連系線を活用した風力発電導入拡大実証試験の概要 参考資料1 z 概要 : 既設地域間連系線の活用と風力発電出力制御技術を組み合わせた実証試験により、風力発電の追加連系を実現します。 【既設地域間連系線の活用】 z 当社の調整力 に余裕がない時間帯に、東北電力系統内の火力発電出力を増 加させ、調整力に余裕がある東京電力系統に一定電力を送電 します。 z 出力を増加させることで、当社系統内の火力発電の調整力 が増加することから、 風力発電の導入量を拡大できます。 既設地域間連系線 夜間時間帯 に調整力 不足が発生 東北電力系統 1日の 電力需要 東京電力系統 一定電力を送電 火力発電を 主とした調整力 火力発電を主とした調整 風力 火力 出力調整の下限 出力調整の下限 夜間に一定 電力を送電 出力増加 風力 風力 (ベース供給力 (ベース供給力:原子力,水力,火力の最低出力) :原子力、水力、火力の最低出力) 0時 一定電力を送電してもなお、 調整力が不足する場合に、 出力制御技術を組み合わせ て系統の安定運用を確保 8時 0時 24時 ①調整の余裕がなくな る状態(調整力不足) 調整力 8時 24時 【風力発電出力制御技術の組み合わせ】 ●東京電力系統に一定電力を送電してもなお、 調整力が不足する場合に限り、 東北電力か らの遠方指令により風力発電の出力抑制を実 施します。 ¾ 出力抑制を実施しなければならない状 態となった時点で,当社の中央給電指 令所より出力抑制の信号を発出すること で、出力抑制時間を低減可能 ④火力の調整力を増加 して風力を導入拡大 出力抑制 出力制御指令値 (出力上限値) 調整力 風力 ベース 供給力 ②火力の出力増加 [送電前] ③一定電力を 東京系統に送電 [送電後] 一定電力送電前後の需給バランス 一定電力の送電 と出力抑制により、40万kWの追加連系が可能。 風力発電 出力 需要 発電 需要 発電 風力 ベース 供給力 風力発電出力 時間 当社系統への風力発電の連系実績と今後の連系拡大目標 参考資料2 z 2020年度頃に、当社系統への200万kW程度の風力発電の連系を目指します。 ¾ 実績データの蓄積による評価を継続するとともに、連系線活用や出力制御の効果などにつ いて評価・検討を行いながら、200万kW程度の連系を目指します。 [ 万kW ] 200万kWの連系を達成するため、2013年以 2010年代半ばまでに200万kW程度の募 降も、連系拡大に向け取り組んでまいります。 集を目標に評価・検討を継続 250 累積募集量 募集前随時受付分 連系量(年度末) 200 200 150 100 (2020年までに200万kW程度が連系) 連系線活用実証試験により 連系線を活用した実証試験対象 2年間で40万kWを募集 の40万kWを2年間で募集 蓄電池枠33万kW を追加設定 通常枠の連系可能量 を見直し +20万 118万kW +20万 連系量 85万kW 200万kW 程度の風力 発電の連系を 目指します。 連系可能量 52万kW 50 37 38 40 47 51 53 55 28 0 10 18 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2020 年度頃
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