政府所有米麦情報管理システム運用支援業務 調達仕様書 - 農林水産省

政府所有米麦情報管理システム運用支援業務
調達仕様書
平成23年12月26日
農林水産省生産局農産部貿易業務課
政府所有米麦情報管理システム運用支援
目
次
Ⅰ
はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
Ⅱ
調達目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
Ⅲ
業務概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
Ⅳ
Ⅴ
Ⅵ
1.品名及び数量
1
2.対象システムの概要
1
3.業務概要
4
4.契約期間
4
情報管理システムの理解・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
1.閲覧場所
5
2.閲覧期間
5
作業内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5
1.運用・保守手順書等の提出
5
2.担当技術者の派遣等
5
3.障害復旧業務
6
4.システム管理業務
7
5.サーバー等監視業務
9
6.情報管理システム改修に係る受入テスト実施支援
10
7.運用担当職員への技術支援
10
8.情報管理システム利用者等の対応
10
9.情報管理システム運用に係る定例運用会議等の開催及び出席
10
10.サーバー室への入退室管理等
11
11.その他
11
作業報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
12
1.随時報告
12
2.月次報告
12
Ⅶ
納入物・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
12
Ⅷ
応札者の条件・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
12
- ⅰ -
農林水産省
生産局
政府所有米麦情報管理システム運用支援
Ⅸ
情報管理システム運用担当者との調整・・・・・・・・・・・・・・
13
Ⅹ
提案書の提出・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
13
ⅩⅠ
サービスレベル合意書の締結・・・・・・・・・・・・・・・・・
13
ⅩⅡ
知的財産・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
14
ⅩⅢ
情報セキュリティの確保・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
14
ⅩⅣ
個人情報の取扱いに関する事項・・・・・・・・・・・・・・・・
15
ⅩⅤ
受注者の瑕疵により生じた損害の対応について・・・・・・・・・
15
ⅩⅥ
その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
15
ⅩⅦ
妥当性証明・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
15
ⅩⅧ
窓口連絡先・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
16
- ⅱ -
農林水産省
生産局
政府所有米麦情報管理システム運用支援
Ⅰ
はじめに
農林水産省生産局(以下「生産局」という。)では、「主要食糧の需給及び
価 格 の 安 定 に 関 す る 法 律 」( 平 成 6 年 法 律 第 113 号 。 以 下 「 食 糧 法 」 と い
う。)に基づく政府所有食糧の売買等に関する各業務を支援するため、「総合
食料局(旧食糧庁)における情報管理システムの最適化計画」(平成17年4月
15日行政情報化推進委員会決定。以下「最適化計画」という。)に基づき、政
府所有食糧の在庫、販売及び経理関係情報を一元的に管理し、各種データ間の
連携を図り、関係者のニーズに応じた情報を機動的に提供する政府所有米麦情
報管理システム(以下「情報管理システム」という。)を構築し、運営してい
る。
本仕様書は、本調達の目的における作業の実施並びに当該作業を実施する者
に求める資格要件等を示すものである。
なお、最適化計画におけるシステム名称は「総合食料局(旧食糧庁)情報管
理システム」とされているが、本仕様書では「政府所有米麦情報管理システ
ム」と表記する。
Ⅱ
調達目的
本調達は、情報管理システムを円滑かつ安定的に運用するためのシステム維
持管理作業、障害発生の受付、障害の状況による対応担当者の一次切り分け、
その後の保守要員への連絡・指示等の復旧対応及びそれらの作業に係る定期報
告など、情報管理システムを運用管理している生産局農産部貿易業務課システ
