM/中部） 12/15 60.0 ▼ -6.4 ▼ -24.2 （資エ庁公表） 12/15 97.8 ▼ -2.2 ▼ -5.4 100.0 97.8 95.0 9/22 10/21 11/19 12/15 2 ウィークリーオイルマーケットレビュー 14第36号 ■ 関連情報 1 海外/原油 17日のWTI原油先物相場は、米FOMC(連邦公開市場委員会)の結果を受け小反発した。FOMCは、利上げを急が米エネルギー情報局（EIA）によると、12月15日時点のガソリンの小売価格は全米平均で12.5セント値下がりし、1 ず米経済の動向を慎重に見極める姿勢を示したことで好感ガロン2.554ドル（80.6円/㍑）となった。ディーゼルは11.6 が広がった。しかしEIA(米エネルギー情報局)がこの日発表セント値下がりの3.419ドル（107.9円/㍑）。ガソリンは、11 した週報で、原油在庫は80万バレル減と事前の予想(280 週連続の値下がり、軽油は5週連続の値下がり。万バレル減)を下回ったこと、FOMCを受けてドル高が進み、原油の割高感が広まったことなどから、上げ幅は縮小した。1月限は、前日比0.54ドル高の1バレル56.47ドルで終了、また2月限は、0.53ドル高の56.79ドルだった。 2 国内/製品需給（1）出荷石連週報によれば、12月7日～13日に休止したトッパー能力は、19.1万バレル/日と先週から9.9万バレル/日の増加。（全処理能力は394.7万バレル/日）。原油処理量は385.1万kl、前週に比べ0.9万kl減。前年に対しては、26.3万kl減少。トッパー稼働率は87.7%と前週に対し0.2ポイント減少。前年に対しては2.5ポイントの増加と（単位：千KL）なった。今週 (12/7 ～ 12/13) 生産は前週に比べA重油が減産した他はすべての油種で増産となった。ガソリン/10.3%増、ジェット/24.0%増、灯油/3.9%増、軽油/12.3%増、A重油/0.3%減、C重油/31.5%増。C重油の輸入は12.7万kl（前週比4.5万kl 前週 (11/30 ～ 12/6) 前週比ガソリン 1,023 1,048 ▼ -25 （-2%）ジェット燃料 108 34 ▲ 74 （218%）灯油 643 418 ▲ 225 （54%）軽油 725 657 ▲ 68 （10%） A重油 313 272 ▲ 41 （15%） C重油 487 340 ▲ 147 （43%）合　計 3,299 2,769 ▲ 530 （19%）増）。輸出は軽油が10.9万kl（前週比2.1万kl減）。出荷（販売量）は前週比ではガソリンのみ減少したものの、その他の油種は増加、前年に対してはすべての油種で増加となった。ガソリンは、前週に続き小売市況の下落や好天に恵まれたこともあり102.3万kl（対前週2.4%減）となり、2週連続の 100 万kl 超えとなった。ジェット10.8 万 kl（対前週217.6% 増）、灯油64.3 万kl（対前週53.8%増）、軽油72.5万 kl（対前週10.4%増）、A重油31.3万 kl（対前週15.1%増）、C重油 48.7万 kl（対前週43.2%増）。 2 国内/製品需給 ※今週出荷量＝（前週末在庫＋今週生産＋今週輸入）－（今週輸出＋今週末在庫）（2）在庫 12月13日時点の在庫はガソリンと軽油が積み増し、その他の油種で取り崩しとなった。また、前年に対してはガソリ（単位：千KL）ン、灯油、C重油が取り崩し、その他の油種で積み増しと今週 (12/13) 前週 (12/6) ガソリン 1,609 1,581 ▲ 28 （2%）ジェット燃料 980 1,002 ▼ -22 （-2%）灯油 2,977 3,240 ▼ -263 （-8%）軽油 1,609 1,558 ▲ 51 （3%） A重油 839 875 ▼ -36 （-4%） C重油 2,351 2,386 ▼ -35 （-1%）合　計 10,365 10,642 ▼ -277 （-2.6%）なった。ガソリンは160.9万kl、前週差2.8万kl増。前年に対し25.3 前週比万kl少ない。灯油は297.7万kl、前週差26.3万kl減。前年に対しては 29.9万kl少ない。軽油は160.9万kl、前週差5.1万kl増。前年に対しては6.7 万kl多い。 A重油は83.9万kl、前週差3.6万kl減。前年に対しては 10.7万kl多い。 C重油は235.1万kl、前週差3.5万kl減。前年に対しては 2.7万kl少ない。 3 ウィークリーオイルマーケットレビュー 3 国内/製品卸売価格 14第36号（1）元売会社仕切価格改定動向 9日から15日までの週間原油コストは、原油価格の値下 EMGマーケティングは18日、20日以降出荷分の陸上外販スポット価格について、全油種4円引き下げると通知しがりに円高も加わり、4円以上の値下がりとみられる。