会議要旨 [PDFファイル/120KB]

平成 23 年度第3回長野市社会教育委員会議要旨
【日時】
平成 24 年2月 15 日(水)
【場所】
生涯学習センター
第3学習室
【出席者】
委員
糟谷委員
城内委員長
百瀬委員
事務局
午前 10 時
小池委員
永泉委員
美谷島委員
山川委員
酒井教育次長
中村教育次長
渋澤体育課長
山田人権同和政策課長
酒井南部図書館長
久保田生涯学習課長
朝日社会教育主事
山口文化財課長
酒井柳原公民館長
山崎博物館長
小林長野図書館長補佐
柴原古里公民館長
春原生涯学習課長補佐
広田生涯学習係長
鈴木主事
【協議事項】
1
平成 23 年度社会教育関係主要事業実施概要について
各課より上記について説明を行った。
2
平成 24 年度社会教育関係主要事業計画(案)について
各課より上記について説明を行った。
3
特定課題
長野市立公民館条例・図書館条例・博物館条例の改正について
【報告事項】
平成 23 年度第3回会議での意見・要望に対する検討・対応状況について
主な内容(質疑・意見)
(委員)
今年度の実施概要と来年度の計画について話があったが、それに加えて実施した
ことに対する評価や反省、反応があって「来年度はこのように変えたい、生かした
い、やっていきたい」というようなコメントがあるとありがたい。次回からでいい
ので、そういうところにウェイトを置いた話が聞けるといい。資料は早めにいただ
けるので、それを各自読んできて、この会議では現場、現状がどうなっているかお
聞きできるといい。
(事務局)
次回の会議では様式を変えていきたい。なお、教育委員会の事業については独自
に点検・評価を行っている。その中で、事業実施の問題点や反省点あるいは課題等
を洗い出してそれを事業につなげるということをやっている。次回の資料について
は、そのような点を踏まえたものに変更ができればと考えている。
(委員)
要望なので、検討して、要望の趣旨を踏まえて何らかの形で工夫していただけれ
ばと思う。
(委員)
まちかどコンサートは今年度初めてやった事業だが、出演する団体数が少なくて
困ったとか、逆に多くの参加希望があったとか、現状はどのようであったか。
また、出演した方たちの反応はどのようであったかお聞きしたい。
(事務局) 今年度は全体で6回の開催を当初予定していたが、先週の2月 11 日は長野市平和
の日のつどいと長野灯明まつりの初日であったため、特別に1回増やして全体で7
回開催した。出演した件数で一番多かったときは、11 組出ていただいた。そういっ
た中で、お断りせざるを得ないといったことや別の時期にずらしていただくといっ
た対応をしたこともあった。時間の方も当初は2時間を計画していたが、1時半か
ら5時半までと長い時間やったときもあった。ぜひ出演したいという要望が多く、
これほど反応が大きいとは考えていなかった。そういう面では、非常にこの事業を
行った効果があったのではないか。新市民会館がオープンしたときの実施事業や市
民の皆さんと協同した文化芸術の展開に対して、何かこの中からヒントが得られた
ような気がする。来年度は 12 回の開催を予定しているので、今年度の反省を評価・
点検して、生かしていきたい。
また、小学校の合唱団や民間のダンス教室など子どもが出る演目では、コンコー
スが保護者等でいっぱいになるときもあった。非常に賑わいを醸し出すことができ
た。
(委員)
大成功だったと思う。やるからには人が集まらないといけないという問題がある。
あそこは通路だから自然と人が集まる。出演する人たちもあのような場で発表する
ことは、社会教育に結びついている。大きな音は出せないとかいろいろ制約はある
だろうが、その中でもやれることは工夫してやってほしい。
(委員)
野外彫刻の設置については、地域のまちづくりのことを考慮して設置しているの
か。
(事務局)
長野市の野外彫刻設置の今の特徴は、まず設置する場所を選定して彫刻家にその
場所に来てもらって、その場所に合う彫刻を設置していただいている。そのため、
選定委員と作者の意向が非常に大きい部分があり、地域の人と一緒にまちづくりと
いう観点は非常に欠けている。そういうことを踏まえて、欠けている部分を今後ど
のようにやっていくかということについては、野外彫刻を観光の目玉にする、地域
の活性化の材料にしていくなど、そういった見地で考えていく必要があると考えて
いる。その地域に似合った彫刻を一緒に考え、地域のまちづくりに結び付ける、と
いう考え方を持ってやっていきたい。
(委員)
せっかくだから、後世に残るものをお願いしたい。
(委員)
長野市の人権同和政策の現在の状況はどうなっているか。また、抱えている課題
があればお聞きしたい。
(事務局)
現状は、長野市の人権同和政策推進に係る基本方針を示すということで、昨年度
から人権審議会を再開している。近年はインターネットなどの普及、少子高齢化等
の社会の急激な変化により、様々な人権問題が生じてきている。昨年度に諮問して、
今年度末までに人権審議会の方から答申をいただく。それにしたがって基本計画を
作り、それに沿ってやっていく。また、
「人権と暮らし」というアンケートを5年に
1回やっていて、平成 23 年の6月に市民 5000 人を対象にしたアンケートをやった
が、その中で「同和問題はまだありますか」という問いに対して、
「ある」という回
答はずっと減っていたが、今回行ったときは増えていて、まだ半分をきっていない。
同和問題はまだ解消しておらず、引き続き人権同和教育啓発に努めたい。
(委員)
人権同和政策について、例年、女性のみを対象にした研修会を一般を対象にした