ム企画班職員(以下「運用担当職員」という。)が情報管理システムを確実に
運用するために必要となる運用支援業務の実施を目的とするものである。
なお、本調達にかかる生産局主管係は以下のとおりである。
生産局農産部貿易業務課システム企画班
担
当:朝倉(あさくら)、鹿田(しかた)
電
話:03-6744-1352(直通)
電子メール:[email protected]
[email protected]
Ⅲ
業務概要等
1.品名及び数量
政府所有米麦情報管理システム運用支援業務
一式
2.対象システムの概要
情報管理システムは、ⅰ)政府所有食糧の売買を行う電子入札システム、
政府所有物品の保管場所別入出庫情報の登録処理等をインターネット経由で
処理する運用環境、ⅱ)運用環境と同程度のシステム構成であり、業務アプ
リケーションに対する機能改修等を行った場合のシステム受入テスト及びパ
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生産局
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ッチ適用検証等の目的で利用する運用保守環境で構成される。この情報管理
システムの運用状況等は以下のとおりである。
なお、情報管理システムにより処理する業務等については、最適化計画を
参照のこと(最適化計画は以下のURLから入手可能である。)。
http://www.maff.go.jp/j/kanbo/joho/densi_seihu/d_sousyoku_kanri/ind
ex.html
(1)情報管理システム運用機器等(以下「運用機器等」という。)の設置場
所:農林水産省生産局電子計算機室
(2)利用者数:約8,300名
(3)運用機器等への接続方法:インターネット経由
(4)運用時間:6時00分から24時00分まで。0時00分から6時00分の間は夜
間バッチ処理を実施。
(5)システム構成図 (枠内が管理対象システムの範囲)
ア
運用環境
情報管理システムの利用者等が、インターネット経由で実際の運用を
行っている実運用環境である。
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イ
運用保守環境
業務アプリケーション改修及び運用環境の変更等を行った場合に、改
修及び変更された内容の動作検証等を行うためのテスト環境である。
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生産局
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(6)稼働環境
稼働環境は以下のとおりである。
Webサーバ
Interstage
Application
Server
Web-J
Edition
Web/OLAPサーバ
Interstage
Application
Server
Web-J
Edition
メールサーバ
Postfix
業務アプリケーションサーバ
Interstage
Application
Server
Standard
Edition
Interstage
開発アプリケーション
Charset Manager ソフト
Standard
Edition
Web 入力 Agent
Redhat Enterprise Linux AS V4
データベースサーバ
Oracle
Database
Enterprise
Edition
Interstage
Navigator
Server
Enterprise
Edition
帳票サーバ
Interstage
Charset Manager
Standard
Edition Agent
Interstage
Application
Server
Enterprise
Edition
Interstage
List Creator
Enterprise
Edition
Interstage
Charset Manager
Standard
Edition Agent
Redhat Enterprise Linux AS V4
府省ハブ/OLAPサーバ
Interstage
Application
Server
Enterprise
Edition
Interstage
List Creator
Connector
Interstage
Navi
Charset Manager イントラエース
Standard
Edition Agent
OLAP
ソフト
Redhat Enterprise Linux AS V4
3.業務概要
情報管理システムの円滑かつ安定的な運用を行うため、Ⅴの2に基づき運
用支援担当技術者(以下「担当技術者」という。)を駐在させ、システム管
理、予防保全及びシステム障害復旧等の業務(Ⅴの作業内容の2~10の業務
