ショウティックかわら版 発 行 日:2009年11月 発 行 元:昭和電工㈱喜多方事業所 創刊号 ☆ 昭和電工ってどんな会社? 当社は、石油化学、化学品、無機、アルミニウム、ハードディスク、エレクトロニクスの6つの部門に分かれて事 業を展開しております。当社の製品は皆さんが普段使っている物の素材や部材として使われております。身近なとこ 日 ろでは、以下のようなところに当社の製品が使われております。 お問合せ先:〒966-0845 喜多方市字長内7840 0241-22-1261 ビタミン C 誘導体 ディスプレイバック カーボンナノファイバー ライト用 LED チップ (化粧品原料) (リチウムイオン電池用部材) ・昭和電工ってどんな会社? ・喜多方事業所の製品について ・当事業所の各種取り組みについて ショウティックかわら版発行にあたって 喜多方事業所は、1939(昭和14年)年に、旧高郷村の アルミ 新郷発電所の電力を利用した産業を展開するべく、当社の 2 番 目のアルミニウム製造拠点として建設を開始し、1943(昭和 ハードディスクメディア アルミ缶 18年)年より操業を開始しました。(当社は1934(昭和9 アルミ 年)年に国産アルミニウム製造に最初に成功した会社です。) 1978(昭和53年)年からはアルミニウム合金の開発製造に 熱交換器・エンジンピストン・ エアコン用コンプレッサー部品 乗り出し、1983(昭和58年)年からはアルミニウム合金を用 (自動車部品) いた加工品(主に自動車部品)の開発製造を行っております。 ポリプロピレン製のバンパー すが、当社や当事業所の事業内容や各種取り組みを地域の皆様にお 知らせをする機会を設けておりませんでした。この度、地域の皆様 部門名 に事業内容や各種取り組みを定期的にお知らせし、より当事業所に ついて知っていただくことを目的とし今回のショウティックかわら 版の発行に至りました。今後も、定期的に発行してまいります 製品名 <空から見た当事業所> のでよろしくお願いいたします。 生産拠点(国内)は14拠点で事業を展開しております。 喜多方 大町 当社を訪れたことのある方や左の写真を見て「おや?」 と思われた方はいませんか? 当社の正門を入ったところに、アルミ製の像が置かれて 徳山 おります。この像は「アルミ太郎」という名がついており ます。「昭和電工のアルミニウムを世界に冠たるものにした 東長原 塩尻 大分 彦根 那須 堺 小山 秩父 い」と当時の工場幹部及び従業員の熱い願いのもと、彫刻家 の佐藤恒三氏により制作され、1954(昭和29年)年に 設置されました。アルミ太郎が腰掛けているのは、上記の世 本社 界に冠たるものにしたいという思いから地球を模したもの <アルミ太郎> だといわれております。 横浜 千葉 川崎 石油化学 上記のように当事業所は、古くから現在地で操業を行っておりま ハードディスク ☆ エレクトロニクス ・発行にあたって 無機 化学品 【今号の掲載記事】 ☆ ☆ 喜多方事業所の製品について ①鋳造品 当事業所での各種取り組みについて 当事業所での取り組みをいくつかご紹介いたします。 ①当事業所の環境方針について 当事業所では以下の環境方針を定め、事業活動を行っております。 環 境 方 針 1.飯豊山系からもたらされる、豊かな水の恵みを受けて広がる会津盆地、その北 <鋳造品・鋳造直後> <鋳造品・鋳造後切断したものです> 鋳造品とは、アルミニウム地金に添加物(ケイ素等)を加えて溶かし丸棒状に成型したアルミニウム合金です。製造 している合金は一般的な合金から当社で独自開発した合金までいろいろあります。アルミニウム合金は、鉄並みの強 度がありアルミニウムが主原料なので鉄より軽いという特徴があります。 部に位置する当事業場は、アルミニウム合金製品の開発及び製造を通じて、環境 保全に配慮した事業活動を行い、社会の健全な発展に貢献する。 2.環境関連の法規制、その他の要求事項を遵守するとともに技術的に可能な範囲 で、経済性を配慮して自主管理基準を設定し、環境の改善に努める。 ②鍛造品 3.事業活動及び製品の環境に与える影響を的確に捉え、環境目的及び目標を設定 し、環境保全の継続的な改善を図る。 4.事業活動が環境に与える影響の中で、特に以下の項目について優先的に活動す ると共に、定期的に見直しを行い環境保全と汚染の予防に取り組む。 ①下流域で、灌漑用水と合流する排出水の水質管理の向上に努める。 ②大気の排出管理の向上に努める。 ③事業活動で発生する廃棄物の削減とリサイクルを推進する。 <プレス機> <プレス機での成型後の鍛造品> <製品使用例:カーエアコン用コンプレッサー 内部の部品として使われています> ④製品の製造工程における生産性・収率・品質等の向上により省エネルギー・省 資源に努める。 