街頭緊急通報システムの管理及び運用について 平成14年8月1日 - 警察庁

原
議
保
存
期
間
3
年
平 成 1 7 年 1 2 月 末 日 ま で
各管区警察局広域調整部長
警 察 庁 丁 生 企 発 第 1 1 1 号
各管区警察局情報通信部長
警 察 庁 丁 地 発 第
各
長
警 察 庁 丁 刑 企 発 第 1 3 9 号
警 視 庁 生 活 安 全 部 長
警 察 庁 丁 交 企 発 第 1 7 6 号
警
視
庁
地
域
部
長
警 察 庁 丁 備 企 発 第
警
視
庁
交
通
部
長
警
視
庁
警
備
部
長
平 成 1 4 年 8 月 1 日
警
視
庁
公
安
部
長
警察庁生活安全局生活安全企画課長
警
視
庁
刑
事
部
長
警 察 庁 生 活 安 全 局 地 域 課 長
各 道 府 県 警 察 本 部 長
警 察 庁 刑 事 局 刑 事 企 画 課 長
各
警 察 庁 交 通 局 交 通 企 画 課 長
警
察
方
通
面
信
本
部
部
殿
府
県
通
8 2 号
警 察 庁 丁 通 施 発 第 1 0 8 号
長
(参考送付先)
各
9 7号
警 察 庁 警 備 局 警 備 企 画 課 長
信
部
長
警察庁情報通信局通信施設課長
街頭緊急通報システムの管理及び運用について
街頭緊急通報システム(スーパー防犯灯。以下「スーパー防犯灯」という 。)の管
理及び運用については、下記のとおりであるので、スーパー防犯灯を運用する都道府
県警察にあっては、これによりスーパー防犯灯の適切な管理及び運用に遺憾なきを期
されたい。
なお、都道府県単独事業等により独自に整備したスーパー防犯灯又はこれに類似す
る施設についても、これを参考としてその管理及び運用をお願いしたい。
記
1
趣旨
スーパー防犯灯は、地域住民が安全に安心して暮らせるまちづくり施策の一環と
して、犯罪の予防、事件・事故発生時の被害者の救護、被疑者の検挙及び事後捜査
に資するように管理し、運用するものとする。
2
用語の意義
(1)スーパー防犯灯総括責任者及び総括責任補助者
スーパー防犯灯総括責任者(以下「総括責任者」という 。)とは、スーパー防
犯灯に係るシステム全般の管理及び運用に関する業務(スーパー防犯灯に関する
広報、効果測定等を含む。)の責任者をいう。
スーパー防犯灯総括責任補助者(以下「総括責任補助者」という。)は、総括
責任者の指揮を受け職務を執行するとともに、総括責任者に事故あるときは、こ
れを代行する。
(2)スーパー防犯灯運用管理者及び運用管理補助者
スーパー防犯灯運用管理者(以下「運用管理者」という 。)とは、スーパー防
犯灯の適切な運用及びデータの保管等に係る業務の責任者をいう。
スーパー防犯灯運用管理補助者(以下「運用管理補助者」という。)は、運用
管理者の指揮を受け職務を執行するとともに、運用管理者に事故あるときは、こ
れを代行する。
(3)スーパー防犯灯保守責任者及び保守責任補助者
スーパー防犯灯保守責任者(以下「保守責任者」という 。)とは、スーパー防
犯灯の機能維持のため、定期点検及び故障、損壊等により正常に機能しない場合
における復旧に係る責任者をいう。
スーパー防犯灯保守責任補助者(以下「保守責任補助者」という。)は、保守
責任者の指揮を受け、職務を執行するとともに、保守責任者に事故あるときは、
これを代行する。
(4)データ
スーパー防犯灯により収集した映像及び音声を電磁的に媒体に記録した内容並
びにその複製をいう。
(5)緊急通報ボタン
スーパー防犯灯のインターホン部分に設置した押ボタンであって、押下するこ
とにより、非常用赤色灯が点灯し、非常ベルが鳴動するとともに、通報者及びそ