をいう。以下「本業務」という。)を行う。
4.契約期間
平成24年4月1日(日)~平成25年3月31日(日)
Ⅳ
情報管理システムの理解
情報管理システムは、食糧法に基づく各種業務を的確に遂行するための業務
支援システムであり、受注者は、契約開始後速やかにⅤの作業内容に係る業務
を確実に実施する必要がある。
従って、本調達の入札参加希望者は応札前までに、情報管理システムに係る
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システム構成、導入されているOS、ミドルウェア、業務アプリケーション仕様
書、マニュアル書、農林水産省における情報セキュリティの確保に関する規則
(平成15年6月26日付、農林水産省訓令第11号)、政府所有米麦情報管理シス
テム運用要領(平成19年3月30日付け18総合第1845号総合食料局長通知。以下
「運用要領」という。)及び政府所有米麦情報管理システムセキュリティ対策
マニュアル(以下「セキュリティ対策マニュアル」という。)等を閲覧し、情
報管理システム及び農林水産省における情報の取扱いについて、その内容を理
解しておくこと。
なお、閲覧に当っては、事前に主管係まで連絡の上、閲覧する日時等を調整
すること。
1.閲覧場所
〒100-8950
東京都千代田区霞が関1-2-1
農林水産省生産局農産部貿易業務課 システム打合せ室
2.閲覧期間
平成23年12月27日(火)から平成24年2月17日(金)まで
(行政機関の休日に関する法律(昭和63年法律第91号)に規定する行政機
関の休日(以下「閉庁日」という。)を除く日の午前10時から午後5時ま
で)
Ⅴ
作業内容
1.運用・保守手順書等の提出
受注者は、主管係と協議のうえ、運用要領に定める運用・保守手順書及び
運用・保守計画を提出すること。
2.担当技術者の派遣等
(1)受注者は、本業務を実施するために担当技術者として、本業務を確実に
実施出来る能力を有する者(Ⅷの3及び4の(1)、(2)の要件を満た
している者)1名を、閉庁日を除く日の午前9時30分から午後6時15分
(午後0時00分から午後1時00分までの時間は除く。以下「常駐時間」と
いう。)までの時間、生産局農産部貿易業務課電子計算機室(以下「電子
計算機室」という。)に駐在させること。
また、担当技術者の補助者(担当技術者と同等の技術能力を有し単独で
本業務を遂行できる技術者をいう。以下「担当補助者」という。)1名を、
原則として隔日に生産局へ派遣できる体制を用意することとするが、受注
者が複数の担当技術者を常駐時間内に駐在させる場合は、この限りではな
い。
ただし、常駐時間内には担当技術者又は担当補助者のどちらか1名は必
ず電子計算機室に駐在させること。
(2)受注者は、常駐時間外に発生した重大な障害等に対応するための緊急連
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絡窓口を設置するとともに、主管係が常駐時間外の時間、あるいは閉庁日
における作業を依頼した場合は、受注者の負担によりこれに従うとともに、
担当技術者又は担当補助者(以下「担当技術者等」という。)は主管係が
指示した作業を実施すること。
(3)担当技術者等は、主管係の指示又は1の運用・保守手順書、情報管理シ
ステム開発業者が作成した「システム運用マニュアル」(以下「運用マニ
ュアル」という。)及び平成24年度に調達を予定している「政府所有米麦
情報管理システムの保守の請負」において契約した業者(以下「運用保守
業者」という。)が作成し提出する運用・保守手順書等(以下「運用保守
業者手順書」という。)に従い、本業務に係る作業を実施すること。
3.障害復旧業務
担当技術者等は、業務アプリケーション及び運用機器等の障害発生につい
て、主管係又は運用保守業者から通報された場合、あるいは5の運用機器等
監視業務により発見した場合には、速やかに障害原因の切り分け作業を実施
し、障害原因に応じ、以下の対応を行うこと。
また、対応作業において発生した廃棄物等は責任を持って廃棄すること。
(1)障害原因が業務アプリケーションであると想定される場合
ア
担当技術者等は、速やかに運用保守業者に連絡し、障害復旧対応を依
頼するとともに、運用保守業者が障害復旧を行うために必要となる業務
アプリケーションから出力される処理状況を通知するためのメッセージ
情報等を収集し、運用保守業者に提出すること。
イ
業務アプリケーションの不具合等に係る修正プログラムの適用作業に
ついては、運用マニュアルあるいは運用保守業者手順書に従い、担当技
術者等が運用環境及び運用保守環境(以下「保守環境」という。)にて
実施すること。
ウ
その他、担当技術者等は、バックアップテープからのデータリストア
作 業 等 、 障 害 復 旧 に 必 要 な 作 業 に つ い て 、 主 管係(運用保守業者を 含