た。陸上スポット価格はガソリン116～119円前後、軽油61～ 64円前後、灯油63～67円前後で一層水準を切り下げた。また海上スポット価格は、ガソリン116～118円前後、軽油63 ～64円前後、灯油61～65円前後である。先物価格はガソリンが113～115円前後、灯油は59～62円前後、軽油は61～ 65円前後だった。先物、海上、陸上スポット価格いずれも、原油価格の下落を反映して値下がりした。下げ幅はほぼ前週並み。 3 国内/製品卸売価格（2）業転価格・先物価格動向今週の原油コストは、値下がりとみられる。製品スポット市（RIM）（単位：円/㍑） [陸上ローリー況も原油価格が大きく値下がりしたことから、陸上、海上ス今週 4地区平均 ] ポット、先物も下落した。週間のガソリン販売量は、今週もスポッ 100万KLを超えた。 12月18日～12月25日適用の元売卸価格に影響を与える 3.8円、軽油は4.0円、灯油は4.6円の値下がりだった。一方、先物価格油は2.8円、灯油は4.3円の値下がりだった。また先物価格は、ガソリンが3.6円、軽油は3.1円、灯油が3.8円の値下がり～ 12/8) 前週比 67.9 ▼ -3.8 灯油 65.2 69.8 ▼ -4.6 軽油 63.1 67.1 ▼ -4.0 （単位：円/㍑）今週〔平均〕東京湾渡しの海上スポット平均価格は、ガソリンは2.3円、軽 12/15) 前週 (12/2 64.1 （ TOCOM ） [期近物 /終値 ] 中京、阪神の4地区の陸上ラック価格平均値）は、ガソリンが～レギュラート価格直近の陸上スポット価格（12月9日～12月15日/千葉、川崎、 (12/9 (12/9 ～ 12/15) 前週 (12/2 ～ 12/8) 前週比レギュラー 60.9 64.5 ▼ -3.6 灯油 62.8 66.6 ▼ -3.8 軽油 63.9 67.0 ▼ -3.1 だった。原油相場が値下がりしたことを受け、製品相場も前 ※上記価格は税抜き価格週に引き続き3円以上の値下がりだった。参考値　（12/9～12/15実績値）来週の大手元売の卸価格は、3.0円から4.0円の値下げ現物先物平均ガソリン -3.8 -3.6 -3.7 灯油 -4.6 -3.8 -4.2 軽油 -4.0 -3.1 -3.6 A重油 -3.2 だった。なお、元売会社は、2010年から卸価格の改定に際して、原油や製品相場、他社仕切りなどの動向を総合的に判（単位：円/㍑）油種断する方式としたが、2014年6月から、原油調達コストをより重視する方式に変更した。（出所）現物：　RIM社陸上ローリー 4 地区平均価格（千葉・川崎・中京・阪神）先物：　TOCOM京浜地区海上バージ渡し平均価格 4 国内/製品小売価格安）。 12月15日時点におけるSS店頭価格は、ガソリンが前週比 2.9円値下がりの152.4円、軽油も2.7円値下がりの132.2円、原油の値下がりを受け、原油コストは値下がりをした。卸灯油も2.2円値下がりの97.8円だった。ガソリンと軽油は22週価格は3.0円～4.0円の値下げで、前週の卸価格値下げの連続の値下がり、灯油は17週連続の値下がりだった。影響も残っており、来週の小売価格も値下がりが予想される。都道府県別の動向として、ガソリンの値上がり、横ばいは前週同様なし、47全都道府県で値下がりだった。沖縄県を除く都道府県別のガソリンの全国最安値は、岡山県（前週比2.8円安）で146.1円、埼玉県（同3.1円安）が146.9 円、で続いている。最高値は鹿児島県の160.3円（同3.0円（単位：円/㍑）（資エ庁公表） [ 週動向] 小売価格今週 (12/15) 前週 (12/8) 前週比直近高値レギュラー 152.4 155.3 ▼ -2.9 08/8/4 185.1 灯油 97.8 100.0 ▼ -2.2 08/8/11 132.1 07年4月以降 2,000店舗を対象。軽油 132.2 134.9 ▼ -2.7 08/8/4 167.4 直近高値とは2003年10月以降の最高値。 ※ 現金一般価格の全国平均値（消費税込み） 4 ウィークリーオイルマーケットレビュー 14第36号ガソリン価格推移 (2014/10/6 ～ 175.0 2014/12/15) （円/L）（円/L） 90.0 左目盛小売価格 85.0 165.0 小売価格 80.0 155.0 RIM価格（陸上ローリー４地区平均） RIM価格（海上バージ） 75.0 145.0 70.0 TOCOM/中部先物価格 135.0 65.0 TOCOM/東京湾先物価格 125.0 60.0 右目盛 RIM価格・先物価格 115.0 10/6 小売価格 10/14 10/20 10/27 RIM （海上バージ） 11/4 11/10 11/17 11/25 TOCOM/東京湾先物価格 TOCOM/中部先物価格 12/1 12/8 55.0 12/15 ローリー4地区平均（注)①「小売価格」は消費税込みの価格 RIM価格・TOCOM先物価格は税抜き価格 ②RIM価格( 陸上ローリー）は4地区平均価格 5 ウィークリーオイルマーケットレビュー 14第36号 ■ お知らせ本レポートは当センターのホームページ（http://oil-info.ieej.or.jp）にも掲載しています。次回（2014第37号）の公表は、12/26（金）14:00 です。「セルフSS出店状況」（平成26年6月末現在）は、9月30日（火）14：00に公表しました。当センターのホームページをご覧下さい。本レポートのご利用について「ウィークリーオイルマーケットレビュー」とは本レポートについて、テキスト、グラフィックス及び平成16年5月に経済産業省資源エネルギー庁資源・燃料その他の情報（以下、併せて「ドキュメント」）に関部石油流通課主催の「石油製品市場動向研究会」が取わるすべての知的所有権は、一般財団法人日本エネルりまとめた中間報告で、「わが国石油産業における市ギー経済研究所石油情報センター（以下、当セン場機能、価格発見機能が更に強固なものとなることがター）又は当センターへドキュメントを提供している望まれるとともに、中期的な課題として、石油産業に第三者へ独占的に帰属します。おいて確立していく市場機能、価格発見機能に基づく当センターの事前の書面による承諾を得ることなく、合理的な価格認識及びそれを踏まえた自己責任の下でドキュメントを転用、複製、改変等の一切を固く禁じの経営判断の必要性について、石油産業関係者の認識ています。が更に深まることにより、わが国の基幹産業である石また、ドキュメント内容に関しては万全を期していま油産業全体としての合理性、活力が一層高まることをすが、その内容の正確性および安全性を保証するもの期待したい。」と提案されています。ではありません。当センターでは、これを受けて石油連盟、全国石油商業組合連合会をはじめ関係機関等の協力を得て、石油関係者、企業の経営者層（特に給油所経営に携わる方々）から一般消費者の方々に対し、原油・石油製品需給や価格動向を的確に理解するツールの一つとして、「ウィークリーオイルマーケットレビュー」を平成17年5月より定期的に発信しています。本レポート掲載データの出所について ➀【原油・石油製品需給】〈石連週報〉元売会社は、平成22年4月以降、現行の新価格体系を見石油連盟（石連）「原油・石油製品供給統計」週報直し、原油や製品相場、他社仕切りなどの動向を総合データを千KL単位に換算して採用。的に判断し、具体的方針を決める方式に変更。さらに「出荷」は当センターの推計。平成26年4月以降、原油コストをより重視する方式に変更している。 ➁【原油・先物価格】〈 WTI原油、中東産原油〉 WTI原油は、ニューヨーク商業取引所（New York ➃【国内製品・業転価格】〈 RIM業転〉 Mercantile Exchange：NYMEX）WTI原油先物の期近国内陸上ローリー価格は、リム情報開発株式会社物・終値を採用。（RIM）「LORRY RACK・レポート」の東京、川崎、中中東産原油は、東京商品取引所（The Tokyo 京、阪神の4地区の平均値を採用。 Commodity Exchange：TOCOM）中東産原油の期近物・終値を採用。 ※「二番限（翌月限）」 ➄【国内製品・先物価格】〈 TOCOM〉中東産原油は、ドバイ原油及びオマーン原油の平均価 TOCOM 東京湾及び中部石油製品期近物・終値を採格を指標としている。為替換算レートとして、三菱東用。京UFJ銀行発表TTM（Telegraphic Transfer Middle TOCOM東京湾は京浜地区海上バージ渡し価格（平均 rate：中値）を採用。値）、TOCOM中部は中部地区陸上ローリー渡し価格原油CIF単価は、財務省貿易統計「原油・粗油平均CIF （平均値）。単価」（旬間値）を基に、石油連盟が試算したドル表示の参考値を採用。 ➅【国内製品・小売価格】〈週動向調査〉約2,000 SSを対象に週次ベースのSS店頭における現金 ➂【国内製品・元売仕切価格】一般価格の全国平均値を採用（資エ庁公表）。毎週元売仕切価格は、元売会社（一次卸）と系列特約店な（月）時点の価格を調査し（水）14：00に公表（資源ど（二次卸）との間で売買される卸価格。エネルギー庁ーHPに掲載）。 6