ものと別に行っているが、今の一般的な教育では男性と女性を分けて行うことはあ
まりないと思う。分けて行っているのは何か特別な事情があるのか。
(事務局)
女性研修会については、開催回数について詳しくは把握していないけれども当初
は、部落差別があるということで研修会を行うが、当時は女性の参加が少なかった
ので、その地区の女性を対象にやっていくという形で始まってきたと思われる。あ
る時期から実行委員会形式でやってきたが、都市内分権が始まり、実行委員会に参
加している団体が4団体と少なくなってきており、あり方等について考えている。
平成 24 年度は行う予定ではいるが、女性だけと分けなくてもいいのではないかとい
う意見もある。今年度実施した研修では、80 名の人権同和教育指導員の皆様方にも
声をかけて入っていただいたので男性も参加している。参加する方々も減ってきて
いるので、今後、研修会のあり方について検討していかなければならないと思う。
4団体については、正確な資料を今は持っていないので、追ってお示ししたい。
(委員)
指導員を研修するのか。
(事務局)
指導員ではなくて、女性一般を対象にしている。
(委員)
なぜ女性だけなのか
(委員)
男性も女性も含めて社会を担っているわけで、女性だけが特別向上しなさいとい
うことで行うことは、変な気がする。今後考えていって欲しい。
(事務局)
今度実行委員会があるので、この意見を伝えて考えていきたい。
(委員)
まちかどコンサートについて、先ほどあったように学校の子どもたちの出演の際
は保護者等でいっぱいになり、たくさんの方に興味を持ってもらい、良かった。た
だ、時間帯によっては駅利用者の邪魔になってしまう場合があった。場所が狭いと
いうこともある。演奏すること自体が目標なのか、ともに聴いてもらう、発信の場
とするのか。そこらへんを考えていかないといけない。
(事務局)
まちかどに音楽のあるまちづくり事業ということで、お金を出してホールに行っ
て聴くということではなく、こんなイベントがあるから行って聴いてみようかなと
いうことで、日ごろあまり文化芸術に触れる機会が少ない方に聴いていただくこと
もこの事業の狙いの一つである。タイトルはオープンマイクということで、
「マイク
は用意してあります。あとは誰が来て演奏してもいいですよ。」という趣旨でやって
いる。出演者の3倍近くの保護者の方たちが来るということは当初は予想していな
かったので、交通整理がなかなかできなかった点もある。その点については、工夫
をしていきたい。来年度は駅舎の改装があるので、コンコースが使えなくなるとき
もある。トイーゴ前広場や千歳公園等で行う予定だが、テントを張ったりとやり方
に工夫が必要だと感じている。
(委員)
各地区で男女協同参画セミナーを取り入れるようにという趣旨でやっているが、
「男女協同参画」という言葉は浸透しているが、日常生活のなかでは課題が多いと
感じている。生涯学習推進計画など、様々なすばらしい計画があるが、これが市民
にどれだけ浸透しているのか。自分も社会教育委員になって初めて目にするという
こともある。ホームページもあり、チラシも配りといろいろな情報発信をしている
が、どれだけの人たちが目にし、感じられているのか疑問に感じている。
(委員)
市民に対する周知が一番大事だと思う。各施設でホームページを持っていると思
うが、長野市のホームページの中にも「生涯学習」というページがあり、
「生涯学習
だより」という冊子も用意されている。そういった中での周知ということになるが、
多くの方たちに知っていただき、多くの方たちに参加していただければいいなと思
う。ホームページももう少し簡単に入れるように、長野市民であれば、こういうイ
ベントに参加できますよ、というようなものがストレートに分かるようなページが
特別あってもいいのではないか。市民にとってとてもプラスになると思う。ホーム
ページの見せ方にもよると思うが、それによってさまざまなイベントを知っていた
だくことができる。
各公民館でやっている講座は、その地区に住んでいる方が限定なのか。
(事務局)
限定ではない。「市立公民館」なので、長野市在住または在勤の方が対象になる。
(委員)
外部から参加できるということならば、オープンにして広げて欲しい。
(委員)
専修学校・各種学校も一般の人に対して公益法人化に伴い、さまざまなところに
出て行って活動をしていきたい。専門分野もいろいろあり、教員の派遣もできるの
で、そういう連携も今後提案していければと思う。
(委員)
子どものいじめが一番の問題であり、なかなかなくならない。理由についてはい
ろいろあるが、少子化もあるし、自分が大事にされて生まれてきたということに触
れる機会があまりないということもある。未就園児の親子が学校に出かけて行って、
赤ちゃんに触れてもらおうという機会を作った。おかあさんが子どもに対してどう
いう風に接しているかを初めて見る子ばっかりで、自分が大事にされてきたという
ことを体験し、親の大変さも分かって、
「自分がお父さんになったら、妻を助けたい」
という意見もあった。今はインターネットに触れるということばっかりなので、人
間同士の関わりを子どもにもっとしてほしい。博物館を始めとして、いろいろな体
験学習が計画されていたがそれも大事にしてほしい。
また、子どもの権利条約があるが、大人が知ることももちろん大事だが、子ども
も知ることも大事である。子どもも一人ひとりが尊ばれるということをお互いが学
べば、いじめちゃいけないということもわかる。教育に関しては、その点もお願い
したい。
(委員)
ホームページについて、議事録以外にも長野市社会教育委員会議の会議資料につ
いても掲載してほしい。