む。)の指示に従い作業を実施すること。
(2)障害原因が運用機器等の場合は、障害が発生した箇所(ハードウェア、
ソフトウェアの別とその種別)を特定し、「政府所有米麦情報管理システ
ム運用機器等の賃貸借及び保守業務」の契約(以下「運用機器等賃貸借契
約」という。)に基づき運用機器等賃貸借契約業者(以下「運用機器等保
守業者」)に対して発生した障害の概要を連絡し、その対応を行わせると
ともに、担当技術者等は必要に応じ運用機器等保守業者が行う復旧作業に
立会うものとする。
ただし、発生した障害を復旧するための対処方法として、運用機器等の
再起動、又はミドルウェア等の起動等で対応できる場合は、主管係の承認
を得た上で、担当技術者等が実施すること。
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(3)常駐時間外に発生した重大な障害については、主管係の指示に従い速や
かに(1)あるいは(2)に基づく対応を行うこと。
4.システム管理業務
担当技術者等は、情報管理システムの運用全般について、以下の支援業務
を行うこと。
(1)運用機器等の故障等管理
ア
1ヶ月毎の故障発生状況を取りまとめの上、当該月の翌月の7日(閉
庁日の場合は、次の閉庁日以外の日)までに報告書を主管係に提出する
こと。
イ
農林水産本省庁舎において停電が計画されている場合、あるいは計画
外の停電が発生する場合の対応を行うこと。(運用機器等の停止及び起
動)
(2)運用機器等の予防保全対応
ア
運用機器等保守業者が実施した定期点検について、点検した内容及び
点検結果の確認を行うこと。
イ
運用機器等に導入されているOS及びミドルウェア等により記録される
システム処理状況等を通知するメッセージ情報(以下「システムログ情
報」という。)を1ヶ月毎に集計して、当該月の翌月の7日(閉庁日の
場合は、次の閉庁日以外の日)までに集計結果報告書を主管係に提出す
ること。なお、集計したシステムログ情報に基づき運用機器等に障害発
生の兆候があると判断した場合は、その内容について速やかに主管係に
報告すること。
(3)運用機器等の性能管理
ア
定期的に運用機器等のディスク容量及びデータベースの無効領域を確
認し、その結果、情報管理システムの運用に支障が生じる可能性がある
と判断した場合は、主管係の承認を得た上で、データベースの再整理又
はデータリストア作業を実施すること。
イ
情報管理システムの運用機器等のうち、Webサーバーに係るアクセス
状況等を通知するメッセージ情報(以下「アクセスログ情報」とい
う。)を1ヶ月毎に集計して、当該月の翌月の7日(閉庁日の場合は、
次の閉庁日以外の日)までに集計結果報告書を主管係に提出すること。
なお、集計したアクセスログ情報を検証し、不正アクセス等の情報を発
見した場合は、それに対応するための性能改善に係る提案を行うこと。
(4)情報セキュリティ管理
情報管理システムの運用機器等に登録されている業務アプリケーション
以外のソフトウェア(以下「ソフトウェア」という。)に対して、以下の
作業を実施すること。
ア
情報セキュリティ修正プログラム
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(ア)情報セキュリティに影響を及ぼすソフトウェアの不具合に対処した
修正プログラムを適宜、しかるべき機関より入手すること。
(イ)入手した情報セキュリティ修正プログラムに係る情報に基づき、当
該ソフトウェアの不具合が情報セキュリティに及ぼす脅威の重要度か
ら、情報セキュリティ修正プログラムの当該ソフトウェアへの適用の
要否を提案すること。
なお、担当技術者等が情報セキュリティ修正プログラムの適用が必
要であると判断した場合は、速やかに主管係に報告するとともに、主
管係(運用保守業者を含む。)は、情報セキュリティ修正プログラム
を適用することによる業務アプリケーションへの影響の有無に係る検
証作業を担当技術者等に指示するものとする。なお、検証作業は保守
環境において実施することとする。
(ウ)検証作業の結果に基づき、情報セキュリティ修正プログラムの適用
が業務アプリケーションに何ら影響を及ぼさないことを確認した場合
は、担当技術者等は、当該情報セキュリティ修正プログラムを運用環
境へ適用するための作業を実施するものとする。
イ
コンピュータウィルス対策
(ア)運用機器等に導入されているコンピュータウィルス対策ソフトウェ
アに係るウィルスパターンファイル等について、常に最新版が登録さ
れている状態を維持するための作業を実施すること。
(イ)運用機器等がコンピュータウィルスに感染した場合は、速やかにコ
ンピュータウィルス拡散防止対応を実施するとともに、その感染経路
を特定し主管係に報告すること。
ウ
ソフトウェアの版数更新