の周辺の映像を警察本部等に伝送し、音声通話が可能な状態になるものをいう。
3
総括責任者及び総括責任補助者の指名
スーパー防犯灯の管理及び運用を行う都道府県の警察本部の生活安全部長(以下
「主管部長」という 。)は、生活安全部の職員のうちから総括責任者及び総括責任
補助者を指名するものとする。
4
運用管理者及び運用管理補助者の指名
主管部長は、関係部長(警察署に設置した場合は、警察署長)と協議して、スー
パー防犯灯の受付装置(以下「受付装置」という 。)を運用する所属の職員のうち
から運用管理者及び運用管理補助者を指名するものとする。
5
保守責任者及び保守責任補助者の指名
東京都警察通信部長、北海道警察通信部長及び府県通信部長は、通信部の職員の
うちから保守責任者及び保守責任補助者を指名するものとする。
6
運用に当たっての遵守事項
総括責任者及び運用管理者は、次の事項を遵守することとする。
(1)運用時間
スーパー防犯灯の運用時間は、原則として24時間とする。
(2)通報受理時の対応
通報を受理した場合(緊急通報ボタンが押下された場合)は、110番通報を
受理した場合と同様に必要により警察官の当該現場への派遣、緊急配備の実施等
の対応をとるものとする。
(3)画像保存時間
主管部長は、警察本部長の承認を受け、スーパー防犯灯の設置場所周辺におけ
る犯罪の発生状況等を考慮の上、画像保存時間を設定するものとする。
なお、通報前の画像保存時間については、通報時から遡って必要最小限と認め
る一定の時間とし、ひったくり、路上強盗、放火等の連続犯又は重大事件等が発
生又は発生するおそれがあるなど、所轄警察署等において常時監視の必要を認め
る場合における画像保存時間は、その必要に応じて設定するものとする。
(4)不必要な監視又は画像の保存の防止
ア
次のとおり不必要な監視又は画像の保存の防止を図ることとする。
(ア)緊急通報ボタンが押下された場合で、警察官による現場措置が終了するな
どし、監視又は画像の保存の必要がないと認められる場合には、監視又は画
像の保存を停止すること。
(イ)緊急通報ボタンが押下された場合で、事件・事故等の発生の事実がないと
判明したときは、監視又は画像の保存を停止し、データを消去すること。
(ウ)緊急通報ボタンが押下された場合以外の監視又は画像の保存(常時監視の
必要を認める場合を除く 。)は、他の通報手段等により、スーパー防犯灯整
備箇所及びその付近において、事件・事故等が発生した可能性のあることを
認めた場合に行うものとし、この場合において、監視により事件・事故等の
発生の事実がないと判明したときは、監視又は画像の保存を停止し、データ
を消去すること。
イ
監視又は画像の保存をした場合には、運用・データ管理簿(別記様式1)に
記録することとし、監視又は画像の保存に当たった者にその状況を記録させ、
定期的に監査することとする。
7
データの適切な保管等
総括責任者又は運用管理者は、次のとおりデータの適切な保管及び管理を図るこ
と。
(1)データの保管
データの紛失、漏洩等の事態の絶無を期すこととする。
総括責任者は、運用管理者と協議して、データの保管期間について、事件・事
故担当所属が事後捜査に関するデータの必要性について判断すること等を考慮し
て期間を定め、その経過後は確実に消去することとする。
(2)データの視聴又は提出の要求等
事後捜査のためにデータの視聴又は提出を要求する事件・事故担当所属の長
(以下「要求所属の長」という 。)は、総括責任者の許可を得た後、データ要求
書(別記様式2)を運用管理者に提出するものとする。
(3)データの視聴又は提出
データの視聴は、その都度、運用管理者が指定する場所で行うものとし、運用