鍛造品とは、①で鋳造したアルミニウム合金をプレス機にて成型した製品です。自動車などの輸送機械は、燃費向上 のために車体の軽量化が求められており、当社はアルミニウム合金の「鉄より軽い」という特徴を生かし、主に自動 環境 ISO14001について、2002年に取得し継続更新をしております。 車部品(カーエアコンのコンプレッサー部品やエンジンピストンなど)を鍛造品として製造しております。 ③押出品 <今年度の ISO14001更新審査の様子> ※環境 ISO14001とは <2500t間接押出機> <押出品・特殊な形や細い径をしています> 環境マネジメントシステムに関する国際規格で、環境に配慮した事業活動を行うための基準を国際的 押出品とは、①で鋳造したアルミニウム合金を2500t間接押出機にて成型した製品です。作業のイメージとして に規格化したもので、環境改善のための管理と改善の手順を標準化し、体系化したものです。 は、ところてんを型に入れて押し出して細長くする作業に似ており、2500t間接押出機で、太い径のアルミ合金 この規格は、継続的に環境負荷の低減や環境保全の充実を図るための仕組みや手法を定めて運用し、 を細い径にしたり、円形以外の特殊な形にしたりしております。 認証を取得することで、国際的に環境に配慮した組織であることを証明することになります。 ⑤体育館・野球場の地域への貸し出し ②アルミ缶リサイクル活動について <市社会福祉協議会様への寄付の様子> <市社会福祉協議会様より感謝状をいただきました> 昭和電工では、グループ会社も含め全ての職場でアルミ缶のリサイクル活動に取組んでおります。喜多方事業所で は、全従業員が毎月アルミ缶の持ち込みを行っています。寄付希望者が1年間持ち込んだアルミ缶については、換金 し喜多方市社会福祉協議会様に毎年寄付を行っております。今年は167,330円の寄付を行いました。2002 <グラウンドの様子(リトルリーグ様)> <体育館の様子(フットサル様)> 当事業所では、所有する体育館やグラウンドを地域の皆様にも開放しております。現在は、地域のお子様のリトル リーグやフットサル、太極拳やバレーボールなどの団体にご利用いただいております。 年より継続的にアルミ缶リサイクルの寄付を行っており、今年2月には、市社会福祉協議会様より感謝状をいただき ました。今後もアルミ缶リサイクル活動を推進し、寄付を通じて社会福祉に貢献してまいります。 ⑥防災訓練について ③献血活動について <避難場所での人員確認> <自衛消防隊による消火活動> <喜多方消防署様による AED 講習> 当事業所では毎年秋に防災訓練を実施しております。今年は、雨の中での訓練となりましたが、震度6の地震発生 を想定し、避難訓練、負傷者搬送訓練、自衛消防隊による消火訓練を行いました。喜多方消防署様のご協力もいただ <事務所前での献血バス> <銀色有功章を昨年授与されました> き、消防署への通報訓練・消防署緊急車両の場内への誘導・AED を用いた救命方法の講習も行いました。 血液については人工的に製造することが難しく、少子高齢社会が進んでいく中で、献血を必要とする方々を支えて いくために必要な血液が足りなくなってしまう恐れもあり、特に若年層の献血への参加・継続が重要となってきてお ります。当事業所では、毎年春と秋の2回、主に昼休みを利用した従業員による献血活動を行っております。 ⑦工場見学について 当事業所では、工場見学について下記要領に従い受付しております。ご希望の方は別紙のお申込書をご提出下さい。 昨年は、活動年数が15年以上の団体に贈られる銀色有功章を日本赤十字社様より授与されました。 【工場見学要領】 ●工場見学の内容 ④敷地周辺の清掃活動について 当社及び喜多方事業所の概要説明、喜多方事業所の製品紹介、工場見学になります。 ●見学日時 原則として、平日の9:00-15:45とさせていただいております。見学時間は 1 時間程度になります。 ●見学申込資格・人数 見学申込の資格は、工場周辺地域にお住まいの方とさせていただきます。学校等団体での見学については別途お 問合せ下さい。なお 1 回の見学人数については10~20名での見学とさせていていただきます。 ●申込方法 <除草作業の様子> <清掃作業の様子> 当事業所では、周辺環境の整備の取り組みとして敷地周辺の除草や清掃活動を実施しております。除草については、 梅雨前より秋にかけて複数回実施しております。また県道沿い及び県道より正門に至る道路を中心に、年に複数回の 清掃活動を実施しております。 見学をご希望の方は、電話にてご連絡の上、別紙の工場見学申込書を FAX 又は郵送・持参にてお申込下さい。
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