(ア)運用機器等に導入されているソフトウェアの版数更新について、主
管係から指示された場合は、当該ソフトウェアに係る最新版の版数に
更新するための作業を実施することとする。ただし、ソフトウェアの
版数更新を行うことで情報管理システムの再構築が必要となる場合は、
そのことを主管係に報告し、主管係の指示に基づき、当該ソフトウェ
アの版数更新作業は実施しないものとする。
(イ)ソフトウェアの版数を更新することによる業務アプリケーションへ
の影響の有無については、主管係が判断するものとする。なお、情報
セキュリティに対する脅威が発見された場合、又は運用機器等の動作
が版数更新前に比べて不安定等となった場合は、直ちにその対処方法
について主管係と協議を行うとともに、協議した対処方法による作業
を実施すること。
(5)運用機器等のシステム構成管理
ア
情報管理システムの運用機器等に関する既存の設計書、OS設定及びミ
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ドルウェア設定の履歴管理並びに最新化作業を実施すること。
イ
ソフトウェアのリリース履歴、OS及び運用機器等の設定環境の変更履
歴並びに機器構成等の変更履歴等の情報管理システムにおける変更管理
を行うこと。
ウ
システムの設定変更、情報管理システムへの機器増設及びソフトウェ
アの導入(ソフトウェアの版数更新を含む。)、廃棄ハードディスクの
内容消去(消去に用いる機器については、生産局で用意する。)等に関
する作業を実施すること。
エ
ファイアウォールルールの設定を行うこと。
なお、農林水産本省ネットワーク環境への影響が想定される場合は、
事前に、農林水産省大臣官房統計部管理課(以下「大臣官房管理課」と
いう。)と調整し、大臣官房管理課の了承を得ること。
(6)システム等退避業務
運用・保守手順書に従い情報管理システム等の退避処理を行い、退避し
た 保存媒体を生産局が別途調達する保管業者(以下「退避データ保管業
者」という。)へ引き渡すこと。なお、情報管理システム等の退避業務と
して以下の作業を想定している。また、本業務に必要な記録媒体について
は、受注者が用意するものとする。
ア
システム退避
担当技術者等は、主管係の指示に従い、情報管理システムの退避処理
をコマンド処理により実行し、記録媒体を退避データ保管業者へ生産局
内において引き渡すこと。なお、これに要する記録媒体としてDATテー
プ84本(42本、2セット)を想定している。
イ
テープライブラリ装置記録媒体交換
担当技術者等は、情報管理システムのテープライブラリ装置の記録媒
体を週1回交換し、退避データ保管業者へ生産局内において引き渡すこ
と。なお、これに要する記録媒体としてLTOカセット100本(20本、5セ
ット)を想定している。
5.サーバー等監視業務
(1)受注者は、情報管理システムに係る運用機器等について、死活監視及び
サービスポートの監視を実施すること。
なお、遠隔で監視を行う場合は、専用線により行うこととし、実施方法
について事前に、主管係及び大臣官房管理課と調整を行い、大臣官房管理
課の了承を得なければならない。なお、専用線及び監視装置に係る諸費用
については本調達の範囲内とする。
(2)情報管理システム運用に係る運用機器等の監視については有人にて行い、
24時間、365日(閏年の場合は、366 日とする。)実施すること。
(3)運用機器等の監視により新たな脅威が発見された場合は、受注者は、そ
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の対処方法及び運用方法を主管係と協議の上決定し、それに基づいた対応
を行うこと。
また、担当技術者等は、適宜監視結果を運用担当職員と検討し、随時、
ルール変更を行うこと。
(4)担当技術者等は、監視ソフトウェアの版数更新が行われた場合は、版数
更新により追加されたルールを追加すること。
6.情報管理システム改修に係る受入テスト実施支援
担当技術者等は、本業務の契約期間中に生産局が情報管理システム改修等
の調達を行った場合、生産局が実施する当該改修に係る業務アプリケーショ
ンの受入テストについて技術的な支援を行うこと。なお、受入テストに係る
支援業務の概要等については以下のとおりである。
(1)保守環境のシステム退避。
(2)保守環境への運用環境からのデータ複写及び受入テストを実施する業務
アプリケーションのインストール等のテスト環境の整備。
(3)受入テスト後の保守環境へのシステム復元。
(4)その他、主管係が指示した受入テストの実施に必要な作業。
(5)受入テストは、情報管理システムを構成する保管、運送、販売、貿易及
び経理の各サブシステムごとに実施することとする。
(参考:平成22年度に実施した受入テストの対象となった業務アプリケー
ション数は約1200本。受入テストに要した工数は、各サブシステムごと