管理者が指定する者が立会うものとする。
運用管理者は、データを要求所属の長に提出する場合は、原則として原本を複
製し、データ提出書(別記様式3)を作成の上、当該複製に係るデータを提出す
るものとし、受理に際しては、要求所属の受理担当者に署名、押印させ、運用・
データ管理簿にその旨記載することとする。
なお 、運用管理者は 、複製したデータを提出したときは 、
( 1)にかかわらず 、
データの提出を受けた要求所属の長から(4)による連絡を受けるまでの間、原
本を保管することとする。
(4)データの消去等
要求所属の長は、提出を受けたデータ(原本を除く 。)が不必要となった場合
は、当該データを速やかに消去し、運用管理者に連絡することとする。
8
定期点検等の実施及び故障等の対応
(1)定期点検
東京都警察通信部長、北海道警察通信部長又は府県通信部長は、スーパー防犯
灯の機能維持のため、主管部長と協議して、定期点検の方法、頻度等を定めるも
のとし、保守責任者は、これを確実に実施するものとする。
(2)故障等への対応
ア
スーパー防犯灯が故障、損壊等により正常に機能しない場合には、運用管理
者は、直ちに保守責任者に連絡するものとし、連絡を受けた保守責任者は、迅
速な復旧に努めるものとする。
イ
スーパー防犯灯が故障 、損壊等により正常に機能しない場合 、運用管理者は、
地域警察官等との連携により、当該スーパー防犯灯支柱等に故障等である旨を
明確に表示するものとする。
9
指導・教養の徹底
緊急通報ボタンが押下された場合における迅速かつ的確な対応、スーパー防犯灯
の適切な運用、データの適正な取扱い等を図るため、関係警察職員に対する指導・
教養を徹底するものとする。
10
広報等
スーパー防犯灯の整備箇所、機能・使用方法等について、地域住民等を対象とし
た説明会の開催を始めとする広報を徹底し、スーパー防犯灯が有効に活用されるよ
う努めるものとする。
別記様式1
ス ー パ ー 防 犯 灯 運 用 ・ デ ー タ 管 理 簿
No 月日 押下時間
:
/
□なし
:
/
□なし
:
/
□なし
:
/
□なし
:
/
□なし
:
/
□なし
:
/
□なし
:
/
※
□なし
作動S防犯灯
事
案
名
モニター・画像保存時間
第
号機
:
∼
:
第
号機
:
∼
:
第
号機
:
∼
:
第
号機
:
∼
:
第
号機
:
∼
:
第
号機
:
∼
:
第
号機
:
∼
:
第
号機
:
∼
:
提出日時等
/
:
提出書第
/
号
:
引継書第
/
号
:
提出書第
/
号
:
提出書第
/
号
:
提出書第
/
号
:
提出書第
/
号
:
提出書第
/
号
:
提出書第
時間の記入は、24時間制とすること。
緊急通報ボタンが押下されなかった場合は、「押下時間」欄の□にチェックすること。
号
平成
消
去
/
:
/
:
/
:
/
:
/
:
/
:
/
:
/
:
備
年
考
別記様式2
デ
ー
タ
要
求
書
年
○
○
○
○
月
日
殿
要求所属の長
○
○
○
○
(印)
スーパー防犯灯に係る下記データの【視聴・提出】を要求する。
○
データ
平成
年
月
スーパー防犯灯
○
日に記録した
第
号機に係るデータ
要求の理由等
事案名
理
○
由
担当者
職
名
階
級
氏
名
タ
提
別記様式3
デ
ー
出
書
第
要求所属の長
○
○
○
○
号
殿
○
○
○
○
スーパー防犯灯に係る下記データを提出する。
○
提出日時
平
○
○
○
成
年
月
データ管理簿
NO
日
:
データ
号
(数
量
)
提出担当者
職
名
階
級
氏
名
氏
名
受理担当者
所
属
職
名
階
級
(印)