の平均で約1人月であった。)
7.運用担当職員への技術支援
(1)受注者は、運用担当職員に対して、情報管理システム運用に係る基本的
技術を習得させるため、別紙「技術研修内容一覧」と同等の研修をオンサ
イトにおいて実施すること。
(2)担当技術者等は、運用担当職員からの情報管理システムの運用に係る技
術的問い合わせに対しは、速やかに回答すること。
8.情報管理システム利用者等の対応
(1)担当技術者等は、情報管理システムの利用者問合せに対応するため、生
産局が別に運営している障害対応データベースに登録された障害等に対す
る回答の登録及び障害内容等を分類した整理表の報告について、主管係の
指示に基づき実施すること。
(2)担当技術者等は、情報管理システムの利用者を識別するログインIDの管
理に係る作業(新規発行、変更、失効)を、主管係の指示に基づき実施す
ること。
(3)担当技術者等は、新規の利用者情報の登録作業を、主管係の指示に基づ
き実施すること。
9.情報管理システム運用に係る定例運用会議等の開催及び出席
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(1)受注者は、主管係の指示に従い、Ⅸで規定する定例運用会議開催のため
の関係者への連絡及び議事次第等の作成を行うとともに、当該会議の議事
進行を行うものとする。
なお、定例運用会議開催のための会場確保については、主管係が行うも
のとする。
(2)受注者は、本業務の運用に係る定例運営会議に、必要資料を作成の上出
席すること。
なお、定例運営会議は月1回(原則として、各月第二木曜日。閉庁日の
場合は、その前後の閉庁日以外の日で、主管係が指示した日。)開催する
予定である。
(3)受注者は、(2)の定例運営会議の他、主管係から会議等への出席要請
があった場合には、必要資料を作成の上出席すること。
(4)受注者は、(2)の定例運営会議の議事録を作成し、当該会議の開催日
から7日以内(閉庁日の場合は、次の閉庁日以外の日)に主管係まで提出
すること。
10.サーバー室への入退出管理等
受注者は、Ⅷの4において主管係に提出した実施体制に記した本業務実施
従事者が電子計算機室内の運用機器等設置区域(以下「サーバー室」とい
う。)において作業を実施する場合は、セキュリティ対策マニュアルの「6
情報管理システムの設置区域の運用管理」の規定に基づく外、以下の手順
に従い作業を実施すること。
(1)受注者は、上記4又は6の業務遂行において予め計画されている作業を
実施する場合は、原則、作業実施日の前日までに作業内容、作業実施日、
開始時間、終了時間及び作業実施予定者等を記載した作業申請書を主管係
に提出すること。
(2)農林水産省への入館に当たって、担当技術者等に対してはICカード身分
証を貸与するので、受注者は契約締結後、速やかに主管係の指示に基づき
該当者の名簿を提出すること。また、業務完了後又は担当技術者等を変更
した場合は、貸与したICカード身分証は直ちに主管係に返却すること。
11.その他
受注者は、平成24年4月1日から直ちに本業務を実施する必要があること
から、平成23年度「政府所有米麦情報管理システム運用支援業務」の請負業
者(以下「平成23年度請負業者」という。)から業務内容の引継ぎを受ける
こと。この場合、平成23年度請負業者に対する受注者への引継ぎ依頼は発注
者が行う。
また、受注者は、平成24年度に実施した業務内容及び平成25年度に引継ぐ
べき案件については、平成25年度の本業務の契約予定者と調整の上、引継ぐ
こと。
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なお、当該引継ぎに係る費用は受注者の負担とする。
Ⅵ
作業報告
1.随時報告
受注者は、随時作業報告として以下の報告を行うこと
(1)障害復旧等に係る障害原因、作業内容及び対処
(2)運用担当職員からの問合せ内容及び対処
(3)その他、運用担当職員が報告を指示した場合における、当該作業に係る
報告
2.月次報告
受注者は、本業務に係る事項について以下の内容を含む月次報告書を作成
し、当該月の翌月に開催される定例会議において報告すること。
(1)前回開催した定例会の議事録
(2)SystemWalkerから通知される最重要メッセージ出力件数の一覧表
(3)担当技術者等の業務実施概要
(4)Ⅴの3~8の各業務の実施状況
(5)運用環境及び運用保守環境システムの電力使用状況
使用電力は稼働時間に最大消費電力(メーカー諸元値)を乗じる
(6)常駐時間外に実施した作業については、作業実施日別に作業内容を整理
した作業一覧表を作成し、以下の資料を添付すること
ア
Ⅴの10(1)の作業申請書と作業手順ごとの作業実績時間が確認でき
る資料(例:作業手順チェックリスト等)
イ
障害発生の場合の復旧作業実施状況(実施日、開始時間、終了時間、
作業内容等)
Ⅶ
納入物
受 注 者 は 、 業 務 完 了 後 、 速 や か に 、 月 次 報 告 書 、 議 事 録 を CD-R又 は DVD-R
(正・副)に保存した上で、主管係に納品すること。
Ⅷ
応札者の条件
1.本仕様書に示す業務を確実に履行できること。
2.次の要件等を満たしていることを資格証明書等において証明できること。
(1)国際標準化機構のISO9001(認定範囲「33情報技術」)を取得している
組織であること。
(2)国際標準化機構のISO27001の認証取得事業者又は、財団法人日本情報処
理開発協会のプライバシーマーク使用許諾事業者のいずれかに適合し、あ
るいはこれと同等の情報セキュリティ管理システムを確立していること。
3.受注者は、情報システムの保守・運用管理を行った実績(委託事業として
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実施したもの及び現在契約中のものを含む)を1年以上有すること。
4.受注者は、以下の(1)及び(2)の能力並びに知識を有する技術者を1
名以上含む本業務実施従事者を記した実施体制について提案すること。実施
体制における本業務実施従事者は、原則として担当技術者等及び担当技術者
等を統括する者(担当技術者の兼任を可とする。以下「主任担当者」とい
う。)とすること。
なお、本業務における主任担当者は、3の実績においてプロジェクト管理、
システム開発又は運用管理の実務経験を複数年有していること。
(1)システム実現方式に関わる適用技術選択、連携方式及びデータベース操
作等の幅広い解決策の提案を行う能力を有すること。
(2)電子署名、認証技術、暗号化技術及びセキュリティ監査等情報セキュリ
ティに関する知識を有していること。
5.4の実施体制の提案段階では、本業務実施従事者の氏名については省略し
ても差し支えないものとするが、当該従事者の要件として想定している技術
実績を明らかにし、契約締結までに提案した技術実績と同等以上の実績を有
する技術者を特定し、主管係に提出すること。
また、本業務の契約期間中に、受注者の都合により本業務実施従事者を交
代する場合は、交代前の技術者の技術実績と同等以上の技術実績、能力及び
知識を有する技術者を配置すること。
Ⅸ
情報管理システム運用担当者との調整
情報管理システムの安定的かつ的確な運用を行うために、主管係及び情報化
統括責任者補佐官(以下「農林水産省CIO補佐官」という。)並びに平成24年
度に調達予定の運用保守業者及び平成24、25年度に調達予定の「政府所有米麦
管理業務の業務・システム最適化計画」実施のための情報管理システム業務ア
プリケーションの改修業務請負業者との間において、請負作業の進捗状況報告
等に係る定例運用会議を開催することとしていることから、受注者においては、
定例運用会議開催等に係る各種調整等の作業を実施すること。
Ⅹ
提案書の提出
応札者は、別に定める「政府所有米麦情報管理システム運用支援業務に係る
提案作成要領」に従い、本業務に係る提案書(以下「提案書」という。)を提
出すること。
ⅩⅠ
サービスレベル合意書の締結
1.本業務の実施に当たっては、生産局農産部貿易業務課長と受注者の間でサ
ービスレベル合意書を締結するものとする。
2.サービスレベル合意書の内容については、本調達仕様書と併せて提示する
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農林水産省
生産局
政府所有米麦情報管理システム運用支援
ので、Ⅹにおいて定めた提案書の内容に適切に反映すること。
ⅩⅡ
知的財産等
1.受注者は、本契約に関して農林水産省が開示した情報(公知の情報を除く。
以下同じ。)及び契約履行過程で生じた納入成果物に関する情報を本契約の目的
外に使用又は第三者に開示もしくは漏洩してはならないものとし、そのために
必要な措置を講ずること。(本件において知り得た事項については、外部に漏ら
さぬこと。)
2.本契約履行過程で生じた納入成果物に関し、著作権法第21条から第28条に定
める権利に含む全ての著作権及び営業秘密は農林水産省に帰属し、農林水産省
が独占的に使用するものとする。但し、受注者は本契約履行過程で生じた著作
権及び営業秘密を自ら使用する場合は、農林水産省と別途協議するものとする。
3.納入成果物に第三者が権利を有する著作物(以下「既存著作物」という。)が
含まれる場合は、農林水産省が特に使用を指示した場合を除き、当該著作物の
使用に必要な費用の負担及び使用許諾契約に係る一切の手続きを行うこと。こ
の場合、受注者は当該契約等の内容について事前に主管課の承認を得ることと
し、農林水産省は既存著作物について当該許諾要件の範囲内で使用するものと
する。なお、本仕様書に基づく作業に関し、第三者との間に著作権に係る権利
侵害の紛争が生じた場合は、当該紛争の原因が専ら農林水産省の責めに帰する
場合を除き、受注者の責任、負担において一切を処理すること。この場合、農
林水産省は係る紛争等の事実を知ったときは、受注者に通知し、必要な範囲で
訴訟上の防衛を受注者に委ねる等の協力措置を講ずるものとする。
ⅩⅢ
情報セキュリティの確保
1.業務遂行に当たっては、主管係から、政府機関の情報セキュリティ対策の
ための統一規範(平成23年4月21日付け情報セキュリティ政策会議決定)、
政府機関の情報セキュリティ対策における政府機関統一管理基準及び政府機
関統一技術基準の策定と運用等に関する指針(平成23年4月21日情報セキュ
リティ政策会議決定)、政府機関の情報セキュリティ対策のための統一管理
基準(平成23年4月21日付け情報セキュリティ政策会議決定)、政府機関の
情報セキュリティ対策のための統一技術基準(平成23年4月21日付け情報セ
キュリティ政策会議決定)、農林水産省における情報セキュリティの確保に
関する規則(平成15年6月26日付け農林水産省訓令11号)及びセキュリティ
対策マニュアルの説明を受け、その内容について遵守すること。
2.本調達の受注により知り得たすべての事実については、契約期間中はもと
より、契約終了後においても永久に外部に漏らしてはならない。なお、本業
務の一部を再委託等する場合は、再委託等を受ける者も同様とする。
3.情報が記録された情報機器を廃棄する場合は、その内容が絶対に復元できない
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農林水産省
生産局
政府所有米麦情報管理システム運用支援
ようにすること。また、情報の格付け及び取扱い制限に関する規定(平成19年8
月31日付け情報セキュリティに関する委員会決定)に基づき機密性2B以上に格
付けされた情報が記録された書面等を廃棄する場合は、シュレッダーによる裁断
等により復元が困難な状態にすること。
4.本業務の実施にあたり、情報が漏洩した場合には、直ちに生産局に報告を行い、
主管係の指示に従うとともに、損害が発生した場合には、ⅩⅤの2の規定により
賠償すること。
ⅩⅣ
個人情報の取扱いに関する事項
受注者は、本業務を履行する上で、行政機関の保有する個人情報の保護に関
する法律(平成15年5月30日付け法律第58号)を遵守し、個人情報(生存する
個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述
等により特定の個人を識別することができるもの(他の情報と容易に照合する
ことができ、それにより特定の個人を識別することができることとなるものを
含む。)をいう。)の漏洩等安全確保の上で問題となる事案を把握した場合に
は、直ちに被害の拡大防止のため必要な措置を講ずるとともに、生産局に発生
した事案の概要、被害状況、復旧等の措置及び本人への対応等について直ちに
報告すること。
ⅩⅤ
受注者の瑕疵により生じた損害の対応について
受注者は、受注側の瑕疵により発生した以下の事態により生じた損害につい
ては、全て受注者の責により、農林水産省及び民間利用者に対し、損害賠償等
の対応を誠実に行うこと。
1.情報管理システム停止により生じた損害
2.ⅩⅢ及びⅩⅣに係る情報漏えいが原因で発生した被害により生じた損害
3.その他、受注者の瑕疵が責任で発生した事故により生じた損害
ⅩⅥ
その他
1.本業務に係る詳細な事項及び本仕様書に定めのない事項については、必要
に応じ、生産局と打合せを行うこと。
2.本仕様書について疑義等のある場合は、「政府所有米麦情報管理システム
運用支援業務の提案に係る質問書」(様式任意)を作成し提出すること。な
お、質問書に対する回答は適宜行う。
ⅩⅦ
妥当性証明
1.調達担当課室の長
本書の内容が妥当であることを確認した調達担当課室の長は次のとおりで
ある。
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農林水産省
生産局
政府所有米麦情報管理システム運用支援
農林水産省生産局農産部貿易業務課長
岩濱
洋海
2.農林水産省CIO補佐官
(本調達仕様書の確認結果に関する所見)
仕様内容については特段問題ない。
業務継続性計画に基づく訓練等も可能な範囲で実施することを期待す
る。
農林水産省CIO補佐官
ⅩⅧ
窓口連絡先
本書に関する窓口連絡先は、以下のとおりである。
〒100-8950
東京都千代田区霞ヶ関1-2-1
農林水産省生産局農産部貿易業務課
電
話:03-6744-1352(直通)
FAX:03-6744-1391
担当者:システム企画班
朝倉
千秋
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農林水産省
生産局